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3章 不識と無情
8話
ベルリアとの仲が解消されなんとも平和に過ごしていた数日であったが今日はベルリアが歌を歌いにいくとあれよあれよというまに馬車に載せられ、会場に着くと着替えさせられ特等席での見ることになった。もちらん一緒にいたアリアも侍女服から綺麗なドレスを着せられ、久しぶりにきたドレスに少々照れているようだったがもともと綺麗なアリアだから、とても似合っていた。
「私もベルリア様の歌声を聴けるだなんて、、、、いいのでしょうか」
「うん、、、ベルリアがいいっていたんだから、、、大丈夫」
「ふふ、後でベルリア様には感謝を伝えなければいけませんね」
「ん」
関係者席、というよりも家族席に近いが今日は急遽決まったためフランとアリアしかいない。他にも似たような席はあるがそこには高位の貴族たちがおり、今もフランの存在に気づいきチラチラと様子を伺ってる。その目線は好意的なものではなく、歌姫の歌を邪魔しないかという疑念の目線だったが、今はそれに気づいたアリアが手を握ってくれているためなんとか前を向けている。
会場の光がきえ、ステージにベルリアが出てくる。さっきまで一緒にいた天真爛漫な女の子ではなく、まさしく歌姫の名を体現したかのような美しい女性だった。フランを見ていた疑惑の瞳も彼女が出てきた瞬間に視線はそちらにいってしまって、安心して聞いていられる。
少し興奮しているような観客も彼女が目を閉じると一瞬で静かになった
それからはもうフランはよくわからなかった。気づいたら瞳から涙が溢れ、アリアの手をぎゅっと握っていたのだ。前の記憶で聞いたことがあるのだ、彼女の歌声は負の感情が多い人ほど心に響く安らぎの歌声であると、まさにその通りだった。今まで、あった心の不安が安らぐようにスッと胸から出ていくのを感じた。
歌いわるってすぐは皆歌声に魅入られて拍手すらもできなかった。誰かがはっと気づき拍手を始めると皆夢から覚めたように大歓声となったのだった。
「フラン兄様!」
時間としては短い時間だったが聞いてたものたちにとっては長い時間だっただろう。
「どうだった?綺麗な歌声だったでしょう?」
会場のすぐ外なのでまだお客さんはいっぱいいる。チラチラとこちらを見る視線に今はなぜか気にならない。
「とても、、、美しかった」
「!そ、そうでしょ!私の歌は世界で一番の歌ですもの」
率直な意見に加え、フランの心からの微笑みをまじかで見てしまいドギマギしながら言い返してしまう。それに加え周りにいたものたちもなんの汚れもないフランの笑顔を目撃し顔を真っ赤にしてしまった。
ベルリアは早く帰って今みたフランの微笑みを題に絵を描きたくて仕方なく急いでフランの手を取ると馬車へ乗り込んだ。
「もう!フランお兄様は卑怯だわ!」
「??」
なんのことかわからず首を傾げることしかできない。
「むやみやたらに外で微笑んではダメよ!いいお兄様、男、いや、女もだけどみんな狼なのよ!お兄様なんてペロリと食べられてしまうわ!」
「??食べられ?」
どういう意味なのかわからずちらりとアリアを見ても彼女にしては珍しく目を背けられてしまうが反対をしないということは彼女も少なからずベルリアと同様のことを思っているのだろう。
「えっと、、、、気をつける、、、ね?」
「絶対よ!!」
何に気をつけるべきなのかわからないが一応言っておかないとベルリアのお説教が入りそうなので 頷いておいた。
「私もベルリア様の歌声を聴けるだなんて、、、、いいのでしょうか」
「うん、、、ベルリアがいいっていたんだから、、、大丈夫」
「ふふ、後でベルリア様には感謝を伝えなければいけませんね」
「ん」
関係者席、というよりも家族席に近いが今日は急遽決まったためフランとアリアしかいない。他にも似たような席はあるがそこには高位の貴族たちがおり、今もフランの存在に気づいきチラチラと様子を伺ってる。その目線は好意的なものではなく、歌姫の歌を邪魔しないかという疑念の目線だったが、今はそれに気づいたアリアが手を握ってくれているためなんとか前を向けている。
会場の光がきえ、ステージにベルリアが出てくる。さっきまで一緒にいた天真爛漫な女の子ではなく、まさしく歌姫の名を体現したかのような美しい女性だった。フランを見ていた疑惑の瞳も彼女が出てきた瞬間に視線はそちらにいってしまって、安心して聞いていられる。
少し興奮しているような観客も彼女が目を閉じると一瞬で静かになった
それからはもうフランはよくわからなかった。気づいたら瞳から涙が溢れ、アリアの手をぎゅっと握っていたのだ。前の記憶で聞いたことがあるのだ、彼女の歌声は負の感情が多い人ほど心に響く安らぎの歌声であると、まさにその通りだった。今まで、あった心の不安が安らぐようにスッと胸から出ていくのを感じた。
歌いわるってすぐは皆歌声に魅入られて拍手すらもできなかった。誰かがはっと気づき拍手を始めると皆夢から覚めたように大歓声となったのだった。
「フラン兄様!」
時間としては短い時間だったが聞いてたものたちにとっては長い時間だっただろう。
「どうだった?綺麗な歌声だったでしょう?」
会場のすぐ外なのでまだお客さんはいっぱいいる。チラチラとこちらを見る視線に今はなぜか気にならない。
「とても、、、美しかった」
「!そ、そうでしょ!私の歌は世界で一番の歌ですもの」
率直な意見に加え、フランの心からの微笑みをまじかで見てしまいドギマギしながら言い返してしまう。それに加え周りにいたものたちもなんの汚れもないフランの笑顔を目撃し顔を真っ赤にしてしまった。
ベルリアは早く帰って今みたフランの微笑みを題に絵を描きたくて仕方なく急いでフランの手を取ると馬車へ乗り込んだ。
「もう!フランお兄様は卑怯だわ!」
「??」
なんのことかわからず首を傾げることしかできない。
「むやみやたらに外で微笑んではダメよ!いいお兄様、男、いや、女もだけどみんな狼なのよ!お兄様なんてペロリと食べられてしまうわ!」
「??食べられ?」
どういう意味なのかわからずちらりとアリアを見ても彼女にしては珍しく目を背けられてしまうが反対をしないということは彼女も少なからずベルリアと同様のことを思っているのだろう。
「えっと、、、、気をつける、、、ね?」
「絶対よ!!」
何に気をつけるべきなのかわからないが一応言っておかないとベルリアのお説教が入りそうなので 頷いておいた。
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