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運命の出会い
僕は醜い堕天使
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ここは天界。天界の下には人間界があって、天界はそこで生涯を終えた人が来る場所。天界のみんなは人間が大好きだから、天界の建物は人間界に倣って造られている。
天界には神様達と天使たちがいて、人間さんたちを幸せにするために毎日頑張っている。人間さんと天使、神様のカップルもいるみたいだよ。いいな、僕、恋人いないから。
僕、実は今恋をしているんだ。
天使は、ふわふわしてて羽の大きい子が沢山いる。そんな中、僕だけが違う。
黒くて小さい翼、天使とは真逆の羽を持っている。僕は神様から見放されたのかな。
僕は堕天使なのかもしれない。
「おいっお前!」
「なぁに?」
「っ!!お前、なんで黒いんだよ、みんなと違くて、その、かっ!かわいーーー」
「っ!!うわぁぁあん」
「?!」
話の途中で逃げちゃった。だって、先の言葉なんて聞きたくなかったんだもの。
みんな、こうやって僕のことバカにする。僕も、みんなと違って悲しい。でも声に出すことないじゃないか。
こうやって言葉にされる度、自覚する。みんなと違うことを。
ガッカリして飛んだ。僕は翼が小さいから、みんなと違って低空飛行しかできない。
「ねぇ、なんで君って羽黒いの?なのに肌は真っ白。本当にかわーーー」
「うわぁん!」
「あなたって本当に小さくてかわーーー」
「うわぁん!!」
「シーちゃん!君のことがすkーーーーー」
「うわぁん!!!」
みんな口を開く度に何か悲しいことを言うのではないかと思い、遮って逃げてしまう。
こんなだから、自信がつかないんだ。僕の大好きで憧れている、天界をまとめる一番偉い人の大神様、もといクラウン様も呆れてしまうだろう。
ある日。僕はその日も、悲しい言葉から逃げるために飛行をしていた。
神様は歩いて移動する。天使と違って身長が高く、足が長いから歩いた方が速いんだ。
僕は低空飛行しか出来なくて神様に踏まれてしまいそうになることがよくあったから、少し外れた道を飛んでいたんだ。
こんな僕を構う人はいないだろうと思ってたのに、話しかけられた。少しチャラい神様に。
「ねぇ、そこの君?」
「ふぇ?僕?」
「うんうん!そうだよ、これから僕と遊ばない?僕顔広いし沢山遊べるよ~??」
「っえ!!」
ーーなにそれ、すごく楽しそう。
友達の少ない僕は遊んだことがあまりなくて、浮かれていたんだと思う。
「へぇ…この子が噂のねぇ」
「そうそう!話しかけたらすぐ着いてきちゃってさぁ?ほんと、無自覚って大変だよねぇ」
「お前が言うなよ」
「えぇ?酷いなぁ」
「なんとでも。それより、今日はこの子で遊ぶんでしょ??」
「そう!今日はこの子をマワしたいな?」
「いいなそれ」
なにこれ、なんか、こわい。
大きな神様が、少しガラの悪い神様がたくさん僕を囲んでる。
怖い顔してて、全然楽しそうじゃない。
「こっち来なよ~」
「っや!」
「ん~?なんで抵抗するの??」
僕が抵抗すると、僕を引っ張り床にうつ伏せにした。
ーーいたい、冷たい。
ーーーこわいよ。
僕は羽が小さいから上手く抵抗することが出来ない。
お菓子が食べれるのかと思って着いてこなきゃ良かったな。
だらしのない僕が不甲斐なくて、一筋涙がこぼれた。
ーーーーーっバタン!!!
「お前ら!!やっと捕まえたぞ!」
どうなってしまうんだろうと思っていたら、人間界で言う「警察さん」が来てくれた。
ガタイのいい人達が、どんどん神様たちを捕まえていく。
何が起こっているのだろう?
「キミ、大丈夫か?」
「はーーー!!!」
こっこの人は!!!!
あの大神様ではないか!
「クッ、クラウン様?!?!」
「僕のことはラウと呼んで、シーちゃん」
「なぜ僕の名前を知っているの?」
「僕達、前にあったことがあるだろう?シーちゃん、あの頃からずっと好きだったんだ。結婚してくれないか?」
「っ!!!!!」
ずっと憧れていた大神様にプロポーズされて、キャパオーバーとなってしまった僕は気を失ってしまうのであった。
天界には神様達と天使たちがいて、人間さんたちを幸せにするために毎日頑張っている。人間さんと天使、神様のカップルもいるみたいだよ。いいな、僕、恋人いないから。
僕、実は今恋をしているんだ。
天使は、ふわふわしてて羽の大きい子が沢山いる。そんな中、僕だけが違う。
黒くて小さい翼、天使とは真逆の羽を持っている。僕は神様から見放されたのかな。
僕は堕天使なのかもしれない。
「おいっお前!」
「なぁに?」
「っ!!お前、なんで黒いんだよ、みんなと違くて、その、かっ!かわいーーー」
「っ!!うわぁぁあん」
「?!」
話の途中で逃げちゃった。だって、先の言葉なんて聞きたくなかったんだもの。
みんな、こうやって僕のことバカにする。僕も、みんなと違って悲しい。でも声に出すことないじゃないか。
こうやって言葉にされる度、自覚する。みんなと違うことを。
ガッカリして飛んだ。僕は翼が小さいから、みんなと違って低空飛行しかできない。
「ねぇ、なんで君って羽黒いの?なのに肌は真っ白。本当にかわーーー」
「うわぁん!」
「あなたって本当に小さくてかわーーー」
「うわぁん!!」
「シーちゃん!君のことがすkーーーーー」
「うわぁん!!!」
みんな口を開く度に何か悲しいことを言うのではないかと思い、遮って逃げてしまう。
こんなだから、自信がつかないんだ。僕の大好きで憧れている、天界をまとめる一番偉い人の大神様、もといクラウン様も呆れてしまうだろう。
ある日。僕はその日も、悲しい言葉から逃げるために飛行をしていた。
神様は歩いて移動する。天使と違って身長が高く、足が長いから歩いた方が速いんだ。
僕は低空飛行しか出来なくて神様に踏まれてしまいそうになることがよくあったから、少し外れた道を飛んでいたんだ。
こんな僕を構う人はいないだろうと思ってたのに、話しかけられた。少しチャラい神様に。
「ねぇ、そこの君?」
「ふぇ?僕?」
「うんうん!そうだよ、これから僕と遊ばない?僕顔広いし沢山遊べるよ~??」
「っえ!!」
ーーなにそれ、すごく楽しそう。
友達の少ない僕は遊んだことがあまりなくて、浮かれていたんだと思う。
「へぇ…この子が噂のねぇ」
「そうそう!話しかけたらすぐ着いてきちゃってさぁ?ほんと、無自覚って大変だよねぇ」
「お前が言うなよ」
「えぇ?酷いなぁ」
「なんとでも。それより、今日はこの子で遊ぶんでしょ??」
「そう!今日はこの子をマワしたいな?」
「いいなそれ」
なにこれ、なんか、こわい。
大きな神様が、少しガラの悪い神様がたくさん僕を囲んでる。
怖い顔してて、全然楽しそうじゃない。
「こっち来なよ~」
「っや!」
「ん~?なんで抵抗するの??」
僕が抵抗すると、僕を引っ張り床にうつ伏せにした。
ーーいたい、冷たい。
ーーーこわいよ。
僕は羽が小さいから上手く抵抗することが出来ない。
お菓子が食べれるのかと思って着いてこなきゃ良かったな。
だらしのない僕が不甲斐なくて、一筋涙がこぼれた。
ーーーーーっバタン!!!
「お前ら!!やっと捕まえたぞ!」
どうなってしまうんだろうと思っていたら、人間界で言う「警察さん」が来てくれた。
ガタイのいい人達が、どんどん神様たちを捕まえていく。
何が起こっているのだろう?
「キミ、大丈夫か?」
「はーーー!!!」
こっこの人は!!!!
あの大神様ではないか!
「クッ、クラウン様?!?!」
「僕のことはラウと呼んで、シーちゃん」
「なぜ僕の名前を知っているの?」
「僕達、前にあったことがあるだろう?シーちゃん、あの頃からずっと好きだったんだ。結婚してくれないか?」
「っ!!!!!」
ずっと憧れていた大神様にプロポーズされて、キャパオーバーとなってしまった僕は気を失ってしまうのであった。
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