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第一章 勇者に倒されたはずだった。
どうやら夢ではないようだ。
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(うーむ、これは参ったな……)
片が着いたらまた元に戻ると思っていた。
しかしあれから1日くらい経ったが未だに戻らない。
さらには今、我は囲まれて身動きが取れなくなっていた。
「大魔将軍様ありがとうにゃあ。」
「ツルツルで硬いですにゃ。私達と全然違うのにゃ。」
胡座の態勢で腕を組んでいる我に朝になってからケット・シー達が集まって触れてはお礼を言ったり敬う意味で身をくっ付けたりよじ登ったりと好き放題されていた。
普通ならここは怒るところだろうが正直ネコカフェとかに通っていた我にとっては幸せな空間であった。
もはやこれだけ経っても元に戻らないことを踏まえると仮説が現実味を帯びてきた。
どうやらこれは夢ではなくリアルであり、勇者パーティーに倒されたはずの我は再び現世のしかもヒト族の世界に舞い戻ったということ。
そうなると勇者に倒され城と共に沈んだ我が何故復活出来たのか疑問が生まれた。
「大魔将軍様、長老がお目覚めになりました。」
「わかった。会わせてくれ。」
一匹のケット・シーが知らせに来てくれたので我は返事をしてから立ち上がる為に身体の上にいるケット・シー達に降りてもらう。
一戦闘終えた後に長老と呼ばれるケット・シーは緊張感と結界魔法を使ったせいで気絶していたのでここは我自ら赴くとしよう。
襲撃から比較的被害がない広場に大きな焚き火を設けている近くで長老が座ったまま待っていた。
「おおぉ大魔将軍様……」
「大事ないか長老?」
心配してあげるとケット・シーの長老は大きく頷いてからお礼を受けてから我は昨日の一件について事の詳細を聞いた。
そこから自分がどうやって復活することが出来たのかを見つける為だ。
「ーー…何?角の装飾が?」
「はい、角を兜に当てたらそれが光ってから兜が浮いたんです。」
ミケラという名前のケット・シーからの情報に我は指先で角の装飾品に触れる。
この装飾品は勇者との最後の一戦が控えている前の日に魔王の娘である姫様から御守りですと言って渡してくれたものだ。
ここで何故渡された装飾品が角に溶接したかのように着いているかというと、我の種族もといダークジェネラルにまで上り詰める途中で会得した小技によるものである。
「【鎧変形】。」
我がそう言うと装飾品が付いた角がまるで粘土のように変形すると縮んで無くなりぽろっと装飾品が左手に落ちる。
装飾品を確認すると渡された時にあった赤紫色の大きめの宝石が割れて一部しか残っていなかった。
そこで我はさらに【情報開示】を使う。
このスキルは我が何故か始めから持っていたものの一つでレベルが上がった今では物以外にも生物などにも使えいろいろと役立つので重宝しているスキルだ。
スキルを装飾品に使うと我の前に黒色で白字明記のボードが空中に現れ結果を表示してくれた。
金属部分は魔界製で高価なものだがはめ込まれていた宝石に答えがあった。
(む、これに【時間還元】が付与されていたのか。)
宝石を調べると【時間還元(使用済み)】と表記されていた。
【時間還元】とは対象が再起不能又は瀕死状態になった場合に極小範囲の時を止め一定の条件になった時に対象が全快の状態に戻るという次元魔法であり扱える者は稀である。
そしてこの次元魔法は姫様がほとんどの魔力を消費して使える魔法であった。
(姫様…よもや我が死を覚悟していたことを読んでいたのか。)
我は装飾品を見ながらその時のことを思い出すと口には出さず姫様に感謝した。
姫様のおかげで我はまた弱き者達を守ることが出来たからだ。
「長老とやら、我が敗れてからこの世界がどうなったかを知ってる限り話してくれ。」
次に出した我の頼みに長老はまた頷いて語ってくれた。
魔空城が墜落してから彼らの祖父母、つまり我が森に逃がしたケット・シー達は〈巫女様〉の指導の元、家を建て狩猟をし生活する道を始めていった。
長老が覚えている限りだとこの森で生活を始めてから約五十年…つまり半世紀以上は経っているらしい。
どおりで森の景色が違って見えたわけだ。
ケット・シーの寿命も進化しなくては長くて20年しかないので見覚えのある毛並みはあれど全員別人もとい別猫だった。
「巫女様も三年前に大往生なされまして。それでも我々は言いつけを守って生活しておりました。」
「なるほど、その間に我の兜を見つけ復元を試みたのだな。」
彼らの話を聞いてなんと素晴らしい美談であろうと思った。
彼らは我の教えと言いつけを守ってさらには継承させて半世紀以上も無事に暮らしていたのだから。
そして何より我の配下であった巫女が老衰まで生きていてくれたことも嬉しく思った。
城から逃がす際にケット・シーは数が多かったので三つのグループに分けて逃がしてあげていた。
まとめて逃がすこともできたがもしヒト族に襲われたら一網打尽になってしまうことを懸念してのグループ分けだった。
分けたグループはそれぞれ無人島、洞窟、森へと転移させた。
その一つが我が信頼する巫女のグループであり森の中心ならば安全だろうとそこを選んだ。
「他の同志がどうなったかは全くわかっておりません。ですが、あなた様が現れた以上我々は再び忠誠を尽くします。」
平伏して言う長老に続いて周りのケット・シーも扇状に我の前で平伏してみせた。
正直言って我は感動した。
敗軍の将というべき自分を、ただ逃がしただけであまり保障も与えられなかった自分を、子孫に続いて忠誠を誓おうとする彼らの姿に感動した。
だからこそ聞かなければならない。
「…お前達、我は勇者に負けた敗者だ。魔王様も亡くなり魔界にすら帰れない。もはや将軍すら名乗る資格もないかもしれない。」
「大魔将軍様……。」
「それでも、お前達は本当に我に忠誠を誓う気持ちに揺るぎはないか?」
マントを翻しケット・シー達に背中を向けて我は問いかけてみた。
ヒト族を倒した時には夢だと思ってかっこよく守ってやると言ってみたが、現実ならば話が変わる。
連中の格好からしても何処かの国に属している兵士だ。
その兵士が行方不明になったとならば建前だろうが調査隊を送ってくるだろう。
もしそうなったらまたこの集落が被害に合う可能性があるのだ。
故に今更自分と一緒に歩んでもらうよりこのまま森で静かに暮らせるように離れた方がよいかもしれない。
離れてそうだな、姿を変えて世界を巡る旅をするのも悪くない。
「お、おばあちゃんは…!」
そう考えてしまった時、ミケラが立ち上がって言った。
「おばあちゃんが言ってました!兜を見つけた巫女様は夜中に兜を抱きしめて嬉しそうに泣いていたって!」
ミケラの話を聞いて我はすぐにあの時の感覚を思い出す。すすり泣く声に優しく抱きしめられる感覚がより鮮明に見えてくるとミケラの毛色が合わさって気づいた。
「長老、このミケラと呼ぶ者もしや……。」
「はい、巫女様の付き猫の子孫でございます。」
長老の返事にやはりと我は思い出した。
我が巫女の付き人扱いに任命したケット・シーの毛並みはミケラと色も模様も全く同じであったからだ。
「巫女様も、おばあちゃんもお母さんも大魔将軍様は恩人だと語っていました。あなた様に再び仕えられるならば光栄にございます!」
声を大きくさせて言うと再び平伏するミケラ。
その強い想いを前にここで離れる道は間違っていたと悟り、我は道を決めた。
「…けしからん!」
森に響き渡る声と気迫をケット・シー達に放つ。
受けたケット・シー達の何匹かは怯えから尻尾を身体に巻きつけるよう寄せる。
「我はもはや一介の魔族。仕える主もなければお前達を養う理由もない。」
突き放すような言葉にミケラはそんなと不安げな顔を背中に向けてきた中で我は続けた。
「それなのに、我は今けしからんことを考えている。弱い種族のお前達に背中を押されて再び立ち上がってみようと思ってしまっている。」
続けた言葉に長老や他のケット・シー達も顔を上げる。たくさんの視線を背中に受け少し間を開けてから振り返って我は言った。
「この森の安全、我が力をもって絶対的なものにしてやろうぞ。」
我の宣言にケット・シー達は大いに喜び身体を使って嬉しさを表現する者もいた。
こうして、勇者に倒れたはずの大魔将軍によるいわば第三の人生が幕を開けることとなった。
片が着いたらまた元に戻ると思っていた。
しかしあれから1日くらい経ったが未だに戻らない。
さらには今、我は囲まれて身動きが取れなくなっていた。
「大魔将軍様ありがとうにゃあ。」
「ツルツルで硬いですにゃ。私達と全然違うのにゃ。」
胡座の態勢で腕を組んでいる我に朝になってからケット・シー達が集まって触れてはお礼を言ったり敬う意味で身をくっ付けたりよじ登ったりと好き放題されていた。
普通ならここは怒るところだろうが正直ネコカフェとかに通っていた我にとっては幸せな空間であった。
もはやこれだけ経っても元に戻らないことを踏まえると仮説が現実味を帯びてきた。
どうやらこれは夢ではなくリアルであり、勇者パーティーに倒されたはずの我は再び現世のしかもヒト族の世界に舞い戻ったということ。
そうなると勇者に倒され城と共に沈んだ我が何故復活出来たのか疑問が生まれた。
「大魔将軍様、長老がお目覚めになりました。」
「わかった。会わせてくれ。」
一匹のケット・シーが知らせに来てくれたので我は返事をしてから立ち上がる為に身体の上にいるケット・シー達に降りてもらう。
一戦闘終えた後に長老と呼ばれるケット・シーは緊張感と結界魔法を使ったせいで気絶していたのでここは我自ら赴くとしよう。
襲撃から比較的被害がない広場に大きな焚き火を設けている近くで長老が座ったまま待っていた。
「おおぉ大魔将軍様……」
「大事ないか長老?」
心配してあげるとケット・シーの長老は大きく頷いてからお礼を受けてから我は昨日の一件について事の詳細を聞いた。
そこから自分がどうやって復活することが出来たのかを見つける為だ。
「ーー…何?角の装飾が?」
「はい、角を兜に当てたらそれが光ってから兜が浮いたんです。」
ミケラという名前のケット・シーからの情報に我は指先で角の装飾品に触れる。
この装飾品は勇者との最後の一戦が控えている前の日に魔王の娘である姫様から御守りですと言って渡してくれたものだ。
ここで何故渡された装飾品が角に溶接したかのように着いているかというと、我の種族もといダークジェネラルにまで上り詰める途中で会得した小技によるものである。
「【鎧変形】。」
我がそう言うと装飾品が付いた角がまるで粘土のように変形すると縮んで無くなりぽろっと装飾品が左手に落ちる。
装飾品を確認すると渡された時にあった赤紫色の大きめの宝石が割れて一部しか残っていなかった。
そこで我はさらに【情報開示】を使う。
このスキルは我が何故か始めから持っていたものの一つでレベルが上がった今では物以外にも生物などにも使えいろいろと役立つので重宝しているスキルだ。
スキルを装飾品に使うと我の前に黒色で白字明記のボードが空中に現れ結果を表示してくれた。
金属部分は魔界製で高価なものだがはめ込まれていた宝石に答えがあった。
(む、これに【時間還元】が付与されていたのか。)
宝石を調べると【時間還元(使用済み)】と表記されていた。
【時間還元】とは対象が再起不能又は瀕死状態になった場合に極小範囲の時を止め一定の条件になった時に対象が全快の状態に戻るという次元魔法であり扱える者は稀である。
そしてこの次元魔法は姫様がほとんどの魔力を消費して使える魔法であった。
(姫様…よもや我が死を覚悟していたことを読んでいたのか。)
我は装飾品を見ながらその時のことを思い出すと口には出さず姫様に感謝した。
姫様のおかげで我はまた弱き者達を守ることが出来たからだ。
「長老とやら、我が敗れてからこの世界がどうなったかを知ってる限り話してくれ。」
次に出した我の頼みに長老はまた頷いて語ってくれた。
魔空城が墜落してから彼らの祖父母、つまり我が森に逃がしたケット・シー達は〈巫女様〉の指導の元、家を建て狩猟をし生活する道を始めていった。
長老が覚えている限りだとこの森で生活を始めてから約五十年…つまり半世紀以上は経っているらしい。
どおりで森の景色が違って見えたわけだ。
ケット・シーの寿命も進化しなくては長くて20年しかないので見覚えのある毛並みはあれど全員別人もとい別猫だった。
「巫女様も三年前に大往生なされまして。それでも我々は言いつけを守って生活しておりました。」
「なるほど、その間に我の兜を見つけ復元を試みたのだな。」
彼らの話を聞いてなんと素晴らしい美談であろうと思った。
彼らは我の教えと言いつけを守ってさらには継承させて半世紀以上も無事に暮らしていたのだから。
そして何より我の配下であった巫女が老衰まで生きていてくれたことも嬉しく思った。
城から逃がす際にケット・シーは数が多かったので三つのグループに分けて逃がしてあげていた。
まとめて逃がすこともできたがもしヒト族に襲われたら一網打尽になってしまうことを懸念してのグループ分けだった。
分けたグループはそれぞれ無人島、洞窟、森へと転移させた。
その一つが我が信頼する巫女のグループであり森の中心ならば安全だろうとそこを選んだ。
「他の同志がどうなったかは全くわかっておりません。ですが、あなた様が現れた以上我々は再び忠誠を尽くします。」
平伏して言う長老に続いて周りのケット・シーも扇状に我の前で平伏してみせた。
正直言って我は感動した。
敗軍の将というべき自分を、ただ逃がしただけであまり保障も与えられなかった自分を、子孫に続いて忠誠を誓おうとする彼らの姿に感動した。
だからこそ聞かなければならない。
「…お前達、我は勇者に負けた敗者だ。魔王様も亡くなり魔界にすら帰れない。もはや将軍すら名乗る資格もないかもしれない。」
「大魔将軍様……。」
「それでも、お前達は本当に我に忠誠を誓う気持ちに揺るぎはないか?」
マントを翻しケット・シー達に背中を向けて我は問いかけてみた。
ヒト族を倒した時には夢だと思ってかっこよく守ってやると言ってみたが、現実ならば話が変わる。
連中の格好からしても何処かの国に属している兵士だ。
その兵士が行方不明になったとならば建前だろうが調査隊を送ってくるだろう。
もしそうなったらまたこの集落が被害に合う可能性があるのだ。
故に今更自分と一緒に歩んでもらうよりこのまま森で静かに暮らせるように離れた方がよいかもしれない。
離れてそうだな、姿を変えて世界を巡る旅をするのも悪くない。
「お、おばあちゃんは…!」
そう考えてしまった時、ミケラが立ち上がって言った。
「おばあちゃんが言ってました!兜を見つけた巫女様は夜中に兜を抱きしめて嬉しそうに泣いていたって!」
ミケラの話を聞いて我はすぐにあの時の感覚を思い出す。すすり泣く声に優しく抱きしめられる感覚がより鮮明に見えてくるとミケラの毛色が合わさって気づいた。
「長老、このミケラと呼ぶ者もしや……。」
「はい、巫女様の付き猫の子孫でございます。」
長老の返事にやはりと我は思い出した。
我が巫女の付き人扱いに任命したケット・シーの毛並みはミケラと色も模様も全く同じであったからだ。
「巫女様も、おばあちゃんもお母さんも大魔将軍様は恩人だと語っていました。あなた様に再び仕えられるならば光栄にございます!」
声を大きくさせて言うと再び平伏するミケラ。
その強い想いを前にここで離れる道は間違っていたと悟り、我は道を決めた。
「…けしからん!」
森に響き渡る声と気迫をケット・シー達に放つ。
受けたケット・シー達の何匹かは怯えから尻尾を身体に巻きつけるよう寄せる。
「我はもはや一介の魔族。仕える主もなければお前達を養う理由もない。」
突き放すような言葉にミケラはそんなと不安げな顔を背中に向けてきた中で我は続けた。
「それなのに、我は今けしからんことを考えている。弱い種族のお前達に背中を押されて再び立ち上がってみようと思ってしまっている。」
続けた言葉に長老や他のケット・シー達も顔を上げる。たくさんの視線を背中に受け少し間を開けてから振り返って我は言った。
「この森の安全、我が力をもって絶対的なものにしてやろうぞ。」
我の宣言にケット・シー達は大いに喜び身体を使って嬉しさを表現する者もいた。
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