文字サイズ
小
中
大
特大
8 / 9
7隣人とのファーストコンタクト
隣の若いカップルは2年位前から住み始めた。
「おはようございます。私、隣の部屋に住んでいる清水と申します」
朝のゴミ出しの時交わした初めての会話は一言で言えば最悪だった。
相手が若い人だと言うことで、こちらからさり気なく声をかける。
しかし、何の反応もない。
「あの、お宅家の隣に昨日引っ越して来た方ですよね」
少しイライラしながら問い掛ける。
つまり、何が言いたいかと言うと「あんたら挨拶ないよね」だ。
別に引っ越し蕎麦が食いたいわけでもなんでもない。
ただ、同じ日本人として最低限のマナーは守って欲しいのだ。
「はぁ~面倒臭い。私、近所付き合いとかしないので」
金髪の髪を鬱陶しそうにかき上げながらその女性はそう豪語した。
「は?そうはいかないでしょう。回覧板とかもあるし、地域の活動だってあるんですよ」
勿論、地域の活動は子供が小学生に入ってから誘われたのだが。
「何言ってんですか?アパート暮らしに近所も何もないでしょう?」
そう言うと鼻で嗤う。
「だいたいさぁ、オバサンいちいち五月蝿いんだよね。こっちは昨日引っ越して来たばかりで疲れてんのに」
「ゴン」と言う音を出してドサリと落とされたゴミ。
「ちょっと、貴女そのゴミに何入れてるの?」
明らかに硬い物の音がした。
「何って、持ってきたけど使わない物を捨ててんだけど」
当たり前のようにそう言う女から、そのゴミを取り上げて下から見ると、せと物のコーヒーカップが何個か入っていた。
「ちょっと、今日は燃えるゴミの日よ」
そう言ってその女にゴミ袋ごと返すと
「はぁ?せと物って要は土でしょう?燃えるんじゃないの?」
「燃えないでしょう。これだから最近の若い人は。ゴミの選別もまともに出来ないなんて」
もう呆れるなんてものじゃない。
「年寄りは何かって言うと『今の若い者は』って言うって聞いたけど、あれ、本当の事だったんだ。わ~ビックリ~」
あからさまな嫌みに、最後の方なんかは棒読みで再び鼻で嗤う女。
つり目がちなその容姿が更に私を馬鹿にしているのかのようで腹ただしい。
「は⤴️?」
その後、一時間程口喧嘩した辺りで大家さんが登場し、何とか収拾した。
あれからお隣とは不仲なのは言うに難い。
「おはようございます。私、隣の部屋に住んでいる清水と申します」
朝のゴミ出しの時交わした初めての会話は一言で言えば最悪だった。
相手が若い人だと言うことで、こちらからさり気なく声をかける。
しかし、何の反応もない。
「あの、お宅家の隣に昨日引っ越して来た方ですよね」
少しイライラしながら問い掛ける。
つまり、何が言いたいかと言うと「あんたら挨拶ないよね」だ。
別に引っ越し蕎麦が食いたいわけでもなんでもない。
ただ、同じ日本人として最低限のマナーは守って欲しいのだ。
「はぁ~面倒臭い。私、近所付き合いとかしないので」
金髪の髪を鬱陶しそうにかき上げながらその女性はそう豪語した。
「は?そうはいかないでしょう。回覧板とかもあるし、地域の活動だってあるんですよ」
勿論、地域の活動は子供が小学生に入ってから誘われたのだが。
「何言ってんですか?アパート暮らしに近所も何もないでしょう?」
そう言うと鼻で嗤う。
「だいたいさぁ、オバサンいちいち五月蝿いんだよね。こっちは昨日引っ越して来たばかりで疲れてんのに」
「ゴン」と言う音を出してドサリと落とされたゴミ。
「ちょっと、貴女そのゴミに何入れてるの?」
明らかに硬い物の音がした。
「何って、持ってきたけど使わない物を捨ててんだけど」
当たり前のようにそう言う女から、そのゴミを取り上げて下から見ると、せと物のコーヒーカップが何個か入っていた。
「ちょっと、今日は燃えるゴミの日よ」
そう言ってその女にゴミ袋ごと返すと
「はぁ?せと物って要は土でしょう?燃えるんじゃないの?」
「燃えないでしょう。これだから最近の若い人は。ゴミの選別もまともに出来ないなんて」
もう呆れるなんてものじゃない。
「年寄りは何かって言うと『今の若い者は』って言うって聞いたけど、あれ、本当の事だったんだ。わ~ビックリ~」
あからさまな嫌みに、最後の方なんかは棒読みで再び鼻で嗤う女。
つり目がちなその容姿が更に私を馬鹿にしているのかのようで腹ただしい。
「は⤴️?」
その後、一時間程口喧嘩した辺りで大家さんが登場し、何とか収拾した。
あれからお隣とは不仲なのは言うに難い。
感想
あなたにおすすめの小説
意味が分かると怖い話(解説付き)
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
実話怪談・短編集◆えみため◆
■実話怪談・短編集◆とほかみ◆の続編です。各体験談は短編・中編・読み切りです。
※(◆とほかみ◆が14万字を超えたので読みやすさを重視して一旦完結させました)
■【実話怪談】を短編・読み切りでまとめています。(ヒトコワ・手記も含む)
■筆者自身の体験談、お客様、匿名様からのDM、相談者様からの相談内容、
体験談をベースとしたものを、小説形式で読めるようにしました。
■筆者以外の体験談の場合、体験者ご本人からの掲載許可をいただいています。
■実話怪談と銘を打ってはいますが、エンタメとして楽しんでいただけたら幸いです。
※pixiv・カクヨムへ掲載していない怪談を含む【完全版】です。
洒落にならない怖い話【短編集】
【累計60万PV突破‼】
話題作「アンケートに答えたら、人生が終わった話」が10万PVを記録。
日常に潜む“逃げ場のない恐怖”を集めた、戦慄の短編集。
その違和感は、もう始まっている。
帰り道、誰もいないはずの部屋、何気ない会話。
どこにでもある日常が、ある瞬間、取り返しのつかない異常へと変わる。
意味が分かると凍りつく話。
理由もなく、ただ追い詰められていく話。
そして、最後の一行で現実がひっくり返る話。
1話1000〜2000文字。隙間時間で読める短編ながら、
読み終えたあと、ふとした静寂が怖くなる。
これはすべて、どこかで起きていてもおかしくない話。
――あなたのすぐ隣でも。
洒落にならない実話風・創作ホラー。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
【⁉】意味がわかると怖い話【解説あり】
普通に読めばそうでもないけど、よく考えてみたらゾクッとする、そんな怖い話です。基本1ページ完結。
下にスクロールするとヒントと解説があります。何が怖いのか、ぜひ推理しながら読み進めてみてください。
※全話オリジナル作品です。