美少女令嬢な元生徒会副会長を、キモオタな中年教師がNTRる話

小松 美堂

文字の大きさ
67 / 102
第三章

桔梗編 前編

しおりを挟む
「わぁっ !

わたしの部屋と全然違うっ ! 」



「広いわ ! 」

「十二畳だってさ。」



「次の間も、あるの?」

スッと襖を開けると、布団が敷かれていた。



「へぇ、凄いわねぇ。」

布団を見ないようにして、美奈子は窓際に向かう。



扉を開けて、外に出る。

「あぁ~っ! これが露天風呂?」

てっきり湯船が外に出てるくらいに思ってたのに、

こんな広いテラスがあって、その先にお風呂なんて !

贅沢ぅっ !!」



びゅっと風が吹く

「うぅっ寒い。

でも、綺麗!

あれは、どこ?」



友介も、のっそりとテラスに出て来る

「N津の街の明かりだね。」

「素敵ぃ、夜景を眺めながら、露天風呂かぁ。

昼間は、どうなんだろう。」



「着いてすぐ入ったよ。

海が一望できて、それはそれでよかった」



「そーかー、確かに波の音が聞こえるぅ!」



「入ろうよ。今から。」



「えっ、それは……」



「見学で終わりじゃなくて、体験しなきゃ

それに……ただ見てると寒いよ」

羽織姿の美少女を、背中からそっと抱き締める。

「こんなに冷えてるし……まずは戻ろう」

そのまま肩を抱きながら、二人は部屋へ。





「く~っ、さすがに入るまでは寒い~っ !」

美奈子が扉を開けて、小走りに来る。

「おっ、来た来た。あれ ? そんなにタオルぐるぐる巻かなくても」

「外で恥ずかしいし、乙女の嗜みです……」

「あっ、そのまま入っちゃダメだよ」

「もうっ、わかってるわ。

いくら個室風呂でも、タオルで入りません」



するっと、巻いたタオルを脱いで、絶世の美少女の

フルヌードが、暖色系の明かりを受けて、闇夜にぼっと浮かぶ。

真っ白な肌が、優美なラインを描いた裸身を際立出せる。

決して大きくない乳房も、形は良くツンと上向いて、魅惑的だ。

何より、その表情は少し頬が紅く染まり、こちらを見る潤んだ瞳は、

相変わらず吸い込まれそうだ。

あまりの美しさに、友介は呆けて見惚れる……



「あっ……」

「どうしたの ? 」



寒さゆえ、トプンと少し波立たせて、手早く湯船に浸かった

ヴィーナスが尋ねる。



「夜に浮かぶ裸のヴィーナスの美しさが、一瞬で

見えなくなっちゃったからさ……」

「クスっ、なあにそれ ? 」

「いや、この世のものとは思えない美しさだったから……」

「もう、何度も見てるくせに、何言ってるの ? 」

「いつ見ても、美しいものは美しいさ……」



「バっ……バカねぇ、相変わらず。

似合わないことばかり言って……」

友介は、別にカッコつけて言っているつもりはなくて、

美奈子に対しては、ナチュラルに賛辞が出てしまう。



先ほどよりも少し紅潮した顔を背け、ヴィーナスはどこか恥ずかし気に呟く。

耳も真っ赤だが、これは隠しようもない。



「わぁっ、やっぱり湯船に浸かって見ると、一段と風情があるわね」

ごまかすように、夜景の方を向く。

両腕を風呂のたもとにかけて、キラキラ輝く街の明かりを見つめていれば、

先ほどまであれこれ思い悩んでいたことが、段々と薄れていく。

いつしか、友介も同じ姿勢でN津の光りを見ていた。



「ミナと、一緒に温泉に入って、夜景を眺める。

こんな時間がずっと続けばいいなぁ……」

友介が、小さな声で呟く。



美奈子としては、反応しづらく、黙ってゆらめく灯りを見つめるしかない。

少しだけ、友介に近づいて、肘と肘を触れ合わせるのが、精一杯。



無言のまま、友介の顔が近づいてくる。

それを受けて、美奈子も横を向き、キスを受け入れる。

そっとするベーゼから、舌が美奈子の唇をノックするのに合わせ、

少しずつ触れ合いを増やしていく。

徐々に、お互いに舌が入り込み、少しずつ二人の距離も縮まる。

キスをしたまま、無言で友介は美奈子の背後にまわる。

キスを支点に円を描く要領で。

美奈子の背後を取って落ち着く。相変わらずキスはしたまま。



友介の肉厚な手が美奈子の微乳を包みこむように、揉みはじめる。

大きく、ぐりんぐりんとしつつ、時折待ちかねている乳首を抓る。

その度に、美奈子のキスが友介の舌を奥へと引っ張る。



息苦しくなって、美奈子は唇を離すと、また夜景の方を向く。

一方の友介は、逞しく存在感を主張しているペニスを、

美奈子のお尻の合間に入れ、素股の形でゆっくり股間を擦りあげる。



背後から、美奈子の頬に友介が顔を寄せる。



「今夜は、この部屋でずっと悶々としてたよ。

ミナは、きっと来ないだろうと思ってた。

LIMEにもね、きっと反応しないとだろうって。

やっぱり、恋人との時間はひと時も無駄にしたくないもんね。

だから……既読がつくだけで喜んだし、

レスは本当にうれしかった。ありがとう」



なぜ来てくれたのかは、あえて聞かなかい。

友介にとっては、いまこうしている事が全てだったから。



美奈子は、相変わらず黙って夜景を見つめている。

しかし、肉体は乳首が反応して痛いほど突き出て、

先ほどからペニスで刺激されている秘所からは、

蜜が湯に垂れ流しだ。



素股を続けていたペニスの動きが、かすかに変わった。

開いた小陰唇をこそげるコースになったのだ。

時折、クリトリスにもぶつかりやすく、その度に美奈子の身体が

ヒクッヒクッと反応して揺れる。

美奈子も位置を調整して、心持ち腰を上に向ける。



いつしか、美奈子は両腕に顔をつっぷしてしまっている。



ぐちゅぐちゅぐちゅ……ぐっちゅ……ぐぽっ !!

一瞬、ペニスが膣内に入り込んだ !

すぐにペニスは湯内に戻っていく。



それは、たまたまだったかもしれないが、

その頻度は、徐々に増えていった……



その時間が続いて、ふたりの息が段々

熱っぽいものに変わっていったところで



「ねぇ……もう、このまま入れてもいい ?

外に必ず出すから……」



もとより、先ほどからの感触で友介がコンドームを装着していないことは、

美奈子も承知のうえだ。

それを確信しての友介の問いかけだ。



微か、本当に微かに、美奈子の頭が縦に動いた。

それを確認するや否や、ひとまわり大きくペニスが膨らんだのではないか

というくらい、血流のめぐりがよくなったペニスの頭が、

美奈子の膣内に潜り込んだ。



その瞬間、ピクリ、美奈子の身体が動き、腰を揺らしてスムーズな

挿入に協力した。

スルスルとペニスは、動き全てが侵入を果たして止まった。



「入れちゃった……

部屋に入って、このお風呂を見た瞬間、

ミナとここで夜景を見ながらセックスしたいって、決めてたんだ……

それが実現できて、素晴らしいお年玉をもらったよ」



(それ……わたしも、この部屋に入って想像したことだ……

とうとう発想まで性欲魔人に塗り替えられちっゃたのかな……

いまだって、ナマでしちっゃてる……絶対にダメなのに、ダメなのに……

あそこで断ればよかったのよ。

「ゴム付けたらね」と言えば、きっと友介さんはブツブツ言い

ながら協力してくれた……



それなのに、それなのに……わたしが、わたし自身が……

すぐに入れて欲しかった……待てなかった。

それに……)



「ゆっ、ゆうすけんさん……今夜、どうしたの ?

なんか、いつにもまして硬い……おっきく……なってない ? ……」

「そんなはずは……ミナを待ちかねていて、悶々として、

大いにジラされていたからかな……」

「あとは、ナマ……だから ? 」

「…… !! ……」



恐らく、ナマであるがゆえに美奈子の感じる実感も確かなものだから

かもしれない……

そして、大きいと言われて、すっかり気をよくした友介は、

急速にピッチを上げる。



「アン ! き、急に強すぎるぅ」

ぐっちょぐっちょ、ぐっぽぐっぽぐっちゅーん !!

ぐっちょぐっちょ、ぐっぽぐっぽぐっちゅーん !!



「そ、それにいつもより……熱くて……引っかかるの……」

「ナマだからねぇ。やっ……やっぱ……久しぶりのナマ……

めっちゃ気持ちイイ !  ほら……こうしても……」



「あっ、やっ、それっ、だめっ……それっ、されたら、すぐ……イっちゃうぅ !! ……」
しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする

夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】 主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。 そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。 「え?私たち、付き合ってますよね?」 なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。 「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。

俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。

true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。 それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。 これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。 日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。 彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。 ※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。 ※内部進行完結済みです。毎日連載です。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

処理中です...