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6-2.長い一日②
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「お前ら何やってんだ?」
「「「ぇあっ!?(クルッ)」」」
それと同時に、驚いた3人は暴行をやめ、声のした方を振り返る。
「……?(ムクッ)」
私も声のする方を見るとそこには……
「おい、何をしてるか聞いているんだが?」
「「「……ガキ?」」」
青髪に青い瞳の少年が立っていた。間違いない。あの時の少年だ。……にしても、心なしか高圧的な口調だな。
「何だ、ガキか。脅かすなよな。」
「可愛くないしゃべり方しやがって。」
「それより、この辺じゃ見ねぇ顔だな。どこの村の出だ?」
そう言いつつ、3人が近寄って行く。
「おいおい?質問してんのは俺だぞ?何をしてるのか聞いてんだが?」
少年の発言に男たちは互いの顔を見合わせ、沈黙した後で話し出す。
「見てわかるだろ?魔物討伐だ。」
「俺たちは冒険者パーティ『ブラッドファング』の一員でね。この一帯を魔物の脅威から守ってやってんだ。」
「お前、こいつの知り合いか?」
「…………」
少年は、数秒考え込む様な仕草をしてから口を開いた。
「……いや、まだ他人だと思う。」
「だったら引っ込んでろ。」
「今俺たちは、村の平和を脅かすこの魔物の討伐をしている所だ。」
「危ないから離れてろ。」
「何故だ?」
「「「あ゛?」」」
「何故、お前らの言う事を聞かなきゃいけないんだ?」
「「「ぁ゛あ゛???」」」
3人は凄む様にして少年を睨見つける。
「小僧、口には気をつけろよ?」
「俺たちは親切で言ってやってんだぞ?」
「痛い目を見ないとわからないのか?」
3人はメンチを切って詰め寄る。
「わからないな。どうしてもわからない。」
しかし、少年は全く動じた様子がない。
結構勇気のある奴だな。大の大人3人に凄まれれば、多少は動揺するだろうに。
尚も少年は動じることなく話を続ける。
「そもそも、そいつが魔物だって根拠は何だ?」
「お前…見てわからねえのか?」
「わからねぇか聞いてんだよ。」
「「「…………」」」
3人は互いを見合わせる。そして、1人が口を開く。
「ローブで隠れてるが、全身が血と傷と包帯だらけだろ?」
「……それが根拠か?」
少年は呆れたように言う。
「それに、目が緑色で髪も白いだろ?」
「だから、それが根拠と言えるのか聞いてんだが?どっちも魔物との共通点じゃないよな?」
「いいや、もっと決定的な証拠がある。」
リーダー格らしき男が出張る。
「(シュロロッ)これを見ろ。」
そう言って、私のカバンの中身を見せる。
「これらの薬草やら木の実は、魔の森の植物だ。」
あの森って、魔の森って言うのか?初めて知ったな。
「……そんなものが魔物だという証拠か?」
「お前………あの魔の森だぞ!?一度入れば生きては帰ってこれない!ましてや子供が生きて出られるわけがない!」
いや……全然危険なんかじゃないんですが?
現にわたしは、頻繁に出入りしている訳だし。
「なるほど。人間の子供じゃないなら魔物……って訳だ。」
「そうだ。でなけりゃ得体のしれない何かだ。」
「じゃあ何故殺さないんだ?」
「……は?」
「そう思うんだったら、さっさと殺せば良いだけなのに、何故生かしておくんだ?」
「えっ!?そ……それは……」
「なぁ、そっちの2人はどう思う?」
「いや…その……」
「あー…えー……」
「あと、訂正しなきゃならないことがある。魔の森は、確かに危険な森だ。けど、一度入ったら二度と出られない訳じゃない。ちゃんとした手順を踏めば生還は可能だし、住んでいる奴もいる。冒険者のくせに知らないのか?」
「え…そ、そうなのか?」
「いや…俺が知るかよ。」
「同じく」
「そもそも、実際にそいつが魔の森から出てきたのを見たわけじゃないんだよな?その素材をそいつが取って来たとも限らないし、誰かから貰って換金を任された可能性だってある筈だ。お前らが子供に生還は無理だと疑うのは自然だが、だったら普通はそっちの可能性を考える方が自然だろ?」
「「「う゛っ………」」」
「おまけにこいつはこの1ヶ月間、街中をウロウロするばかりで素材を中々売れないシャイな奴だ。悪さをするでもなく、腹すかした奴にはこっそり食料くれてやるし、怪我した奴には何の見返りも求めずに手当してる。」
え?ちょっと待って!?見られてたの!?
「お前らは、本気でこんな奴が魔物だって思ってんのか?」
「「「……」」」
「俺にはどうにも、物珍しいものに対して鬱憤をぶつける為に大義名分を振りかざしてるようにしか見えないが………はは~ん。なるほどね。」
「「「…ん?」」」
男達は、少年が何を言っているのかわからないらしく、キョトンとしている。
「おい、何が『なるほど』なんだ?」
「何が、って……お前ら、そいつから素材をガメる為に虐めてたんだろ。」
「「「なっ!?」」」
「あの森に入るのが怖いから、そいつに言いがかりを付けて手っ取り早く横取りしてたんだろ?」
「「「っ……」」」
いや…まぁ、何となく察してたけどさ。やっぱりカツアゲの方が目的だったんだ。
て事は……私自身が目的じゃなかったか。……キツイな。
「冒険者と豪語してるが…………はぁ~あーあー」
「(ピクッ)……何が言いたい?」
「何だと思う?」
「……言ってみろ。」
「おっ?言って良いのか?じゃあ、遠慮なく。」
それにしても、煽り散らかしてるな。
「おい、乞食より浅ましいクズ共。どんなに知恵を絞ってもこの程度の陳腐なしのぎしか思いつかないのか?冒険者が聞いて呆れるな。挙句の果てに…はぁ~、あーあーみっともないったらないな。」
「「「ぁ゛あ゛あ゛っ???」」」
男たちの目の色が変わる。
てか、こいつ……本当に遠慮なく言うな。
「勝手な言い掛かりを付けて、大怪我した無抵抗な子供一人によってたかってみっともない。自分達が弱いからって3人がかりでやるのは流石に滑稽じゃあないか?面子とか気にしないのか?」
「「「っ!?」」」
自覚は無かったんだろうな。まぁ、暴言の内容を聞いていればなんとなく察しはついていたけど。
てか、どれだけ煽るんだよ。
「あぁ、気にしないか!そりゃそうだよなぁ?怪我した無抵抗な子供を3人でよってたかっていたぶって、いばり散らす様な臆病者なんかに、失う面子なんてないもんなぁ?」
「「「っ………(プルプルプルプル)」」」
「現実を見ろ。お前らが弱いのはお前ら自身が原因だ。八つ当たりついでにカツアゲしてる暇があるなら、さっさと魔の森に入って魔物の一匹でも狩って……いや、無理か。なら、木の実の一つでも穫ってこい穀潰しども。」
「「「(ピキッ)」」」
男達から何かが切れる音がした。
「「「(ザッ)」」」
そして、少年を取り囲んで言った。
「……調子に乗ってんじゃねぇぞ、クソガキ。」
「さっきの発言を撤回しろ。」
「撤回しないと、痛い目を見るのはお前だぞ?」
「それって、図星を突かれて痛いって事か?」
「……口を閉じろクソガキ。この状況で生きて帰れると思ってんのか?」
「逆に聞くが、ここまでしないと勝てないのか?流石はブラッドファング様だな。」
「(ピククッ)……勘違いするな。俺たちはどんな相手にも手加減をしないだけだ。弱いからではない。」
「なら……(スッ)」
ポケットから何かを取り出す。
「俺に負ければ、お前らがそのクソガキより弱いって証明されちまうな。」
取り出したのは……ペーパーナイフだった。
あれで戦うつもりか?どう見ても、煽っている様にしか思えない。
「こんな子供に口喧嘩ですら負けるなんて、あ~あ~情けない情けない。俺は将来、こうはなりたくないもんだね。」
「「「(ピキピキピキッ)」」」
再び、男達から何かが切れる音がした。
「(カチャッ)……死にてぇみたいだな。」
「(スラッ)切り刻まれてぇか?串刺しにされてぇか?」
「(チャキッ)望み通り、殺してやるよ。じっくりとな。」
三人の逆鱗に触れたようだ。各々が剣を構える……って、いやいや、流石にこれはまずいだろ!?
「やっと武器を構えたか。おせーんだよ。つーか、遺言なんて聞かずにスパッとやれば良いだろ?ここまで言われないと手を上げないとか…案外理性的だな。……それとも、ビビってるだけか?」
よくも、まぁ、スラスラと煽り文句が出るもんだな。そんでもっていよいよやばいな。
「もう一度言ってみろ。」
「謝ったってもう遅いぞ?」
「命乞いをしろ。それがお前の遺言だクソガキ。」
臨界状態の3人。しかし、それでも少年は小馬鹿にするかのように言い放った。
「なんだ?まだ言われ足りないってか?だったら分かりやすく、簡潔に言ってやるよ。」
「「「(ブッチィン!!)」」」
男達は般若の様な形相で少年を睨む。
「さっさと掛かってこい。腰抜け共。」
「「「うらぁっ(ヒュッ!!)」」」
「(カキキキンッ……ザクザクザクッ)」
少年の一言に、とうとう男達が剣を振り下ろす。
直後、剣が体に突き刺さる。
「「「ッ゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ッ!!」」」
……男達の体に。
「「「ぇあっ!?(クルッ)」」」
それと同時に、驚いた3人は暴行をやめ、声のした方を振り返る。
「……?(ムクッ)」
私も声のする方を見るとそこには……
「おい、何をしてるか聞いているんだが?」
「「「……ガキ?」」」
青髪に青い瞳の少年が立っていた。間違いない。あの時の少年だ。……にしても、心なしか高圧的な口調だな。
「何だ、ガキか。脅かすなよな。」
「可愛くないしゃべり方しやがって。」
「それより、この辺じゃ見ねぇ顔だな。どこの村の出だ?」
そう言いつつ、3人が近寄って行く。
「おいおい?質問してんのは俺だぞ?何をしてるのか聞いてんだが?」
少年の発言に男たちは互いの顔を見合わせ、沈黙した後で話し出す。
「見てわかるだろ?魔物討伐だ。」
「俺たちは冒険者パーティ『ブラッドファング』の一員でね。この一帯を魔物の脅威から守ってやってんだ。」
「お前、こいつの知り合いか?」
「…………」
少年は、数秒考え込む様な仕草をしてから口を開いた。
「……いや、まだ他人だと思う。」
「だったら引っ込んでろ。」
「今俺たちは、村の平和を脅かすこの魔物の討伐をしている所だ。」
「危ないから離れてろ。」
「何故だ?」
「「「あ゛?」」」
「何故、お前らの言う事を聞かなきゃいけないんだ?」
「「「ぁ゛あ゛???」」」
3人は凄む様にして少年を睨見つける。
「小僧、口には気をつけろよ?」
「俺たちは親切で言ってやってんだぞ?」
「痛い目を見ないとわからないのか?」
3人はメンチを切って詰め寄る。
「わからないな。どうしてもわからない。」
しかし、少年は全く動じた様子がない。
結構勇気のある奴だな。大の大人3人に凄まれれば、多少は動揺するだろうに。
尚も少年は動じることなく話を続ける。
「そもそも、そいつが魔物だって根拠は何だ?」
「お前…見てわからねえのか?」
「わからねぇか聞いてんだよ。」
「「「…………」」」
3人は互いを見合わせる。そして、1人が口を開く。
「ローブで隠れてるが、全身が血と傷と包帯だらけだろ?」
「……それが根拠か?」
少年は呆れたように言う。
「それに、目が緑色で髪も白いだろ?」
「だから、それが根拠と言えるのか聞いてんだが?どっちも魔物との共通点じゃないよな?」
「いいや、もっと決定的な証拠がある。」
リーダー格らしき男が出張る。
「(シュロロッ)これを見ろ。」
そう言って、私のカバンの中身を見せる。
「これらの薬草やら木の実は、魔の森の植物だ。」
あの森って、魔の森って言うのか?初めて知ったな。
「……そんなものが魔物だという証拠か?」
「お前………あの魔の森だぞ!?一度入れば生きては帰ってこれない!ましてや子供が生きて出られるわけがない!」
いや……全然危険なんかじゃないんですが?
現にわたしは、頻繁に出入りしている訳だし。
「なるほど。人間の子供じゃないなら魔物……って訳だ。」
「そうだ。でなけりゃ得体のしれない何かだ。」
「じゃあ何故殺さないんだ?」
「……は?」
「そう思うんだったら、さっさと殺せば良いだけなのに、何故生かしておくんだ?」
「えっ!?そ……それは……」
「なぁ、そっちの2人はどう思う?」
「いや…その……」
「あー…えー……」
「あと、訂正しなきゃならないことがある。魔の森は、確かに危険な森だ。けど、一度入ったら二度と出られない訳じゃない。ちゃんとした手順を踏めば生還は可能だし、住んでいる奴もいる。冒険者のくせに知らないのか?」
「え…そ、そうなのか?」
「いや…俺が知るかよ。」
「同じく」
「そもそも、実際にそいつが魔の森から出てきたのを見たわけじゃないんだよな?その素材をそいつが取って来たとも限らないし、誰かから貰って換金を任された可能性だってある筈だ。お前らが子供に生還は無理だと疑うのは自然だが、だったら普通はそっちの可能性を考える方が自然だろ?」
「「「う゛っ………」」」
「おまけにこいつはこの1ヶ月間、街中をウロウロするばかりで素材を中々売れないシャイな奴だ。悪さをするでもなく、腹すかした奴にはこっそり食料くれてやるし、怪我した奴には何の見返りも求めずに手当してる。」
え?ちょっと待って!?見られてたの!?
「お前らは、本気でこんな奴が魔物だって思ってんのか?」
「「「……」」」
「俺にはどうにも、物珍しいものに対して鬱憤をぶつける為に大義名分を振りかざしてるようにしか見えないが………はは~ん。なるほどね。」
「「「…ん?」」」
男達は、少年が何を言っているのかわからないらしく、キョトンとしている。
「おい、何が『なるほど』なんだ?」
「何が、って……お前ら、そいつから素材をガメる為に虐めてたんだろ。」
「「「なっ!?」」」
「あの森に入るのが怖いから、そいつに言いがかりを付けて手っ取り早く横取りしてたんだろ?」
「「「っ……」」」
いや…まぁ、何となく察してたけどさ。やっぱりカツアゲの方が目的だったんだ。
て事は……私自身が目的じゃなかったか。……キツイな。
「冒険者と豪語してるが…………はぁ~あーあー」
「(ピクッ)……何が言いたい?」
「何だと思う?」
「……言ってみろ。」
「おっ?言って良いのか?じゃあ、遠慮なく。」
それにしても、煽り散らかしてるな。
「おい、乞食より浅ましいクズ共。どんなに知恵を絞ってもこの程度の陳腐なしのぎしか思いつかないのか?冒険者が聞いて呆れるな。挙句の果てに…はぁ~、あーあーみっともないったらないな。」
「「「ぁ゛あ゛あ゛っ???」」」
男たちの目の色が変わる。
てか、こいつ……本当に遠慮なく言うな。
「勝手な言い掛かりを付けて、大怪我した無抵抗な子供一人によってたかってみっともない。自分達が弱いからって3人がかりでやるのは流石に滑稽じゃあないか?面子とか気にしないのか?」
「「「っ!?」」」
自覚は無かったんだろうな。まぁ、暴言の内容を聞いていればなんとなく察しはついていたけど。
てか、どれだけ煽るんだよ。
「あぁ、気にしないか!そりゃそうだよなぁ?怪我した無抵抗な子供を3人でよってたかっていたぶって、いばり散らす様な臆病者なんかに、失う面子なんてないもんなぁ?」
「「「っ………(プルプルプルプル)」」」
「現実を見ろ。お前らが弱いのはお前ら自身が原因だ。八つ当たりついでにカツアゲしてる暇があるなら、さっさと魔の森に入って魔物の一匹でも狩って……いや、無理か。なら、木の実の一つでも穫ってこい穀潰しども。」
「「「(ピキッ)」」」
男達から何かが切れる音がした。
「「「(ザッ)」」」
そして、少年を取り囲んで言った。
「……調子に乗ってんじゃねぇぞ、クソガキ。」
「さっきの発言を撤回しろ。」
「撤回しないと、痛い目を見るのはお前だぞ?」
「それって、図星を突かれて痛いって事か?」
「……口を閉じろクソガキ。この状況で生きて帰れると思ってんのか?」
「逆に聞くが、ここまでしないと勝てないのか?流石はブラッドファング様だな。」
「(ピククッ)……勘違いするな。俺たちはどんな相手にも手加減をしないだけだ。弱いからではない。」
「なら……(スッ)」
ポケットから何かを取り出す。
「俺に負ければ、お前らがそのクソガキより弱いって証明されちまうな。」
取り出したのは……ペーパーナイフだった。
あれで戦うつもりか?どう見ても、煽っている様にしか思えない。
「こんな子供に口喧嘩ですら負けるなんて、あ~あ~情けない情けない。俺は将来、こうはなりたくないもんだね。」
「「「(ピキピキピキッ)」」」
再び、男達から何かが切れる音がした。
「(カチャッ)……死にてぇみたいだな。」
「(スラッ)切り刻まれてぇか?串刺しにされてぇか?」
「(チャキッ)望み通り、殺してやるよ。じっくりとな。」
三人の逆鱗に触れたようだ。各々が剣を構える……って、いやいや、流石にこれはまずいだろ!?
「やっと武器を構えたか。おせーんだよ。つーか、遺言なんて聞かずにスパッとやれば良いだろ?ここまで言われないと手を上げないとか…案外理性的だな。……それとも、ビビってるだけか?」
よくも、まぁ、スラスラと煽り文句が出るもんだな。そんでもっていよいよやばいな。
「もう一度言ってみろ。」
「謝ったってもう遅いぞ?」
「命乞いをしろ。それがお前の遺言だクソガキ。」
臨界状態の3人。しかし、それでも少年は小馬鹿にするかのように言い放った。
「なんだ?まだ言われ足りないってか?だったら分かりやすく、簡潔に言ってやるよ。」
「「「(ブッチィン!!)」」」
男達は般若の様な形相で少年を睨む。
「さっさと掛かってこい。腰抜け共。」
「「「うらぁっ(ヒュッ!!)」」」
「(カキキキンッ……ザクザクザクッ)」
少年の一言に、とうとう男達が剣を振り下ろす。
直後、剣が体に突き刺さる。
「「「ッ゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ッ!!」」」
……男達の体に。
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