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婚姻届
【55】
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すっかり機嫌は元通りで、ハイジさんも茉紀も肩を震わせて笑いを堪えている。
可愛いんだけど、他人からみるとやっぱりあまねくんってちょっと癖があるのかなぁ。
何だかんだ言っても、久しぶりの飲み会は楽しく、大いに盛り上がった。
今までは一緒に帰宅していた茉紀だが、今日は残って暫く飲んでくと言うので、そのままカウンターへ置いてきた。
「あまねくん、ハイジさんと連絡とってる?」
「ん? いや……。俺も久しぶりに会ったけど?」
「そう……」
「どうかした?」
「うーん、茉紀ってまだ1人でハイジさんのところに通ってるのかな?」
「さぁ……それはまどかさんの方がわかるんじゃないの? 茉紀さんとよく電話してるし」
「うん。世間話はするんだけどさ、ハイジさんのことは何だかいつも誤魔化されちゃうんだよね。……何もないよね?」
「ないと思うけどな……。さすがにあのハイジさんでも、人妻には手を出さないんじゃないかな? 体裁もあるし……」
「だよね?」
「それに、まどかさんの友達だって知ってるわけだし」
「まあ、そうだよね」
あまねくんの言うように、さすがに仲の良いあまねくんの妻である私の友達と不倫関係になんてことはないだろう。……多分。
ただ、何かと旦那さんよりもハイジさんの名前を多く聞くものだから、何となく胸騒ぎがする。
私はまだ新婚だし、子供も産まれてはいない。私と茉紀とでは、環境が違うのだから、私には理解できない何かがあるのかもしれない。
「何か本気で不安なことがあればきっと茉紀さんだってまどかさんに相談するよ。だって親友でしょ?」
「……そうだよね」
私だって、自分で抱えきれない痛みや悩みは茉紀にぶつけてきたのだ。彼女が悩みを打ち明けてくれるまで、私は余計なことをせず静かに待とうと決めた。
可愛いんだけど、他人からみるとやっぱりあまねくんってちょっと癖があるのかなぁ。
何だかんだ言っても、久しぶりの飲み会は楽しく、大いに盛り上がった。
今までは一緒に帰宅していた茉紀だが、今日は残って暫く飲んでくと言うので、そのままカウンターへ置いてきた。
「あまねくん、ハイジさんと連絡とってる?」
「ん? いや……。俺も久しぶりに会ったけど?」
「そう……」
「どうかした?」
「うーん、茉紀ってまだ1人でハイジさんのところに通ってるのかな?」
「さぁ……それはまどかさんの方がわかるんじゃないの? 茉紀さんとよく電話してるし」
「うん。世間話はするんだけどさ、ハイジさんのことは何だかいつも誤魔化されちゃうんだよね。……何もないよね?」
「ないと思うけどな……。さすがにあのハイジさんでも、人妻には手を出さないんじゃないかな? 体裁もあるし……」
「だよね?」
「それに、まどかさんの友達だって知ってるわけだし」
「まあ、そうだよね」
あまねくんの言うように、さすがに仲の良いあまねくんの妻である私の友達と不倫関係になんてことはないだろう。……多分。
ただ、何かと旦那さんよりもハイジさんの名前を多く聞くものだから、何となく胸騒ぎがする。
私はまだ新婚だし、子供も産まれてはいない。私と茉紀とでは、環境が違うのだから、私には理解できない何かがあるのかもしれない。
「何か本気で不安なことがあればきっと茉紀さんだってまどかさんに相談するよ。だって親友でしょ?」
「……そうだよね」
私だって、自分で抱えきれない痛みや悩みは茉紀にぶつけてきたのだ。彼女が悩みを打ち明けてくれるまで、私は余計なことをせず静かに待とうと決めた。
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