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第四章
115『【三つ角熊】納品』
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職員に案内された処理室で、アンナリーナはアイテムバッグから出すように見せかけてインベントリから、依頼書にあった【三つ角熊】を取り出した。
「これがそうなんでしょう?」
ドン!と音がして巨大な作業台に現れたのは、間違いなく【三つ角熊】だ。
「ずっと殺戮熊の亜種だと思ってたけど【三つ角熊】って言うんだね」
ずっとそう思っていたので確かめる事すらしていなかった。
ちなみにこの熊はデラガルサのダンジョンの獣の階層でたまに出現する。
「はい、間違いありません。
本当にお持ちだったんですね……」
殺戮熊によく似た、それに三本の角が生えた外観の目の前の魔獣は、もう一年近く塩漬けになっていた依頼だった。
この角と毛皮を欲していた細工師には、すぐに連絡を入れるつもりだ。
「それも素晴らしい状態だ!
これは色を付けさせていただきますよ」
確か依頼書には金貨500枚とあったが、アンナリーナにはそれが高いのか安いのかよくわからない。
「リーナ、俺たちも依頼を受けようと思うんだが、おまえ、何か希望あるか?」
そこに、向こうで依頼を選んでいたテオドールたちがやってきて、アンナリーナに問いかけた。
「別にないよ。熊さんたちの好きに選んで?」
アンナリーナはこれから清算をして依頼料を頂く事になる。
その後、ある提案をしてみるつもりだ。
「ところで、こちらの鑑定士はあなたが兼ねられているのですか?」
最初に受け付けてくれて、その後もずっとアンナリーナたちを担当して、三つ角熊も確認してくれた目の前の男に問いかけてみる。
「ええ、私は2級鑑定士の資格を持っていて、専任の鑑定士がいない場合は受付職員と兼ねています」
今日はたまたま鑑定士は留守のようだ。
「なので、出来ればお支払いは明日以降にお願いしたい。
もちろん、最善を尽くす為です」
そう言って、手元のカードに『今日の日付』『依頼書のナンバー』『素材名』『アンナリーナの名前』『受付者の名前』彼の名はデンシャルと言うらしい……と、ギルドの判が押した。
それをアンナリーナに手渡した。
「これと引き換えに金子をお渡しします。無くさないように気をつけて下さいね」
「お心遣いありがとうございます。
では、これも預けておきましょうか」
今度はアイテムバッグから一本の瓶を取り出し、彼の目の前に置いた。
それが何か、わからない男ではない。
「これは…… あなたは【錬金薬師】?」
「ええ、こちらの鑑定もお願いします。
……ふふ、どのくらいの値がつくか、楽しみです」
アンナリーナが渡したのは【中級体力ポーションC】
これ以上のポーションは騒ぎになるので出さないでおく。
「では、掲示板から依頼を選んできますね」
テオドールが選んだのは、街道沿いで目撃及び襲撃が頻発している、鳥型魔獣ヒュリポンの討伐だ。
この魔獣は前世での始祖鳥に近い姿をしていて羽の途中に鉤爪がある。
体長は羽を広げると5m近く、人間も捕食の対象だ。
それが7~10体で襲ってくると言う。
「この依頼をお願いします」
先に先ほどのポーションの預かり票を渡され、次に依頼を受理される。
そして、難易度の高いこの依頼に不安を隠せないデンシャルはこの後、さらに驚かされる事になるのだ。
「これがそうなんでしょう?」
ドン!と音がして巨大な作業台に現れたのは、間違いなく【三つ角熊】だ。
「ずっと殺戮熊の亜種だと思ってたけど【三つ角熊】って言うんだね」
ずっとそう思っていたので確かめる事すらしていなかった。
ちなみにこの熊はデラガルサのダンジョンの獣の階層でたまに出現する。
「はい、間違いありません。
本当にお持ちだったんですね……」
殺戮熊によく似た、それに三本の角が生えた外観の目の前の魔獣は、もう一年近く塩漬けになっていた依頼だった。
この角と毛皮を欲していた細工師には、すぐに連絡を入れるつもりだ。
「それも素晴らしい状態だ!
これは色を付けさせていただきますよ」
確か依頼書には金貨500枚とあったが、アンナリーナにはそれが高いのか安いのかよくわからない。
「リーナ、俺たちも依頼を受けようと思うんだが、おまえ、何か希望あるか?」
そこに、向こうで依頼を選んでいたテオドールたちがやってきて、アンナリーナに問いかけた。
「別にないよ。熊さんたちの好きに選んで?」
アンナリーナはこれから清算をして依頼料を頂く事になる。
その後、ある提案をしてみるつもりだ。
「ところで、こちらの鑑定士はあなたが兼ねられているのですか?」
最初に受け付けてくれて、その後もずっとアンナリーナたちを担当して、三つ角熊も確認してくれた目の前の男に問いかけてみる。
「ええ、私は2級鑑定士の資格を持っていて、専任の鑑定士がいない場合は受付職員と兼ねています」
今日はたまたま鑑定士は留守のようだ。
「なので、出来ればお支払いは明日以降にお願いしたい。
もちろん、最善を尽くす為です」
そう言って、手元のカードに『今日の日付』『依頼書のナンバー』『素材名』『アンナリーナの名前』『受付者の名前』彼の名はデンシャルと言うらしい……と、ギルドの判が押した。
それをアンナリーナに手渡した。
「これと引き換えに金子をお渡しします。無くさないように気をつけて下さいね」
「お心遣いありがとうございます。
では、これも預けておきましょうか」
今度はアイテムバッグから一本の瓶を取り出し、彼の目の前に置いた。
それが何か、わからない男ではない。
「これは…… あなたは【錬金薬師】?」
「ええ、こちらの鑑定もお願いします。
……ふふ、どのくらいの値がつくか、楽しみです」
アンナリーナが渡したのは【中級体力ポーションC】
これ以上のポーションは騒ぎになるので出さないでおく。
「では、掲示板から依頼を選んできますね」
テオドールが選んだのは、街道沿いで目撃及び襲撃が頻発している、鳥型魔獣ヒュリポンの討伐だ。
この魔獣は前世での始祖鳥に近い姿をしていて羽の途中に鉤爪がある。
体長は羽を広げると5m近く、人間も捕食の対象だ。
それが7~10体で襲ってくると言う。
「この依頼をお願いします」
先に先ほどのポーションの預かり票を渡され、次に依頼を受理される。
そして、難易度の高いこの依頼に不安を隠せないデンシャルはこの後、さらに驚かされる事になるのだ。
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