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37. 私は蔑まれてばかり
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ルーカスは、私を来賓席の中央付近の席へと案内してくれた。ルーカスが座るであろう席の隣には、彼の父親であるトラスター公爵夫妻が座っている。相変わらず厳しい顔のトラスター公爵はちらりと私を見る。そして私は、例外なく飛び上がりそうになった。だが、冷静に冷静にと心を落ち着ける。トラスター公爵は、ルーカスと私の結婚に反対している。もちろん、賛成するはずがないことは分かっているが、やはり怖気付いてしまうのだ。
「父上。彼女がセシリア・ロレンソです」
ルーカスが紹介してくれるが、トラスター公爵は
「あぁ」
と頷いただけで、それ以上こちらを見なかった。私と話さえしたくないのだろう。それくらい分かっていることだが、あからさまに拒絶されると胸が痛むのだった。
ルーカスと結婚するということは、今後もこの対応に耐えなければいけない。ルーカスは私を愛してくれるが、誰からも祝福されない辛い結婚生活になるだろう。正直、私は周りを敵に回してまで結婚を強行する勇気はない。
気分が沈むなか、とうとう花祭りのパレードが始まった。壮大な行進曲が響き渡り、華やかな衣装の人々が前を通り過ぎていく。花びらを撒き散らしながら軽快なステップを踏む踊り子に、花で飾られた馬に跨る騎士たち。騎士集団には、お兄様の姿もあった。正装用の騎士服を身にまとい、凛とした表情で前を見つめている。公爵家の騎士たちは、この近辺ではアイドル的な扱いなのだろうか。女性たちの黄色い歓声が沸き起こっていた。
こんな華やかな雰囲気のなか、ルーカスは来賓に挨拶回りをしている。自分の企画した祭りを楽しむこともせず、立派に仕事をこなす姿にまたときめいてしまった。だが、ちくりとした。もし私が誇れる婚約者だったら、ルーカスは挨拶回りに私を同行させただろう。この来賓席に一人でいるということは、ルーカスだって私を紹介するのに気が引けているのだろう。当然のことなのに、胸がずきんと痛む。そして、私は祭りに集中しようと必死に前を見るのだった。
「ルーカス様」
不意に鼻にかかったような高い女性の声がした。甘えたような、色気さえ感じるその声を聞くと、胸がもやっとする。見ないでおこうと思ったのに、振り返られずにはいられなかった。だが、その光景を見ると、さらに胸が締め付けられた。
スーツを着たルーカスの前には、ピンク色のドレスを着て、髪を編み込んだマリアナ様がいた。もとの素材がいいだけに、着飾ったマリアナ様はまるで女神のようだ。格の違いをまざまざと見せつけられた思いだった。マリアナ様はやはり甘い瞳でルーカスを見て、頬を染めている。
「ルーカス様、本日はお誘いいただき、ありがとうございます」
その言葉をルーカスは無視し、内心ホッとしてしまったのは言うまでもない。だが、マリアナ様はここで諦めるような女性でないことも確かだった。
「ルーカス様、さきほどいただいた薔薇酒、とても美味しゅうございました。
よろしければ、ルーカス様にも飲んでいただきたく存じます」
マリアナ様はグラスに入ったピンク色の薔薇酒をルーカスに差し出す。だが、ルーカスは
「いや、いい」
ぶっきらぼうに言い放ち、それをマリアナ様に突き返した。その様子を見てホッとしつつも、背筋がゾゾーッとした。あの薔薇酒ってまさか……
「ルーカス様、飲んでいただけませんか? こちらは私のイチ押しでございます。
わたくしは、ルーカス様が薔薇酒を召し上がっていただけたら席に戻ります」
ルーカス、それは飲んではいけない!! なんて言う間もなく、ルーカスはぐいっと薔薇酒を一気飲みした。そして、マリアナ様は満足げに口角を上げる。その表情を見て、私は確信した。やはりあの薔薇酒が惚れ薬だったのだ。ルーカスはきっと私のことなんて忘れて、マリアナ様を好きになるのだろう。そして、今まで私にかけてくれた甘い言葉を、マリアナ様にかけるのだろう。
「セシリア様、少し向こうへ行きませんか? 」
不意に声をかけられて、私ははっと前を向いた。そして、泣いてしまいそうなのを悟られないように、必死に笑顔を浮かべる。
私の前にはいつもの笑顔のジョエル様がいて、笑顔のまま私に手を差し伸べている。その手を取ることはもちろんしなかったが……私は立ち上がっていた。ルーカスがマリアナ様にベタ惚れして、甘い言葉を吐いているところなんて見たくなかったからだ。
人がパレードに夢中になり、随分と人がいなくなった庭園を、ジョエル様と歩いた。ジョエル様はやはり紳士で、私に合わせてゆっくりと歩いてくれる。それが、先ほどのルーカスを思い出させ、さらに胸が痛くなる。ルーカスとは結婚出来ない。ジョエル様とももちろん結婚しない。だが、ルーカスが他の令嬢に惚れるのは嫌だ。……あんなに望んだはずなのに。
「兄上が惚れ薬を飲んでくださって、良かったですね」
ジョエル様は笑顔で告げる。
「これで、貴女も兄上に追い回されることはなくなるのでしょう」
私は言葉を返すことが出来ず、俯いた。
ルーカスが他の令嬢に惚れることを望んでいたのは、他でもない私だ。だが、実際にルーカスを失ってしまうと、改めて思った。あのルーカスの笑顔を独り占めしたかった。ルーカスにもっと好きだと言われたかった。ルーカスに甘やかされ、心配されたかった。身分不相応だと分かりながらも、嬉しかった。
「貴女も、晴れて兄上の束縛から逃げることが出来ます」
「……そうですね」
私の声は震えていた。
ルーカスは、きっともう私を探してくれないのだろう。私がジョエル様と歩いていても、見向きもしないのだろう。あの甘いキスだって、そっと触れてくれることだって、もうないのだ。私はセリオとしても使用人を退職し、もうルーカスに会うこともないのだ。
ルーカス、好きだった。本当に、好きだった。
この結末を望んでいたのに……今となって悔やむなんて、私は大馬鹿だ。
「父上。彼女がセシリア・ロレンソです」
ルーカスが紹介してくれるが、トラスター公爵は
「あぁ」
と頷いただけで、それ以上こちらを見なかった。私と話さえしたくないのだろう。それくらい分かっていることだが、あからさまに拒絶されると胸が痛むのだった。
ルーカスと結婚するということは、今後もこの対応に耐えなければいけない。ルーカスは私を愛してくれるが、誰からも祝福されない辛い結婚生活になるだろう。正直、私は周りを敵に回してまで結婚を強行する勇気はない。
気分が沈むなか、とうとう花祭りのパレードが始まった。壮大な行進曲が響き渡り、華やかな衣装の人々が前を通り過ぎていく。花びらを撒き散らしながら軽快なステップを踏む踊り子に、花で飾られた馬に跨る騎士たち。騎士集団には、お兄様の姿もあった。正装用の騎士服を身にまとい、凛とした表情で前を見つめている。公爵家の騎士たちは、この近辺ではアイドル的な扱いなのだろうか。女性たちの黄色い歓声が沸き起こっていた。
こんな華やかな雰囲気のなか、ルーカスは来賓に挨拶回りをしている。自分の企画した祭りを楽しむこともせず、立派に仕事をこなす姿にまたときめいてしまった。だが、ちくりとした。もし私が誇れる婚約者だったら、ルーカスは挨拶回りに私を同行させただろう。この来賓席に一人でいるということは、ルーカスだって私を紹介するのに気が引けているのだろう。当然のことなのに、胸がずきんと痛む。そして、私は祭りに集中しようと必死に前を見るのだった。
「ルーカス様」
不意に鼻にかかったような高い女性の声がした。甘えたような、色気さえ感じるその声を聞くと、胸がもやっとする。見ないでおこうと思ったのに、振り返られずにはいられなかった。だが、その光景を見ると、さらに胸が締め付けられた。
スーツを着たルーカスの前には、ピンク色のドレスを着て、髪を編み込んだマリアナ様がいた。もとの素材がいいだけに、着飾ったマリアナ様はまるで女神のようだ。格の違いをまざまざと見せつけられた思いだった。マリアナ様はやはり甘い瞳でルーカスを見て、頬を染めている。
「ルーカス様、本日はお誘いいただき、ありがとうございます」
その言葉をルーカスは無視し、内心ホッとしてしまったのは言うまでもない。だが、マリアナ様はここで諦めるような女性でないことも確かだった。
「ルーカス様、さきほどいただいた薔薇酒、とても美味しゅうございました。
よろしければ、ルーカス様にも飲んでいただきたく存じます」
マリアナ様はグラスに入ったピンク色の薔薇酒をルーカスに差し出す。だが、ルーカスは
「いや、いい」
ぶっきらぼうに言い放ち、それをマリアナ様に突き返した。その様子を見てホッとしつつも、背筋がゾゾーッとした。あの薔薇酒ってまさか……
「ルーカス様、飲んでいただけませんか? こちらは私のイチ押しでございます。
わたくしは、ルーカス様が薔薇酒を召し上がっていただけたら席に戻ります」
ルーカス、それは飲んではいけない!! なんて言う間もなく、ルーカスはぐいっと薔薇酒を一気飲みした。そして、マリアナ様は満足げに口角を上げる。その表情を見て、私は確信した。やはりあの薔薇酒が惚れ薬だったのだ。ルーカスはきっと私のことなんて忘れて、マリアナ様を好きになるのだろう。そして、今まで私にかけてくれた甘い言葉を、マリアナ様にかけるのだろう。
「セシリア様、少し向こうへ行きませんか? 」
不意に声をかけられて、私ははっと前を向いた。そして、泣いてしまいそうなのを悟られないように、必死に笑顔を浮かべる。
私の前にはいつもの笑顔のジョエル様がいて、笑顔のまま私に手を差し伸べている。その手を取ることはもちろんしなかったが……私は立ち上がっていた。ルーカスがマリアナ様にベタ惚れして、甘い言葉を吐いているところなんて見たくなかったからだ。
人がパレードに夢中になり、随分と人がいなくなった庭園を、ジョエル様と歩いた。ジョエル様はやはり紳士で、私に合わせてゆっくりと歩いてくれる。それが、先ほどのルーカスを思い出させ、さらに胸が痛くなる。ルーカスとは結婚出来ない。ジョエル様とももちろん結婚しない。だが、ルーカスが他の令嬢に惚れるのは嫌だ。……あんなに望んだはずなのに。
「兄上が惚れ薬を飲んでくださって、良かったですね」
ジョエル様は笑顔で告げる。
「これで、貴女も兄上に追い回されることはなくなるのでしょう」
私は言葉を返すことが出来ず、俯いた。
ルーカスが他の令嬢に惚れることを望んでいたのは、他でもない私だ。だが、実際にルーカスを失ってしまうと、改めて思った。あのルーカスの笑顔を独り占めしたかった。ルーカスにもっと好きだと言われたかった。ルーカスに甘やかされ、心配されたかった。身分不相応だと分かりながらも、嬉しかった。
「貴女も、晴れて兄上の束縛から逃げることが出来ます」
「……そうですね」
私の声は震えていた。
ルーカスは、きっともう私を探してくれないのだろう。私がジョエル様と歩いていても、見向きもしないのだろう。あの甘いキスだって、そっと触れてくれることだって、もうないのだ。私はセリオとしても使用人を退職し、もうルーカスに会うこともないのだ。
ルーカス、好きだった。本当に、好きだった。
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