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4章 惆悵と本懐
11話
帰ってきたのだと思うと体は正直なもので、すぐに眠りにつくことができた。ぐっすり寝たおかげで凝り固まった緊張が解かれて清々しい朝を迎えることができた。ほぼ半日寝てしまったので体は少し痛いが嬉しい痛さを感じつつ支度を終わらせた。
とりあえず父様の部屋へと向かうことにした。
腕の中にのレイは長い間離れてしまったことで寂しさを晴らすようにずーっとくっついて離れないので一緒に連れて行くことにした。
「じゃあ、行ってくる」
「はい、行ってらっしゃいませ。フラン様」
扉を開けていざ行こうっと外に出れば扉の横には何故かロイドが立っていた。
「?ロイ、あ、ロイド?」
「おはようございます。フラン様。引き続きフラン様の護衛を任せられることになりました。よろしくお願いいたします」
「え、、、、うん、よろしく」
最近はフランクな『ロイ』としか接していないから少し違和感がすごい。あれは演技であって、もう城に着いてしまったんだから仕方のないことだけれど少し寂しいようなよくわからない、、、。
「、、、」
「どうかしましたか?」
「、、、ううん、なんでもない」
「?」
少しむすっとしているフランに珍しいと思い聞くが、それはそれでしょんぼりとさせてしまい内心焦ってしまう。初めて会った頃よりも表情が出てきているがそれも少しだけ長い間一緒にいることでロイドも気づくことができているのだ。他人が見たら無表情だと思うだろう。
「陛下の元へ行くのですか?」
「うん」
少々気まづい雰囲気の中で目的の場所まで向かった。
「!兄様」
その途中でちょうどアルディナにばったりであった。フランと同じように陛下の元へ向かう途中だったらしい。一緒に行くことにした。
兄様の穏やかな笑みを見ていると温かい気持ちになる。
しかし、歩き始めてすぐにアルディナの顔が真剣なものへと変わった。
「フラン、まだ決まったわけではないが戦争は避けられないだろう」
「!」
「魔王との連絡はついた。数日後内密にこちらにくる。腹違いとはいえ魔王にとってもアスセーナはたった1人の兄弟だからね。ほっとけないのかもしれない。今後どうなるかわからない。でも私たちは王族として堂々と民の前に立たなければいけない。それはわかるかな」
「う、うん」
「アバドン、やつにどれだけの味方がいるかも今の現状わかっていない。できるだけ、あいつだけを抑えたいが、長い間、隠れてきたんだ。一筋縄ではいかないだろう」
「、、、うん」
ここからはフランの記憶にないことで不安が募る。今までは記憶を頼りにしてきたが、前とは随分と変わってしまった。これからは新しい未来へと変わっていく、どうにか自分にもできることはないのかと、自分も彼らの力になりたい。
「兄様、、、」
「なんだい?」
「俺にも、、、できることある?」
「!あぁ、もちろんだ。今回はフランの力がいるんだよ」
「え?」
どういうことだろうと兄様をじっと見ても心配気に微笑んでいるだけだった。
「アルディナ、フラン」
「!父様、兄上」
「フラン!よく眠れたか?本当にかわいいなお前は!!」
「う、うん?」
いつも通りの兄に少し安心する。
安心しているのだがそれにしてもだ。ここにいるのはルディアンを除いた、父様、兄様たちとフラン、ロイドだが。父様の前に全く知らない人が座っている。兄様よりは年上そうな男性のようだが、少し違和感があるのはなんなのだろうか、、、。
黒を基調とした服装はこの国の文化とは少し違うようだった。装飾品も多く手や首にかかっている。
それに第一はこの国の王である陛下の前で足を組み皇太子である兄を見てもなんの反応もしていないのだ。これで違和感を感じるなという方が難しいだろう。
「と、父様」
「どうしたフラン」
「あの、、、その人は、、、」
困惑気味に陛下に問うと、何やらなんと言えない顔をして俯いてしまった。
「ふむ、お主の想像どうり、このものはあやつの血が色濃く出ているようだな」
「「「!?」」」
話し出した男性に対して父様以外のみんなが驚いたように顔を向けた。
「?」
「い、いつの間に」
「、、、魔王様、ですね」
「は!?」
あったことがあるのか、驚くレイドルトとは違いアルディナは警戒はしているものの落ち着いている。
「?、、、??」
なぜみんながそんなに動揺しているのかがわからずフランはオロオロとしてしまう。
「気配をけし、認識阻害の魔法をかけていたにもかかわらず、お主、入った時から気づいておったな?」
「え、、、?」
「失礼ながらフラン様、私は入ってから今まであのお方が話すまで存在を認識することができませんでした」
「え」
存在を認識できない?入った時にはもうすでに目に入ってきてしまっていた。
「まぁ、魔法の素質は遺伝するが、先祖返りは気づかずその生涯、終えることもある。気づけたのなら、その才はどんどんと際立っていくだろうな。ふふ、やはり人間とは面白い種族だ」
「父上、何か知っているのでしょう?そろそろお話ししてください」
「、、、、はぁ、6第前の国王、つまり、初代国王の妃は人ではない」
「人ではない?」
人ではないならなんなのか、訝しげにつぶやいてしまう。
「あぁ、いや、言い方が悪いな、ヒトではあった、だが私たちとは根本的に作りが違った。昔は彼らを稀人と名称していた。どこの国出身なのか、年齢、時には性別、何もわからないこともあったそうだ。稀に現れ、気づけば消えていくような、妖精のようなものらだったという。そんな者がなぜ妃になったのかはわからないが、そんな彼らには共通点があった。それは、魔法は使えないということ」
「魔法が使えない、、、?」
「あぁ、諸説あるが、我々と彼らとでは体の作りが違うからだと言われている。彼らは魔法は使わないが、魔法を感じ、見ることができる。彼らを名する種族名となる確固たるものはできていないが彼らを知るものらは皆、口を揃えてこういった」
「彼らはまさしく神の子、神族だと」
「!?神族、、、我らの先祖が神族だといいたいのですか?」
フランは聞いたことがなくよくわからなかったが兄二人は知っていたのかとても驚いているようだった。
「あぁ、私も記録を読むまでは父の話は信じられなかった。いや昨日まで信じていなかったと言える。だが、今こうして先祖返りであるフランがいることが何よりの証拠だろう」
「??あの、、、神族って」
「神族とは、神の子、神になるべくして生まれ落ちた存在だ」
「神?」
スケールがいきなり大きくなりすぎてよくわからない。
「あぁ、神とは、この世を保つ存在。調和し、世を安定させている。我ら地上のものが使う力は魔力でこれを生まれ持つもの、それはこの地が魔素で溢れている場所であり、魔素を元にできているからだ。しかし、神々がいる場所には魔力とは違う力の素があると言われている。私たちはそれを神の力、神力と呼んでいる。だからこそ、親族と呼ばれる彼らは、体が我々とは異なり、魔素ではなく神力を使うための体の作りになているから、彼らは魔法はつかえない。だが、彼らの目は全てを見通す、悪意も、善意も、そして能力も、神に準ずるものであるが故に、だ。その理由は諸説あるがわからないままだ。だから、お主は魔法が使えず、しかし、その身に宿る魔力よりも格上の力によって魔法という力の波動は見えてしまうのだろう」
「、、、」
前では知ることができなかった自身のことだというのにどこか他人事のように感じてしまう。見たいと思っている見ているわけではなく、風景のように見えてしまうのだ。あの時魔族が使った魔法を感じてから何かが切り替わったように思っていたのだが、こういうことだったのだろう。
「だからと言って、先祖返りであるお前が神になる、とかはまだわからないが、、、、これから神族としての能力が次々と発現する可能性はあるな」
「神族の能力?」
「あぁ、どのような能力なのかは不確かだが基本我々にできない、難しいことを簡単やってのけてしまう奴らだすぐに気づくだろう。言うなれば『奇跡』のような力が多い」
「、、、」
「大丈夫だよフラン。俺たちがついているから、ゆっくりやっていこう」
「そうだ。親族かなんか知らんがフランが弟であることは変わらない」
「兄様、兄上、、、うん」
不安な気持ちを察してくれたのか優しく頭を撫でてくれて安心することができる。
「そうだった、今はこっちの問題を片付けなければいけないな」
とりあえず父様の部屋へと向かうことにした。
腕の中にのレイは長い間離れてしまったことで寂しさを晴らすようにずーっとくっついて離れないので一緒に連れて行くことにした。
「じゃあ、行ってくる」
「はい、行ってらっしゃいませ。フラン様」
扉を開けていざ行こうっと外に出れば扉の横には何故かロイドが立っていた。
「?ロイ、あ、ロイド?」
「おはようございます。フラン様。引き続きフラン様の護衛を任せられることになりました。よろしくお願いいたします」
「え、、、、うん、よろしく」
最近はフランクな『ロイ』としか接していないから少し違和感がすごい。あれは演技であって、もう城に着いてしまったんだから仕方のないことだけれど少し寂しいようなよくわからない、、、。
「、、、」
「どうかしましたか?」
「、、、ううん、なんでもない」
「?」
少しむすっとしているフランに珍しいと思い聞くが、それはそれでしょんぼりとさせてしまい内心焦ってしまう。初めて会った頃よりも表情が出てきているがそれも少しだけ長い間一緒にいることでロイドも気づくことができているのだ。他人が見たら無表情だと思うだろう。
「陛下の元へ行くのですか?」
「うん」
少々気まづい雰囲気の中で目的の場所まで向かった。
「!兄様」
その途中でちょうどアルディナにばったりであった。フランと同じように陛下の元へ向かう途中だったらしい。一緒に行くことにした。
兄様の穏やかな笑みを見ていると温かい気持ちになる。
しかし、歩き始めてすぐにアルディナの顔が真剣なものへと変わった。
「フラン、まだ決まったわけではないが戦争は避けられないだろう」
「!」
「魔王との連絡はついた。数日後内密にこちらにくる。腹違いとはいえ魔王にとってもアスセーナはたった1人の兄弟だからね。ほっとけないのかもしれない。今後どうなるかわからない。でも私たちは王族として堂々と民の前に立たなければいけない。それはわかるかな」
「う、うん」
「アバドン、やつにどれだけの味方がいるかも今の現状わかっていない。できるだけ、あいつだけを抑えたいが、長い間、隠れてきたんだ。一筋縄ではいかないだろう」
「、、、うん」
ここからはフランの記憶にないことで不安が募る。今までは記憶を頼りにしてきたが、前とは随分と変わってしまった。これからは新しい未来へと変わっていく、どうにか自分にもできることはないのかと、自分も彼らの力になりたい。
「兄様、、、」
「なんだい?」
「俺にも、、、できることある?」
「!あぁ、もちろんだ。今回はフランの力がいるんだよ」
「え?」
どういうことだろうと兄様をじっと見ても心配気に微笑んでいるだけだった。
「アルディナ、フラン」
「!父様、兄上」
「フラン!よく眠れたか?本当にかわいいなお前は!!」
「う、うん?」
いつも通りの兄に少し安心する。
安心しているのだがそれにしてもだ。ここにいるのはルディアンを除いた、父様、兄様たちとフラン、ロイドだが。父様の前に全く知らない人が座っている。兄様よりは年上そうな男性のようだが、少し違和感があるのはなんなのだろうか、、、。
黒を基調とした服装はこの国の文化とは少し違うようだった。装飾品も多く手や首にかかっている。
それに第一はこの国の王である陛下の前で足を組み皇太子である兄を見てもなんの反応もしていないのだ。これで違和感を感じるなという方が難しいだろう。
「と、父様」
「どうしたフラン」
「あの、、、その人は、、、」
困惑気味に陛下に問うと、何やらなんと言えない顔をして俯いてしまった。
「ふむ、お主の想像どうり、このものはあやつの血が色濃く出ているようだな」
「「「!?」」」
話し出した男性に対して父様以外のみんなが驚いたように顔を向けた。
「?」
「い、いつの間に」
「、、、魔王様、ですね」
「は!?」
あったことがあるのか、驚くレイドルトとは違いアルディナは警戒はしているものの落ち着いている。
「?、、、??」
なぜみんながそんなに動揺しているのかがわからずフランはオロオロとしてしまう。
「気配をけし、認識阻害の魔法をかけていたにもかかわらず、お主、入った時から気づいておったな?」
「え、、、?」
「失礼ながらフラン様、私は入ってから今まであのお方が話すまで存在を認識することができませんでした」
「え」
存在を認識できない?入った時にはもうすでに目に入ってきてしまっていた。
「まぁ、魔法の素質は遺伝するが、先祖返りは気づかずその生涯、終えることもある。気づけたのなら、その才はどんどんと際立っていくだろうな。ふふ、やはり人間とは面白い種族だ」
「父上、何か知っているのでしょう?そろそろお話ししてください」
「、、、、はぁ、6第前の国王、つまり、初代国王の妃は人ではない」
「人ではない?」
人ではないならなんなのか、訝しげにつぶやいてしまう。
「あぁ、いや、言い方が悪いな、ヒトではあった、だが私たちとは根本的に作りが違った。昔は彼らを稀人と名称していた。どこの国出身なのか、年齢、時には性別、何もわからないこともあったそうだ。稀に現れ、気づけば消えていくような、妖精のようなものらだったという。そんな者がなぜ妃になったのかはわからないが、そんな彼らには共通点があった。それは、魔法は使えないということ」
「魔法が使えない、、、?」
「あぁ、諸説あるが、我々と彼らとでは体の作りが違うからだと言われている。彼らは魔法は使わないが、魔法を感じ、見ることができる。彼らを名する種族名となる確固たるものはできていないが彼らを知るものらは皆、口を揃えてこういった」
「彼らはまさしく神の子、神族だと」
「!?神族、、、我らの先祖が神族だといいたいのですか?」
フランは聞いたことがなくよくわからなかったが兄二人は知っていたのかとても驚いているようだった。
「あぁ、私も記録を読むまでは父の話は信じられなかった。いや昨日まで信じていなかったと言える。だが、今こうして先祖返りであるフランがいることが何よりの証拠だろう」
「??あの、、、神族って」
「神族とは、神の子、神になるべくして生まれ落ちた存在だ」
「神?」
スケールがいきなり大きくなりすぎてよくわからない。
「あぁ、神とは、この世を保つ存在。調和し、世を安定させている。我ら地上のものが使う力は魔力でこれを生まれ持つもの、それはこの地が魔素で溢れている場所であり、魔素を元にできているからだ。しかし、神々がいる場所には魔力とは違う力の素があると言われている。私たちはそれを神の力、神力と呼んでいる。だからこそ、親族と呼ばれる彼らは、体が我々とは異なり、魔素ではなく神力を使うための体の作りになているから、彼らは魔法はつかえない。だが、彼らの目は全てを見通す、悪意も、善意も、そして能力も、神に準ずるものであるが故に、だ。その理由は諸説あるがわからないままだ。だから、お主は魔法が使えず、しかし、その身に宿る魔力よりも格上の力によって魔法という力の波動は見えてしまうのだろう」
「、、、」
前では知ることができなかった自身のことだというのにどこか他人事のように感じてしまう。見たいと思っている見ているわけではなく、風景のように見えてしまうのだ。あの時魔族が使った魔法を感じてから何かが切り替わったように思っていたのだが、こういうことだったのだろう。
「だからと言って、先祖返りであるお前が神になる、とかはまだわからないが、、、、これから神族としての能力が次々と発現する可能性はあるな」
「神族の能力?」
「あぁ、どのような能力なのかは不確かだが基本我々にできない、難しいことを簡単やってのけてしまう奴らだすぐに気づくだろう。言うなれば『奇跡』のような力が多い」
「、、、」
「大丈夫だよフラン。俺たちがついているから、ゆっくりやっていこう」
「そうだ。親族かなんか知らんがフランが弟であることは変わらない」
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