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後輩を声でイけるように調教してみた
センパイは一旦挿入していた指を抜き、姿勢を整えると言ってベッドからも降りた。もじもじしながら待っているとセンパイはタオルを何枚も持って戻ってくる。
「……俺の声だけに集中出来るよう目は塞ぐ、いいな」
三つ折りにしたタオルが目に当てられる。目を開いてもタオル生地が見えるだけで、電灯の位置くらいしか分からない。大人しく目を閉じて頭の後ろで結ばれるのを待った。
「…………髪、痛くないか?」
「平気です」
センパイは慎重にタオルを結んでくれた。髪を巻き込まず、キツすぎず、不快感は一切ない。
「見えないの意外と不安じゃありませんね」
以前、担任に目隠しをされ縛られた時は怖かったのに、何が違うのだろう。場所? それとも相手?
「……やりやすいよう手足も縛る」
一度正座をさせられ、腕を真っ直ぐ下ろすよう言われる。その通りにすると右手首と右足首、左手首と左足首がそれぞれまとめて縛られた。もう腕を上げられないし、足を伸ばせない。
「…………寝かせるぞ」
仰向けにさせられても腕は真っ直ぐ体に添わせたまま、膝を曲げたままだ。
「あの、センパイ……少し聞いてもらっていいですか?」
「……何か違和感があるか? 言ってみろ、緩く縛ったつもりだが血が止まるとまずい」
「ぁ、いえ……これは関係ないんです。その……センパイのベッドに寝ると、なんか……お腹がきゅんってするんです」
センパイの表情を見たい。表情を見ながらじゃないと話すのが怖くて、そして気楽だ。
「センパイの枕の匂い嗅いだり、センパイの服の匂い嗅いでもなります。センパイの顔見たり、センパイに頭とか肩とか触られたり、そんなことでもきゅんってするんです。センパイに抱き締められたらきゅんきゅんしてもうおかしくなりそうで」
「………………今はどうだ?」
「ずくずく? じゅくじゅく? そんな感じです……きゅんきゅんより酷い。早く変になってるとこ擦って欲しいです」
「…………そうか。お前は本当に才能があるな」
何の才能だと突っ込む気持ちはセンパイの大きな手が下腹に乗ったことで消える。疼きが酷くなり、自然と開脚してしまう。
「……軽く押していくぞ」
ぐっ、ぐっ……と腹を押さえられると更に疼きが酷くなる。期待を孕んだ腹はずっと男根を求めている。
「はぁっ……ぁ、うっ……んぐっ、ぅ……ふぅっ、ふぅっ……國行、センパイ……ぁ、んゔぅっ……」
「……苦しいか?」
「分かんないです……気持ちいいの前フリ溜めてる感じ……? 期待でお腹パンパンになってそう。なかなか気持ちいのこなくて、苦しいっちゃ苦しい……? って感じです」
「…………前立腺マッサージ器具は必要なさそうだな」
センパイが隣に寝転がった気配がある。首の下に太い二の腕が通り、耳に唇が触れる。腹を押すのはやめ、微かな腹筋を優しく揉むように動かしている。
「……さっき軽く刺激してやったし、今押してやったからお前ならイけるはずだ」
「ぁっ……は、センパイ……耳に、息、やばいです」
「……俺の声をどう思う?」
「へ……? 低くて、カッコイイと思います……鼓膜じゃなくて脳が震える感じ……ぁ、ちがう、お腹……お腹に、きます」
声が腹にくるなんて、言っている自分でも意味が分からない。けれど視界を塞がれているからか感覚的なことをペラペラ喋ってしまう。
「……腹? 腹がどうなる」
「ぎゅっ……て、お腹の中、動きます。頭ぼーっとして、とろーって……お尻から、なんか垂れてくる」
「…………愛液か? 腸にそんな機能はないぞ……腸液というものはあるが別の機能だ、そんな女のようにはならない」
「出てきますもん……パンツ、うっすら濡れちゃって……嫌です、これ」
「……身体が作り変わったと? ふっ……可愛いな、お前は」
腹を撫でられながら話しているだけなのに寸止めされるよりも焦れったくて、微かな刺激でもよがってしまう。
「ひっ……!」
ビクンっと身体を跳ねさせる。ふるふると陰茎が揺れている感覚がある。
「…………可愛いと言われるのが嬉しいのか?」
「そん、なっ……こと、ないです。男なのにっ……そんなこと言われても、全然……」
「……ならビクビク跳ねているのはなんだ?」
「ぁ……い、き。耳に、息が……かかるから」
ふーっと息を吹き込まれると身体が自然と仰け反ったが、腹に乗ったままのセンパイの手に押さえられる。
「……俺の顔を見ると腹がきゅんとすると言っていたな。俺の顔はどう思っているんだ?」
「センパイの顔……? イケメン、ですよね。鼻高いし、眉も細くて……目も切れ長で、唇薄くて……東洋の美形って感じです」
見ながら言いたいのに目隠しをされているから瞼の裏にセンパイの顔を描く。
「センパイの、目……好きです。切れ長で、ちょっとツリ目で、鋭くて、黒目が小さくて……瞳孔だけじゃないのかってくらい、黒い小さな目が……怖くて、カッコよくて……視線だけで殺されそう」
「……目? そうか。怖いと言われた記憶しかないが、お前は気に入っていたんだな」
「はい……睨まれると身体動かなくなって。でもだいたいは俺のこと優しく見下ろしてくれて、怖い目で優しく見られると……お腹、きゅんきゅんって、変になってくんです」
「…………そうか。なら積極的に目を合わせてやらないとな。俺の身体はどうだ?」
見ながら言いたいけれど、何も見えない。瞼の裏にセンパイの裸を描く、セックス中の記憶が再生されて腸壁が疼く。
「おっきくて、好きです。俺……170センチあって、一応大きめなのに……センパイ、二メートルあるなんて反則です……見下ろされるのも、抱き上げられるのも、持ち運ばれるのも……変で、嬉しいです」
「…………そうか」
「筋肉すごくて、カッコイイです。センパイ色黒だから特に……俺とは違うんだって、これこそ男なんだって感じで……なら、あぁ、俺……屈服させられなきゃって」
「……屈服? ふぅん……?」
「俺……センパイに持ち上げられてずんずんされるの好きなんです。おっきいセンパイに小さく折り畳まれて、本当に……センパイ専用の、アレの、ケースみたいにされて。あれ……好きです」
センパイとの行為を思い出していたからだろうか、身体への思いではなく好きな体位の話をしてしまった。
「……お前は筋肉が好きなのか? 俺の一番好きなところはどこだ?」
「筋肉は、まぁ人並みに好きです。センパイの一番好きなところ……恥ずかしいです。決まってるじゃないですか……俺はセンパイのオナホなんですから、センパイの……が、一番好きですよ」
センパイの男根を思い出してしまうと腸壁は挿入された記憶を掘り返し、早く咥えたいと蠢き出す。
「ぁ、あ……はぁっ……やばい、思い出したら……腹が、やばいです。センパイ……後輩オナホ使ってください」
「…………お前はオナホ扱いされるのは好きか?」
好きなわけない。恋人のように扱って欲しい。そう思っているのに俺の口は正反対の言葉を並べる。
「はいっ……好きです。オナホって呼ばれると……」
お前に価値があるのは穴だけだと言われている気がして、人間以下だと言い聞かせられている気がして、心がえぐられる。
そう思っているはずなのに口が勝手に違うことを話す。
「オナホって呼ばれると……人間みたいにしなくていいんだって、挿入されるだけでいいんだって、楽になるんです」
きっと思考も、思考と真逆の言葉も真実だ。
俺はセンパイともミチのように恋人関係を築きたくて、でも恋愛感情というものは厄介すぎて、レンとの関係が上手くいかないのもあって俺は人間をやめたいんだ。
「…………そうか。ならこれからもそう扱ってやる」
「はいっ……いつでも呼びつけて、好きに穴を使ってください」
「……そんなのがいいのか? Mっ気が強いんだな。まぁいい、今は俺の声でイけ」
「イけって言われても、そんな……の、触ってくれないと」
腹をぐにぐに押さえているのは性的な愛撫には当たらない。
「…………イけ」
「んっ……ぅ、無理ですって、入れてくださいよ」
「……イけ」
「あっ……ん、ん……むりぃ……入れてください」
脳に霧がかかってきた。センパイの命令を守ろうとして絶頂しようとしているらしい。俺の身体は本当に淫乱だ。
「…………ノゾム、可愛いイき顔を見せてくれ」
「ひぐっ……ぅ……あ? な、何、今なんか……」
「……ノゾム」
「ぁっ……」
勝手に下腹にぎゅっと力が入る。ノゾムと呼ばれる度に嬉しくなって、オナホなのにと虚しくなる。
「…………ノゾム、イけ」
「ひゃ、いっ……イき、ましゅっ……ぅ、あぁあっ……? ぁ、あっ……うそ、本当に……」
下半身がビクビクと震えている。腹にぬるい液体が落ちてきた。
俺はセンパイに声で命令されただけで絶頂を迎えて射精し、センパイの手と自分の腹を精液で汚した。
「……俺の声だけに集中出来るよう目は塞ぐ、いいな」
三つ折りにしたタオルが目に当てられる。目を開いてもタオル生地が見えるだけで、電灯の位置くらいしか分からない。大人しく目を閉じて頭の後ろで結ばれるのを待った。
「…………髪、痛くないか?」
「平気です」
センパイは慎重にタオルを結んでくれた。髪を巻き込まず、キツすぎず、不快感は一切ない。
「見えないの意外と不安じゃありませんね」
以前、担任に目隠しをされ縛られた時は怖かったのに、何が違うのだろう。場所? それとも相手?
「……やりやすいよう手足も縛る」
一度正座をさせられ、腕を真っ直ぐ下ろすよう言われる。その通りにすると右手首と右足首、左手首と左足首がそれぞれまとめて縛られた。もう腕を上げられないし、足を伸ばせない。
「…………寝かせるぞ」
仰向けにさせられても腕は真っ直ぐ体に添わせたまま、膝を曲げたままだ。
「あの、センパイ……少し聞いてもらっていいですか?」
「……何か違和感があるか? 言ってみろ、緩く縛ったつもりだが血が止まるとまずい」
「ぁ、いえ……これは関係ないんです。その……センパイのベッドに寝ると、なんか……お腹がきゅんってするんです」
センパイの表情を見たい。表情を見ながらじゃないと話すのが怖くて、そして気楽だ。
「センパイの枕の匂い嗅いだり、センパイの服の匂い嗅いでもなります。センパイの顔見たり、センパイに頭とか肩とか触られたり、そんなことでもきゅんってするんです。センパイに抱き締められたらきゅんきゅんしてもうおかしくなりそうで」
「………………今はどうだ?」
「ずくずく? じゅくじゅく? そんな感じです……きゅんきゅんより酷い。早く変になってるとこ擦って欲しいです」
「…………そうか。お前は本当に才能があるな」
何の才能だと突っ込む気持ちはセンパイの大きな手が下腹に乗ったことで消える。疼きが酷くなり、自然と開脚してしまう。
「……軽く押していくぞ」
ぐっ、ぐっ……と腹を押さえられると更に疼きが酷くなる。期待を孕んだ腹はずっと男根を求めている。
「はぁっ……ぁ、うっ……んぐっ、ぅ……ふぅっ、ふぅっ……國行、センパイ……ぁ、んゔぅっ……」
「……苦しいか?」
「分かんないです……気持ちいいの前フリ溜めてる感じ……? 期待でお腹パンパンになってそう。なかなか気持ちいのこなくて、苦しいっちゃ苦しい……? って感じです」
「…………前立腺マッサージ器具は必要なさそうだな」
センパイが隣に寝転がった気配がある。首の下に太い二の腕が通り、耳に唇が触れる。腹を押すのはやめ、微かな腹筋を優しく揉むように動かしている。
「……さっき軽く刺激してやったし、今押してやったからお前ならイけるはずだ」
「ぁっ……は、センパイ……耳に、息、やばいです」
「……俺の声をどう思う?」
「へ……? 低くて、カッコイイと思います……鼓膜じゃなくて脳が震える感じ……ぁ、ちがう、お腹……お腹に、きます」
声が腹にくるなんて、言っている自分でも意味が分からない。けれど視界を塞がれているからか感覚的なことをペラペラ喋ってしまう。
「……腹? 腹がどうなる」
「ぎゅっ……て、お腹の中、動きます。頭ぼーっとして、とろーって……お尻から、なんか垂れてくる」
「…………愛液か? 腸にそんな機能はないぞ……腸液というものはあるが別の機能だ、そんな女のようにはならない」
「出てきますもん……パンツ、うっすら濡れちゃって……嫌です、これ」
「……身体が作り変わったと? ふっ……可愛いな、お前は」
腹を撫でられながら話しているだけなのに寸止めされるよりも焦れったくて、微かな刺激でもよがってしまう。
「ひっ……!」
ビクンっと身体を跳ねさせる。ふるふると陰茎が揺れている感覚がある。
「…………可愛いと言われるのが嬉しいのか?」
「そん、なっ……こと、ないです。男なのにっ……そんなこと言われても、全然……」
「……ならビクビク跳ねているのはなんだ?」
「ぁ……い、き。耳に、息が……かかるから」
ふーっと息を吹き込まれると身体が自然と仰け反ったが、腹に乗ったままのセンパイの手に押さえられる。
「……俺の顔を見ると腹がきゅんとすると言っていたな。俺の顔はどう思っているんだ?」
「センパイの顔……? イケメン、ですよね。鼻高いし、眉も細くて……目も切れ長で、唇薄くて……東洋の美形って感じです」
見ながら言いたいのに目隠しをされているから瞼の裏にセンパイの顔を描く。
「センパイの、目……好きです。切れ長で、ちょっとツリ目で、鋭くて、黒目が小さくて……瞳孔だけじゃないのかってくらい、黒い小さな目が……怖くて、カッコよくて……視線だけで殺されそう」
「……目? そうか。怖いと言われた記憶しかないが、お前は気に入っていたんだな」
「はい……睨まれると身体動かなくなって。でもだいたいは俺のこと優しく見下ろしてくれて、怖い目で優しく見られると……お腹、きゅんきゅんって、変になってくんです」
「…………そうか。なら積極的に目を合わせてやらないとな。俺の身体はどうだ?」
見ながら言いたいけれど、何も見えない。瞼の裏にセンパイの裸を描く、セックス中の記憶が再生されて腸壁が疼く。
「おっきくて、好きです。俺……170センチあって、一応大きめなのに……センパイ、二メートルあるなんて反則です……見下ろされるのも、抱き上げられるのも、持ち運ばれるのも……変で、嬉しいです」
「…………そうか」
「筋肉すごくて、カッコイイです。センパイ色黒だから特に……俺とは違うんだって、これこそ男なんだって感じで……なら、あぁ、俺……屈服させられなきゃって」
「……屈服? ふぅん……?」
「俺……センパイに持ち上げられてずんずんされるの好きなんです。おっきいセンパイに小さく折り畳まれて、本当に……センパイ専用の、アレの、ケースみたいにされて。あれ……好きです」
センパイとの行為を思い出していたからだろうか、身体への思いではなく好きな体位の話をしてしまった。
「……お前は筋肉が好きなのか? 俺の一番好きなところはどこだ?」
「筋肉は、まぁ人並みに好きです。センパイの一番好きなところ……恥ずかしいです。決まってるじゃないですか……俺はセンパイのオナホなんですから、センパイの……が、一番好きですよ」
センパイの男根を思い出してしまうと腸壁は挿入された記憶を掘り返し、早く咥えたいと蠢き出す。
「ぁ、あ……はぁっ……やばい、思い出したら……腹が、やばいです。センパイ……後輩オナホ使ってください」
「…………お前はオナホ扱いされるのは好きか?」
好きなわけない。恋人のように扱って欲しい。そう思っているのに俺の口は正反対の言葉を並べる。
「はいっ……好きです。オナホって呼ばれると……」
お前に価値があるのは穴だけだと言われている気がして、人間以下だと言い聞かせられている気がして、心がえぐられる。
そう思っているはずなのに口が勝手に違うことを話す。
「オナホって呼ばれると……人間みたいにしなくていいんだって、挿入されるだけでいいんだって、楽になるんです」
きっと思考も、思考と真逆の言葉も真実だ。
俺はセンパイともミチのように恋人関係を築きたくて、でも恋愛感情というものは厄介すぎて、レンとの関係が上手くいかないのもあって俺は人間をやめたいんだ。
「…………そうか。ならこれからもそう扱ってやる」
「はいっ……いつでも呼びつけて、好きに穴を使ってください」
「……そんなのがいいのか? Mっ気が強いんだな。まぁいい、今は俺の声でイけ」
「イけって言われても、そんな……の、触ってくれないと」
腹をぐにぐに押さえているのは性的な愛撫には当たらない。
「…………イけ」
「んっ……ぅ、無理ですって、入れてくださいよ」
「……イけ」
「あっ……ん、ん……むりぃ……入れてください」
脳に霧がかかってきた。センパイの命令を守ろうとして絶頂しようとしているらしい。俺の身体は本当に淫乱だ。
「…………ノゾム、可愛いイき顔を見せてくれ」
「ひぐっ……ぅ……あ? な、何、今なんか……」
「……ノゾム」
「ぁっ……」
勝手に下腹にぎゅっと力が入る。ノゾムと呼ばれる度に嬉しくなって、オナホなのにと虚しくなる。
「…………ノゾム、イけ」
「ひゃ、いっ……イき、ましゅっ……ぅ、あぁあっ……? ぁ、あっ……うそ、本当に……」
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