漆黒の大魔将軍は勇者に倒されたはずでした!?

武家桜鷹丸

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序章

大魔将軍は勇者に倒されてしまいました。

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 魔空城の最上階にある将軍の間と呼ばれる広間。
 その名にふさわしい装飾はもはや崩れ、壁や床には亀裂が広がっていた。
 激しい金属音と魔法が弾ける音が止むことなく響きながら今因縁の戦いは終幕へと近づいていた。

「うおおおぉぉぉっ!」
「ぬううぅああぁぁぁぁ!」

 勇者の聖剣が大魔将軍の大盾に当たれば属性の激しい衝突が起き周囲を傷つけ互いに弾かれて距離を取る。
 もう幾度も攻防繰り返してきた両者の装備にも損傷があり息も上がっていた。
 しかし勇者には仲間がいた。

「今治療するわ!」

 神木で作られた杖を手に駆け寄る聖女は片手を勇者にかざすと回復魔法を使ってみせる。

「させるか!【漆黒の矢】!」

 大魔将軍はすかさず闇属性の魔法を使い空中に小さな魔方陣三つ生み出し黒い矢を放つ。
 しかし黒い矢はエルフが放った蛍光色の魔法の矢によって止められてしまう。

「やらせないよ!」

 弓の弦に魔法で作った矢を掛けてエルフは言えば走りながら次々と放っていく。迫る矢に大魔将軍は盾を前に出すと盾が変形して横に伸びる。

「【魔防障壁】!」

 大魔将軍が口に出すと盾からさらに大きな長方形の半透明な壁が現れ飛んでくる矢を全てを防いでみせた。
 この魔法と大魔将軍が持つ属性耐性が勇者達にとっての大きな障害であった。
 しかし、それを打破する方法が1つだけあった。

「…よし、力が溜まった!」

 勇者が聖剣を見てそう告げる。
 彼が言った通り聖剣の全体が輝きを放っていた。
 覚醒させた聖剣は時間経過で聖属性の力を溜め選ばれし者が任意で放つことが出来る。
 この聖属性は世界でも聖剣と神の子として力を分け与えられたと言われる聖女のみしか存在しない属性であり大魔将軍でも耐性を持っていない唯一の有効打であった。
 しかしこの場所で大魔将軍に出会ってすぐに使ったのだが特殊強化魔法によって攻撃を逸らされ失敗に終わっていたのだ。

「大魔将軍!今度こそこれで決めてみせる!」
「吠えたな勇者よ!ならば我も全てを出し切ろう!」

 勇者の宣言に大魔将軍は動く。
 大盾を床に突き立てた大魔将軍の身体から闇のオーラが吹き出すように現れ盾の表面に巨大で複雑な魔方陣が出現する。
 同時に盾もまた変形し大砲へと変わる。
 勇者は一度見たことがあった。
 かつて大魔将軍が占拠した街に一万近くの軍勢で押し寄せた国がいた。
 街はその国によって取り戻された。しかし軍が帰った時、国の象徴である城がなくなっていた。
 その瞬間に勇者は立ち合っていた。
 王都にいた勇者は空に現れた大魔将軍を見つけた。
 彼は怒りの言葉を述べてからその魔法を使いを跡形もなく消し去ってみせたのだ。

「本気か大魔将軍!ここで使ったら城が崩れるぞ!」
「言ったはずだぞ勇者よ!ここが我の最後の舞台であると!お前達を討ち取れるならば城と共に沈むも厭わぬ!」

 言い放つ大魔将軍の気迫に勇者は覚悟を感じた。
 感じたからこそ、勇者も聖剣を両手にしっかりと握りしめ技を出す準備に入る。
 大砲は赤紫に輝き砲口から光が溢れ出る。
 対する勇者の聖剣も輝きが増していき突きの態勢を取った。

「吹き飛べぇ!【砕光さいこうの漆黒】!!」

 魔法を唱えた大魔将軍の最大にして最強の攻撃が砲口から闇属性の光線となって放たれる。

「うおおお!【極光剣きょっこうけん】!!」

 技名を言い勇者が聖剣を突き出せば聖属性の光線が出た。
 2つの光線が衝突すると爆風と閃光が轟く。しかし徐々に黒い光線が競り勝っていく。

「ふはははは!残念だったな勇者よ!所詮人間一人と剣一本では我が漆黒には勝てぬ!蝋燭で闇夜は払えぬも同じよぉ!」

 勝利へと進んでいく大魔将軍に勇者は歯を食いしばりながら耐える。
 脚に力を入れるも少しずつ床を滑っていく勇者の脳裏に敗北の文字が過った。

「…ならば灯火ならどうでしょう。」

 言葉とともに勇者の背中に聖女の両手が当たる。それによって聖剣の輝きが大きくなり少し押し返してみせる。それでも拮抗するくらいで止まってしまう。

「それなら私の魔力も…!」

 さらにエルフも加わって勇者の背中に手を当てて魔力を繋げれば少しだけ大魔将軍側へと押す。

「まだまだぁ!その程度の輝きに敗けはせん!」

 しかし大魔将軍は余力も全て出し切る。再び拮抗する中で勇者達の方に疲労の色が見えた時、壁を破って下層にいた三人が現れる。三人は目の前の状況をすぐに理解すれば勇者の元に向かう。魔法科学者の指示で戦士と魔剣士も勇者の背中に手を当てる。

「三人でダメならね!倍の六人で六倍にすれば勝てるわよ!」
「戦士の俺でもな!ちょっとは魔力があるんだぜ!」
「なら足りない分は僕が補うということで…!」

 全員が勇者に魔力を注いだ直後だった。聖剣が今までにないほど輝き極光剣も大きく強くなって大魔将軍の魔法を一気に押していく。
 形勢が逆転し今度は大魔将軍が踏ん張る。

「ば、バカな!たかが六人の!聖属性を持っていない者がいるというのに!?」
「それは違うぞ大魔将軍!持ってる持っていないの話なんかじゃない!」
「そうです!共に冒険し、共にたくさんのことを経験してきた私達の絆の力です!」

 勇者と聖女が言う中で極光剣は大魔将軍の魔法に勝つ。
 迫る極光剣に大魔将軍は盾を戻して防いでみせるもビキビキという音が鳴りついに亀裂が生まれる。

『いっっっけえええぇぇぇぇぇぇ!!!』

 六人全員が声を出してみせれば極光剣はついに大魔将軍の盾を砕き直撃した。
 受けた大魔将軍の鎧は壊れ自分の玉座を砕いて壁に叩きつけられた。

「…や、やった!やったぜぇ!ついに大魔将軍を倒したぞぉ!」

 少しだけ静寂が流れてから一番に戦士が腕を挙げて喜ぶ。彼によって他の皆も実感して喜んでみせる。
 ただ一人だけ、勇者だけは喜びを表に出さなかった。
 聖剣を片手に勇者はゆっくりとした足取りで大魔将軍に近づく。一歩一歩を踏む中で勇者の中に浮かんでいた気持ちが思い出と共にはっきりと見えてきていた。

「大魔将軍……。」
「……ふ、見事だ勇者よ。よもや我の足元にも及ばない存在に負けようとはな。」

 項垂れる態勢で動かないまま言う大魔将軍。
 全てを出し切った大魔将軍にはもはやまともに動かせるところはなかった。
 そんな彼を前に勇者は軽く下を向き意を決してから相手を見て言った。

「大魔将軍。僕は、あなたに〈感謝〉を伝えたい。」

 唐突な一言に大魔将軍や仲間達が驚く中勇者は続けた。

「あなたが聖女を、彼女を拐う為に僕らの前に現れなければ、僕はきっとただ冒険を夢見るだけの村人で終わっていた。」

 そう、勇者と聖女は元々同じ村の出身だった。
 聖女に選ばれた彼女を拐うよう魔王の命令を受けた大魔将軍は二人っきりになっていたところを襲撃し聖女を捕縛、まだ村人だった勇者を崖から海へと吹き飛ばした。
 だが神の導きか、海に落ちた勇者は偶然にも洞窟に流れつきそこで聖剣を手に入れ聖女を大魔将軍から取り戻す冒険を始めたのだ。
 数々の出会いと永遠の別れを経験しながら冒険した勇者。その別れの中には大魔将軍によってもたらされた人もいた。
 特に二度目の戦いで勇者にとって剣の師匠でいた人が己を犠牲にして窮地を救ってくれた時には大魔将軍を憎んだ時もあった。
 聖女は救えたのだが復讐心を燃え上がらせたせいで聖剣が突如として錆びつき力を失った状態になってしまった時、勇者はすごく後悔した。
 そのままで再び聖女を手に入れようと現れた大魔将軍に仲間達が窮地に立たされ勇者は錆びた聖剣で戦った。
 まともに戦えずボロボロな姿になろうと抗った時、復讐心を完全に消し去り仲間を守ろうとする誠実な心が聖剣を目覚めさせ真の姿へと変える。
 新しく生まれ変わった聖剣の力で勇者は大魔将軍を退かせてみせた。
 そして今、四度の戦いの果てに勇者はついに大魔将軍に初めて勝ったのだった。

「あなたと出会い、あなたと戦い、あなたに負け、あなたと引き分け、そしてあなたを理解したからこそ、今僕はここにいる。皆と一緒にここまでこれた。」

 聖剣を鞘に納め片膝を着いて目線を合わせながら勇者は言った。

「今はっきりとわかった。僕にとって、あなたはずっと〈ライバル〉だったのだと。あなたという壁に何度でも挑んできたからこそ僕は強くなれたのだとわかった。だからこそ僕はあなたに感謝します。」

 胸の内にあった想いを大魔将軍に伝えた勇者。
 勇者の言葉を近くにいた仲間達はただ静かに聞いていた。
 想いを聞いた大魔将軍は頭を微かに勇者へと向ける。

「…ふっ、己が倒した相手を称賛する奴など初めて見たわ。戦いは結果が全て。それが我の信条である。」
「大魔将軍…。」
「しかし、〈勇者に称賛された者〉として負けるのも悪くはない。だが…!」

 次の瞬間、突然起きた大きな揺れに勇者は態勢を保てず尻餅を着く。
 何が起きたのかにいち早く気づいた戦士が壁に空いた穴を指差して教える。
 明らかに魔空城の高度が下がり始めているのが他の者達にも見えたことで墜落していると理解した。

「残念だったな勇者よ!この玉座こそが城の制御を担っていたのだ!共に瓦礫に埋まるがよい!」

 大魔将軍の言葉通り天井が崩れ瓦礫となって降ってくるのを勇者達は避けていく。

「くそ!ヤバいぜこりゃ!さっさと逃げるぞ!」
「待ちなさい!私の飛空挺は外で待つだけの船じゃないわよ!」

 焦る戦士に魔法科学者が言うとポケットから手の平くらいの装置を取り出しボタンを押す。少しして別の大穴から機械音が聞こえ飛空挺が姿を見せたので仲間達は急いで乗り込むと最後まで残っていた勇者に聖女が呼び掛ける。
 呼び掛けに勇者は一度仲間達の方に振り返った。

「…大魔将軍!」

 でもすぐに踵を返して大魔将軍に向き直すと手を差し出す。

「一緒に出よう!下で暮らしている彼らの為にも!」

 勇者の言葉に大魔将軍は彼の手を見てからゆっくり右手を上げる。
 それに勇者は微笑んで手を掴もうと伸ばした。
 しかし大魔将軍の右手が届いたのは勇者の腹部だった。

「さらばだ勇者よ。願わくば、あやつらにだけは平穏を…!」

 それが勇者が聞いた大魔将軍の最後の言葉だった。
 当てた手の平に魔方陣が出現すると魔力の小規模な爆発が起き勇者を飛空挺まで吹き飛ばしてみせた。
 船に乗せられる形で転がった後に勇者は起き上がって大魔将軍に呼び掛けるも崩壊する城から逃げる為に魔法科学者が運転する飛空挺は急いで離脱した。
 こうして、勇者はついに大魔将軍との戦いに決着をつけたのであった。
 だがこれで終わりではない。
 魔空城が守っていた魔界の門を抜け魔王を倒すまで、彼らの戦いは続くのだ…。
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