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「あんさ、姉ちゃんごめん」
・・・!
「!・・・バイト遅刻する!!!」
思いっきり勢い良く起きた私。
目が覚めると昨日居たVIPルームだった。毛布をかけてくれている。
「今、朝の5時だよ。もー店閉めるから、俺寝たいからでってくんね?」
・・・あな、あなたはだれ。
そんなことも聞けずに追い出されてしまった。
初クラブは、寝落ちで終わってしまった。
愛ちゃんからのLINEは
【ごめん、隼人くんと出るね。湊音氏は、そのまま寝ててね】
とのことであった。
「・・・隼人ってだれやねん」
そう小さくツッコミながら、ため息をついた。
クラブで得たものは、疲れてる時のお酒は飲んじゃだめってことだ。 なんも楽しかった記憶がございません。
「コーヒー飲みに行こう・・・」
向かった先は、私の早朝バイトのカフェ。
バイト特典として、いつ行ってもタダでコーヒーを頼むことが出来るので慣れないミュールで向かう。
「いらっしゃいませ、おはようございま・・・え。湊音さん、じゃん」
早朝バイトの同僚が挨拶してくれる。眠たそうにしていたのに、いつもと違う格好などに驚いて目が覚めたのか大爆笑してきたのである。
「はめ外しちゃったよ」
「髪の毛ボサボサ、なにそのケバケバシイ格好。うける!コーヒー?カフェラテ?」
「コーヒー濃いめのカフェラテで・・・慣れないことすべきじゃないって学んだわ」
「なにそれ。とりあえず、飲んだらさっさと帰りなね~」
・・・あ、そうだった。
家に帰りたくないって思いがあったのだった。
ずーーんっと重い気持ちになる。
カフェラテを受け取り、席について携帯で賃貸を探す。
都内のワンルームでも本当に高い。一人暮らししている大学生って本当に羨ましい。
保護者からの仕送りとかしてもらえたら・・・
でも、家賃なんて出してくれなさそうだし。これ以上バイト増やしたら、、大学絶対続かない。
「どうしよ・・・」
そうぼそっと呟いた瞬間に、ふわっと香る甘い香りがして私は顔をあげた。
「・・・あ。」
そこにいたのは、コーヒーとサンドイッチを持って立つイケメンであった。
「今日は、レジじゃないの?一緒に座っていい?サンドイッチ食べようよ」
私が、返事をする前にあっさりと座られてしまった。もちろん、OKするつもりだったけど・・・
「あ、碧さん。疲れてるんじゃないですか?帰った方が・・・」
「いや、俺の店員さんの普段着を見れるの新鮮だし。」
「あ、これは・・・友達の」
「なんしてたん?」
「夜遊びをしにクラブです。でも、寝てしまいました」
「・・・寝てたの?!すげぇじゃん。おもろ!」
彼も大爆笑。こんな朝から2人も笑かすことが出来るなんて。きっと笑神様がいる。
でも、すぐに切り替えて彼は頬杖して至近距離で私の顔の前に現れた。 いつものレジのときよりめちゃくちゃ近くてびっくりする。
「で、何悩んでんの」
「あ・・・」
まさかの悩んでいたことを気づいてくれるなんて
「実は・・・私一人暮らししたくて、でもいい物件なくて悩んでるんです。一応大学生だし、、」
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