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気持ちは変わるもの
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凪は暗い夜道を歩きながら、後口と腹部の違和感を抱いていた。重たい痛みは筋肉痛みたいなもので、初めて千紘に抱かれた時の痛みとは違っていた。
腹の中が疼くと、千紘の熱で奥まで突かれたことを思い出す。体が千紘に慣れ始めている。凪はそう思いながら、服の胸元をギュッと握りしめた。
家になんか行かなきゃよかった……。そう思いながら俯いた。もしもセックスした先がホテルだったなら、こんなモヤモヤとした感情は抱かなかった。そう思えてならなかった。
アダルトグッズが散らばった千紘の寝室を見て背筋が凍った。千紘のことが怖いと思った。それと同時に裏切られたような気持ちになった。
心のどこかで千紘はそんなことをしないと思っていたのだ。それが、組み敷かれた瞬間に全て覆された気がした。ただ、嘘だと笑われてしまえば、安堵と同時にそりゃそうだよな……なんて納得したりして。
いつの間にか千紘が自分のことを好きでいる事が当たり前になっている気がした。
気持ちには応えられない。そう思っているくせに、千紘からの好意は当然として受け取る。セラピストとして接客している内に好かれることが“普通”になってきている。
仕事としてなら金のためだと割り切って、その好意も利用してきた。けれど、千紘との関係はややこしい。
写真で脅され、仕方なく会っただけだったはず。それなのにいつの間にか連絡を取り合って、セックスをする仲になった。
千紘の気持ちを知っていて、のらりくらりとそれをかわす。千紘は凪に会えたらそれでいいと言うが、名前のないこの関係性は凪を複雑な気分にさせた。
さっさと帰ってシャワー浴びよ。頭を左右に振って凪が考えるのをやめると、それを待っていたかのように「ねぇ」と後ろから話しかけられた。
男の声だった。こんな時間に誰だ。千紘の声でないことだけは確かだと思いながら、凪は振り返った。
腹の中が疼くと、千紘の熱で奥まで突かれたことを思い出す。体が千紘に慣れ始めている。凪はそう思いながら、服の胸元をギュッと握りしめた。
家になんか行かなきゃよかった……。そう思いながら俯いた。もしもセックスした先がホテルだったなら、こんなモヤモヤとした感情は抱かなかった。そう思えてならなかった。
アダルトグッズが散らばった千紘の寝室を見て背筋が凍った。千紘のことが怖いと思った。それと同時に裏切られたような気持ちになった。
心のどこかで千紘はそんなことをしないと思っていたのだ。それが、組み敷かれた瞬間に全て覆された気がした。ただ、嘘だと笑われてしまえば、安堵と同時にそりゃそうだよな……なんて納得したりして。
いつの間にか千紘が自分のことを好きでいる事が当たり前になっている気がした。
気持ちには応えられない。そう思っているくせに、千紘からの好意は当然として受け取る。セラピストとして接客している内に好かれることが“普通”になってきている。
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さっさと帰ってシャワー浴びよ。頭を左右に振って凪が考えるのをやめると、それを待っていたかのように「ねぇ」と後ろから話しかけられた。
男の声だった。こんな時間に誰だ。千紘の声でないことだけは確かだと思いながら、凪は振り返った。
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