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第二章 明けない曇り空
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「光の様子はどんな感じ」
「……すみません……まだ会話できる状態にならなくて……心療内科の先生がからも、仕事はしばらく休ませた方がいいって」
「困ったことになったわね」
WINGSのプロデューサー・置鮎保は落ち込む勝行の前に自販機のドリップコーヒーを差し出した。カップにたゆたう細かい氷がひんやりとした病棟の空気をさらに冷えつかせる。
夜の病棟ロビーには二人以外誰もいなくて、自販機とクーラーの稼働音ばかりがブウゥンと鳴り響いていた。
「何があったかは勝行も知らないのよね」
「はい。楽屋でライブの打ち合わせを……出演メンバーのリーダー同士でやってる時の騒ぎだったので。先にオーナーが様子を見に行って、そのあと気になって俺も飛び出して——。光を見た時にはもう、喘息の発作を起こしていて、何も会話できなくて」
「さっき先生から聞いたけど、意識は戻ってても声が出ないみたい。そんな症状、前にもあったよね」
「……っ」
喘息治療のせいで声が枯れて掠れることはよくある。けれどそれ以外にも、今西桐吾と対峙した直後に対人恐怖症で話せなくなったことがあった。本当につい最近の出来事なのに、勝行の中ですっかり忘れかけていた。
「理由もわからず連帯責任で謝罪させられるなんて冗談じゃない。そもそもどうして光があの大手プロダクションの社長と揉めたのか見当がつかないのよ。こないだ行った渋谷のライブでは、楽屋挨拶に行ってないんでしょ?」
「行ってません。あの時も光は現地で発作を起こしてしまって」
「誰にも会ってないと。ならやっぱりオーナーの言う通り、ただ偶然ライブを観に来ただけなのか……そもそもあの男、趣味でライブ鑑賞しに来るような人間じゃないのよ。明らかWINGSを狙ってきたとしか思えない」
「お知り合いなんですか……?」
「業界じゃ有名人よ。特にヘッドハンティングのやり口が卑怯で有名。だからあんたのところにオファーが直接きたアレにも反対したのよ。あの時理由をちゃんと説明しておけばよかったね……こんなことになるとは」
保は「失敗を悔いても今更仕方ないわ」とまるで自分に言い聞かせるように呟いた。その言葉はそのまま、勝行の心に重く圧し掛かる。
今回トラブルを起こした相手は、先日ロックイベント出演のオファーをくれたイベント会場の経営者だった。ライブの打診が来た時、勝行は先ず一人で挨拶に出向いた。光がまだ入院していた時のことだ。
勉強尽くしの上思うように音楽活動できずモヤモヤしていた勝行は、WINGSに指名オファーがきたことが嬉しくて、逃してはならないと焦った。その反面素直に信じられず、本当の話かどうかを確認することも兼ねての訪問だった。
その時は「前向きに検討させていただき事務所から返答します」としか言っていない。だが社長は終始ニコニコしながら「朗報を待っているよ」と柔軟な姿勢を見せてくれた。大げさなほどに握手を求められ、WINGSの活躍を期待していると、嬉しい言葉を沢山かけてもらった。
けれど保にその話を持ち掛けた時、出演を渋られたし先に挨拶に行ったことを怒られた。あの段階でおかしいと気づくべきだったのだ。
音楽家としても、人間としても、自分はまだまだ未熟な子どもなのだということをとことん思い知らされる一件だった。一喜一憂しすぎて、勝行の思考回路も未だで整理がつかない。
(きっとあのライブの話も……何かの罠だったんだ。なんで気づかなかったんだろう)
「本当にすみませんでした。俺が……軽率な行動ばかりしたせいで……保さんと光にまで」
「いいのよ。以前相談なく他事務所と接触したことは上司としてきっちり怒らせてもらったし、あれはただの経験値不足。でも光のことはあんたのせいじゃないわ。重く受け止め過ぎよ」
「……」
保はカップの紅茶をずずっと啜りながら、勝行の頭を何度も撫で回した。
「あの子は恐らく脅迫かセクハラを受けたんじゃないかと思ってる。これからあの事務所と全面的に喧嘩するつもりでいるから、悪いけどあそこが絡むライブ関係は全てあきらめて」
「セクハラ……⁉」
「あそこ、幕内にステージ撮影用カメラがあるじゃない。誰かが偶然回してたみたいで、二人のやりとりが声だけ入ってたって。オーナーが証拠物件として残してくれてた。光に『枕営業してる』って、脅してる声が聞き取れたし。きっと間違いないわ」
保の声色は静かに怒りを含むものだった。
「そんな噂……どこで……」
「うちも初耳。これから出所を調べるけど、もしかしたらオレのせいかも」
「保さんの?」
「そう。さっき思い出したんだけど。昔ベッドであの男のキン〇マ噛んだことがあるんだわ。そのせいで恨まれてて、あんたたちが狙われたのなら謝るわ」
「……え?」
思いもよらぬ単語に目をぱちくりしていると、保はあっけらかんとした顔で肩をすくめて話を続けた。
「テクニックに自信のあるいけ好かない男でね。ああ、ちなみにあいつはゲイね。好みは……どっちかっていうと、勝行みたいな、可愛くて真面目な子。一度だけゲイバーで知り合って、一晩一緒したの」
「……っ」
あの時の握手が急に気持ち悪く感じられて、勝行は慌ててコーヒーを飲み込んだ。だが全然味がしなかった。
「あいつ、偉そうなくせにエッチは下手くそ。自分本位でダメダメ。嫌だって言ってんのに、人の口の中に無理やり粗末なモン突っ込んでくるからさ。腹立って盛大に噛みちぎってやったの」
「ひっ……」
「しかも俺をアイドル志望の枕営業と勘違いしててね。迷惑な男だったわ。疲れた心身を癒してくれる話し相手を探してただけなのに、そんなことするわけないっての。あの時はオレも男を見る目がなかったわ」
思い出しても腹立たしい。そう言いながら保は飲み干した紅茶のカップを投げ捨てた。そのシュートは綺麗な弧を描き、見事狭い穴あきのごみ箱に決まる。
「そういば、指の綺麗なピアニストが大好物だったなあ……ああクソッ、やっぱり純粋に光が狙われたのかもしれない。もうあの時の芸名使ってないし、バックにオレがいるって知らないはずだから、恨みの線より光に目を付けた可能性の方が濃厚だわ」
アイドル並みに整った容姿。色気のある仕草と雰囲気。ピアノを弾いている時の無防備で無邪気な笑顔——そのすべてを脳裏に浮かべた勝行は、コーヒーカップを握り締めた。ぐしゃ、と音を立てて蓋が吹き飛ぶ。
「あ、あの……あの日、光は一人でピアノ弾いてました。学校終わってからずっと練習してて……やめなくて……あいつ、ピアノ弾いてる時はほんとに周り見ないじゃないですか。音の世界に夢中で……だから……だからやっぱり、俺がちゃんと見ててやらなきゃいけなかったのに」
「……あの子は自分で自分の身を守ったのよ。あんたが二十四時間守る必要はない、過保護すぎ」
気に病むな。そう言って保は震える声を絞り出す勝行の肩を掴み、自分に引き寄せた。
「こないだ言い渡した通り、WINGSはいったん活動を休止する」
「……」
「アルバムは予定通り発売する。でもツアーもライブもしない以上、ネット配信がメインになる。INFINITYのライブもしばらくは自粛だ」
「……はい……」
「それは一部の世間がみれば不祥事を起こした結果の制裁に見えるかもしれない。でも実際はそうじゃないって必ず証明してみせるから、オレたち大人を信じて待っていて。ここから先はビジネスバトルよ」
「わかりました」
「だから光と勝行は、一度ちゃんと休みなさい。ゆっくり過ごして、毎日少しずつ受験勉強。男子高校生らしく、普通の夏休みを送ること」
「普通の……夏休み……ですか」
うん。
優しく微笑むと、保は泣き顔を必死に堪える勝行を抱えたまま、病院の広い天井を仰いだ。星ひとつ視えない、無機質のグレイな壁ばかりが視界を覆う。
「高校生活最後の夏休み。それは人生で一度きりしか来ない、特別な時間なのよ。二人だけで、大切に使いなさい」
<第三章へ続く>
※あとがき※
毎日読んでくださりありがとうございます!ありがとうございます!
二章後半の話は「両翼少年協奏曲」3話「眠れない夜のジュークボックス」と同じ事件を追っています。保視点での話はあちらの方で読んでいただけると嬉しいです。
「光の様子はどんな感じ」
「……すみません……まだ会話できる状態にならなくて……心療内科の先生がからも、仕事はしばらく休ませた方がいいって」
「困ったことになったわね」
WINGSのプロデューサー・置鮎保は落ち込む勝行の前に自販機のドリップコーヒーを差し出した。カップにたゆたう細かい氷がひんやりとした病棟の空気をさらに冷えつかせる。
夜の病棟ロビーには二人以外誰もいなくて、自販機とクーラーの稼働音ばかりがブウゥンと鳴り響いていた。
「何があったかは勝行も知らないのよね」
「はい。楽屋でライブの打ち合わせを……出演メンバーのリーダー同士でやってる時の騒ぎだったので。先にオーナーが様子を見に行って、そのあと気になって俺も飛び出して——。光を見た時にはもう、喘息の発作を起こしていて、何も会話できなくて」
「さっき先生から聞いたけど、意識は戻ってても声が出ないみたい。そんな症状、前にもあったよね」
「……っ」
喘息治療のせいで声が枯れて掠れることはよくある。けれどそれ以外にも、今西桐吾と対峙した直後に対人恐怖症で話せなくなったことがあった。本当につい最近の出来事なのに、勝行の中ですっかり忘れかけていた。
「理由もわからず連帯責任で謝罪させられるなんて冗談じゃない。そもそもどうして光があの大手プロダクションの社長と揉めたのか見当がつかないのよ。こないだ行った渋谷のライブでは、楽屋挨拶に行ってないんでしょ?」
「行ってません。あの時も光は現地で発作を起こしてしまって」
「誰にも会ってないと。ならやっぱりオーナーの言う通り、ただ偶然ライブを観に来ただけなのか……そもそもあの男、趣味でライブ鑑賞しに来るような人間じゃないのよ。明らかWINGSを狙ってきたとしか思えない」
「お知り合いなんですか……?」
「業界じゃ有名人よ。特にヘッドハンティングのやり口が卑怯で有名。だからあんたのところにオファーが直接きたアレにも反対したのよ。あの時理由をちゃんと説明しておけばよかったね……こんなことになるとは」
保は「失敗を悔いても今更仕方ないわ」とまるで自分に言い聞かせるように呟いた。その言葉はそのまま、勝行の心に重く圧し掛かる。
今回トラブルを起こした相手は、先日ロックイベント出演のオファーをくれたイベント会場の経営者だった。ライブの打診が来た時、勝行は先ず一人で挨拶に出向いた。光がまだ入院していた時のことだ。
勉強尽くしの上思うように音楽活動できずモヤモヤしていた勝行は、WINGSに指名オファーがきたことが嬉しくて、逃してはならないと焦った。その反面素直に信じられず、本当の話かどうかを確認することも兼ねての訪問だった。
その時は「前向きに検討させていただき事務所から返答します」としか言っていない。だが社長は終始ニコニコしながら「朗報を待っているよ」と柔軟な姿勢を見せてくれた。大げさなほどに握手を求められ、WINGSの活躍を期待していると、嬉しい言葉を沢山かけてもらった。
けれど保にその話を持ち掛けた時、出演を渋られたし先に挨拶に行ったことを怒られた。あの段階でおかしいと気づくべきだったのだ。
音楽家としても、人間としても、自分はまだまだ未熟な子どもなのだということをとことん思い知らされる一件だった。一喜一憂しすぎて、勝行の思考回路も未だで整理がつかない。
(きっとあのライブの話も……何かの罠だったんだ。なんで気づかなかったんだろう)
「本当にすみませんでした。俺が……軽率な行動ばかりしたせいで……保さんと光にまで」
「いいのよ。以前相談なく他事務所と接触したことは上司としてきっちり怒らせてもらったし、あれはただの経験値不足。でも光のことはあんたのせいじゃないわ。重く受け止め過ぎよ」
「……」
保はカップの紅茶をずずっと啜りながら、勝行の頭を何度も撫で回した。
「あの子は恐らく脅迫かセクハラを受けたんじゃないかと思ってる。これからあの事務所と全面的に喧嘩するつもりでいるから、悪いけどあそこが絡むライブ関係は全てあきらめて」
「セクハラ……⁉」
「あそこ、幕内にステージ撮影用カメラがあるじゃない。誰かが偶然回してたみたいで、二人のやりとりが声だけ入ってたって。オーナーが証拠物件として残してくれてた。光に『枕営業してる』って、脅してる声が聞き取れたし。きっと間違いないわ」
保の声色は静かに怒りを含むものだった。
「そんな噂……どこで……」
「うちも初耳。これから出所を調べるけど、もしかしたらオレのせいかも」
「保さんの?」
「そう。さっき思い出したんだけど。昔ベッドであの男のキン〇マ噛んだことがあるんだわ。そのせいで恨まれてて、あんたたちが狙われたのなら謝るわ」
「……え?」
思いもよらぬ単語に目をぱちくりしていると、保はあっけらかんとした顔で肩をすくめて話を続けた。
「テクニックに自信のあるいけ好かない男でね。ああ、ちなみにあいつはゲイね。好みは……どっちかっていうと、勝行みたいな、可愛くて真面目な子。一度だけゲイバーで知り合って、一晩一緒したの」
「……っ」
あの時の握手が急に気持ち悪く感じられて、勝行は慌ててコーヒーを飲み込んだ。だが全然味がしなかった。
「あいつ、偉そうなくせにエッチは下手くそ。自分本位でダメダメ。嫌だって言ってんのに、人の口の中に無理やり粗末なモン突っ込んでくるからさ。腹立って盛大に噛みちぎってやったの」
「ひっ……」
「しかも俺をアイドル志望の枕営業と勘違いしててね。迷惑な男だったわ。疲れた心身を癒してくれる話し相手を探してただけなのに、そんなことするわけないっての。あの時はオレも男を見る目がなかったわ」
思い出しても腹立たしい。そう言いながら保は飲み干した紅茶のカップを投げ捨てた。そのシュートは綺麗な弧を描き、見事狭い穴あきのごみ箱に決まる。
「そういば、指の綺麗なピアニストが大好物だったなあ……ああクソッ、やっぱり純粋に光が狙われたのかもしれない。もうあの時の芸名使ってないし、バックにオレがいるって知らないはずだから、恨みの線より光に目を付けた可能性の方が濃厚だわ」
アイドル並みに整った容姿。色気のある仕草と雰囲気。ピアノを弾いている時の無防備で無邪気な笑顔——そのすべてを脳裏に浮かべた勝行は、コーヒーカップを握り締めた。ぐしゃ、と音を立てて蓋が吹き飛ぶ。
「あ、あの……あの日、光は一人でピアノ弾いてました。学校終わってからずっと練習してて……やめなくて……あいつ、ピアノ弾いてる時はほんとに周り見ないじゃないですか。音の世界に夢中で……だから……だからやっぱり、俺がちゃんと見ててやらなきゃいけなかったのに」
「……あの子は自分で自分の身を守ったのよ。あんたが二十四時間守る必要はない、過保護すぎ」
気に病むな。そう言って保は震える声を絞り出す勝行の肩を掴み、自分に引き寄せた。
「こないだ言い渡した通り、WINGSはいったん活動を休止する」
「……」
「アルバムは予定通り発売する。でもツアーもライブもしない以上、ネット配信がメインになる。INFINITYのライブもしばらくは自粛だ」
「……はい……」
「それは一部の世間がみれば不祥事を起こした結果の制裁に見えるかもしれない。でも実際はそうじゃないって必ず証明してみせるから、オレたち大人を信じて待っていて。ここから先はビジネスバトルよ」
「わかりました」
「だから光と勝行は、一度ちゃんと休みなさい。ゆっくり過ごして、毎日少しずつ受験勉強。男子高校生らしく、普通の夏休みを送ること」
「普通の……夏休み……ですか」
うん。
優しく微笑むと、保は泣き顔を必死に堪える勝行を抱えたまま、病院の広い天井を仰いだ。星ひとつ視えない、無機質のグレイな壁ばかりが視界を覆う。
「高校生活最後の夏休み。それは人生で一度きりしか来ない、特別な時間なのよ。二人だけで、大切に使いなさい」
<第三章へ続く>
※あとがき※
毎日読んでくださりありがとうございます!ありがとうございます!
二章後半の話は「両翼少年協奏曲」3話「眠れない夜のジュークボックス」と同じ事件を追っています。保視点での話はあちらの方で読んでいただけると嬉しいです。
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