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2章 スケッチブックと名前
可愛いお客さん。
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僕は雨が弱まる音を聞いていた。
僕は少し明るくなってきた空を見上げた。もう晴れていく。そう思っていたら、ピンクの可愛いワンピースを着た女の子が僕を見下ろして
「どうしたの?」
とニコニコしながら聞いてきた。
女の子の手には黄色い傘がある。
女の子は僕と同じぐらいの子だった。
僕は「しゃがんでいるだけ」
と素っ気なく答えた。仕方がない本当にそうなのだから。女の子はふーんと言いながら隣にしゃがみこんだ。
キョトンとした僕を見て彼女は笑った。僕をからかっているのか?と
思ったがそうじゃないみたいだ。
彼女は頑張って笑うのをやめ
「私、ひな!君は?」
「僕は…」
僕は言葉に迷った。彼女も名前がない事で僕を避けるかもしれない…
あれ?僕はなぜこんなことを考えているんだ??1人で居たから大丈夫。
避けられたって構わないんだ。
「僕に名前はないんだ。」
僕は言ったぞ。さぁどう出る?
「そう…じゃあひなが渾名付けてあげるね!」
僕は呆気にとられた。その顔を見てか
「大丈夫!!ひなね学校では渾名名人って言われてるんだよ!!」
否、そういうことじゃないんだけど?
「えっとね、じゃあ君は…」
僕は生唾を飲んだ。少しでも期待しているのかもしれない。
「名無しの権兵衛からとって“ナナちゃん”!」
僕はガクッとなった。昭和のお笑い芸人みたいな転け方をしたと彼女は笑ってる。
まぁ確かにその要素しか知らないのだからしょうがない。だが、渾名名人…それでいいのか…と溜め息が混じりそうなことを考えていると
「えー?嫌だった?じゃあゴンちゃん?権兵衛?はちょっと嫌か」
どんどんズレて行きそうだな
「ううん。“ナナちゃん”か…気に入った」とふふふと笑っていたら
「じゃあナナちゃん!なーちゃんになりそうだけど…」
え?なーちゃんになるの?
「ナナちゃん!家においで!」
僕は少し明るくなってきた空を見上げた。もう晴れていく。そう思っていたら、ピンクの可愛いワンピースを着た女の子が僕を見下ろして
「どうしたの?」
とニコニコしながら聞いてきた。
女の子の手には黄色い傘がある。
女の子は僕と同じぐらいの子だった。
僕は「しゃがんでいるだけ」
と素っ気なく答えた。仕方がない本当にそうなのだから。女の子はふーんと言いながら隣にしゃがみこんだ。
キョトンとした僕を見て彼女は笑った。僕をからかっているのか?と
思ったがそうじゃないみたいだ。
彼女は頑張って笑うのをやめ
「私、ひな!君は?」
「僕は…」
僕は言葉に迷った。彼女も名前がない事で僕を避けるかもしれない…
あれ?僕はなぜこんなことを考えているんだ??1人で居たから大丈夫。
避けられたって構わないんだ。
「僕に名前はないんだ。」
僕は言ったぞ。さぁどう出る?
「そう…じゃあひなが渾名付けてあげるね!」
僕は呆気にとられた。その顔を見てか
「大丈夫!!ひなね学校では渾名名人って言われてるんだよ!!」
否、そういうことじゃないんだけど?
「えっとね、じゃあ君は…」
僕は生唾を飲んだ。少しでも期待しているのかもしれない。
「名無しの権兵衛からとって“ナナちゃん”!」
僕はガクッとなった。昭和のお笑い芸人みたいな転け方をしたと彼女は笑ってる。
まぁ確かにその要素しか知らないのだからしょうがない。だが、渾名名人…それでいいのか…と溜め息が混じりそうなことを考えていると
「えー?嫌だった?じゃあゴンちゃん?権兵衛?はちょっと嫌か」
どんどんズレて行きそうだな
「ううん。“ナナちゃん”か…気に入った」とふふふと笑っていたら
「じゃあナナちゃん!なーちゃんになりそうだけど…」
え?なーちゃんになるの?
「ナナちゃん!家においで!」
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