いわくつきの首塚を壊したら霊姦体質になりまして、周囲の男共の性奴隷に堕ちました

ムーン

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幼馴染に報告させてみた

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ぐわんぐわん、視界が揺れる。頭がぼーっとして自分の身体の輪郭が分からなくなる。自分が誰なのか、何なのか、忘れてしまう。

「……望」

名前を呼ばれて自分を思い出す。足を、腰を、胸を、首を、頬を──順番に撫でられて自分の形を理解する。
世界五分前仮説というのがあるらしい、内容はそのまま世界が五分前に始まったという証明も反証も不可能な仮説。まさに俺はたった今自分が出来上がった気分だ。

「…………まま」

俺を作ってくれた人に抱きつく。

「……おー、ママだぞー? お目覚めでちゅか俺の可愛いもっちーたん」

俺は病院のベッドに寝転がっていて、ノリのいいレンは俺に覆い被さるように四つん這いになっていた。俺はそんなレンの首に腕を絡めている。

「ぁー……頭上げてると辛い。潰れるぞー」

手足の力を抜いたレンの身体は俺に乗る。入院着越しとはいえ密着したことに興奮してしまう。

「もっと体重かけていいぞ」

「……全体重だけど」

「えっ……レンもうちょい重くなかったか?」

恋心に気付く前、いや、俺がまだ純潔だった頃。毎週一緒に眠っていた俺達はしょっちゅう互いの上に乗っていた。だから分かる、レンが軽くなっている。

「減量成功、なんてな、はは……ごめんな、もち。もうすぐ死んじまうのにお前が好きな太腿保てなかった」

「レン……」

入院着がはだけて鎖骨が見えている。以前までとは違う、まるで海外モデルのように鎖骨が浮いている。

「…………鎖骨はセクシー?」

レンでなければそう思えた。レンだから痛々しい。

「……悪い、ちょっと動けない。元に戻してくれないか?」

「うん……」

俺の上に乗ったレンの身体を元通りにベッドに寝かせ、服を着る。どうやら俺が意識を失っている間にタオルで体液を拭き取っていてくれたらしく、俺の下半身は乾いていた。

「なぁ、お前今日も泊まんの?」

「そのつもりだけど……ダメ?」

「……ううん。ずっとここに居て欲しい。外に行ったらまたどうせ誰かに抱かれてくるんだろ?」

「それはっ……その、今日は、仕方なく。こ、これからはっ気を付けるから!」

肩を震わせるレンの顔を覗き込む──口を真一文字にして笑いを堪えていた。

「……っ!? レ、レンっ?」

「はははっ! 深刻そうな顔しちゃって、バッカだなぁもちは。俺がこんくらいで泣くかよ」

「え……だ、だって、抱かれたの怒って……独占欲強いって、自分で言ってたし……」

「バーカ。俺が死ぬまでお前は俺のもんだって言っただろ?」

「う、うん? だから……浮気とか、すごく嫌いなんだなって」

そもそも浮気を嫌いでない者なんて──そういえばセンパイの従兄、円満な二股してるとかぬかしてやがってなかったか? まぁ、あの人は本当に二人いっぺんに相手に出来そうだからな……まずい
混乱で思考が脱線した。

「レン……俺、分かんない。レンがどう考えてるのか教えて欲しい」

「もち、お前は俺のものだよな? 俺のものなのに勝手に他の男に抱かれたんだ。そのことについて、お前には報告義務がある」

報告義務? 誰に抱かれたか言えということか?

「……お、そろそろ晩飯だな。面会時間終わってるから飯が来た時はベッドの下にでも隠れてくれ」

「う、うん。あの、分かりにくかったからもう少し分かりやすく──」

「来たっ、隠れろ」

ガラガラと小さな車輪の音がする。俺は慌ててベッドの下に隠れ、配膳をやり過ごした。

「……ただいま」

「おかえり、旦那様」

まさかの新妻スマイルに俺の心臓がきゅうっと小さくなる。

「はぅっ……俺の嫁可愛い」

「今からお嫁さんご飯だから、旦那様……もち、お前晩飯どうする?」

「あ……ぁー、コンビニで買ってくる」

病院の一階にはコンビニがある。俺は「入院患者ですけど?」という顔でおにぎりを買い、看護師の目に気を付けながらレンの病室へ足早に戻った。

「ただいまっ」

「おかえり旦那様」

「はぅ……キュン死」

身構えてはいたがレンの可愛い微笑みに俺の心臓はノックアウト。っと、ふざけている場合じゃない、報告義務とやらについて聞かなければ。

「レン、あの……報告義務って?」

「義務がある理由は分かってるよな? うん……ふふ、随分罪悪感あるんだな。大丈夫、怒ってないよ、旦那様。義務を果たしてくれたらそれでいい。報告してくれ、誰とどこでどんなセックスしてきたか俺に詳しく教えるんだ」

「え? えっと……?」

担任と、学校で、子作りセックス?

「……まず、誰とどこで?」

「根野センと学校の理科準備室……」

「根野セン? マジかよ……あぁ、理科準備室な。どういう体位で? 口で言われても分かんないからポーズ取ってくれ」

手の中に残っていたおにぎりを全て口に含み、椅子に座ったまま足を抱える。

「前戯はあったか? どんなふうにされた? もち、自分の手で再現してみてくれ」

「え? う、うん……」

ズボンと下着を脱ぎ、ポーズを取り直して尻穴に指を挿入する。

「根野センは、ぁっ……指で、しつこくっ……俺の前立腺弄って、イかせっ、ぁんっ、ん……まくって……」

「それも再現してくれ。何か言われたか?」

「んっ……どんな、ふうにっ……きもひっ、のかぁっ、せつめ、させられ、てっ……ん、んんっ……やだ、レン……いじわるやだぁ」

「……報告義務があるって言っただろ?」

怒ってないなんて言いながら、怒ってるんじゃないか。けれど、レンの怒りはもっともだ。俺は黙って罰を受け入れなければならない。

「根野にどう説明してやったんだ?」

「んっ……この、こりこりのっ、とこぉっ、さわりゅっ……とぉっ、ん、んんっ……さわる、とっ、おち……ちん、ひびいてっ、きもちよくっ、なるって……」

「へーぇ? 随分サービスしてやったんだなぁ? 根野、喜んでたか?」

「ん……この、こりこりもっ、せーきのっ、一部らからぁっ、きもちぃんだって……なんか、液っ、作ってるとこらってぇっ」

「へぇ……淫行教師のくせに教師らしく教えてたのか」

レンは俺の痴態を眺めながら白飯を食べている。これじゃ俺は健全な意味でのオカズだ。

「ん……レン、もぉいい?」

「まだ前戯の内容しか聞いてないけど」

「…………せんせ、俺をイかせまくった後、とろっとろになっちゃったここに」

「指止まってる」

「………………んっ、ぁ……あんっ、ん、せんせっ、の、入ってきてぇっ、せんせ、ぁ、んんっ……!」

俺はレンを不健全な意味でのオカズにしている。いつも穏やかな茶色いタレ目が俺を責めるために細くなるのがたまらない。

「んっ、ん、せんせぇっ……せんせっ、ぁっ……」

レンの視線興奮しているのに、こんなふうに言っていたら担任との行為を思い出して発情しているように見えてしまう。

「…………根野セン、普通にヤっただけか?」

「せっくす、はっ……ふつーらけどぉっ、せんせ、俺妊娠させるって、赤ちゃん産めってっ……ぁ、あっ、あぁあっ! は、ふっ……あの人っ、俺と子作り、してるつもりで……」

「マジかよ……そんな性癖あったんだな」

「ん……多分、本気っ、俺が妊娠無理って言うと、めちゃくちゃ怒るから……」

「ぅええ……引くわぁ…………おい、手」

止まってしまった指を動かし、尻穴をくちゅくちゅと弄る。話をするために前立腺を避けて入口付近だけを優しく撫でているが、そのせいで余計に快感が欲しくなってしまう。

「せーえきっ、出ないようにってぇっ、ふっといバイブ突っ込まれてっ、廊下とかっ、んっ、授業中とかぁっ、人前でイかしゃれてぇっ、ぱんつっ、よごひてっ……俺っ、おれぇっ、めちゃくちゃ、へんたいっ……」

「人前でイくのそこまで嫌じゃなかった感じ? それは変態だな」

茶色い瞳は睨みつける形のまま薄桃色の唇が「ヘンタイ」と動いた。可愛い声が作った言葉に反応して思わず前立腺を突いてしまい、ぴゅるぴゅると勢いなく精液を漏らした。

「…………俺の前でイくのはどうだ?」

「……さい、こぉ」

羞恥を快楽と勘違いし始めた俺は下ろした足をかぱっと開いて萎えた陰茎を晒した。
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