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第一章
旅立つ日まで 4月8日
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アンナリーナがこの庵を出て行くとき、すべての品を持って行けるはずもないので、優先度の高いもので今は使わないもの……老薬師の知識の積み重ねと言うべき【本】の整理をしていた。
取り敢えず、今は使わない魔法書を5~6冊、紐で括って老薬師のものだったアイテムバッグに放り込んでいく。
「書棚に並んでるときはそうも思わなかったけど、凄い量だね」
手間も労力もかかる荷造りに、言葉ほど苦にしていない……と言うより上機嫌なのは訳がある。
それは今朝行った、もはや朝の日課と言うべきギフトの取得、そしてステータスの鑑定が関係している。
「ギフト【生活魔法】」
「そしてステータスオープン」
アンナリーナ 14才
職業 薬師、錬金術師、賢者の弟子
体力値 25
魔力値 122/128(ステータス鑑定に1使用、生活魔法取得に5使用)
ギフト(スキル) ギフト(贈り物)
[一日に一度、望むスキルとそれによって起きる事象を供与する]
調薬
鑑定
魔力倍増・継続 (5日間継続)
錬金術(調合、乾燥、粉砕、分離、抽出、時間促進)
探索
水魔法(ウォーター、水球、ウォーターカッター)
生活魔法(ライト、洗浄(クリーン)、修理(リペア)、ファイア、料理)
今朝、アンナリーナの魔力値はついに100を超えた。
これは村では、魔法職以外では村長の値を一気に超えている。
この数値を見てアンナリーナは深い感慨にしばし固まっていた。
それからは俄然やる気が湧いて、荷物の整理……それも本と言う嵩張り、手間のかかるものに手を着けたのだ。
「ん?なんかここだけ変に埃が残ってる……クリーン……あれ?」
洗浄(クリーン)のレベルが低いからなのか埃が取れない。
試しに汚れた自分の手に唱えてみる。
「クリーン、あれあれ?」
埃っぽかった手は洗いたてのように綺麗になり、魔法は発動している。
なのに何故?
アンナリーナはその棚の本をすべて出すと今までと同じように整理し、アイテムバッグに収納して、改めて本棚を探ってみた。
すると、左耳の上の髪の中が光り、本棚がスライドしてそこに、アンナリーナが今まで知らなかった部屋が現れた。
「ふぇ~」
しばし呆けたアンナリーナは、暗いその部屋に向かい唱える。
「ライト、それからクリーン」
彼女の目に写ったもの。
それは、本、本、本の数々。
見るからに古いそれらは一体何冊あるかわからないほど書棚を埋めている。
「秘密の書庫?」
アンナリーナがこの庵に通いだして4年ほどになるが、この隠し部屋については見たことも聞いたこともない。
恐る恐る入って見ると今まで自分が整理していた本よりずっと古い装丁の本が並んでいた。
手に取って開いて見て、書かれていた文字にびっくりする。
「これ、古代エレメント語だ!」
現在、大陸で使われているのは大陸共通語と呼ばれている言語だが、他に魔法言語と呼ばれているものがあり、それはインドゥーラ語と言って、難解な文字が使われている。
そしてより古くから伝わり、失伝したと言われている【魔導】を記した字が古代エレメント語だ。
「そっか……薬師様、このために私に大陸共通語やインドゥーラ語だけでなく古代エレメント語まで教えて下さってたんだ……」
アンナリーナは知らない。
この世界では大陸共通語を読み書き出来るだけでも限られた存在なのに、魔法職に必須なインドゥーラ語、それに古代エレメント語に関してはもはや賢者のレベルなのだ。
「よーし、ここもガンガン片して荷造りしちゃうぞ!」
玉に巻かれた植物由来の紐をしごいて気炎をあげる。
秘密の書庫の奥で老薬師が笑った気がした。
4/1 魔力値 1
同日夜 (推定)魔力値 2
4/2 (推定)魔力値 4
4/3 鑑定取得
4/4 魔力値 8
4/5 ① 魔力値16 魔力倍増・継続
4/6 ② 魔力値32 探索取得
4/7 ③ 魔力値64 水魔法取得
4/8 ④ 魔力値128 生活魔法取得
取り敢えず、今は使わない魔法書を5~6冊、紐で括って老薬師のものだったアイテムバッグに放り込んでいく。
「書棚に並んでるときはそうも思わなかったけど、凄い量だね」
手間も労力もかかる荷造りに、言葉ほど苦にしていない……と言うより上機嫌なのは訳がある。
それは今朝行った、もはや朝の日課と言うべきギフトの取得、そしてステータスの鑑定が関係している。
「ギフト【生活魔法】」
「そしてステータスオープン」
アンナリーナ 14才
職業 薬師、錬金術師、賢者の弟子
体力値 25
魔力値 122/128(ステータス鑑定に1使用、生活魔法取得に5使用)
ギフト(スキル) ギフト(贈り物)
[一日に一度、望むスキルとそれによって起きる事象を供与する]
調薬
鑑定
魔力倍増・継続 (5日間継続)
錬金術(調合、乾燥、粉砕、分離、抽出、時間促進)
探索
水魔法(ウォーター、水球、ウォーターカッター)
生活魔法(ライト、洗浄(クリーン)、修理(リペア)、ファイア、料理)
今朝、アンナリーナの魔力値はついに100を超えた。
これは村では、魔法職以外では村長の値を一気に超えている。
この数値を見てアンナリーナは深い感慨にしばし固まっていた。
それからは俄然やる気が湧いて、荷物の整理……それも本と言う嵩張り、手間のかかるものに手を着けたのだ。
「ん?なんかここだけ変に埃が残ってる……クリーン……あれ?」
洗浄(クリーン)のレベルが低いからなのか埃が取れない。
試しに汚れた自分の手に唱えてみる。
「クリーン、あれあれ?」
埃っぽかった手は洗いたてのように綺麗になり、魔法は発動している。
なのに何故?
アンナリーナはその棚の本をすべて出すと今までと同じように整理し、アイテムバッグに収納して、改めて本棚を探ってみた。
すると、左耳の上の髪の中が光り、本棚がスライドしてそこに、アンナリーナが今まで知らなかった部屋が現れた。
「ふぇ~」
しばし呆けたアンナリーナは、暗いその部屋に向かい唱える。
「ライト、それからクリーン」
彼女の目に写ったもの。
それは、本、本、本の数々。
見るからに古いそれらは一体何冊あるかわからないほど書棚を埋めている。
「秘密の書庫?」
アンナリーナがこの庵に通いだして4年ほどになるが、この隠し部屋については見たことも聞いたこともない。
恐る恐る入って見ると今まで自分が整理していた本よりずっと古い装丁の本が並んでいた。
手に取って開いて見て、書かれていた文字にびっくりする。
「これ、古代エレメント語だ!」
現在、大陸で使われているのは大陸共通語と呼ばれている言語だが、他に魔法言語と呼ばれているものがあり、それはインドゥーラ語と言って、難解な文字が使われている。
そしてより古くから伝わり、失伝したと言われている【魔導】を記した字が古代エレメント語だ。
「そっか……薬師様、このために私に大陸共通語やインドゥーラ語だけでなく古代エレメント語まで教えて下さってたんだ……」
アンナリーナは知らない。
この世界では大陸共通語を読み書き出来るだけでも限られた存在なのに、魔法職に必須なインドゥーラ語、それに古代エレメント語に関してはもはや賢者のレベルなのだ。
「よーし、ここもガンガン片して荷造りしちゃうぞ!」
玉に巻かれた植物由来の紐をしごいて気炎をあげる。
秘密の書庫の奥で老薬師が笑った気がした。
4/1 魔力値 1
同日夜 (推定)魔力値 2
4/2 (推定)魔力値 4
4/3 鑑定取得
4/4 魔力値 8
4/5 ① 魔力値16 魔力倍増・継続
4/6 ② 魔力値32 探索取得
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4/8 ④ 魔力値128 生活魔法取得
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