いわくつきの首塚を壊したら霊姦体質になりまして、周囲の男共の性奴隷に堕ちました

ムーン

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幼馴染のお嫁さんに相応しい人を目指してみた

部屋にこもる準備を整えて、部屋の電気を消す。瞼が開かない今、灯りを点けておく必要は何もないのだ。

「國行センパイにメッセージ」

ベッドに寝転がり、スマホに向けて発声。電子音声にメッセージの内容を尋ねられる。

「家に着きました、で頼む」

あまり使ってこなかったが、音声認識機能は便利なものだな。

「あ……これ返信あっても分かんねぇな。通知全部読み上げてくれたらいいけど……そういう設定出来たっけ」

何年も使っているのに機能を把握していない。大抵の人間はそんなものだと思いたい、俺が特別バカなわけじゃない。

「はぁ……レン、早く来てくれないかな……あ、そういえば」

ニップルピアスを着けたところが見たいとか言っていたな、と思い出し、手探りで机を漁った。センパイにもらった箱からセンパイにもらった鈴付きのピアスを取り出し、乳首にぶら下げた。

「んっ……見えなくても出来るもんだな。レン、早く来ないかな…………なぁ、レンに電話かけて」

レンからの電話を待ち切れなくなった俺はスマホに呼びかけた。発信音が鳴り始め、しばらく待つとレンが電話に出てくれた。

「もしもし……レン?」

『もちか、どうした?』

「や、あの……会いたくて」

レンは電話先で深いため息をついた。

『……形州と一緒にいるんだろ?』

「いや、今は……家に」

『え? なんで? いや、いい、すぐ行く』

慌ただしい物音の後、無音が訪れる。数秒後、肩にトンっと爪の長い手が触れた。

「レンっ?」

『……嬉しそうだな?』

「嬉しいもん」

肩に触れた手を掴み、手の甲の滑らかな感触に昂りながら柔らかな手のひらを頬に当てる。
開かない目でも分かる、大好きな人の手。その匂いも感触も何もかもが愛おしい。

「大好き……」

レンの手がピクッと動く。構わずに頬擦りしていると鋭い爪が瞼と頬の端に優しく添えられた。動けば肌が切れてしまうかもしれない、俺は頬擦りをやめ、レンの行動を待った。

『……なんで笑ってるんだよ。爪……見えてなくても分かるだろ? 俺がちょっと力込めたら、お前……顔半分ズタズタになるぞ』

「レンは俺にそんなことしないよ」

『…………目、見えなくしたじゃん』

「うん、でも痛くはないし」

声のトーンが低い、落ち込んでいるのか? レンも根野やセンパイと同じように俺に危害を加えた後から自己嫌悪を膨らませるタイプだったのか?

『もち……俺ってどんな奴? お前は俺をどんな奴だと思ってる?』

「……レンは優しくて、男前で、可愛くて、かっこよくて、俺の大事なお嫁さんだよ」

爪が離れ、レンの両手の親指が瞼に触れる。レンの指によって瞼を開かされ、茶色い瞳と目が合った。

「あ……瞼、動く。解いてくれたのか、ありがとうな」

俺の顔から離れてしまったレンの手を握り、浮かない顔のレンが元気を出してくれるように笑顔を見せた。

『…………らしくないことしちゃったな』

右手が離され、頭を撫でられる。その優しい手つきは幼い頃から知っているもので、安心して目を閉じてしまう。

『そうだよな……俺は、お前が幸せになるようにって、ずっと……願って……お前は泣いてることが多かったから、しょっちゅうこうやって』

左手が離され、抱き締められる。その確かな力強さも幼い頃から知っているもので、幸福を感じた俺はレンの背に腕を回した。

『……お前に意地悪した連中を裏で貶めたことはあるけど、お前がイジメられるように仕向けたことなんか一度もない』

「うん、レンはそんな奴じゃない。知ってるよ」

『…………おししょーさんがな、言ってたんだ。裏で手を引いてお前を弱らせて、助けてやれば、きっと俺だけを見るようになるって……』

レンの言う師匠は確か、従兄が雇われている社長のことだったかな。

『……多分上手く出来ると思う。手段を選ばなければ、俺はお前を手に入れられる。でも……嫌だ。嫌なんだ。お前に嫌なことする奴はいくらでも潰せても、お前やお前が好きな人を……なんてっ、そんなことしたら、可愛いお嫁さんになれない気がして』

「レン……ありがとう」

『…………なんで? 何が……?』

「それ、話してくれたこと。嬉しいんだ、レンはやっぱりいい奴だって。お兄さんとか、他の人……レンは腹黒だとか言うからさぁ、嫌な思いしてたんだ。レンは身も心も綺麗なんだ。俺にはもったいない、いいお嫁さんだよ」

キラキラと輝く茶色の瞳を見開いて、身も心も綺麗という俺の言葉をすぐに証明してくれる。

『……この、角も爪も、俺の醜さの証だ。嫉妬するから、こんなっ……可愛くなくなってく……』

「角、真っ直ぐで綺麗だよ。爪もつやつや。嫉妬するってことは俺のことすっごく愛してくれてるってことだもん、嬉しいよ……申し訳ないのはそりゃあるけどさ」

『…………もち』

「ん?」

『……大好き』

「俺も」

どちらともなく唇が重なる。ふにっ……と柔らかさだけを残してレンの顔は離れてしまう。近頃向けられていたどこか危ない視線とは違う、幼い頃から見慣れた優しい視線が俺を見つめている。

『もち、晩飯食ったか?』

「まだそんな時間じゃないよ。一応持ってきてはいるけど……あ、コンソメだったのか、俺のり塩のが好きなんだけどな」

ポテトスナックの袋を指すとレンは「うわぁ」と顔で表現した。

『もち、俺ん家来い。晩飯作ってやるから』

「えっ嬉しい、ありがと! どうしたんだ急に」

『お前ほっとくとインスタント麺とお菓子しか食わねぇんだよな』

「クリームパンも食べるよ」

『自炊覚え……なくていいや、俺が胃袋掴む。形州もミチも料理できないだろ? できないよな? できるとしても俺のが上手くなるから俺にしとけ、なっ? ほら、俺ん家行くぞ』

スマホだけを持って家を出て、隣家の如月宅へ。玄関扉の鍵は扉をすり抜けて入ったレンが内側から開け、俺は無人の家に上がり込んだ。

「レンのお父さんも料理上手いんだよな」

『あぁ、俺、父さんに料理習ったんだぜ』

「俺の母さん料理してるとこ見たことないなぁ」

『弁当にスナック菓子詰めてきたのは流石に引いたわ』

「あの遠足の後からレンのお父さんが俺の分も作ってくれるようになったんだよなぁ、マジ感謝」

思い出話をしながらレンがキッチンを漂うのを眺める。半透明の彼の姿も見慣れてきた、肉体も揃った彼と再会したら逆に混乱するかもな。

『座って待ってていいぞ?』

「え……なんか申し訳ない」

『知ってるか、もち。料理中のお嫁さんが一番ムカつくのは何が出来るわけでもないのに自分の背後をウロチョロする旦那なんだ』

「座って待ってます」

手伝えることはないかとか聞けばよかったのかな……なんて反省しつつ、でも「一番ムカつく」は酷いよな……なんて逆恨みしつつ、リモコン片手にサブスクでサメ映画を漁る。

「レンー、悪魔が取り憑いたサメのやつ見ていい?」

『好きにしろよ』

「取り憑かれてるとか親近感湧くなぁ」

再生ボタンを押し、レンに視線を移す。トントンと響く包丁の音、ぐつぐつと煮える鍋の音、味噌汁の匂い、透けた横顔……素晴らしいな。これで白い浴衣でなくエプロンでも着ていてくれたら最高なのだが。

「……レン、霊体って服変えれないのか?」

『体から抜けた時に着てる服着てる、霊体の状態で着替えるのは無理だ。この白装束は特別なやつでな、霊力の調子を整えるんだ。生霊の安定感が違うんだぜ』

遠い異国の地で眠っているだろうレンが着ている服が反映されるのか。可愛い服を着て欲しかったけれど、特殊効果がある服なら仕方ない。

『そろそろ出来るから飯よそっとけ』

「レンは食べるのか?」

『食えるわけないだろ』

「お供えとかするから……そんな感じで。無理?」

『俺のことは気にしなくていいよ』

優しい笑みに申し訳なさを覚えながら自分の分だけ白米を器によそった。食欲をそそる匂いだ。箸やお茶を用意して待っているとレンがおかずを持ってきてくれる。卵焼きにウィンナー、味噌汁だ。

『父さん、野菜買ってねぇんだよな、後で叱らないと』

「いいよ、野菜あんま好きじゃないし」

まずは味噌汁。優しい味だ、俺の好みぴったり。卵焼きの味付けも、ウィンナーの焼き加減も、白米の硬さすらも、全て俺の好みに合わせてある。

『……美味いか?』

いや、俺の好みはレンとレンの父親に作られたのか? そんなパラドックス考えたって仕方ない。

「めちゃくちゃ美味い!」

『ははっ、ありがとよ。おかわりあるから好きなだけ食えよ』

お言葉に甘えて何度かおかわりを要求し、満腹に。食後の片付けは手伝って、新婚感を楽しんだ。
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