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第1章 ゼンパンの素質とデイリーガチャスキル
第27話 オーク撃破をリアルタイムでみていた神界のミラは・・・
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「やった。姉さん!ラッキーさん。オークを倒したよ。」
「ええ。さすがラッキーね。最後の一突きがオークの急所に当たったのね。」
「ラッキーさん。すごい。」
「まあラッキーの運の良さのなせる技だと思うわ。もちろんラッキーの実力もあると思うけどね。」
「うん。」
オークを倒したのは、最後のラッキーの剣による突きだ。本来なら胸を刺しても、うまく心臓を捉えるとは限らない。もし、ラッキーの突きでオークが死んでいなければ危なかったかもしれない。
だが、ラッキーはこの世界で一番運のよい人間だ。なんせ、この世界の運数値の上限は99。それに対しラッキーの運の数値は510。ここぞという所では、運の良さの効果を発揮している。
「それにしてもラッキーは周りの人間に恵まれてるわね。今の実力で、一人で森に行ってたら正直危なかったと思うわ。オークを倒せるかもしれないけど、楽々倒せはしないだろうから・・・」
「うん。アインさん達のおかげ。」
「そうね。あのパーティはバランスがいいわね。ラッキーの事も受け入れてくれたし、そのまま5人でパーティ組むのもありかもしれないわ。」
「ラッキーさん。どうするかな?」
「どうだろう?けっこう仲は良さそうだけど。でも難しい所はあるわね。デイリーガチャスキルとかモンスターガチャスキルの事とか・・・」
(正直悩む所ね。ラッキーが入るとアイン達のパーティの総合力もきっと上がるわ。でもリーダーのアインとラッキーはポジションがかぶってる。それにパーティ名からもわかるようにアイン達は4人組に拘ってる気もするのよね~・・・)
「うん・・・。」
「ラッキーは今回、剣術の素質を持ってる事と、気配察知が使える事しか言ってないわ。まあ仲良くなったと言っても簡単に話せる事じゃないから、隠した事に関しては問題ないと思うわ。」
「うん。」
「だけど、これからパーティを組んで行くなら早い内に、打ち明けないといけない。ラッキーはまだそこまで言うつもりはないみたいだしね。でもまあ、今はオークを一人で倒すのは無理だけど、レベルが上がって剣術の腕も上がれば倒せるようにはなる。焦らない事ね。」
「うん。ラッキーさん。どんどん強くなってるね。」
「そうね。これからEランクの魔物を倒して行けば、今よりも良いモノが、モンスターガチャスキルから出てくるわ。それにレベルも上がればステータスも上がってくる。成長のスピードは異常ね。」
「Eランクの魔物を討伐したってアナウンス流れてた。」
ラッキーが魔物を倒した時に頭の中に流れるアナウンスはミラもマラも聞く事ができる。もちろんレベルアップのアナウンスもだ。下界の人間全員のレベルアップのアナウンスを確認するのはめんどうなので、普段は聞けない様に設定している。
「うん。早く魔法とかも覚えてほしいな。」
「ラッキーは魔法に興味深々だったわね。アインのパーティ達と素質の話をしてた時に水魔法と火魔法を持ってる子達に魔法について色々聞いてたものね。」
「実際に魔法を見て喜んでた。」
ラッキーはアイン達と素質についての情報共有をしたいた時にミラとシェリーに魔法が見たい。と言い、実際に魔法を見せてもらっていた。
ちなみに、その時にシェリーは手のひらの上、火の玉を出現させて、ミラはウォーターヒールという回復魔法を見せていた。
実際に魔法を見たラッキーはテンションが上がり、目をキラキラさせていた。
「そうね。公爵家にいた時は専ら座学で魔法の勉強をしていたみたいだから、魔法の実物は初めてだったんじゃないかしら?魔法の素質を覚えるのも時間の問題だけど、魔法を覚えたらいよいよパーティが組みづらくなるわね。」
「どうして?」
「ラッキー1人でなんでもできるからよ。パーティはやっぱり似た力同士の方がバランスが良いわ。まあ危険な依頼を受けない限りは1人でも問題ないわよ。」
「でも・・・・ラッキーさんは受けそう・・・」
「そうね・・・」
(ラッキーの素質の事を考えると、今回みたいな一時的なパーティぐらいしか組めないわね。そうなると、ダンジョンなんかはやっぱり無理があるわね。今後を考えると、今は無理だろうけど奴隷でパーティを組むのがいいかしら。奴隷なら秘密を他人には話せないし、戦闘奴隷なんかを購入している冒険者はけっこういるもの。)
「あっ!ラッキーさん。オークの素材背負ってる・・・重そう・・・。」
「手分けして全部持帰るみたいね。それにしてもあの巨体を持って移動するだけでも大変ね。マジックバックなんかがあればいいんだけど・・・あれってモンスターガチャスキルから出るのかしら?」
マジックバックはその名の通り、通常のバックサイズだが、中身を大量にしまえるバックの事だ。もちろん重さを感じる事もない。
マジックバック小では100キロまで入れることができ、
マジックバック中では500キロまで、
マジックバック大では1000キロまで収納する事ができる。
マジックバック小はEランクの冒険者なら購入する事もできるが、安くないので通常はDランクになってから購入する冒険社が多い。
「どうだろ?多分出ると思うけど・・・」
「そうね。ミラの素質は全てのモノが出るからマジックバックも出るでしょうね。だけどFランクのガチャスキルで出るかどうかはわからないわ。」
「うん。Fランクならわからない。Eランクなら出るかも・・・。」
「まあちょっと無理して買うのもありかもね。」
「うん。ラッキーさん。がんばって!」
ミラとマイは大きな荷物を背負って、ゆっくり歩くラッキーを今日も温かく見守るのだった。
「ええ。さすがラッキーね。最後の一突きがオークの急所に当たったのね。」
「ラッキーさん。すごい。」
「まあラッキーの運の良さのなせる技だと思うわ。もちろんラッキーの実力もあると思うけどね。」
「うん。」
オークを倒したのは、最後のラッキーの剣による突きだ。本来なら胸を刺しても、うまく心臓を捉えるとは限らない。もし、ラッキーの突きでオークが死んでいなければ危なかったかもしれない。
だが、ラッキーはこの世界で一番運のよい人間だ。なんせ、この世界の運数値の上限は99。それに対しラッキーの運の数値は510。ここぞという所では、運の良さの効果を発揮している。
「それにしてもラッキーは周りの人間に恵まれてるわね。今の実力で、一人で森に行ってたら正直危なかったと思うわ。オークを倒せるかもしれないけど、楽々倒せはしないだろうから・・・」
「うん。アインさん達のおかげ。」
「そうね。あのパーティはバランスがいいわね。ラッキーの事も受け入れてくれたし、そのまま5人でパーティ組むのもありかもしれないわ。」
「ラッキーさん。どうするかな?」
「どうだろう?けっこう仲は良さそうだけど。でも難しい所はあるわね。デイリーガチャスキルとかモンスターガチャスキルの事とか・・・」
(正直悩む所ね。ラッキーが入るとアイン達のパーティの総合力もきっと上がるわ。でもリーダーのアインとラッキーはポジションがかぶってる。それにパーティ名からもわかるようにアイン達は4人組に拘ってる気もするのよね~・・・)
「うん・・・。」
「ラッキーは今回、剣術の素質を持ってる事と、気配察知が使える事しか言ってないわ。まあ仲良くなったと言っても簡単に話せる事じゃないから、隠した事に関しては問題ないと思うわ。」
「うん。」
「だけど、これからパーティを組んで行くなら早い内に、打ち明けないといけない。ラッキーはまだそこまで言うつもりはないみたいだしね。でもまあ、今はオークを一人で倒すのは無理だけど、レベルが上がって剣術の腕も上がれば倒せるようにはなる。焦らない事ね。」
「うん。ラッキーさん。どんどん強くなってるね。」
「そうね。これからEランクの魔物を倒して行けば、今よりも良いモノが、モンスターガチャスキルから出てくるわ。それにレベルも上がればステータスも上がってくる。成長のスピードは異常ね。」
「Eランクの魔物を討伐したってアナウンス流れてた。」
ラッキーが魔物を倒した時に頭の中に流れるアナウンスはミラもマラも聞く事ができる。もちろんレベルアップのアナウンスもだ。下界の人間全員のレベルアップのアナウンスを確認するのはめんどうなので、普段は聞けない様に設定している。
「うん。早く魔法とかも覚えてほしいな。」
「ラッキーは魔法に興味深々だったわね。アインのパーティ達と素質の話をしてた時に水魔法と火魔法を持ってる子達に魔法について色々聞いてたものね。」
「実際に魔法を見て喜んでた。」
ラッキーはアイン達と素質についての情報共有をしたいた時にミラとシェリーに魔法が見たい。と言い、実際に魔法を見せてもらっていた。
ちなみに、その時にシェリーは手のひらの上、火の玉を出現させて、ミラはウォーターヒールという回復魔法を見せていた。
実際に魔法を見たラッキーはテンションが上がり、目をキラキラさせていた。
「そうね。公爵家にいた時は専ら座学で魔法の勉強をしていたみたいだから、魔法の実物は初めてだったんじゃないかしら?魔法の素質を覚えるのも時間の問題だけど、魔法を覚えたらいよいよパーティが組みづらくなるわね。」
「どうして?」
「ラッキー1人でなんでもできるからよ。パーティはやっぱり似た力同士の方がバランスが良いわ。まあ危険な依頼を受けない限りは1人でも問題ないわよ。」
「でも・・・・ラッキーさんは受けそう・・・」
「そうね・・・」
(ラッキーの素質の事を考えると、今回みたいな一時的なパーティぐらいしか組めないわね。そうなると、ダンジョンなんかはやっぱり無理があるわね。今後を考えると、今は無理だろうけど奴隷でパーティを組むのがいいかしら。奴隷なら秘密を他人には話せないし、戦闘奴隷なんかを購入している冒険者はけっこういるもの。)
「あっ!ラッキーさん。オークの素材背負ってる・・・重そう・・・。」
「手分けして全部持帰るみたいね。それにしてもあの巨体を持って移動するだけでも大変ね。マジックバックなんかがあればいいんだけど・・・あれってモンスターガチャスキルから出るのかしら?」
マジックバックはその名の通り、通常のバックサイズだが、中身を大量にしまえるバックの事だ。もちろん重さを感じる事もない。
マジックバック小では100キロまで入れることができ、
マジックバック中では500キロまで、
マジックバック大では1000キロまで収納する事ができる。
マジックバック小はEランクの冒険者なら購入する事もできるが、安くないので通常はDランクになってから購入する冒険社が多い。
「どうだろ?多分出ると思うけど・・・」
「そうね。ミラの素質は全てのモノが出るからマジックバックも出るでしょうね。だけどFランクのガチャスキルで出るかどうかはわからないわ。」
「うん。Fランクならわからない。Eランクなら出るかも・・・。」
「まあちょっと無理して買うのもありかもね。」
「うん。ラッキーさん。がんばって!」
ミラとマイは大きな荷物を背負って、ゆっくり歩くラッキーを今日も温かく見守るのだった。
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