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第1章 ゼンパンの素質とデイリーガチャスキル
第53話 10階層のボスは・・・
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「おっ!又出た。今日は調子がいいな。」
10連モンスターガチャスキルを使い、運のステータスが上昇したラッキーは、シルフィーとともに、10階層のボスを倒す為、リスボーンのダンジョンを進んでいた。
お互いの経験の為、交互に魔物を倒すようにしているラッキーとシルフィー。
安全の為には、シルフィーが後方から魔物を倒す方が良い。だがシルフィが魔物を倒しても魔物からは10%の確率でしかドロップアイテムが手に入らない。
逆にドロップアイテムの為、ラッキーだけが魔物を倒すと、シルフィーの経験にならないし、コンビを組んでる意味がない。
最短距離を進んでいくラッキーとシルフィー。ちょうど5階層を進んでいる時にラッキーが本日6体目の魔物を倒していた。
「もしかして、運が上がって、ドロップ率100%になったんじゃないの?私なんか今日はまだ1個もドロップアイテム手に入れてないわよ。」
ラッキーが5階層に現れるレッドマンティスからドロップした傷薬を拾う。
「どうなんだろ?確かに今日は今の所100%の確率でドロップしてるけど。」
「まあ私がドロップアイテム手に入れなくても
それ以上にラッキーがドロップアイテムを手に入れてくれるから収入的には何も問題ないけど。だけどドロップアイテムが出たらヤッターって思うじゃない?それを味わえないのはちょっとね。」
「俺の場合は又出た。って感じだけどな。」
「ありがたみがないわね。それを考えると出るか出ないかわからない私の方が良かったのかしら?分からなくなるわね。」
6階層へ続く階段を見つけたラッキー達は、更にダンジョンを進んでいく。
ダンジョンの構造は変わらない。そして地図もある。ダンジョンを下に下に進む事にそれ程苦労はしなかった。
6階層、7階層、8階層と最短距離を進んで、初めての階層である9階層に到着した。
「ここからが本番ね。9階層はハーブトレントだったわね。」
「ああ。通常ドロップがトレントの木で、レアドロップはハーブだ。トレントの木もハーブも人気の素材みたいだけど、トレントの木は大きくて、持ち運べないから大きいマジックバッグを持ってない人は放置するみたいだ。」
「そういえばドロップアイテムって放置したらどうなるの?」
「時間が経つと消えるみたいだ。」
「なら勿体無いけど放置ね。私もラッキーも今のマジックバッグは1番容量が少ないモノだし、多分持って帰れないでしょ。」
「そうだね。泊まりで攻略する事を考えるとそろそろもっと大きなマジックバッグを用意しないとな。」
「そうね。普通は冒険者のランクが上がってからみたいだけど、ラッキーが異常なぐらいドロップアイテム手に入れるから、私達のじゃすぐに一杯になるものね。まあ大量のドロップアイテムのお陰でお金も貯まるから、容量の大きいマジックバッグも買えるんだけどね。」
ラッキー達は、今まで採算距離を進んでいて、あまり魔物を倒していなかったので、9階層では回り道、寄り道して魔物を倒しながら進んでいた。
そして、20体程トレントを倒した時、
『おめでとうございます。レベルが上がりました。ステータスを確認してください。』
「おっ。レベルが上がった。」
「本当?私も確認するわ。あっ。私もレベル上がってるわ。それにしてもレベルが上がったら教えてくれるなんてラッキーのそのアナウンスって便利よね。」
ラッキーはレベルが上がると頭の中にレベルアップのアナウンスが流れる。だがこれはラッキーだけに流れるアナウンスで、シルフィーはレベルが上がってもアナウンスが流れる事はなかった。
ただ、自分のステータスはいつでも確認できるので、レベルアップの瞬間がわからないからといって特段困る事はなかった。
「きりもいいから、そろそろ10階層に行かないか?9階層のトレントは倒しやすいけど、倒してもドロップアイテムは持って帰れないから倒してもおいしくないから。」
「それもそうね。でもハーブをドロップしてたじゃない?それも2個も?」
「まあそれはね。だけど9階層は俺的には遠慮したい階層かな。いつもならパンパンのマジックバッグも今日はまだだいぶ容量が空いてるし。」
「まあそんな日もあるわよ。10階層はボスだけだし、今日はボス倒したら帰るんでしょ?」
「ああ。」
ラッキー達は、ボスに挑む為10階層へと足を進めた。
ダンジョンのボスが出る階層はとてもシンプルになっている。
10階層に降りると、そこは待機部屋となっており、ボスに挑む冒険者達が順番待ちをしている。ボスが倒されとドアが開き、次の挑戦者が入る事ができる。
倒されたボスはすぐに復活して、次の挑戦者を迎え入れるという流れだ。
ボスを倒すと、逆側のドアが開き、その先には、安全地帯があり、11階層への階段もそこにある。
何組かがボスに挑戦し、次はラッキー達の番だった。
ラッキー達はボス部屋に進む。ボス部屋にいたのは、
森のオークと同じぐらい大きな魔物だった。オークとは違って顔は牛だった。
そうリスボーンダンジョンの10階層のボスは牛の顔で斧を振り回すミノタウロスだった。
10連モンスターガチャスキルを使い、運のステータスが上昇したラッキーは、シルフィーとともに、10階層のボスを倒す為、リスボーンのダンジョンを進んでいた。
お互いの経験の為、交互に魔物を倒すようにしているラッキーとシルフィー。
安全の為には、シルフィーが後方から魔物を倒す方が良い。だがシルフィが魔物を倒しても魔物からは10%の確率でしかドロップアイテムが手に入らない。
逆にドロップアイテムの為、ラッキーだけが魔物を倒すと、シルフィーの経験にならないし、コンビを組んでる意味がない。
最短距離を進んでいくラッキーとシルフィー。ちょうど5階層を進んでいる時にラッキーが本日6体目の魔物を倒していた。
「もしかして、運が上がって、ドロップ率100%になったんじゃないの?私なんか今日はまだ1個もドロップアイテム手に入れてないわよ。」
ラッキーが5階層に現れるレッドマンティスからドロップした傷薬を拾う。
「どうなんだろ?確かに今日は今の所100%の確率でドロップしてるけど。」
「まあ私がドロップアイテム手に入れなくても
それ以上にラッキーがドロップアイテムを手に入れてくれるから収入的には何も問題ないけど。だけどドロップアイテムが出たらヤッターって思うじゃない?それを味わえないのはちょっとね。」
「俺の場合は又出た。って感じだけどな。」
「ありがたみがないわね。それを考えると出るか出ないかわからない私の方が良かったのかしら?分からなくなるわね。」
6階層へ続く階段を見つけたラッキー達は、更にダンジョンを進んでいく。
ダンジョンの構造は変わらない。そして地図もある。ダンジョンを下に下に進む事にそれ程苦労はしなかった。
6階層、7階層、8階層と最短距離を進んで、初めての階層である9階層に到着した。
「ここからが本番ね。9階層はハーブトレントだったわね。」
「ああ。通常ドロップがトレントの木で、レアドロップはハーブだ。トレントの木もハーブも人気の素材みたいだけど、トレントの木は大きくて、持ち運べないから大きいマジックバッグを持ってない人は放置するみたいだ。」
「そういえばドロップアイテムって放置したらどうなるの?」
「時間が経つと消えるみたいだ。」
「なら勿体無いけど放置ね。私もラッキーも今のマジックバッグは1番容量が少ないモノだし、多分持って帰れないでしょ。」
「そうだね。泊まりで攻略する事を考えるとそろそろもっと大きなマジックバッグを用意しないとな。」
「そうね。普通は冒険者のランクが上がってからみたいだけど、ラッキーが異常なぐらいドロップアイテム手に入れるから、私達のじゃすぐに一杯になるものね。まあ大量のドロップアイテムのお陰でお金も貯まるから、容量の大きいマジックバッグも買えるんだけどね。」
ラッキー達は、今まで採算距離を進んでいて、あまり魔物を倒していなかったので、9階層では回り道、寄り道して魔物を倒しながら進んでいた。
そして、20体程トレントを倒した時、
『おめでとうございます。レベルが上がりました。ステータスを確認してください。』
「おっ。レベルが上がった。」
「本当?私も確認するわ。あっ。私もレベル上がってるわ。それにしてもレベルが上がったら教えてくれるなんてラッキーのそのアナウンスって便利よね。」
ラッキーはレベルが上がると頭の中にレベルアップのアナウンスが流れる。だがこれはラッキーだけに流れるアナウンスで、シルフィーはレベルが上がってもアナウンスが流れる事はなかった。
ただ、自分のステータスはいつでも確認できるので、レベルアップの瞬間がわからないからといって特段困る事はなかった。
「きりもいいから、そろそろ10階層に行かないか?9階層のトレントは倒しやすいけど、倒してもドロップアイテムは持って帰れないから倒してもおいしくないから。」
「それもそうね。でもハーブをドロップしてたじゃない?それも2個も?」
「まあそれはね。だけど9階層は俺的には遠慮したい階層かな。いつもならパンパンのマジックバッグも今日はまだだいぶ容量が空いてるし。」
「まあそんな日もあるわよ。10階層はボスだけだし、今日はボス倒したら帰るんでしょ?」
「ああ。」
ラッキー達は、ボスに挑む為10階層へと足を進めた。
ダンジョンのボスが出る階層はとてもシンプルになっている。
10階層に降りると、そこは待機部屋となっており、ボスに挑む冒険者達が順番待ちをしている。ボスが倒されとドアが開き、次の挑戦者が入る事ができる。
倒されたボスはすぐに復活して、次の挑戦者を迎え入れるという流れだ。
ボスを倒すと、逆側のドアが開き、その先には、安全地帯があり、11階層への階段もそこにある。
何組かがボスに挑戦し、次はラッキー達の番だった。
ラッキー達はボス部屋に進む。ボス部屋にいたのは、
森のオークと同じぐらい大きな魔物だった。オークとは違って顔は牛だった。
そうリスボーンダンジョンの10階層のボスは牛の顔で斧を振り回すミノタウロスだった。
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