2 / 3
1章 始まったもの
俺のクラス 〜英一編〜
しおりを挟む
「2組かー、……」
また2組かよ、中学三年の時もそうだったじゃんと呟きつつも2階の教室へと向かう。
第一校舎は4階建て校舎のうち教室は2階・3階しかない。
1年生は普通科として活動する星川高校では、普通棟・部活棟として第一校舎が機能しているらしい。
それにしても進学校なだけあって集まる生徒は結構多い。
公立で安い上に進学校という親からしても良いやつだ。
「え。お前」
「ん?ってって…… お前もだったのかよ!」
そこには幼なじみである西野孝がいた。
「孝久しぶりだな!」
「よせよw 春休み明けってことだけじゃないか」
2人は仲良く話を進める。相変わらず仲のいいふたりだ。 部活は吹奏楽部と違えど、今でも仲のいいらしい。 ゲーム仲間でもある。
瑛一の趣味であるファッションも精通しているようで、よく話が合う。
「それにしても知らない人多いな」
周りには知らない顔。
それらもまた、幼馴染や新しい友達との出会いがあるようだ。
……しばらくすると、新しく入ってきた担任、久野先生が教室に入ってきた。
「初めまして。久野絢香です。
……これから点呼を取りますので答えてください」
先生がどんどん名前を呼んでいく。
随分優しげな様子である。 美人だ。
少しの変態な男子はもう既に何かいやらしいことでも考えているのか。
暫くして点呼が終わり、全員揃ってることが確認された。
先生の指示に従い、席から離れようとした時、
ちょうど後ろの席から話をかけてくる人がいた。
「大島……くん?よろしくね 俺は新島太一」
「よろしくな! 俺は大島英一 サッカー部入ろうと考えてる」
「まじか!俺もだよ やっぱサッカーっしょ」
「それな」
英一の社交的な性格が功を奏したのか、友達がよくできる。
太一とは同じサッカー部を志望していることもあって、とても仲良くなれた。
……ふと英一はこんな話をした。
「お前は夢とかあるの?」英一が聞く。
「俺な、家が貧乏だからサッカー選手になってお母さんに楽させてやりたいんだ」 希望を持った目で、太一は答える。
「親孝行だな 頑張れよ」そう英一は声を掛けた
太一の少し焼けて小麦色になった肌は、まるでその言葉の中に込められた努力を表しているようだった。
(そうか……太一はとても大きな夢があるんだな)
俺の夢はなんだろう、と少し単純、けれども今まで深く考えた事無いことを考えながら、席をたち体育館へと向かっていく。
「よぉ!太一」
「おぉー走一郎」
「なんだ、お前新しい友達できたのか」走一郎が聞く。
「あ、大島英一です よろしく」そう元気に答える。
「おぉー宜しく あ、太一、一緒に明日弁当しないかい?屋上にいいとこ見つけた」
「お前いつの間に何してんだよ あっ、英一君も来ていいぜ」
英一はさっきの夢に関する話を深く考えていたのか、2人の会話をあまりよく聞いていなかった。
そのせいか自分の名前が聞こえた瞬間ビクッとした。
「何驚いてんだよ」
「ご、ご、ごめんね あはは…… あっ、そ、走一郎君?」
「あっ、初めまして。 三田走一郎です…」
「さんだ、走一郎……よろしくね!」
「うん!」
太一と走一郎と英一。
早くもこの3人は友達となった。
やがてこういう風にして出来た友達が何かと大事になっていくのだろう。
3人は、肩を組みながら体育館へと向かっていった。
また2組かよ、中学三年の時もそうだったじゃんと呟きつつも2階の教室へと向かう。
第一校舎は4階建て校舎のうち教室は2階・3階しかない。
1年生は普通科として活動する星川高校では、普通棟・部活棟として第一校舎が機能しているらしい。
それにしても進学校なだけあって集まる生徒は結構多い。
公立で安い上に進学校という親からしても良いやつだ。
「え。お前」
「ん?ってって…… お前もだったのかよ!」
そこには幼なじみである西野孝がいた。
「孝久しぶりだな!」
「よせよw 春休み明けってことだけじゃないか」
2人は仲良く話を進める。相変わらず仲のいいふたりだ。 部活は吹奏楽部と違えど、今でも仲のいいらしい。 ゲーム仲間でもある。
瑛一の趣味であるファッションも精通しているようで、よく話が合う。
「それにしても知らない人多いな」
周りには知らない顔。
それらもまた、幼馴染や新しい友達との出会いがあるようだ。
……しばらくすると、新しく入ってきた担任、久野先生が教室に入ってきた。
「初めまして。久野絢香です。
……これから点呼を取りますので答えてください」
先生がどんどん名前を呼んでいく。
随分優しげな様子である。 美人だ。
少しの変態な男子はもう既に何かいやらしいことでも考えているのか。
暫くして点呼が終わり、全員揃ってることが確認された。
先生の指示に従い、席から離れようとした時、
ちょうど後ろの席から話をかけてくる人がいた。
「大島……くん?よろしくね 俺は新島太一」
「よろしくな! 俺は大島英一 サッカー部入ろうと考えてる」
「まじか!俺もだよ やっぱサッカーっしょ」
「それな」
英一の社交的な性格が功を奏したのか、友達がよくできる。
太一とは同じサッカー部を志望していることもあって、とても仲良くなれた。
……ふと英一はこんな話をした。
「お前は夢とかあるの?」英一が聞く。
「俺な、家が貧乏だからサッカー選手になってお母さんに楽させてやりたいんだ」 希望を持った目で、太一は答える。
「親孝行だな 頑張れよ」そう英一は声を掛けた
太一の少し焼けて小麦色になった肌は、まるでその言葉の中に込められた努力を表しているようだった。
(そうか……太一はとても大きな夢があるんだな)
俺の夢はなんだろう、と少し単純、けれども今まで深く考えた事無いことを考えながら、席をたち体育館へと向かっていく。
「よぉ!太一」
「おぉー走一郎」
「なんだ、お前新しい友達できたのか」走一郎が聞く。
「あ、大島英一です よろしく」そう元気に答える。
「おぉー宜しく あ、太一、一緒に明日弁当しないかい?屋上にいいとこ見つけた」
「お前いつの間に何してんだよ あっ、英一君も来ていいぜ」
英一はさっきの夢に関する話を深く考えていたのか、2人の会話をあまりよく聞いていなかった。
そのせいか自分の名前が聞こえた瞬間ビクッとした。
「何驚いてんだよ」
「ご、ご、ごめんね あはは…… あっ、そ、走一郎君?」
「あっ、初めまして。 三田走一郎です…」
「さんだ、走一郎……よろしくね!」
「うん!」
太一と走一郎と英一。
早くもこの3人は友達となった。
やがてこういう風にして出来た友達が何かと大事になっていくのだろう。
3人は、肩を組みながら体育館へと向かっていった。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
ヤクザのお嬢は25人の婚約者に迫られてるけど若頭が好き!
タタミ
恋愛
関東最大の極道組織・大蛇組組長の一人娘である大蛇姫子は、18歳の誕生日に父から「今年中に必ず結婚しろ」と命じられる。
姫子の抵抗虚しく、次から次へと夫候補の婚約者(仮)が現れては姫子と見合いをしていくことに。
しかし、姫子には子どもの頃からお目付け役として世話をしてくれている組員・望月大和に淡い恋心を抱き続けていて──?
全25人の婚約者から真実の愛を見つけることはできるのか!?今、抗争より熱い戦いの幕が上がる……!!
サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします
二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位!
※この物語はフィクションです
流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。
当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる