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第一章 勇者に倒されたはずだった。
漆黒の復活。
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堂々と名乗り出ればヒト族は驚いてみせてから各々言葉を漏らす。
「大魔将軍だと!?」
「文献にあった勇者が強敵と認めた存在なのか!?」
かなり動揺している様子を悪役としていい反応してくれると内心ほくそ笑みながら思いつつ我は続けた。
「弱者が自分より弱き者を虐げるは愚行の極み。命が惜しくば去るがよい!」
片手を前に出してまずは撤退するよう警告を伝えてみる。
こちらの警告にヒト族はお互いに顔を見て困惑していたが隊長格らしい一人が声を出す。
「うろたえるな!こんな辺境にあの大魔将軍がいるわけがない!奴は偽者だ!」
隊長格の言葉で他の者が確かにと賛同し動揺を抑え込むとすぐに攻撃準備に入る。
「【魔法弾】用意!」
魔法名を出してきたので我は微動だにせず立つ。後ろではずっとケット・シーの二匹がこちらを見上げていることだろうから聞こえる声量で伝えてあげた。
「動くでない。大丈夫、絶対に守ってやる。」
優しく言葉をかけてる間にも前に出た三人のヒト族が魔法使いにしては小さい杖を光らせていた。
「容赦するな!貫通弾発射ぁ!」
挙げていた手を振り下ろすと同時に杖の前に魔方陣が浮かび上がり針状の弾丸を連射した。
迫る何十本もの針を前にしても大魔将軍は動かない。そのまま弾丸は大魔将軍に届き威力で再び土煙が舞い上がる。
確実に命中したことに隊長格は笑みを浮かべる。
いくら立派な甲冑であろとも鉄板すら穴を空ける貫通弾を何発も受けてはケリがついたはずだ…なぁんて、思ってたんだろうな。
「ふん、愚か者は動かなかった貴様の方だったな。所詮はやはり見せかけの偽者だったか。」
「…何故動かなかったかわかるか?」
土煙の方から聞こえてきた言葉と見えてきた光景に隊長の安堵の表情が一変して驚愕する。
徐々に晴れていく土煙から顔を覗かせたのは我の前で止まっている数十本もの弾丸だったからだ。
「それはな、動く必要がないくらい脆弱な魔法だからだ。」
鼻で笑ってみせながら我は自分のスキルを披露していた。
針を止めたのは【漆黒の障壁】と呼ばれる自動スキルである。
これは自分へと飛んでくる攻撃に対して通常では見えない壁が守ってくれる。しかもレベルが上がればその分強度も増していき今の我なら初級から中級レベルの魔法はこれだけで全方位を難なく守れる。
このスキルの他に我は全百九の防御系スキルを持っていたので魔界とこの世界で共通して呼ばれた二つ名は〔黒き城塞〕又は〔魔王の盾〕である。
「どうした?まさか今のがお前達の全力か?」
「くそ!見た目に反して魔法使いかよ!だったら!」
腕を組んで威厳さを見せつけて我が言えば一人のヒト族が無謀にも斬り込んできた。
そう、あまりにも無謀な行為に終わった。
「うおおおおがふっ!?」
剣を振り上げて突っ込んだヒト族はあと4、5歩で届くところで突然前のめりに倒れる。
急に倒れた仲間に何が起きたかさっぱりわからないヒト族は再びどよめき出す。
何故倒れたかは大魔将軍のもう一つのスキル【暗闇のオーラ】の効果である。
このスキルは範囲内に入った自分より実力の低い相手を恐怖、または気絶状態にさせる。
レベルによって範囲も広げられるが加減して先の障壁と同様に近距離の前面に設定していた。
「相手の力量すら見れぬ雑兵が我に近づけると思うでない。」
ここまで一歩も動いてない我を前に隊長格はこうなったらとばかりに部下が持つものよりもちゃんとした杖を出すと部下に指示を出す。
「合属魔法を使う!奴を必ず仕留めるのだ!」
隊長の指示で部下三人は彼の後ろで三角形に立ち陣形を作る。
合属魔法と聞いて我はそれが出来る者だったかとほんの少し感心した。
同じ属性を合わせてより強力な魔法に変換させるのが合魔法だが合属魔法は名前の通り二つ以上の属性を合わせて放つ高等魔法だ。
基本は二人以上が同じタイミングで魔方を唱え中心で組み合わせて発動させる。
これが意外と繊細でタイミングが少しずれるだけでも成功率が下がってしまい失敗すると発動しなかったり、別々に魔法が発動してしまう。
その為高位の魔法使いでないと出来なかったはずだ。
「いくぞ!充填開始!」
(ん?充填…?)
聞き慣れない言葉を隊長格が言うと部下三人が先に火属性魔法を唱え始めたではないか。
合属魔法ならば隊長格も一緒に唱えなければ意味ないというのになぜ魔法を唱えないのだと不思議に思っていると初めての光景を目にする。
魔法を唱える三人の杖が光るとそこから赤色の線が伸びて隊長格が背負っている大きな円盤の中心に繋がる。
円盤の外周が赤色に満たされると隊長格は手にある杖を前に出して今さら土属性の魔法を唱え始める。
「これで終わりだ!【メテオブラスト】!」
杖の先端が光ると円盤も光り、隊長格の前に合属魔法の成功した証である二色の魔方陣が出現し炎を纏った岩石が放たれた。
矢の如く飛ぶ岩石はそのままこちらへと届き爆発し石片を周囲に飛び散らせた。
【メテオブラスト】は着弾時に爆発だけでなく石片を飛ばすことでより広範囲に被害をもたらす合属魔法だ。
「…やったぞ!あれを受けてはひとたまりもあるまい!」
主に大型モンスターへの先制打や攻城戦に使われる魔法を受けたのだからと隊長含め全員が勝利を確信した声を上げる。
「…全く、すぐ近くに味方がいるというのにあれほどの魔法を使うとはやはり愚か者共だな。」
しかし、すぐに彼らは表情を青ざめることになった。
煙が晴れると最初に見せた漆黒のドームがさらに表面に複雑な魔方陣が描かれた形となって姿を見せた。
これこそ大魔将軍の代名詞とも言うべき一つのスキル【漆黒の魔防壁】。
このスキルは全ての属性系魔法を防御するスキルだ。
レベル差によって耐性を上げるので防壁が無傷ということは耐性が最大まで上がったということだ。
魔防壁が消えると自分に斬りかかって気絶した兵士を片手で掴んで持ち上げていた我の姿を見せる。
「こいつは返す。」
軽く腕を振っただけで相手の元に投げ返してやると我はそろそろ終幕にしようと一歩前に出れば向こうは恐れて一歩退く。
「これが最後だ。命が惜しいならば二度とこの地に…!」
視界に入ったものに我は何故今まで気づいてやれなかったのかと後悔した。
向こうが動いたことで遠目に見えた血溜まりの上に倒れたケット・シー。
つまり連中は平穏のみを望んでいたケット・シーを、いたいけな者を殺したのだ。
その瞬間に我は考えを撤退させるから一転させた。
「貴様ら、虐げるに飽きたらず殺めたのか…!」
拳を握りしめれば兜の目線から光りを出して見せた我は怒るとその拳に魔力を注ぐ。
バチバチと黒い稲妻と閃光走る拳を開き後ろに振りかぶると
「【漆黒の波動】!」
軽く腰を捻ってから一気に横へと平手打ちする動作をした直後に黒い三日月状の衝撃波が前方へと放たれた。
放たれた衝撃波は地を走り連中が瞬きする間すらなく通りすぎれば消える。
だがそれで勝負がついた。
衝撃波を受けてから少しして相手方全員は膝を崩すと総倒れとなる。倒れた者達は先ほど気絶した者も含め全員が命を落としていた。
【漆黒の波動】は我の攻撃スキルの一つでありこの衝撃波を受けた者は強力な闇属性を受け常人ならば耐えきれず心肺停止となる。
「ふん、雑魚共め。さてと…。」
勝負がついたことに我はゆっくりと振り返れば互いに抱き合っている二匹のケット・シーを見下ろす。
多少の記憶違いはあるだろうがもうすぐ終わるであろうこの夢が覚める前に我は片膝を着き両手で二匹の頭を撫でながら言った。
「もう大丈夫だ。これからは、我が守ってやる。」
「大魔将軍だと!?」
「文献にあった勇者が強敵と認めた存在なのか!?」
かなり動揺している様子を悪役としていい反応してくれると内心ほくそ笑みながら思いつつ我は続けた。
「弱者が自分より弱き者を虐げるは愚行の極み。命が惜しくば去るがよい!」
片手を前に出してまずは撤退するよう警告を伝えてみる。
こちらの警告にヒト族はお互いに顔を見て困惑していたが隊長格らしい一人が声を出す。
「うろたえるな!こんな辺境にあの大魔将軍がいるわけがない!奴は偽者だ!」
隊長格の言葉で他の者が確かにと賛同し動揺を抑え込むとすぐに攻撃準備に入る。
「【魔法弾】用意!」
魔法名を出してきたので我は微動だにせず立つ。後ろではずっとケット・シーの二匹がこちらを見上げていることだろうから聞こえる声量で伝えてあげた。
「動くでない。大丈夫、絶対に守ってやる。」
優しく言葉をかけてる間にも前に出た三人のヒト族が魔法使いにしては小さい杖を光らせていた。
「容赦するな!貫通弾発射ぁ!」
挙げていた手を振り下ろすと同時に杖の前に魔方陣が浮かび上がり針状の弾丸を連射した。
迫る何十本もの針を前にしても大魔将軍は動かない。そのまま弾丸は大魔将軍に届き威力で再び土煙が舞い上がる。
確実に命中したことに隊長格は笑みを浮かべる。
いくら立派な甲冑であろとも鉄板すら穴を空ける貫通弾を何発も受けてはケリがついたはずだ…なぁんて、思ってたんだろうな。
「ふん、愚か者は動かなかった貴様の方だったな。所詮はやはり見せかけの偽者だったか。」
「…何故動かなかったかわかるか?」
土煙の方から聞こえてきた言葉と見えてきた光景に隊長の安堵の表情が一変して驚愕する。
徐々に晴れていく土煙から顔を覗かせたのは我の前で止まっている数十本もの弾丸だったからだ。
「それはな、動く必要がないくらい脆弱な魔法だからだ。」
鼻で笑ってみせながら我は自分のスキルを披露していた。
針を止めたのは【漆黒の障壁】と呼ばれる自動スキルである。
これは自分へと飛んでくる攻撃に対して通常では見えない壁が守ってくれる。しかもレベルが上がればその分強度も増していき今の我なら初級から中級レベルの魔法はこれだけで全方位を難なく守れる。
このスキルの他に我は全百九の防御系スキルを持っていたので魔界とこの世界で共通して呼ばれた二つ名は〔黒き城塞〕又は〔魔王の盾〕である。
「どうした?まさか今のがお前達の全力か?」
「くそ!見た目に反して魔法使いかよ!だったら!」
腕を組んで威厳さを見せつけて我が言えば一人のヒト族が無謀にも斬り込んできた。
そう、あまりにも無謀な行為に終わった。
「うおおおおがふっ!?」
剣を振り上げて突っ込んだヒト族はあと4、5歩で届くところで突然前のめりに倒れる。
急に倒れた仲間に何が起きたかさっぱりわからないヒト族は再びどよめき出す。
何故倒れたかは大魔将軍のもう一つのスキル【暗闇のオーラ】の効果である。
このスキルは範囲内に入った自分より実力の低い相手を恐怖、または気絶状態にさせる。
レベルによって範囲も広げられるが加減して先の障壁と同様に近距離の前面に設定していた。
「相手の力量すら見れぬ雑兵が我に近づけると思うでない。」
ここまで一歩も動いてない我を前に隊長格はこうなったらとばかりに部下が持つものよりもちゃんとした杖を出すと部下に指示を出す。
「合属魔法を使う!奴を必ず仕留めるのだ!」
隊長の指示で部下三人は彼の後ろで三角形に立ち陣形を作る。
合属魔法と聞いて我はそれが出来る者だったかとほんの少し感心した。
同じ属性を合わせてより強力な魔法に変換させるのが合魔法だが合属魔法は名前の通り二つ以上の属性を合わせて放つ高等魔法だ。
基本は二人以上が同じタイミングで魔方を唱え中心で組み合わせて発動させる。
これが意外と繊細でタイミングが少しずれるだけでも成功率が下がってしまい失敗すると発動しなかったり、別々に魔法が発動してしまう。
その為高位の魔法使いでないと出来なかったはずだ。
「いくぞ!充填開始!」
(ん?充填…?)
聞き慣れない言葉を隊長格が言うと部下三人が先に火属性魔法を唱え始めたではないか。
合属魔法ならば隊長格も一緒に唱えなければ意味ないというのになぜ魔法を唱えないのだと不思議に思っていると初めての光景を目にする。
魔法を唱える三人の杖が光るとそこから赤色の線が伸びて隊長格が背負っている大きな円盤の中心に繋がる。
円盤の外周が赤色に満たされると隊長格は手にある杖を前に出して今さら土属性の魔法を唱え始める。
「これで終わりだ!【メテオブラスト】!」
杖の先端が光ると円盤も光り、隊長格の前に合属魔法の成功した証である二色の魔方陣が出現し炎を纏った岩石が放たれた。
矢の如く飛ぶ岩石はそのままこちらへと届き爆発し石片を周囲に飛び散らせた。
【メテオブラスト】は着弾時に爆発だけでなく石片を飛ばすことでより広範囲に被害をもたらす合属魔法だ。
「…やったぞ!あれを受けてはひとたまりもあるまい!」
主に大型モンスターへの先制打や攻城戦に使われる魔法を受けたのだからと隊長含め全員が勝利を確信した声を上げる。
「…全く、すぐ近くに味方がいるというのにあれほどの魔法を使うとはやはり愚か者共だな。」
しかし、すぐに彼らは表情を青ざめることになった。
煙が晴れると最初に見せた漆黒のドームがさらに表面に複雑な魔方陣が描かれた形となって姿を見せた。
これこそ大魔将軍の代名詞とも言うべき一つのスキル【漆黒の魔防壁】。
このスキルは全ての属性系魔法を防御するスキルだ。
レベル差によって耐性を上げるので防壁が無傷ということは耐性が最大まで上がったということだ。
魔防壁が消えると自分に斬りかかって気絶した兵士を片手で掴んで持ち上げていた我の姿を見せる。
「こいつは返す。」
軽く腕を振っただけで相手の元に投げ返してやると我はそろそろ終幕にしようと一歩前に出れば向こうは恐れて一歩退く。
「これが最後だ。命が惜しいならば二度とこの地に…!」
視界に入ったものに我は何故今まで気づいてやれなかったのかと後悔した。
向こうが動いたことで遠目に見えた血溜まりの上に倒れたケット・シー。
つまり連中は平穏のみを望んでいたケット・シーを、いたいけな者を殺したのだ。
その瞬間に我は考えを撤退させるから一転させた。
「貴様ら、虐げるに飽きたらず殺めたのか…!」
拳を握りしめれば兜の目線から光りを出して見せた我は怒るとその拳に魔力を注ぐ。
バチバチと黒い稲妻と閃光走る拳を開き後ろに振りかぶると
「【漆黒の波動】!」
軽く腰を捻ってから一気に横へと平手打ちする動作をした直後に黒い三日月状の衝撃波が前方へと放たれた。
放たれた衝撃波は地を走り連中が瞬きする間すらなく通りすぎれば消える。
だがそれで勝負がついた。
衝撃波を受けてから少しして相手方全員は膝を崩すと総倒れとなる。倒れた者達は先ほど気絶した者も含め全員が命を落としていた。
【漆黒の波動】は我の攻撃スキルの一つでありこの衝撃波を受けた者は強力な闇属性を受け常人ならば耐えきれず心肺停止となる。
「ふん、雑魚共め。さてと…。」
勝負がついたことに我はゆっくりと振り返れば互いに抱き合っている二匹のケット・シーを見下ろす。
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