転生してしまったので服チートを駆使してこの世界で得た家族と一緒に旅をしようと思います

カムイイムカ(神威異夢華)

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第二章 海へ

第三十四話 教会完成

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 嬉しそうなアルフレドを見送って、建設を続けている。一階部分はすべて木の板で覆って完成した。窓は木材屋のおっさんに頼むとして後回しだ。

 一階は玄関兼礼拝堂を20坪、吹き抜けでここに薪ストーブがある。玄関から入って右の部屋10坪がキッチンで礼拝堂の奥右の10坪の部屋がリビング、キッチンとつながっているので温かいままご飯を食べられる。子供達には温かい物を食べてほしいからな。
 二階への階段は20坪の礼拝堂にある。教会に入って右側に階段があるのでそんなに移動に時間はかからないだろう。礼拝堂は吹き抜けなので子供達が落ちないように手すりは背よりも大きく1メートル50センチほどにしようと思っている。子供が落ちたとか言うのを聞いたことがあるからな、手は尽くすぞ。
 という事で二階部分に着手する。キッチンとリビング部分の二階だけなのですぐに終わるだろう。この20坪がすべて寝室になる。子供達全員同じ部屋にするのは如何なものかと思ったのだが、今の状況から大きく変えると泣く子もいると思ったのでルナさんと一緒の部屋にすることにした。ただ藁をひいただけの寝床ではないだけでも大分子供達にいい環境になるだろう。と言っている間に完成、屋根の部分は三角の典型的な物にした。屋根にこだわれるほど知識はないしな。

「タツミさん、牛と豚を売ってくれる人見つけましたよ・・・」

 アルフレドが孤児院の門から入って声をかけてきた。アルフレドは話しながら建物が完成しているのを見て口が開きっぱなしになっている。

「教会がもう建ってる」

 どうやら、驚いていたみたいだな。

「あとは窓だけだよ」

 礼拝堂の窓とキッチン、それにリビングと二階の寝室だな。カーテンも考えないといけないけどカーテンはルナさんに任せようかな。女性はこういう所、気にするだろうしな。偏見かな?
 
「そ、そうですか・・・」

「牛と豚っていくらくらいかかるのかな?」

「ああ、すいません、驚いちゃって。えっと、牛が一頭金貨一枚で豚が銀貨5枚です」

 ふむふむ、この世界でも牛の方が高いんだな。牛は乳牛の方が好ましいんだけど、そういうのはあるのかな?

「乳牛でも同じ値段なのか?」

「乳牛もありますけどちょっと高いですよ。金貨一枚と銀貨二枚ですね」

 なるほど、しかし、この世界にも牛がいる事に驚きだな。魔物のいる世界でこういった動物が生きてこれたって事だもんな。このシーラインが港町だから、こういったアリプソになかった物とか生き物が売っているんだろうけど、見たことのある生き物が見れると何だかほっこりするな。

「牛は二頭くらい飼って、豚は三頭かな。あとは人員だ。夕日になってきたから明日だな」

 アルフレドと話していると太陽が横から日差しを照らしてきていて夕日に変わっていった。牛と豚もそうだが人員も明日の話になりそうだ。

「みんな~ご飯は行ったか?」

『は~い』

「じゃあ、いただきます!」

『いただきま~~す』

 新しく建てた教会の10坪のリビングで俺達は夕飯を食べ始めた。窓がまだ仮止めの状態なのでツギハギのような感じだがみんな喜んでいるようだ。

「タツミさん、ありがとうございます。とても美味しいです」

 長机を挟んでルナさんがお礼を言ってきた。今日のおかずは市場で買ったトマトで作った蜘蛛肉のトマト煮だ。蜘蛛と聞くと元の世界の知識のある俺としてはゲゲっという感じだが、これがまた美味いんだわ。トマトの酸味が肉のうま味と絡まってご飯が進む進む。
 トマトも普通に、この世界でも美味しい事はよかった。やせ細ったトマトとかあると思ったけど、ふっくらとしたトマトしかなかった。こうなると小麦粉でパスタを作るのも考えていいかもしれないな。作り方は料理チートに任せる。あ~楽しみだ。

「タツミさん美味しいです」

「ああ、よかったよ・・・」

 アルフレドは頬を抑えながら料理の感想を言ってきた。アルフレドは牛と豚の面倒を見てくれてすぐに帰ると思ったのだが、ずっと俺の後をついてきたのでおかしいと思っていたらご飯が目当てだったようだ。いつの間にかアルフレドの胃袋を掴んでしまった。どうしよう。

「ルキアも美味しいか?」

「おいし~!」

 拙いフォーク捌きでご飯をかきこんでいるルキア。頬に赤いご飯粒がついているので取ってやると満面の笑みで微笑んだ。あ~教会なだけに天使が舞い降りたよ。

「サンとトラも美味しいか?」

「キャン!」「ガウガウ!」

 リビングには入れなかったので礼拝堂でサンとトラに同じメニューを出してあげていた。
 美味しそうにガツガツと食べているサンとトラ、いい家族を持ててうれしいです。

 食事を終えて俺は一人門の前にやってきた。
 食事中にアルフレドが話があると言って呼び出してきたんだが、なんの用だろうか?

「お待たせしました」

「ああ・・・ってその姿は?」

 門の外からアルフレドが現れた。
 アルフレドの姿はいつもと違う姿で俺は首を傾げた。
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