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第六章 学園都市ブラウディア
第五十八話 海戦
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「は~っはっはっはっは、今日もいい海だぜ!」
俺はエグバンの海軍を仕切ってる海燕(カイエン)ってもんだ。
俺はザライノフに言われて海からルインズガル大陸へと渡ろうと調べている。俺の部隊は風魔法使いで速度マシマシの帆船で10帆だ。
ヘンダークが滅んだと聞いて俺は北に接岸してルインズガル大陸に降り立とうと思ったのだが甘かったようだ。
「チィ、なんて崖だ。おい!魔法で削れねえか?」
「船長!そんなことしたら敵に気付かれますよ」
俺の提案に部下が意見してきやがった。
「お前出世したな~。俺に意見してんじゃねえぞ」
「すいやせん」
「チィ、まあ確かにお前の言う通り派手に接岸したんじゃルインズガルの連中にばれちまうな。もっと接岸しやすい所はないか?」
俺はルインズガル大陸を東回りで調べていく、途中シーレイクで補給を済ませて南を回っていく。
南を調べた時、人影をみた。チラッと見かけただけだから俺の見間違いかもしれないがな。
しかしこの時俺は気付くべきだった。
「何なんだあの魔族は、あれがアドスバーンなのか」
「船長、後方の船がやられました。船員達が海に飛び込んでいます。助けますか?」
「チィ、助けてやれ。それがあちらさんの作戦なんだからな」
10帆あった船の半分の5帆適度に潰された。それによって船員たちが”生きたまま”海に放り出された。それによって俺が助けなかった場合俺の部下達の士気が下がり俺は下がらざる負えない。
また助けた場合も同じだ、食料も船でそれぞれもっていたから半分になった。船員達の増加で船の速度は落ちる、それによって来た時よりも航行に時間がかかる。
「早く助けてやれ。それですぐに撤退だ。あちらさんの優しさに感謝しろよ」
俺は部下達に撤退を指示した。
まさか空を常時飛ぶ魔族がいたとはな、これは海での戦闘はできねえな。
「そうか!これもあちらさんの作戦通りなのか・・・やりやがる」
この情報をザライノフに流すと対処に時間がかかるってわけか、空を飛べる部隊を作るなんて何年かかるんだ?。
俺は魔法の事はよく知らないが全身をマナで纏うなんて聞いた事ねえぞ。
俺は泣く泣くこの不利な情報を抱えてエグバンに帰らされた。完璧な負け戦をして帰されるのは初めてだ。
「ふむ、有能な将だったようだな。あそこで船員を助けなかったら俺自らが始末するところだった」
アドスバーンは南西の崖に降りて呟いた。あの船長が助けずに戦闘を続けた場合、船員の一人を生かしてエグバンに返すことになっただろう。そうすると船員達の遺族の敵意があがり士気が上がってしまっただろう。
そうするとジーニと同じ考えを持っているアドスバーン的には許容できなかった。
「これでしばらくは来ないだろう。今度来た時もこんなにうまくいくとは限らないからな」
「私がそうさせますよ」
「おお、ジェイラいたのか。相変わらずお前の先読みは素晴らしいな」
アドスバーンの独り言にジェイラが答えた。ジェイラは不審な動きをする船団が目撃された事を聞いて動き出していた。シーレイクで船団が補給したことでその情報が本当であることを知り南に偵察を向かわしたのだ。
そして空の飛べるアドスバーンに船底を壊させて船員を傷つけずに撤退まで持ち込んだ。
ジーニの言っていた戦い方というのは島国の利点を生かしたものだった。ルインズガル大陸はオーストラリアほどの島であり、ルインズガルに攻めるには必ず船で海を渡らなくてはならない。なので空の飛べるジーニ達に負ける要素はないのだ。
「ジーニ様からエグバンを注視するように言われていましたからね。気付くのは当然です」
「そうだったな。やはりザライノフは動いてきたか。ブラウディアには[鴉]を差し向けているようだが守りを減らしたのは失策だな」
「ですね・・・」
アドスバーンとジェイラはほくそ笑む。意図せずまんまと[鴉]をブラウディアに差し向けさしたジーニの行いは二人に大きなアドバンテージを与えた。
アドスバーンはすでに双子のルーズとフーズをエグバンへと派遣して情報を掴んでいく。
エグバンが丸裸になる日は近いだろう。
俺はエグバンの海軍を仕切ってる海燕(カイエン)ってもんだ。
俺はザライノフに言われて海からルインズガル大陸へと渡ろうと調べている。俺の部隊は風魔法使いで速度マシマシの帆船で10帆だ。
ヘンダークが滅んだと聞いて俺は北に接岸してルインズガル大陸に降り立とうと思ったのだが甘かったようだ。
「チィ、なんて崖だ。おい!魔法で削れねえか?」
「船長!そんなことしたら敵に気付かれますよ」
俺の提案に部下が意見してきやがった。
「お前出世したな~。俺に意見してんじゃねえぞ」
「すいやせん」
「チィ、まあ確かにお前の言う通り派手に接岸したんじゃルインズガルの連中にばれちまうな。もっと接岸しやすい所はないか?」
俺はルインズガル大陸を東回りで調べていく、途中シーレイクで補給を済ませて南を回っていく。
南を調べた時、人影をみた。チラッと見かけただけだから俺の見間違いかもしれないがな。
しかしこの時俺は気付くべきだった。
「何なんだあの魔族は、あれがアドスバーンなのか」
「船長、後方の船がやられました。船員達が海に飛び込んでいます。助けますか?」
「チィ、助けてやれ。それがあちらさんの作戦なんだからな」
10帆あった船の半分の5帆適度に潰された。それによって船員たちが”生きたまま”海に放り出された。それによって俺が助けなかった場合俺の部下達の士気が下がり俺は下がらざる負えない。
また助けた場合も同じだ、食料も船でそれぞれもっていたから半分になった。船員達の増加で船の速度は落ちる、それによって来た時よりも航行に時間がかかる。
「早く助けてやれ。それですぐに撤退だ。あちらさんの優しさに感謝しろよ」
俺は部下達に撤退を指示した。
まさか空を常時飛ぶ魔族がいたとはな、これは海での戦闘はできねえな。
「そうか!これもあちらさんの作戦通りなのか・・・やりやがる」
この情報をザライノフに流すと対処に時間がかかるってわけか、空を飛べる部隊を作るなんて何年かかるんだ?。
俺は魔法の事はよく知らないが全身をマナで纏うなんて聞いた事ねえぞ。
俺は泣く泣くこの不利な情報を抱えてエグバンに帰らされた。完璧な負け戦をして帰されるのは初めてだ。
「ふむ、有能な将だったようだな。あそこで船員を助けなかったら俺自らが始末するところだった」
アドスバーンは南西の崖に降りて呟いた。あの船長が助けずに戦闘を続けた場合、船員の一人を生かしてエグバンに返すことになっただろう。そうすると船員達の遺族の敵意があがり士気が上がってしまっただろう。
そうするとジーニと同じ考えを持っているアドスバーン的には許容できなかった。
「これでしばらくは来ないだろう。今度来た時もこんなにうまくいくとは限らないからな」
「私がそうさせますよ」
「おお、ジェイラいたのか。相変わらずお前の先読みは素晴らしいな」
アドスバーンの独り言にジェイラが答えた。ジェイラは不審な動きをする船団が目撃された事を聞いて動き出していた。シーレイクで船団が補給したことでその情報が本当であることを知り南に偵察を向かわしたのだ。
そして空の飛べるアドスバーンに船底を壊させて船員を傷つけずに撤退まで持ち込んだ。
ジーニの言っていた戦い方というのは島国の利点を生かしたものだった。ルインズガル大陸はオーストラリアほどの島であり、ルインズガルに攻めるには必ず船で海を渡らなくてはならない。なので空の飛べるジーニ達に負ける要素はないのだ。
「ジーニ様からエグバンを注視するように言われていましたからね。気付くのは当然です」
「そうだったな。やはりザライノフは動いてきたか。ブラウディアには[鴉]を差し向けているようだが守りを減らしたのは失策だな」
「ですね・・・」
アドスバーンとジェイラはほくそ笑む。意図せずまんまと[鴉]をブラウディアに差し向けさしたジーニの行いは二人に大きなアドバンテージを与えた。
アドスバーンはすでに双子のルーズとフーズをエグバンへと派遣して情報を掴んでいく。
エグバンが丸裸になる日は近いだろう。
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