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3章 不識と無情
12話
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少し離れたところで馬車をとめ、様子を伺うことにした。フランはロイドと少し離れたところから忙しそうにしているみんなを眺めていることしかできなかった。どこかどんよりとした思い空気を感じてしまって少し寒気がする。
「大丈夫です」
「え?」
「皇太子殿下の強さはここにいるものなら誰もが知っています。魔族などに遅れをとるような方ではありません」
「、、、そんなに強いの?」
「えぇ、まだ皇太子殿下が14歳の頃に開催された剣術大会では決勝を含め全ての試合を10秒もかけずに対戦相手を倒しておられます」
「じゅ、10秒?」
そんなことが可能なのかはどうか後にしてすごすぎて逆にイメージしずらい。
「はい。それも魔法の使用もなしで、です。皇太子殿下は強すぎるために大きな戦争以外ではあまり前線に出ることは滅多にありません。今は第四王子様がいらっしゃいますし、皆無と言っていいでしょう。それに加え、膨大な魔力もあり、皇太子様は今やアレリア国、、、いやこの大陸で誰よりも強いお方です」
確かに兄様が戦っているところなんて前回を含めても見たことない。大体交易に行くか会議してるか頭を使うことが大半だったはずだ。
「それでも、、、やっぱり心配、、、。兄様だけじゃなくてルディアンもみんなも、、、」
「怪我をせずというのは無理かもしれませんが彼らもまた皆強い。信じて待ちましょう」
「、、、うん」
ロイドの優しい言葉に心の不安が少し軽くなった。最初に会った時もそうだけれど彼は自分に普通に接してくれる。たとえ悪魔王子やら悪虐王子と言われていても彼は初めて会った時探るように確認するように初めから判断しようとはしていなかった。彼の中で自分がどう映っているのかはわからないが、前よりも言葉に優しさが含まれているの気がする。
そんな話をしていた時、何か空気が揺れた気がして少し不思議に思っていると、監察館から爆発のような音が響いた。地響きのような大きな音にびっくりして転びそうになるもロイドが抱き止めてくれ転ぶことはなかったが何事かと爆発した先を見るともうすでに鎮圧が始まっていた。
「あんなに静かだったのに、、、」
誰もいなさそうな雰囲気だったはずが今はその中から何十人もの人らが襲いかかってきていた。中にはツノやら尻尾やら生えているものたちもいて彼らこそが魔族なのだろう。
「彼らもただの襲撃者ではないということなのでしょう。気配を消すのがうますぎる、、、。フラン王子ここは危険です。もう少し下がりましょう」
「う、うん」
兄様は指示を出して、戦っているのはルディアンたちのようだった。魔族もいるだろうし苦戦するだろうと思っていたのだが、戦いはなんともあっさりと終わった。
こちらは傷ひとつなく彼らを捉えることができたのだ。戦いを始まってすぐにあれ?と思ったらすぐに決着がついたのだ。
数十人の敵はとても弱くなぜ監察館を制圧できたのか不思議なくらいだ。
安全そうになったのでフランも皆んなの近くにそっと赴くとすでに尋問が始まっていた。
「なぜこのようなことをしたんだ?」
「、、、、」
「主犯は?」
「、、、、」
「ここにいた者たちはどうしたんだ?」
「、、、、、」
魔族たちはむすっとしたり、ニヤニヤとした表情を浮かべており、見るからにこちらを馬鹿にしたような感じで口を閉ざしていた。
そんな魔族たちにそろそろルディアンが爆発しそうだ。
「はぁ、、、」
「「「!?」」」
「??
「困るんだよ。早く言ってもらわないと、、、」
後ろからでは兄様の顔は見えないが何やら周りの人がすごく焦っているようだった。
「?」
「こいつらを地下へ、ルディアンお前も来なさい」
「お!了解!!」
「フラン、少し待っていてね」
「う、うん」
捕らえたものたちを連れて監察館に入って行った。何をするのかわからないけど大丈夫だろうか。
「大丈夫です」
「え?」
「皇太子殿下の強さはここにいるものなら誰もが知っています。魔族などに遅れをとるような方ではありません」
「、、、そんなに強いの?」
「えぇ、まだ皇太子殿下が14歳の頃に開催された剣術大会では決勝を含め全ての試合を10秒もかけずに対戦相手を倒しておられます」
「じゅ、10秒?」
そんなことが可能なのかはどうか後にしてすごすぎて逆にイメージしずらい。
「はい。それも魔法の使用もなしで、です。皇太子殿下は強すぎるために大きな戦争以外ではあまり前線に出ることは滅多にありません。今は第四王子様がいらっしゃいますし、皆無と言っていいでしょう。それに加え、膨大な魔力もあり、皇太子様は今やアレリア国、、、いやこの大陸で誰よりも強いお方です」
確かに兄様が戦っているところなんて前回を含めても見たことない。大体交易に行くか会議してるか頭を使うことが大半だったはずだ。
「それでも、、、やっぱり心配、、、。兄様だけじゃなくてルディアンもみんなも、、、」
「怪我をせずというのは無理かもしれませんが彼らもまた皆強い。信じて待ちましょう」
「、、、うん」
ロイドの優しい言葉に心の不安が少し軽くなった。最初に会った時もそうだけれど彼は自分に普通に接してくれる。たとえ悪魔王子やら悪虐王子と言われていても彼は初めて会った時探るように確認するように初めから判断しようとはしていなかった。彼の中で自分がどう映っているのかはわからないが、前よりも言葉に優しさが含まれているの気がする。
そんな話をしていた時、何か空気が揺れた気がして少し不思議に思っていると、監察館から爆発のような音が響いた。地響きのような大きな音にびっくりして転びそうになるもロイドが抱き止めてくれ転ぶことはなかったが何事かと爆発した先を見るともうすでに鎮圧が始まっていた。
「あんなに静かだったのに、、、」
誰もいなさそうな雰囲気だったはずが今はその中から何十人もの人らが襲いかかってきていた。中にはツノやら尻尾やら生えているものたちもいて彼らこそが魔族なのだろう。
「彼らもただの襲撃者ではないということなのでしょう。気配を消すのがうますぎる、、、。フラン王子ここは危険です。もう少し下がりましょう」
「う、うん」
兄様は指示を出して、戦っているのはルディアンたちのようだった。魔族もいるだろうし苦戦するだろうと思っていたのだが、戦いはなんともあっさりと終わった。
こちらは傷ひとつなく彼らを捉えることができたのだ。戦いを始まってすぐにあれ?と思ったらすぐに決着がついたのだ。
数十人の敵はとても弱くなぜ監察館を制圧できたのか不思議なくらいだ。
安全そうになったのでフランも皆んなの近くにそっと赴くとすでに尋問が始まっていた。
「なぜこのようなことをしたんだ?」
「、、、、」
「主犯は?」
「、、、、」
「ここにいた者たちはどうしたんだ?」
「、、、、、」
魔族たちはむすっとしたり、ニヤニヤとした表情を浮かべており、見るからにこちらを馬鹿にしたような感じで口を閉ざしていた。
そんな魔族たちにそろそろルディアンが爆発しそうだ。
「はぁ、、、」
「「「!?」」」
「??
「困るんだよ。早く言ってもらわないと、、、」
後ろからでは兄様の顔は見えないが何やら周りの人がすごく焦っているようだった。
「?」
「こいつらを地下へ、ルディアンお前も来なさい」
「お!了解!!」
「フラン、少し待っていてね」
「う、うん」
捕らえたものたちを連れて監察館に入って行った。何をするのかわからないけど大丈夫だろうか。
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