いわくつきの首塚を壊したら霊姦体質になりまして、周囲の男共の性奴隷に堕ちました

ムーン

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後輩の事情聞いてみた

軋む腐った木の廊下、その真ん中で押し倒されてシャツの中に手を入れられる。センパイの左手の親指は容易に乳首を探り当て、絆創膏越しに擦る。

「ひぁっ……! ぁ、うぅっ……ん、んんっ……」

覚えている右手の愛撫よりも少し乱雑だ、利き手ではないからだろうか。乳首を擦る力も強い。

「……右手が使えないというのは不便なものだな」

「しぇんぱいっ、せんぱっ……ぁあっ、すりすり、すりすりきもちぃっ……!」

「…………悪いが、しばらくは片手だ」

「ん、んっ……きもちっ、きもちぃっ、右より、ちょっと強いのっ、たまにっ、くりってしゅるのっ、いいっ……!」

「……あぁ、利き手じゃないからな。上手く出来ない……それでもいいと言ってくれるんだな、お前は本当に優しい、可愛い、好きだよノゾム。お前に会えてよかった」

右手を使えない詫びだとでも言うように、センパイは俺の耳元で囁く。

「…………ノゾム、俺のノゾム……お前に会うために、お前に会うためだけに、俺は産まれてきた。お前と一緒に生きるためだけにここに居る……お前は俺のために存在する、俺もお前のためだけに存在するんだ、好きだよノゾム……愛してる」

「は、ぁ……みみ、とけちゃう……」

低くて甘い声が鼓膜を震わせ、俺の脳を愛で溶かす。声だけでとろとろにされてしまった俺はほとんど無意識のうちに足を開いた。

「せんぱい、つぎ……」

後孔への愛撫と挿入をねだろうとしたその時、階段を上がってくる足音が聞こえてセンパイが顔を上げた。

「…………兄ちゃん! 悪い、ノゾム、少し待っていてくれ。少しだけだ」

センパイは俺の上からどいて従兄の方へ向かう。当然のことなのに胸が痛い。

「……兄ちゃん! 兄ちゃん……どうしてここに」

「月乃宮様から國行が居るかもって教えてもらってな」

従兄はじっとセンパイを見つめ、不意に口元だけで微笑んだ。

「無事でよかった」

 「…………兄ちゃん。そうだ、兄ちゃん……ここはとんでもない場所なんだ、俺の友人の一人が、その……なんて言えばいいのか分からないが……」

目を覚ましたばかりのセンパイはまだ状況が理解出来ていないようで、取り憑かれていた先輩がぐったりと座っているのをようやく見つけた。

「……さっきの、夢……だったのか?」

「夢じゃないですよ」

俺は意識を失っていなかった唯一の先輩と共にセンパイが眠っていた間のことを説明した。センパイはとても混乱していたが、怪奇現象が現実のものだったことは彼の手の傷が証明している。

「…………兄ちゃん、化け物退治なんてしてたのか」

「裏家業だ、極秘だぞ」

人差し指を立てて唇に当て、しーっと微かに息を漏らす従兄の色気はとんでもない。センパイとはまた違う、大人の男の色気だ。クラっとくる。

「な、お嬢。クニちゃんの兄貴めっちゃエロくね?」

「同意ですけど……いい加減にお嬢って呼ぶのやめてください、俺男ですよ」

こんな会話センパイに聞かれたら一大事だ、俺はさっさと話を切り上げてセンパイと従兄の会話の立ち聞きに集中し直した。

「…………首塚を壊した奴を俺に探させたのは、本当に損害賠償請求のためなのか?」

「勘のいい子は好きだ。もちろんあんな首塚持ってない、損害賠償請求の権利は俺にはない。あの首塚が壊れて怪異の封印が解けたことでこの地域一体の霊が騒いでる、その事態収拾のために俺が派遣されたんだ」

「……ノゾムにも何か影響があったのか? ノゾムは俺の彼氏だ、ノゾムに悪影響があるなら俺も兄ちゃんの仕事を手伝う」

「お前は影響受けてる月乃宮様にしか会ってないと思うぞ? 首塚に封印されていた怪異は手首の群れ、男の精気を求めて……ぁー、精液からエネルギーを摂るために男とセックスさせてるって言った方が分かりやすいかな」

「お兄さん! それは……その、言わないで欲しい……です」

手首だけの怪異に身体をまさぐられたなんて、押さえつけられて生きた人間とヤらされたなんて、そんな恥ずかしいこと誰にも知られたくない。

「…………セックス、させてる? それは……ノゾムをそういう気分にさせてしまうということか?」

「物理的な干渉も可能な強いヤツだから、多分押さえつけたりしたんだと思うけど?」

この人俺のお願い全然聞いてくれないな。

「……それじゃあ、今までノゾムが襲われてたのは……その怪異のせいなのか」

俺の状況を理解したセンパイは硬く拳を握り、ギリギリと音を立てた。俺のために怒ってくれるのだと思うと嬉しくて、彼の拳を両手で包んだ。

「…………手伝う。兄ちゃん……俺がそいつらを消してやる」

「それがなー、怪異達は現在行方不明なんだよな。誰かが勝手に封印してさ……國行も名前にオニって入ってる奴探しといてくれ」

「……おに? あぁ、分かった」

よく分かっていないだろうに従兄の一言一句を聞き逃すまいとするセンパイ、俺のために真剣になってくれているセンパイ……嬉しくて嬉しくて胸が破裂してしまいそうだ。

「センパイ……」

太い腕にぎゅっと抱きついて愛おしさを示す。

「まぁ、あんまり怒るなよ。強い感情は悪影響を及ぼすこともある。それに、その怪異が取り憑いてなきゃお前は月乃宮様と付き合えなかったかもしんないんだしさ」

「…………何言ってる。俺とノゾムは運命で……」

ムスッとして反論し始めたセンパイは途中で何かに気付き、ハッとした顔に変わる。

「……ノゾムと初めて会った時、バイクの調子が悪くなって、何かに肩を叩かれた」

「怪異に呼ばれたんだな」

「…………だ、だとしても! ノゾムは自分の意思で俺に着いてきた、自分の意思で俺に抱かれたっ……そうだよな? ノゾム……お前は前々から男とのセックスに興味があって、ちょうどよくセックスが上手そうな俺に気に入られたから俺を誘った、そうなんだろ?」

センパイの必死な顔を見て真実を伝えることなんて出来ない。俺はコクリと頷いた、しかし動きや表情がぎこちなかったのかセンパイは俺の真意に気付いてしまった。

「……違う、のか? お前はあの時嫌がっていた……でも、全然抵抗はしなくて、口だけが素直じゃなくて…………動けなかっただけなのか? その、首塚の怪異とやらのせいで」

「ち、違いますよセンパイ……俺は前からセンパイに憧れてたんです」

「………………本当のことを言ってくれ。あの時、お前は……本当は、どうなっていたんだ?」

センパイの必死な瞳に嘘をつくことなんて出来ない。俺は震える声で純潔を失った日のことを話した。
ずっと見えない手に身体を弄られて不本意に開発されていたこと、見えない手に押さえつけられて痴漢に襲われたこと、見えない手によってセンパイを誘うポーズを取らされたこと、セックス中にも見えない手に弄られてイかされたこと──全てを静かに聞いていたセンパイの表情は、まさに絶望と呼べるものだった。

「…………俺は、結局……レイプしか出来ないんだな」

「違います! センパイ……最初はそうだったかもしれないけど、俺は今自分の意思でセンパイが好きです!」

「……怖かっただろ? 霊に襲われて、俺に襲われて、脅されて好き勝手されて……挙句の果てに惚れられて、殴られて殺されかけてっ……!」

「センパイ…………俺は、俺はそれでもセンパイが好きですよ。ね、センパイ……センパイも俺のこと好きなんですよね、好きだから色々酷いこともしちゃうんですよね、分かってますから……そんなに気にしないでくださいよ」

慰めようと伸ばした手を払われる。

「せんぱい……?」

「………………ごめんな、ノゾム」

「ぁ、いえ、大丈夫です。本当に気にしないでくださいね、俺ももう気にしてませんから。センパイのこと大好きですよ」

「……あぁ、ありがとう」

これで俺達の間の確執は全て取り除かれた。ようやく何も隠すことなく心も裸で付き合っていける。

「話終わりました? 出ますよ。バイクは後で運ばせるので全員車乗ってください」

「あ、お兄さん。俺病院抜け出してきてるんで、そっちに送ってもらうことって出来ますか?」

「住所分かります?」

スマホの地図アプリを使って病院の場所を教えたりしながらセンパイと先輩達と共に洋館を出た。従兄とセンパイと俺が一台目の車に乗り、先輩達は二台目の車に乗った、どちらも真っ黒い高級車だ。

「センパイ、俺が首切られちゃった時にセンパイが怒ってくれたの、俺めちゃくちゃ嬉しかったんですよ」

「……………………そうか」

「すいません……俺が首塚壊したりしなきゃ、こんな体質にならなきゃ、こんな怪我しなくて済んだんですけど」

ナイフを刺され、乱暴に抜かれた手の傷は酷い。今はガーゼとテープで見えなくなっているが、手当前に見た傷口は本当に酷かった、ちゃんと元通りに動くように治るだろうか。

「センパイ右利きでしたよね。ご飯とか食べにくかったら俺が食べさせてあげますからね」

「………………俺は、逮捕されるかもしれないんだろ」

「月乃宮様殴った件か? それならもみ消しておいたぞ」

「えっ……お兄さんそんなことまで出来るんですか」

従兄は深いため息をつき、疲れた様子で俺達を睨んだ。

「社長は素晴らしい方でしてね、俺の従弟ならって手を回してくださったんですよ……ま、その代わり俺は…………」

「お、俺はって……何ですか、減給とかあるんですか?」

「減給なんてされませんよ。折檻されるんです、社長の趣味でしてね。鞭打ち水責め逆さ吊り…………んふふっ、今回ただでさえ仕事失敗してますからねー……ふふ、考えるだけでゾクゾクしますよ」

大好きな従兄が自分のせいで酷い目に遭うと聞いてセンパイは顔を青くし、俯いた。

「あの……お兄さん、冗談ですよね?」

「さぁ? どうでしょうね」

ぶるっと身を震わせる従兄の顔はほのかに赤く、表情はどこか嬉しそうに見える。色々な疑問は湧き出たが、俺は病院に着くまで口を噤んだ。
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