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第1章 成長
第58話 お泊り会
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「みんなとお泊り嬉しいな~」
食事会を終えると外は暗くなっていた。泊まりと思っていなかったけど、メリナはそのつもりだったみたいですべて準備されてる。
私達はパーティールームを後にして、大きな通路をメリナとレナリスさんの後を追っていく。
「私達なんかが泊っていいんでしょうか?」
「いいに決まってます! だって、ファムのお母さんみたいなものなんですから」
ネネさんが気圧されて呟く。メリナは力強く話して鼻息を荒くさせる。
「ベッドは六つずつ二部屋用意しています。男女で別れてお休みになってください」
レナリスさんが案内してくれる。大きな部屋の扉を開けて中を見せてくれる。天幕のついているベッドが六つ。こんな大きな部屋を二つも使っていいなんて。流石に申し訳なくなっちゃう。
「ファムと一緒に寝る~」
メリナがそう言って抱き着いてくる。彼女は自分の部屋じゃないんだ。レナリスさんに視線を向けるとクスッと笑ってくる。
「ファムと一緒に寝てくれれば私も気が楽になるわ。お願いできる?」
「私は別にいいんですけど」
抱き着かれている中、レナリスさんが笑いながらお願いしてくる。私が肯定するとメリナが大喜びでベッドにもぐりこむ。
「ん、私もファム様のベッドがいい」
「「私達はネネさんのベッドがいいな~」」
レイブンと双子が指を咥えて呟く。ネネさんと顔を見あうと頷いて答える。ベッドを三つずつつなげて大きなベッドに変える。
天幕が少し邪魔だけど、落ちないで寝れるくらいは近づけられた。
「俺達も隣の部屋見てみようぜ!」
ラッド達がそう言って隣の部屋に入っていく。あとは寝るだけ、と思っているとレナリスさんがタオルを差し出してくる。
「大浴場があるんだ。魔法で綺麗にするのもいいけれど、お風呂はもっといい」
彼女はそう言ってラッド達にも声をかける。大浴場! この世界に来て初めてのお風呂。楽しみ。
『わぁ~!?』
レナリスさんに案内されて大浴場にやってきた。脱衣所で服を脱いで浴場に入ると、思わず感嘆の声が漏れる。
トラの石像からお湯が出てきてる。映画とかでは見たことがあったけど、実物を見るのは初めて。
「バラの花びら?」
「とてもいい匂いでしょ」
湯舟にはバラの花びらが舞っている。レナリスさんが得意げに答える。
「入ろ~」
「ちょっと待って」
「え? どうしたのファム姉ちゃん」
双子が早速入ろうと声を上げる。私はそれを止めて双子の手を握る。
「まずは体を洗う。それが作法よ」
二人に言い聞かせるように話す。するとレナリスさんが首を傾げた。
「王族や貴族しか浴場を知らないのによく知っているな。まずは体を洗ってお湯に当たる。汚い体のままはいると湯が汚れてしまうからな」
レナリスさんはそう言って体をタオルで拭っていく。石鹸はないみたいね。仕方ない、ここはウォッシュをしておこう。
「はい。これで入れるよ」
「「は~い!」」
魔法で体を綺麗にしてからお風呂に入る。みんなにもやってあげると次々に入っていく。
「はぁ~、お湯に入るだけでこんなに気持ちいいんだね~」
「私も初めて入った時は驚きました。騎士になってよかったと思いました」
ネネさんとレナリスさんがため息をついて湯舟につかる。私も思わずため息が出ちゃう。お風呂ってこんなに気持ちよかったんだな~。なくなってはじめて気づくことって多い。
『おぉ~! なんかすげぇ~』
男湯と天井が繋がっているみたいでラッドの声が聞こえてくる。
『ラッド兄さん! 体は洗わないとって執事の人が言ってたでしょ!』
『あ、そうか! 魔法で綺麗にしてくれよユマ』
『もう、兄さんは……』
天真爛漫なラッドに振り回されるユマ君。男湯もにぎやかで楽しそう。
「しかし、レナリスさんは綺麗だね~。肌はモチモチで張りがあって」
「ネネさん。どこを触っているんですか」
ネネさんがレナリスさんのお胸を触って感嘆の声を上げる。私も思わずレナリスさんに近づいてしまう。
「ファムまで!?」
ついつい触ってしまうとレナリスさんが湯舟から出て行ってしまう。もうちょっとご利益をもらいたかったな~。って私は成長できないんだっけ。残念。
「ファムも将来綺麗になると思うよ~」
「ん、ファム様は唯一無二の女神になる」
胸を見てため息をついているとメリナとレイブンがほめてくれる。成長できないので期待できないんだけどね。
みんなと一緒に湯舟を楽しむ。こんな日が来るなんて、諦めずに生きていた甲斐があった。
『おやすみなさ~い』
湯舟を楽しみ、ベッドに戻るとみんなと一緒に声を上げて目を閉じる。
「ファム。ファム、起きて」
「ん? どうしたのイーター?」
眠っているとイーターが声をかけてくる。窓の外を指さす彼女。窓の外に松明の火が見える。誰かお城の外に出てる?
「みんなにも知らせる?」
「ダメよ。私達だけで行く」
インベントリからローブを取り出して目深く被る。みんなを起こさないように部屋の窓から飛び出す。
城壁に沿った花壇の前に松明の光が見える。物陰に隠れて様子を伺う。松明を持っていた人は見たことのある人だった。
食事会を終えると外は暗くなっていた。泊まりと思っていなかったけど、メリナはそのつもりだったみたいですべて準備されてる。
私達はパーティールームを後にして、大きな通路をメリナとレナリスさんの後を追っていく。
「私達なんかが泊っていいんでしょうか?」
「いいに決まってます! だって、ファムのお母さんみたいなものなんですから」
ネネさんが気圧されて呟く。メリナは力強く話して鼻息を荒くさせる。
「ベッドは六つずつ二部屋用意しています。男女で別れてお休みになってください」
レナリスさんが案内してくれる。大きな部屋の扉を開けて中を見せてくれる。天幕のついているベッドが六つ。こんな大きな部屋を二つも使っていいなんて。流石に申し訳なくなっちゃう。
「ファムと一緒に寝る~」
メリナがそう言って抱き着いてくる。彼女は自分の部屋じゃないんだ。レナリスさんに視線を向けるとクスッと笑ってくる。
「ファムと一緒に寝てくれれば私も気が楽になるわ。お願いできる?」
「私は別にいいんですけど」
抱き着かれている中、レナリスさんが笑いながらお願いしてくる。私が肯定するとメリナが大喜びでベッドにもぐりこむ。
「ん、私もファム様のベッドがいい」
「「私達はネネさんのベッドがいいな~」」
レイブンと双子が指を咥えて呟く。ネネさんと顔を見あうと頷いて答える。ベッドを三つずつつなげて大きなベッドに変える。
天幕が少し邪魔だけど、落ちないで寝れるくらいは近づけられた。
「俺達も隣の部屋見てみようぜ!」
ラッド達がそう言って隣の部屋に入っていく。あとは寝るだけ、と思っているとレナリスさんがタオルを差し出してくる。
「大浴場があるんだ。魔法で綺麗にするのもいいけれど、お風呂はもっといい」
彼女はそう言ってラッド達にも声をかける。大浴場! この世界に来て初めてのお風呂。楽しみ。
『わぁ~!?』
レナリスさんに案内されて大浴場にやってきた。脱衣所で服を脱いで浴場に入ると、思わず感嘆の声が漏れる。
トラの石像からお湯が出てきてる。映画とかでは見たことがあったけど、実物を見るのは初めて。
「バラの花びら?」
「とてもいい匂いでしょ」
湯舟にはバラの花びらが舞っている。レナリスさんが得意げに答える。
「入ろ~」
「ちょっと待って」
「え? どうしたのファム姉ちゃん」
双子が早速入ろうと声を上げる。私はそれを止めて双子の手を握る。
「まずは体を洗う。それが作法よ」
二人に言い聞かせるように話す。するとレナリスさんが首を傾げた。
「王族や貴族しか浴場を知らないのによく知っているな。まずは体を洗ってお湯に当たる。汚い体のままはいると湯が汚れてしまうからな」
レナリスさんはそう言って体をタオルで拭っていく。石鹸はないみたいね。仕方ない、ここはウォッシュをしておこう。
「はい。これで入れるよ」
「「は~い!」」
魔法で体を綺麗にしてからお風呂に入る。みんなにもやってあげると次々に入っていく。
「はぁ~、お湯に入るだけでこんなに気持ちいいんだね~」
「私も初めて入った時は驚きました。騎士になってよかったと思いました」
ネネさんとレナリスさんがため息をついて湯舟につかる。私も思わずため息が出ちゃう。お風呂ってこんなに気持ちよかったんだな~。なくなってはじめて気づくことって多い。
『おぉ~! なんかすげぇ~』
男湯と天井が繋がっているみたいでラッドの声が聞こえてくる。
『ラッド兄さん! 体は洗わないとって執事の人が言ってたでしょ!』
『あ、そうか! 魔法で綺麗にしてくれよユマ』
『もう、兄さんは……』
天真爛漫なラッドに振り回されるユマ君。男湯もにぎやかで楽しそう。
「しかし、レナリスさんは綺麗だね~。肌はモチモチで張りがあって」
「ネネさん。どこを触っているんですか」
ネネさんがレナリスさんのお胸を触って感嘆の声を上げる。私も思わずレナリスさんに近づいてしまう。
「ファムまで!?」
ついつい触ってしまうとレナリスさんが湯舟から出て行ってしまう。もうちょっとご利益をもらいたかったな~。って私は成長できないんだっけ。残念。
「ファムも将来綺麗になると思うよ~」
「ん、ファム様は唯一無二の女神になる」
胸を見てため息をついているとメリナとレイブンがほめてくれる。成長できないので期待できないんだけどね。
みんなと一緒に湯舟を楽しむ。こんな日が来るなんて、諦めずに生きていた甲斐があった。
『おやすみなさ~い』
湯舟を楽しみ、ベッドに戻るとみんなと一緒に声を上げて目を閉じる。
「ファム。ファム、起きて」
「ん? どうしたのイーター?」
眠っているとイーターが声をかけてくる。窓の外を指さす彼女。窓の外に松明の火が見える。誰かお城の外に出てる?
「みんなにも知らせる?」
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