【完結】美人過ぎる〇〇はワンコ彼氏に溺愛される

雪村こはる

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婚姻届

【67】

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「あのさ……1つ確認なんだけど……」

「ん?」

「まどかさんの写真で処理していいよって言ってくれたやつ……あれってまどかさんの裸の写真とか撮らせてもらえるっていう解釈でいいの?」  

「違います」

「えぇ!?」

 今度は、この世の終わりみたいな顔をして。そんな解釈、間違ってるに決まってるでしょ。

「裸はダメだよ。当たり前でしょ」

「何で!?」

「何でじゃないよ。もういっぱい際どい写真持ってるじゃん……」

「際どいだけじゃダメなんだよ、まどかさん……。じゃあ、せめて横からのアングルで腕の下から下乳出てるとこだけ撮らせ……」

「ダメです」

「何で!?」

「何でじゃない!」

「だって、他の視聴者も見たことあるような写真ばっかりなんだよ!? 特別なの欲しい!」

「毎日一緒にいられるでしょ?」

「そうだけど、静止画にはまた違った魅力があるんだよ? 凝視できるしね」

 真顔で言うことじゃないってば。
 そういえば私があまねくんの寝顔を写真に収めた時、あまねくんも私の寝顔の写真をもってると見せてくれた。
 あの時は、あれだけだと思って疑わなかったけど……もしかして……。

「ねぇ、あまねくん?」

「ん?」

「私と出会ってからこっそり何枚写真撮ったの?」

「え? な、な、なんのこと?」

 明らかな動揺。こりゃ黒だな。

「……見せなさい」

「それはちょっと……」

「こっそり撮ったんでしょ? 見せなさい」

「や、やだ!」

 ふいっと顔を背けて私の胸に埋める。まるで子供だ。

「やだじゃない。見せないなら、あの箱ごと捨てるから」

「えぇ!? それはダメ! 絶対ダメ! あれだけ集めるのにどれ程苦労したと……」

「じゃあ、見せて」

「うー……引かない?」

「……引かない。もう、今更」

「そ、そう? 受け止めるって言ってくれたもんね?」

「うん」

 私が頷くと、「じゃあ、待ってて」と行って一旦寝室から出ていった。すぐにノートパソコンを持ってきて、1つのフォルダを開く。

 クリックした途端、数十枚の写真が画面いっぱいに並んだ。

「スマホのデータは全部こっちに移したんだ。一部お気に入りは、仕事中でも見られるようにまだスマホに残ってるんだけど……」

 そう言いながら画面をスクロールさせるあまねくんから、ノートパソコンを取り上げ、同じようにスクロールさせる。

「……これって……」

 結婚式の帰り、一緒に飲みに行ってあまねくんが家まで送ってくれた時のもの。眠っている私のドレスの肩のストラップは下がり、ブラが見えている。ドレスの裾が捲れ上がり足の付け根まで出てしまっている。
 酔っているからか、顔は真っ赤で口も半開きだ。

「これ、いいでしょ? まるで情事後だよね。ドレス着たままえっちしたら、多分まどかさんこんな感じだよね!」

 嬉しそう、凄く嬉しそう……。ばかばか……あまねくんのバカ……。

 すっぴんの寝顔は、あまねくんが私に見せたもの。しかし、その下には実際にセックス後の私の姿。
 何度も抱かれて疲れて、意識を手放すように眠りに落ちた後。体の上に布団がかけられているが、あまねくんの腕の中にいる私と、私の額にキスをしているあまねくんの自撮り。
 それから横向きで眠る裸の私。あまねくんの手で覆われた私の乳房。
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