いわくつきの首塚を壊したら霊姦体質になりまして、周囲の男共の性奴隷に堕ちました

ムーン

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男子高校生をまた痴漢に引き合わせてみた

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自販機の横で改札を眺める。見えない手は変わらず乳首を弄っていて、その快感に耐えて電車に乗るのを迷っていた。

「はぁっ、ぁ……んっ……!」

また痴漢されたらどうしよう。見えない手に拘束されたら抵抗できない。
やっぱりセンパイに家まで送ってもらえば──いや、休みの日に家に押しかけられて抱かれたりしたら母に何を言われるか分からない、センパイには家を教えたくない。
俺もバイクを買うべきか──いや、バイクに乗ってる最中に体をまさぐられたら事故って幽霊の仲間入りだ。幽霊として幽霊に輪姦されるかもしれない。

「人、減ってきた……かな」

覚悟を決めて改札を通り、電車に乗った。席にも座れて安心し、膝に鞄を乗せて深く息を吐く。見えない手に乳首を弄られながらも二駅ほどは平和に過ぎた。しかし突然隣の車両から大勢が移動してきた、クーラーが壊れているとかいう呟きが聞こえた。

「ふざけんなよ……すし詰めになったら暑いの一緒だろ」

座っていれば痴漢なんてされないはずだ。降りる駅まで動かなければいいだけ──あぁ、なんでこういう時に限って怪我人が真正面に来るのかな。

「……おにーさん、ここ座ります?」

「へ……? あ、ありがとう。いや、車両移動なんてする気はなかったんだけど、流されてしまって。ありがとう、すまないね」

松葉杖をついた青年と居場所を交代した直後、強い力で腕を引っ張られて人混みに飲み込まれる。見えない手が手首を掴んでいる、嫌な予感がする……席を譲るなんて不良らしくないことしなけりゃよかった。

「こんばんは、二日ぶり……だったかな? 帰りも同じ時間なんだ」

背後の男が話しかけてくる。聞き覚えがあるようなないような──まさか金曜の痴漢の一人目か? 嫌な予感が的中した。

「朝が確実って思ってたけど……夕方も確実だね。今日は玩具入れてないの?」

「とっとと離れろ、駅員に突き出すぞ」

「君みたいな見るからに不良の男の子が痴漢だって騒いでもイタズラ扱いされるだけだよ」

痴漢は半笑いで言うと俺のズボンの中に手を入れてきた。その手は何かを持っている。

「プレゼントだよ、君の好きなローターをあげる」

「んぅっ……! 好きなわけねぇだろ変態っ!」

「とか言って抵抗しないんだから……」

後孔に挿入されたのは小さな楕円形の機械だ。俺の腸内で震え、絶えず快楽を与えてくる。

「ん? なんか指に……あれ、これ精液だね。学校で彼氏とヤってきたのかな? いけない子だ」

痴漢の手にはセンパイに出されて残っていた精液が絡んでいた。

「あ、ローターはまだあるからね」

電車内だと言うのにズボンと下着をずり下げられて性器を露出させられる。ぶるんと出た陰茎を掴んで軽く扱かれ、亀頭にローターとやらを押し付けられる。

「んぅゔぅぅっ!? んっ、ぐ、んんっ……!」

見えない手に押さえられて抵抗も口を押さえることもできない、駅に着くまで耐えるしかない。大丈夫、あと二分もない。

「あーぁ唇噛んじゃって、我慢しなくていいのに。あ、君仮性だね、この皮の中に入れちゃおうか? んー、伸びが足りないなぁ」

皮を剥かれて亀頭にローターを押し付けられて容易に絶頂し、精液のほとんどは痴漢の手に受け止められたが、僅かに床に零れた。

「ふっ……ふ、ぅ……うぅ……」

「あ、俺次で降りなきゃ…………ぁー、もう、ヤるか。ほらとっととイけよ」

痴漢は右手の指先にローターを挟んで挿入し、ローターを前立腺に押し付けて振動を最大まで上げ、左手で俺の亀頭を握ってローターを固定し、こちらも振動を最大まで上げた。

「んゔぅゔぅうーっ!?」

視界にチカチカと星がチラつき、精液ではない透明の液体を噴き出し、勝手にガクガクと腰が揺れて、俺の身体から力が抜けていく。

「電車内で潮吹き? とんでもない子だね」

痴漢は精液を俺の腹に塗りつけてズボンを戻し、俺の腰に腕を回して電車を降りた。抵抗したいと思っているのに、俺の体は俺の言うことを聞いてくれない。

「大丈夫? 気持ち悪い? 吐きそうなんだね、すぐにトイレに着くからね」

痴漢は俺に肩を貸して介抱しているフリをしながら男子トイレへと連れ込もうとする。

「ふざけんなよっ、てめぇ……」

「潮吹きまでしておいてまだそんな口がきけるのか。でもま、挿入しちゃったらもう抵抗しないよね? 大概そうなんだよ、すぐ入れてあげるから……ほらっ、しっかり歩いて」

前科ありかよコイツ……最悪だ、こんなのがいる電車に毎朝毎夕乗ってたのか。ダメだ、足首を見えない手に掴まれていて上手く踏ん張れない。

「大丈夫ですか?」

前に誰かが立つ、目を開けると足袋と下駄が見えた。

「あぁ……えっと、この子が吐きそうでトイレに……あの、どいてください」

「手伝いますよ」

「い、いや、お構いなく」

助けてもらえるかもしれない。希望を抱いた俺は見えない手に押さえられて上を向けないまま声を出した。

「た、たすけっ……んっ、む……ぅぅっ」

見えない手が口を押さえる、やはりコイツらは俺を男に犯させたいらしい。

「……そのガキから離れろ」

「は……? なんなんだアンタ……」

「てめぇらに言ってんだよとっとと散れっ!」

見えない手が離れ、痴漢も逃げていく。ふらつくと助けてくれた男に支えられた、彼は黒い和服を着ている。視線を上げていくと首輪を模した赤色のチョーカーが見えた。更に視線を上げると俺を見下ろす男と目が合う。切れ長の瞳の虚ろな三白眼、褐色の肌に俺を支えているたくましい腕──センパイだ。

「せんぱい……? せんぱいっ……助けに来てくれたんですか? せんぱい、せんぱいっ……!」

「は? ちょっと……鼻水つけないでくださいよ、クリーニング代請求しますよ? なんなんですか……」

引き剥がされ、顔をよく見ればセンパイとは少し違う。身長もセンパイより二十センチは低い。

「…………誰?」

「見知らぬ人です」

「み、見知らぬ人……えっと、親切な人、助けてくれてありがとうございました」

見知らぬ親切な人、どこかセンパイに似た彼は俺をジロジロと見てため息をついた。

「…………なるほど、妨害か。これじゃ電車もまずいな、歩きで行くか」

「えっと……? あの、さっきの痴漢だったんです、助かりました……」

「……親戚の家に行こうと思ってたんですけど車のエンストと事故が重なって、電車に乗ろうと思ってきたんですけど……やめておきます」

この人、お礼言ってるのに全然聞いてないな。

「それじゃ、お気をつけて」

「あ、はい、ありがとうございました!」

深々と頭を下げ、カラコロと下駄を鳴らして去っていく彼の背を見る。彼が駅構内のコンビニの前を通った時、ガラスに見えない手が映った。彼の右足を掴もうとしている。

「ま、待ってください!」

声をかけると彼は振り向いて止まる。

「何か……ん?」

上手く力が入らない足で走り寄ると彼は右足を気にしていた。

「……下駄の鼻緒が切れちゃってますね。ありがとうございます、転ぶとこでした」

下駄の鼻緒というのは刃物で切ったように綺麗に切れる物なのか? 俺は疑問を抱いたが彼は気にしなかったようで、鞄からスニーカーを取り出して履き替えた。用意のいい人だ。

「そうだ、教えてもらったお礼にこれあげますよ」

「……数珠、ですか?」

「是非つけてください。じゃ、今度こそさようなら」

軽やかに去っていく彼を見送り、手のひらに乗った数珠を見る。水晶のような石もあって高価に見えるがイミテーションだろうか?

「つけてみよ……結構カッコイイじゃん」

右手首にはめてみる。デザインを気に入って眺めていると水晶がくすんでいくのに気付く。

「あれ……? うわっ!?」

透明のはずの水晶が黒く染まった瞬間、数珠が弾け飛んだ。糸が切れたなんて勢いではない、散らばった石は粉々に砕けている。

「ひっ……!?」

周囲の視線が俺に向けられていたが俺は構わず逃げた、快楽を与えられ過ぎた身体では走ることは出来なかったけれど。
精液まみれの下半身はズボンで隠れているが、臭いで勘づかれているだろうと羞恥心を持ったまま電車に揺られる。家がある駅まで着いたら電車を降り、また覚束無い足取りで歩く。

「…………なぁ、お前らなのか?」

歩きながら見えない手に話しかけるが、手首から下だけの彼らは返事をしない。

「……クーラー壊したのか? 俺の前に怪我人引っ張ってきたのか? 痴漢と引き合わせたのか? んなことして何が楽しいんだよっ……! 俺をどうしたいんだよっ! あの人の下駄壊したのも数珠壊したのもお前らなんだろ!?」

喚く俺に通行人は一瞬の視線だけを寄越して去っていく。

「考え過ぎ……かな。全部偶然……いや…………クソっ、ふざけんなよ、なんで俺が……」

幽霊への恐怖を痴漢への怨嗟で隠し、体感いつもの五倍以上の道のりを歩いて家に帰った。

「…………レン?」

家の前にレンが立っている。スマホを弄っていた彼に話しかけると花が開くように笑った。

「あ……! もち! おかえり。お前が帰ってきてないって聞いて、電話も出ないし……心配してたんだぞ、五六時間目からサボってたし」

スマホ画面を覗けば俺に電話をかけていたと分かる。自分のスマホを見れば通知が大量に並んでいた、音を消していたから気付かなかった。

「……なんか、顔にアザある? 喧嘩でもしたのか?」

体育倉庫で顔を蹴られた時のものだろう。薄暗くてよく見えないのかレンは目つきを悪くしている。

「もち……? この臭い…………まさか」

精液の匂いに気付かれたか? 最悪だ、レンにだけは何も知らないでいて欲しかった。

「……とりあえず家に」

レンに腕を引っ張られたが俺は踏ん張り、首を横に振った。母にまた嫌味を言われるのは目に見えている、精液の匂いを染みつかせた今は特に帰りたくなかった。

「どうしても嫌なのか? じゃあうち来いよ、とりあえず。とりあえずだからな、ちゃんと帰れよ」

もし見えない手に襲われていてもレンは俺を犯したりしない。俺はそう信じて頷いた。
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