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八冊目 黄金色のクリスマスキャロル
アフターストーリー 3 ♡
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「な……なら……勝行……今晩ずっと、俺のこと……触ってて」
「…………」
「クリスマスのプレゼント……まだ買ってない、から。いいだろ」
それはさっきまでいた下心満載な自分に向けての、最高の誘惑になりかねない殺し文句だった。
「それが……今年のクリスマスに欲しいもの?」
こくんと頷く光が可愛すぎて、勝行の胸の鼓動はどんどん加速していく。光も耳まで赤く染めて俯いたまま、たどたどしく願い事を口にする。
「あの。勝行の好きにしていいから……朝までここにいたい……」
「光……」
「な、なんならフェラでもセックスでもなんでもするし……それが嫌なら、しない。……から……その……一晩、付き合って……ほしくて」
「……そんなこと言われたら、俺お前のこと、見境なく抱いちゃうよ?」
思わずぽろりと口にしてしまった返答に対し、光は迷わず「いいよ」と返す。光は戸惑う勝行をまっすぐ見つめてくる。
そして包み隠さずにさらっと告白した。
「俺は『お前』が欲しい」
急にそんなことを言われた勝行の方がびっくりして、思わず頬を赤く染める。
「サンタのプレゼントなんか、年に一回クリスマスに来るだけだろ。でもおれ、お前には毎日傍にいてもらわないと困る。いてくれるのなら、どんな形でもいい。他の奴なんかもうとっくに負けてんだよ……」
「……」
「今日だけじゃなくて、きっと明日も明後日も……俺が欲しいものは、お前だ。勝行。なあ……いい加減気づけこの鈍感野郎……っ」
未来を望まない光が初めて告げたその言葉に、勝行は思わず喉を詰まらせた。
「俺のこと好きなら、身体で教えろよ」
そんな光の頬から、綺麗な雫がほろりと零れ落ちてきた。指の腹でそれをすくい上げ、勝行は咄嗟に光の唇を塞いだ。
「ふっ……ん、ぁ……」
くちゅくちゅと音を立てながら何度も舌を絡め、唇をなぞり、流れる涙も舐めとっていく。
「ごめんね……光、不安にさせてごめん」
「うっせ……っん……おま……全然、素直じゃない、し……」
「それも謝る」
「キス……っ、ぜんぜん、してくれないし……っ」
「……割と多い方かなと思ったんだけど」
「全然…………足りねえ」
今度は光の方が、負けじとあちこちに口づけては、激しく吸い付いてくる。普通の女の子とは違う、バトルみたいなキスに勝行は苦笑しながら何度も応戦した。結局どっちも、我慢しすぎてストッパーがぶち壊れたようだ。
「俺も、光が欲しいって願ったんだけど、サンタは来るかな」
冗談めかして勝行がそう漏らすと、また嘘ついただろお前、と光が睨みつける。
けれど嘘なんてついてない、本当だ。本音はもっとダイレクトに性的な目的で願ったけれど、要約すればこの一言に違いない。自分の中で、ものすごく大胆なことを言っている自覚はあった。
「嘘じゃないよ、本気の本気」
「……じゃあちゃんとくつした脱いで、ベッドで寝てないとこないだろ」
「そうしたら、俺の願いも光の望みも、全部叶うのかな」
「お前が適当な嘘ついてないんならな」
うん、ついてないよ。
ならばと靴下を脱ぎ、ベッドの中に潜り込んだ途端、今度は光が掛布団を被りながら覆いかぶさってきた。ぎゅう、と遠慮なく抱きしめてくれる。
「はは……きて、くれた」
「超高速のサンタだかんな」
わざとらしくくっつけてくるその下半身は、お互いかなり張り詰めている。少し擦れるだけで先走りと喘ぎ声が零れそうだ。だがその前に再び光の唇で音を塞がれた。またさっきの情熱的なキスを夢中で求められ、舌を絡め合い、何度も出し入れを繰り返す。
「んっ……ん、……ふぁ……」
くちゅくちゅと淫らな水音が響き合う布団の中で、互いの腰が自然に揺れる。固くなったお互いの上反りが布越しに擦れ合い、光の喉から切なそうな声が漏れて勝行の神経を痺れさせていく。我慢しきれず光をベッドシーツに寝転がせると、熱い吐息をつきながら光の首筋に猛獣の如く吸い付いた。
「っ、うぁ……あぁん、もっ、と……っ」
「なにをもっと? ここ……吸ったら気持ちいい?」
「ふあ、あ、あぁ……っきも、ち……ぃいっ」
無我夢中でキスマークを量産していると、光は抵抗することもなく情欲に溺れて乱れていくのがわかる。
(ああ……かわいい……かわいい……『俺』の光……抱いてもいいんだ……もう、いいよな……? 今日こそ『俺』が抱くんだ……)
隙間だらけのシャツのボタンをひとつ外し、するりと胸元に手を差し入れた途端、甘い疼き声と共に光の背が弓なりに反った。どんなに空気が冷たくても触れ合う二人の肌は真夏並みに熱を帯びている。
「ひかる……」
「はっ、あ……うぁ……それ……ぇ……」
「……触ってほしい……?」
どこかが触れ合うたびに甘い喘ぎ声を零す光から目が離せない。勝行にはもう冷静に光の体調を考える余裕もなくなっていた。
ただ欲しいものが目の前にある。
どうぞと言わんばかりに、極上のごちそうが甘い声で愛の世界へ誘う。
「…………」
「クリスマスのプレゼント……まだ買ってない、から。いいだろ」
それはさっきまでいた下心満載な自分に向けての、最高の誘惑になりかねない殺し文句だった。
「それが……今年のクリスマスに欲しいもの?」
こくんと頷く光が可愛すぎて、勝行の胸の鼓動はどんどん加速していく。光も耳まで赤く染めて俯いたまま、たどたどしく願い事を口にする。
「あの。勝行の好きにしていいから……朝までここにいたい……」
「光……」
「な、なんならフェラでもセックスでもなんでもするし……それが嫌なら、しない。……から……その……一晩、付き合って……ほしくて」
「……そんなこと言われたら、俺お前のこと、見境なく抱いちゃうよ?」
思わずぽろりと口にしてしまった返答に対し、光は迷わず「いいよ」と返す。光は戸惑う勝行をまっすぐ見つめてくる。
そして包み隠さずにさらっと告白した。
「俺は『お前』が欲しい」
急にそんなことを言われた勝行の方がびっくりして、思わず頬を赤く染める。
「サンタのプレゼントなんか、年に一回クリスマスに来るだけだろ。でもおれ、お前には毎日傍にいてもらわないと困る。いてくれるのなら、どんな形でもいい。他の奴なんかもうとっくに負けてんだよ……」
「……」
「今日だけじゃなくて、きっと明日も明後日も……俺が欲しいものは、お前だ。勝行。なあ……いい加減気づけこの鈍感野郎……っ」
未来を望まない光が初めて告げたその言葉に、勝行は思わず喉を詰まらせた。
「俺のこと好きなら、身体で教えろよ」
そんな光の頬から、綺麗な雫がほろりと零れ落ちてきた。指の腹でそれをすくい上げ、勝行は咄嗟に光の唇を塞いだ。
「ふっ……ん、ぁ……」
くちゅくちゅと音を立てながら何度も舌を絡め、唇をなぞり、流れる涙も舐めとっていく。
「ごめんね……光、不安にさせてごめん」
「うっせ……っん……おま……全然、素直じゃない、し……」
「それも謝る」
「キス……っ、ぜんぜん、してくれないし……っ」
「……割と多い方かなと思ったんだけど」
「全然…………足りねえ」
今度は光の方が、負けじとあちこちに口づけては、激しく吸い付いてくる。普通の女の子とは違う、バトルみたいなキスに勝行は苦笑しながら何度も応戦した。結局どっちも、我慢しすぎてストッパーがぶち壊れたようだ。
「俺も、光が欲しいって願ったんだけど、サンタは来るかな」
冗談めかして勝行がそう漏らすと、また嘘ついただろお前、と光が睨みつける。
けれど嘘なんてついてない、本当だ。本音はもっとダイレクトに性的な目的で願ったけれど、要約すればこの一言に違いない。自分の中で、ものすごく大胆なことを言っている自覚はあった。
「嘘じゃないよ、本気の本気」
「……じゃあちゃんとくつした脱いで、ベッドで寝てないとこないだろ」
「そうしたら、俺の願いも光の望みも、全部叶うのかな」
「お前が適当な嘘ついてないんならな」
うん、ついてないよ。
ならばと靴下を脱ぎ、ベッドの中に潜り込んだ途端、今度は光が掛布団を被りながら覆いかぶさってきた。ぎゅう、と遠慮なく抱きしめてくれる。
「はは……きて、くれた」
「超高速のサンタだかんな」
わざとらしくくっつけてくるその下半身は、お互いかなり張り詰めている。少し擦れるだけで先走りと喘ぎ声が零れそうだ。だがその前に再び光の唇で音を塞がれた。またさっきの情熱的なキスを夢中で求められ、舌を絡め合い、何度も出し入れを繰り返す。
「んっ……ん、……ふぁ……」
くちゅくちゅと淫らな水音が響き合う布団の中で、互いの腰が自然に揺れる。固くなったお互いの上反りが布越しに擦れ合い、光の喉から切なそうな声が漏れて勝行の神経を痺れさせていく。我慢しきれず光をベッドシーツに寝転がせると、熱い吐息をつきながら光の首筋に猛獣の如く吸い付いた。
「っ、うぁ……あぁん、もっ、と……っ」
「なにをもっと? ここ……吸ったら気持ちいい?」
「ふあ、あ、あぁ……っきも、ち……ぃいっ」
無我夢中でキスマークを量産していると、光は抵抗することもなく情欲に溺れて乱れていくのがわかる。
(ああ……かわいい……かわいい……『俺』の光……抱いてもいいんだ……もう、いいよな……? 今日こそ『俺』が抱くんだ……)
隙間だらけのシャツのボタンをひとつ外し、するりと胸元に手を差し入れた途端、甘い疼き声と共に光の背が弓なりに反った。どんなに空気が冷たくても触れ合う二人の肌は真夏並みに熱を帯びている。
「ひかる……」
「はっ、あ……うぁ……それ……ぇ……」
「……触ってほしい……?」
どこかが触れ合うたびに甘い喘ぎ声を零す光から目が離せない。勝行にはもう冷静に光の体調を考える余裕もなくなっていた。
ただ欲しいものが目の前にある。
どうぞと言わんばかりに、極上のごちそうが甘い声で愛の世界へ誘う。
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