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四冊目 りんごあめと白雪王子 ~絶対恋愛関係にならない二人の最後の夏休み
一緒に入る?露天風呂……④ ♡
しおりを挟む深いキスに夢中になりながら、ご奉仕の間にすっかり感化されて勃立した光のそれを、今度は勝行が握り返す。そのすぐ傍に、萎えるどころか更に固くなった自分の武器も重ねて。
「あっ……ん、ぅ、やっ、にぎんなあ、あ」
「お、返し……してやる……っ」
「ああ、やめ、……っん、ぅあ……っ」
まさか勝行から反撃を食らうとは思ってもみなかったであろう光は、急激で強烈な刺激にあられもない嬌声を上げる。
そのしなう身体のあちこちに音を立てて吸い付き、真っ赤な花をいくつも咲かせては、満足げにふっと笑う。その顔はすでに、優しい王子様のものではなく、欲しいものを強欲に支配したがる独裁的な権力者のそれだ。だが体中に落とされるキスの愛撫にとことん弱く、快感に抗えない光は、必死に喘ぎ声を堪えようとするも耐えきれず、勝行の腕にしがみついて善がり続ける。
「そういえば……お前、乳首弱かったっけ?」
「っ、だ、だめ……そこっ、ふああっ」
その胸で赤く染まる乳首をこりっと甘噛みするだけで、びくびくと身体を弛緩させながらあっという間に精液を飛ばしている。相変わらず感度がよすぎて、喘ぎ声もまるで女の子のようだ。
「ん、あっ……ふぁあ……」
「やっぱり……これだけでイクとか……エロすぎ」
「……っや……らぁ……」
だらしなく下からも上からも液体を零しながら、光は脱力しきった身体でふらり倒れそうになる。勝行はそれを背中越しに支えながら、対面座位で竿同士を重ね合い、無心に擦り合わせた。先走りと光の唾液でぐずぐずに濡れた双方がその滑りをよくし、もう一度何かがせりあがってくる快感に溺れる。
もう道徳心だの、羞恥心などはどうでもよくなっていた。
今はただひたすら、この溜まりに溜まった欲望の塊を、全部ぶちまけてスッキリしたい。
「はっ……俺のと一緒に……擦って……」
「ふあっ……まって……っ、きもち……いい……」
イッたばかりで力の入らない光が、勝行の激しい連続攻撃についてこれず、うわ言を零しながら止まらない快感に身を震わせている。だが気づけば前を擦り合わせるだけでは物足りないのか、光の左手指がゆるゆると自分の後孔を探しあて、くちゅり音を立てて弄り出していた。
「何これ……?」
「ひぅ、あ……っ」
「光、お前……自分でケツの穴弄ってんの? やらし……」
「んうっ……言うな……いう、なぁ、あ」
自分でも何がなんだかわからないようで、首を横に振りながらも必死に自分の精液交じりの指を尻穴に突っ込み、ぬるりとかき混ぜては喘ぐ。その淫らなアナニー姿に、勝行の加虐心が煽られないはずがない。
「は? 自分でやってるじゃん。何、この行儀の悪い指」
「っ……わかんね……手が……手が、勝手にぃ……んっ」
本当に混乱しているのだろうか、すすり泣きながら訴える光の指は、何を言われても抜こうとはしない。無意識なのか、身体と心がうまくつながっていないようにすら感じる。これがあの父親の性虐待と調教の結果なのかと思うと、勝行の中からドス黒いもやもやがせり上がってくる。
後ろに回したその指を上から撫でるように掴みながら、喘ぐ光の耳元に唇を寄せ、勝行は冷たい低音ボイスで囁いた。
「行儀の悪いお前の口とその指……全部お仕置きかな?」
「んんっ、うぁ……っ、……お、おしこむ、なああっ」
お仕置きと言われた瞬間にめいっぱい上から指を押し込まれ、光は反動でのけぞり背を反らす。だが同時に唇を塞がれ、両手首ごとホールドされていて全く抵抗できない。それどころか、フリー状態で重なり合う前張りが、勝行の巨大なそれに押しつぶされそうで、痛みと同時にとんでもない快感の波が光を何度も襲う。
「あっ……ぅうっ、い……イク……っ」
獣じみた勝行の激しい攻撃は、もはや人格ごと一変していた。
「は? さっきイッたばかりなのに、もう?」
「んあっ……はあっ、あ……」
「なんだよこれ。可愛いちんこからなんかいっぱい垂れてるけど? 腰も、勝手に揺らして……ガマンできねえとか。……ヤバすぎ」
「あぅ……ああ、やっ……いや……ぁ……」
快感に抗えなかった光の先端から、白濁の液体が何度も無差別に飛び散ったせいで、互いの肌が擦れるたびに卑猥な音が脱衣所に響き渡る。だらだらと零れ続ける先をぐいと指で押しつぶし、その身を強く握りしめながら光を床へ押し倒すと、勝行は上から覆いかぶさり、耳朶を舐め吸い、躾けの如く噛み付いた。
「お前なんでこんなエロいの?」
「ぅあ、あっあっ……耳、やら……っ」
痛みすら恍惚と受け入れるその顔を見ながら、ぐずぐずになったアナルに今度は勝行の指を数本押し入れ、遠慮なく中身をひっかき回す。まるで花火でも散ったかのように、目を晦ませ光が啼いた。
「いああっ……指、ぬい、てえ……っ」
「そんな顔……俺以外の男に見せてたわけ……?」
「はあっ……あ、ひあああっ、やっ……イッ……くぅああぁーっ」
精液を出さないまま、光の内壁がぎゅうぎゅうと収縮して指に纏わりついてくる。その狭くて熱い肉弁の中に己の剥き身を押し込みたい衝動に駆られながらも、勝行は必死にそれを我慢し、自分の竿を光の手に持たせて何度も扱いた。
中からぐりぐりと前立腺を刺激され、イキっぱなしの状態に達したらしい光の瞳は、あらぬ方向に向いていて、勝行の姿を見る余裕などなさそうだ。
だからどんなに悪人じみた顔をしていても、嘲笑うように口角をあげて手荒い行為を強いても、それには気づかれなかっただろう。
「なあ……お前……一人で勝手にイッたら許さないよ」
可愛い声が絶えず漏れるその首に噛み付きながら、勝行は夢中で中身を全部、目の前の濡れた肌に向けて解放した。
――裸でよかった、とぼんやり思いながら。
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