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第一章
旅立つ日まで 4月9日
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テンションの高いまま、さくさくと荷造りを進め、アイテムバッグに収めていたアンナリーナだが、気づくと夜が明けていた。
「うぇ~ 朝ぁ?」
一度、秘密の書庫から出て窓を開ける。
早朝の清らかな空気が入って来て、アンナリーナは胸いっぱい深呼吸した。
そしてハーブ茶と保存食の薄パンにりんごのジャムを挟んで食べる。
「そう言えば、ここに来てからまともな食事ってしてないんじゃない?
そろそろちゃんとしないと拙いかもしれない……」
アンナリーナは食品用の保存箱にたくさんの肉や加工肉……薫製肉や干し肉、ソーセージの類が入っていたのを思い出す。
野菜も保存の効く玉ねぎやジャガイモ、人参や葉物のキャベツや根セロリなど煮込んだら美味しそうなものがたくさんある。
「本の荷造りは一旦置いておいて、今日は料理しよ……そうなると食材も採りに行きたいし、今日のはこれね」
「ギフト【隠形】」
「ステータスオープン」
アンナリーナ 14才
職業 薬師、錬金術師、賢者の弟子
体力値 25
魔力値 245/256(ステータス鑑定に1使用、隠形取得に10使用)
ギフト(スキル) ギフト(贈り物)
[一日に一度、望むスキルとそれによって起きる事象を供与する]
調薬
鑑定(看破)
魔力倍増・継続(5日間継続)
錬金術(調合、乾燥、粉砕、分離、抽出、時間促進)
探索(探求、探究)
水魔法(ウォーター、水球、ウォーターカッター)
生活魔法(ライト、洗浄クリーン、修理リペア、ファイア、料理、血抜き)
隠形(透明化、気配掩蔽、気配察知、危機察知)
「なんか他にも増えてるのがあるよ!
これはちょっと一度試してみたいね。
……午前中は少し寝て、午後から森に出てみよう、かな」
お腹が膨れたのと興奮状態が収まってきたことで、急激な眠気に襲われたアンナリーナは長椅子で横になってそのまま寝入ってしまった。
いつもは聞こえない、鋭い鳥の鳴き声でアンナリーナは飛び起きた。
何か胸がザワザワとする違和感。
とりあえず、純水と非常食のビスケットでお腹を満たし、いつもの森行きルック……チュニックとレギンスに膝下までのブーツ。それにナイフとハサミ、移植コテを収納する鞘のついたベルトをし、アイテムバッグを襷掛けた。
アンナリーナ唯一の武器と言える鉈を持ち、庵から一歩踏み出すと今まで感じたことのないザワザワ感に、足が止まる。
「何?この感じ……えっと【隠形】」
頭の中の半透明のパネルに『透明化、気配掩蔽、気配察知、危機察知』と文字が流れていく。
どうやら【隠形】は常時発動のスキルのようだ。
同時に周りの景色に、かなり遠くにだが赤い点が複数現れ、それがゆっくりと移動しているのが見て取れる。
「やだ!これって誰かが森の中に入り込んでる?
薬師様の結界、やっぱり緩んできてるのかしら」
足早に階段を駆け下りると、慎重に足を運びながら森の出口、赤い点に向かう。
本当に姿が消えているのか不安になりながらも、とりあえず一番近くにいる二つの点に近づいていった。
ボソボソと話し合う男の声を聞いて足を止める。
「まただ。またここに戻ってきた。
もう今日で4日目だって言うのに少しも進めない」
「でも、村に戻れるだけまだましだ。
以前は迷ったまま行方不明になることも珍しくなかった」
「森の薬師の呪い?
アンナリーナも薬師の庵も見つかるのか?」
ギフトの授与式の翌朝、アンナリーナがいなくなった事に気づいた両親は村長に相談して森の捜索を始めた。
通称薬師の森は、結界があり村人も普段は立ち入れない場所だ。
だが、ここには薬師の庵があり何よりも薬師はもう死んでいないのだ。
アンナリーナの捜索も兼ねて薬師の遺したものを略奪するために毎日男手が割かれていたのだが、彼らは同じところをグルグルと回り、挙げ句の果てに森の外に出てしまう。
そんなことを繰り返していた。
4/1 魔力値 1
同日夜 (推定)魔力値 2
4/2 (推定)魔力値 4
4/3 鑑定取得
4/4 魔力値 8
4/5 ① 魔力値16 魔力倍増・継続
4/6 ② 魔力値32 探索取得
4/7 ③ 魔力値64 水魔法取得
4/8 ④ 魔力値128 生活魔法取得
4/9 ⑤ 魔力値256 隠形取得
「うぇ~ 朝ぁ?」
一度、秘密の書庫から出て窓を開ける。
早朝の清らかな空気が入って来て、アンナリーナは胸いっぱい深呼吸した。
そしてハーブ茶と保存食の薄パンにりんごのジャムを挟んで食べる。
「そう言えば、ここに来てからまともな食事ってしてないんじゃない?
そろそろちゃんとしないと拙いかもしれない……」
アンナリーナは食品用の保存箱にたくさんの肉や加工肉……薫製肉や干し肉、ソーセージの類が入っていたのを思い出す。
野菜も保存の効く玉ねぎやジャガイモ、人参や葉物のキャベツや根セロリなど煮込んだら美味しそうなものがたくさんある。
「本の荷造りは一旦置いておいて、今日は料理しよ……そうなると食材も採りに行きたいし、今日のはこれね」
「ギフト【隠形】」
「ステータスオープン」
アンナリーナ 14才
職業 薬師、錬金術師、賢者の弟子
体力値 25
魔力値 245/256(ステータス鑑定に1使用、隠形取得に10使用)
ギフト(スキル) ギフト(贈り物)
[一日に一度、望むスキルとそれによって起きる事象を供与する]
調薬
鑑定(看破)
魔力倍増・継続(5日間継続)
錬金術(調合、乾燥、粉砕、分離、抽出、時間促進)
探索(探求、探究)
水魔法(ウォーター、水球、ウォーターカッター)
生活魔法(ライト、洗浄クリーン、修理リペア、ファイア、料理、血抜き)
隠形(透明化、気配掩蔽、気配察知、危機察知)
「なんか他にも増えてるのがあるよ!
これはちょっと一度試してみたいね。
……午前中は少し寝て、午後から森に出てみよう、かな」
お腹が膨れたのと興奮状態が収まってきたことで、急激な眠気に襲われたアンナリーナは長椅子で横になってそのまま寝入ってしまった。
いつもは聞こえない、鋭い鳥の鳴き声でアンナリーナは飛び起きた。
何か胸がザワザワとする違和感。
とりあえず、純水と非常食のビスケットでお腹を満たし、いつもの森行きルック……チュニックとレギンスに膝下までのブーツ。それにナイフとハサミ、移植コテを収納する鞘のついたベルトをし、アイテムバッグを襷掛けた。
アンナリーナ唯一の武器と言える鉈を持ち、庵から一歩踏み出すと今まで感じたことのないザワザワ感に、足が止まる。
「何?この感じ……えっと【隠形】」
頭の中の半透明のパネルに『透明化、気配掩蔽、気配察知、危機察知』と文字が流れていく。
どうやら【隠形】は常時発動のスキルのようだ。
同時に周りの景色に、かなり遠くにだが赤い点が複数現れ、それがゆっくりと移動しているのが見て取れる。
「やだ!これって誰かが森の中に入り込んでる?
薬師様の結界、やっぱり緩んできてるのかしら」
足早に階段を駆け下りると、慎重に足を運びながら森の出口、赤い点に向かう。
本当に姿が消えているのか不安になりながらも、とりあえず一番近くにいる二つの点に近づいていった。
ボソボソと話し合う男の声を聞いて足を止める。
「まただ。またここに戻ってきた。
もう今日で4日目だって言うのに少しも進めない」
「でも、村に戻れるだけまだましだ。
以前は迷ったまま行方不明になることも珍しくなかった」
「森の薬師の呪い?
アンナリーナも薬師の庵も見つかるのか?」
ギフトの授与式の翌朝、アンナリーナがいなくなった事に気づいた両親は村長に相談して森の捜索を始めた。
通称薬師の森は、結界があり村人も普段は立ち入れない場所だ。
だが、ここには薬師の庵があり何よりも薬師はもう死んでいないのだ。
アンナリーナの捜索も兼ねて薬師の遺したものを略奪するために毎日男手が割かれていたのだが、彼らは同じところをグルグルと回り、挙げ句の果てに森の外に出てしまう。
そんなことを繰り返していた。
4/1 魔力値 1
同日夜 (推定)魔力値 2
4/2 (推定)魔力値 4
4/3 鑑定取得
4/4 魔力値 8
4/5 ① 魔力値16 魔力倍増・継続
4/6 ② 魔力値32 探索取得
4/7 ③ 魔力値64 水魔法取得
4/8 ④ 魔力値128 生活魔法取得
4/9 ⑤ 魔力値256 隠形取得
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