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彼氏が粗末なコスプレしてきた
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レンの部屋を漁って可愛らしい水色の部屋着を見つけ、ミチの元へ運ぶ。ミチはもう風呂を出ており、バスタオルで身体を拭いている最中だった。
「あ、つ、つつ、月乃宮くんっ、あぁ、あ、ぁ、ありがとうっ!」
「あぁ、レンにも後で礼言っとけ……ミチ、ちょっとバスタオル貸せ」
「へ……? うん……」
「後ろ向いて……一回転、ゆっくり……そう」
ミチからバスタオルを奪い、一糸まとわぬ裸を見る。頬以外にも殴られたようなアザがたくさんある、多いのは背中だ、蹲って暴力の終わりを待っていたのだろう。二の腕や服に隠れる場所にある丸い跡はアザではない、見覚えのある怪我の形状だが何かまでは思い出せない。
「止まれ。ミチ、これ何だ?」
「ど、どどっ、どれ? ぁ、たたた、タバコだよっ」
「タバコ……!? 根性焼きか!? なんで、こんな……誰だ!」
「こ、ここっ、こ、怖いよぉっ! つつ、月乃宮くん……ゃ、や、やめてっ、ぉ、大声……出さないでぇっ」
肩を掴んで揺さぶりながら大声を出してしまった。何かトラウマに触れてしまったのか、ミチは酷く脅えている。
「ミチ……」
「ご、ごごっ、ご、ごめ、んっ……ここ、今度の人っ、金髪……で。ピ、ピピっ、ピアスいっぱいついててっ……せ、せせ、背とか髪型もっ、ちょうど……そんな感じで」
「俺が……お前の母さんの彼氏に見えるのか? お前を殴って追い出した……」
「みっ、みみ、見えてないよぉっ! 月乃宮くんは月乃宮くんで……!」
俺に怯えていないという証明のためか、ミチは顔を半分隠す前髪をかき上げて俺を真っ直ぐに見つめた。その強気な瞳はすぐに潤んで震えだし、瞳孔が狭まっていった。
「ミチ……大丈夫、大丈夫だから……」
そっと頭を撫でようとした瞬間、ミチは口を押さえてその場に座り込んだ。すぐに屈んで覗き込み、ミチの指の隙間から白い液体が零れていくのを見た。
「…………牛乳、か。吐いたのか? えっと、大丈夫だミチ、えーっと、掃除しとくから……えっと、風呂で……流してこい」
ミチは震えながら何度も頷き、風呂場に戻った。俺は牛乳にクッキーらしき残骸が混じった吐瀉物を片付け、着替えを置いて脱衣所から去った。
「……どうしよう」
夕飯に出前を頼もうと思っていたが、ミチは食べられないかもしれない。怯えて吐くなんて……いや、長い距離を裸足で歩いたから体調が悪いのか? 今日は暑いし熱中症かもしれない。
「どうしよう……どうしよう、どうしようどうしようどうしよう、まま、まま……レン、レンならこんな時……どうする、ままなら、どう……」
見た目で怯えさせてしまったショックで少し退行してしまったが、レンが思考の中心になったおかげで思い出せた。彼がSNSでハスミンとして毎年ハロウィンにコスプレ写真を上げていることを。
「金髪がダメなら……!」
俺はレンの部屋に走り、クローゼットをひっくり返した。
ミチのために格好を変え、まさに別人になった頃、レンの部屋の扉がノックされた。
「つ、つつ、つ、月乃宮くん……? ご、ごごっ、ごめんなさいっ! こ、ここ、怖がって……違うんだよぉっ、月乃宮くんは悪くなくて……」
俺が怯えられたショックで引きこもっているとでも思ったのか、ミチは扉を開けずに謝っている。俺は自分の行動が正しいのかどうか悩みながら恐る恐る扉を開けた。
「つっ、月乃宮……く、ん?」
「……な、なぁにー? ミチ……ちゃん」
「………………何、その格好」
薄いピンク色のロングヘアのウィッグを被り、ナース衣装を着てみた。ミチは呆然としている。
「……月乃宮くん……大丈夫?」
「……………………ノゾムンゲールとお呼び」
「え……やだ……何、頭打ったの……?」
一時的に吃音がなくなるほどの衝撃を与えてしまったようだ。
「いや、ほら……金髪でピアスいっぱいあるこのくらいの背の男が嫌なんだろ? だからピンク髪でピアスのないミニスカナースならイケるかなって」
「あ……ウィッグなんだ。え? ぁ、ごご、ごめんっ、ぼくっ、き、気を遣わせたんだねっ……! ごめんねっ!」
「……理解してくれたか。そういうわけで今の俺はノゾムンゲールなので、遠慮なく世話をされろ。ほら、ダイニング行こうぜ。出前取るから好きなん選べ」
この姿なら困惑も手伝って多少強引な手に出てもミチは怯えない。なので手を握ってダイニングへ引きずり、椅子に座らせた。
「ミチ、ジュラピケ似合うな」
改めてレンの部屋着を着たミチを眺める。モコモコとしたパステルカラーの服だ、上は長袖で下は短パン、太腿丸出しの最高の格好。
「じゅ、じゅじゅっ……じゅ? ら? 何?」
「ジュラシックピケ、恐竜をモデルにした可愛い部屋着のブランドだ。パクリブランドだけど……まぁ、見た目も材質も悪くねぇだろ? ちなみにこれはトリケラトプスがモデル。トリケラトプス知ってる? エリマキと三本の角が特徴的な草食恐竜だ」
フードを被せるとトリケラトプスらしさが出る。エリマキとそこに生えた二本の角に、黒くて丸い瞳、嘴の上側と、その更に上に生えた短い角、何とも可愛らしい。
「うんっ、ミチにも似合うな」
「ぁ、ああ、ぁりがとう……つつ、月乃宮くんもっ、似合って…………ないかも」
「正直でよろしい。あと、俺はノゾムンゲールだ」
「……何なの、それ」
「ナースって聞いて浮かぶ個人名ナイチンゲールの他にないんだよ……」
実はそろそろ名前で呼んで欲しいから主張しているところもあるのだが、ミチにそんな発想は出来ないだろう。
「ほら、出前選べ。食わないのは許さないぞ」
「……うん」
微笑んだミチは俺のスマホを操作して夕飯を決め、俺の分も入力。
「ミチ、ミニスカナースコスの男と、トリケラトプスの男、どっちが出前を受け取るべきだと思う?」
「ぼ、ぼぼっ、僕が配達員ならどっちが出ても配達エリア変えてもらうっ」
いっそ二人で出ればいいのでは何とかなるのではと思いつつも置き配指定をし、事なきを得た。
「……どうだ? 食えるか?」
「う、ぅ、うんっ、美味しいよっ。ぁ、ああっ、ありがとうっ……こんなに美味しいの食べたの始めて」
ミチはさっきの嘔吐なんてなかったかのようにエビドリアを無邪気な笑顔で食べ進めていく。
「つ、つ、つつ、月乃宮くんは……何? それ」
「ホイップクリームうどん。美味いぞ、一口食うか?」
「……いらない、かな」
楽しい夕飯を終え、レンの部屋でくつろぐ。俺の足は骨太な男らしさと微妙な脂肪のせいであまり美しい形をしていないので、ミニスカは失敗だ。痩せ過ぎているミチの足も美しいとは言えないが、まぁ肌は綺麗だしマシな方だ。
「……っ! つ、つつ、月乃宮くんっ、また足見てたっ?」
「あ、あぁ……悪い」
「ぁ、うぅんっ、怒ってないんだ、そうかなってだけ……僕も君の足見てたし。ミミ、ミニスカートで胡座はダメだよっ、パパ、パパンツ見えてるっ……!」
「あ……あぁ、悪い悪い」
とはいえ正座をするのは嫌なので、とりあえず足を伸ばした。
「…………ぁ、あ、あのさ、ぼぼっ、僕……月乃宮くんのその格好見てたらっ、へへへへっ、変な気分に……なってきて」
ミチは前屈みになるのをやめてモコモコかつパステルカラーの女子っぽい短パンに出来上がった男の象徴のテントを俺に見せた。
「……ミチ。俺も割と、そう……なんだ」
俺が太腿を見て平常心でいる訳がない。とっくの前から太腿に夢中だ。
「…………し、しし、して、いい?」
「……うん」
小さく頷くとミチは小動物のような動きで立ち上がり、俺に手を貸して立たせると肩を押してベッドに座らせた。
「あっ……」
下着を隠すには頼りないミニスカートのせいだろうか、何故か足をきゅっと閉じてしまう。
「つ、つ、月乃宮くん……触るよ」
閉じた太腿の谷間に手を滑らされ、いつもミチやレンにしている行為のされる側の気持ちを知った。
「あ、つ、つつ、月乃宮くんっ、あぁ、あ、ぁ、ありがとうっ!」
「あぁ、レンにも後で礼言っとけ……ミチ、ちょっとバスタオル貸せ」
「へ……? うん……」
「後ろ向いて……一回転、ゆっくり……そう」
ミチからバスタオルを奪い、一糸まとわぬ裸を見る。頬以外にも殴られたようなアザがたくさんある、多いのは背中だ、蹲って暴力の終わりを待っていたのだろう。二の腕や服に隠れる場所にある丸い跡はアザではない、見覚えのある怪我の形状だが何かまでは思い出せない。
「止まれ。ミチ、これ何だ?」
「ど、どどっ、どれ? ぁ、たたた、タバコだよっ」
「タバコ……!? 根性焼きか!? なんで、こんな……誰だ!」
「こ、ここっ、こ、怖いよぉっ! つつ、月乃宮くん……ゃ、や、やめてっ、ぉ、大声……出さないでぇっ」
肩を掴んで揺さぶりながら大声を出してしまった。何かトラウマに触れてしまったのか、ミチは酷く脅えている。
「ミチ……」
「ご、ごごっ、ご、ごめ、んっ……ここ、今度の人っ、金髪……で。ピ、ピピっ、ピアスいっぱいついててっ……せ、せせ、背とか髪型もっ、ちょうど……そんな感じで」
「俺が……お前の母さんの彼氏に見えるのか? お前を殴って追い出した……」
「みっ、みみ、見えてないよぉっ! 月乃宮くんは月乃宮くんで……!」
俺に怯えていないという証明のためか、ミチは顔を半分隠す前髪をかき上げて俺を真っ直ぐに見つめた。その強気な瞳はすぐに潤んで震えだし、瞳孔が狭まっていった。
「ミチ……大丈夫、大丈夫だから……」
そっと頭を撫でようとした瞬間、ミチは口を押さえてその場に座り込んだ。すぐに屈んで覗き込み、ミチの指の隙間から白い液体が零れていくのを見た。
「…………牛乳、か。吐いたのか? えっと、大丈夫だミチ、えーっと、掃除しとくから……えっと、風呂で……流してこい」
ミチは震えながら何度も頷き、風呂場に戻った。俺は牛乳にクッキーらしき残骸が混じった吐瀉物を片付け、着替えを置いて脱衣所から去った。
「……どうしよう」
夕飯に出前を頼もうと思っていたが、ミチは食べられないかもしれない。怯えて吐くなんて……いや、長い距離を裸足で歩いたから体調が悪いのか? 今日は暑いし熱中症かもしれない。
「どうしよう……どうしよう、どうしようどうしようどうしよう、まま、まま……レン、レンならこんな時……どうする、ままなら、どう……」
見た目で怯えさせてしまったショックで少し退行してしまったが、レンが思考の中心になったおかげで思い出せた。彼がSNSでハスミンとして毎年ハロウィンにコスプレ写真を上げていることを。
「金髪がダメなら……!」
俺はレンの部屋に走り、クローゼットをひっくり返した。
ミチのために格好を変え、まさに別人になった頃、レンの部屋の扉がノックされた。
「つ、つつ、つ、月乃宮くん……? ご、ごごっ、ごめんなさいっ! こ、ここ、怖がって……違うんだよぉっ、月乃宮くんは悪くなくて……」
俺が怯えられたショックで引きこもっているとでも思ったのか、ミチは扉を開けずに謝っている。俺は自分の行動が正しいのかどうか悩みながら恐る恐る扉を開けた。
「つっ、月乃宮……く、ん?」
「……な、なぁにー? ミチ……ちゃん」
「………………何、その格好」
薄いピンク色のロングヘアのウィッグを被り、ナース衣装を着てみた。ミチは呆然としている。
「……月乃宮くん……大丈夫?」
「……………………ノゾムンゲールとお呼び」
「え……やだ……何、頭打ったの……?」
一時的に吃音がなくなるほどの衝撃を与えてしまったようだ。
「いや、ほら……金髪でピアスいっぱいあるこのくらいの背の男が嫌なんだろ? だからピンク髪でピアスのないミニスカナースならイケるかなって」
「あ……ウィッグなんだ。え? ぁ、ごご、ごめんっ、ぼくっ、き、気を遣わせたんだねっ……! ごめんねっ!」
「……理解してくれたか。そういうわけで今の俺はノゾムンゲールなので、遠慮なく世話をされろ。ほら、ダイニング行こうぜ。出前取るから好きなん選べ」
この姿なら困惑も手伝って多少強引な手に出てもミチは怯えない。なので手を握ってダイニングへ引きずり、椅子に座らせた。
「ミチ、ジュラピケ似合うな」
改めてレンの部屋着を着たミチを眺める。モコモコとしたパステルカラーの服だ、上は長袖で下は短パン、太腿丸出しの最高の格好。
「じゅ、じゅじゅっ……じゅ? ら? 何?」
「ジュラシックピケ、恐竜をモデルにした可愛い部屋着のブランドだ。パクリブランドだけど……まぁ、見た目も材質も悪くねぇだろ? ちなみにこれはトリケラトプスがモデル。トリケラトプス知ってる? エリマキと三本の角が特徴的な草食恐竜だ」
フードを被せるとトリケラトプスらしさが出る。エリマキとそこに生えた二本の角に、黒くて丸い瞳、嘴の上側と、その更に上に生えた短い角、何とも可愛らしい。
「うんっ、ミチにも似合うな」
「ぁ、ああ、ぁりがとう……つつ、月乃宮くんもっ、似合って…………ないかも」
「正直でよろしい。あと、俺はノゾムンゲールだ」
「……何なの、それ」
「ナースって聞いて浮かぶ個人名ナイチンゲールの他にないんだよ……」
実はそろそろ名前で呼んで欲しいから主張しているところもあるのだが、ミチにそんな発想は出来ないだろう。
「ほら、出前選べ。食わないのは許さないぞ」
「……うん」
微笑んだミチは俺のスマホを操作して夕飯を決め、俺の分も入力。
「ミチ、ミニスカナースコスの男と、トリケラトプスの男、どっちが出前を受け取るべきだと思う?」
「ぼ、ぼぼっ、僕が配達員ならどっちが出ても配達エリア変えてもらうっ」
いっそ二人で出ればいいのでは何とかなるのではと思いつつも置き配指定をし、事なきを得た。
「……どうだ? 食えるか?」
「う、ぅ、うんっ、美味しいよっ。ぁ、ああっ、ありがとうっ……こんなに美味しいの食べたの始めて」
ミチはさっきの嘔吐なんてなかったかのようにエビドリアを無邪気な笑顔で食べ進めていく。
「つ、つ、つつ、月乃宮くんは……何? それ」
「ホイップクリームうどん。美味いぞ、一口食うか?」
「……いらない、かな」
楽しい夕飯を終え、レンの部屋でくつろぐ。俺の足は骨太な男らしさと微妙な脂肪のせいであまり美しい形をしていないので、ミニスカは失敗だ。痩せ過ぎているミチの足も美しいとは言えないが、まぁ肌は綺麗だしマシな方だ。
「……っ! つ、つつ、月乃宮くんっ、また足見てたっ?」
「あ、あぁ……悪い」
「ぁ、うぅんっ、怒ってないんだ、そうかなってだけ……僕も君の足見てたし。ミミ、ミニスカートで胡座はダメだよっ、パパ、パパンツ見えてるっ……!」
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とはいえ正座をするのは嫌なので、とりあえず足を伸ばした。
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ミチは前屈みになるのをやめてモコモコかつパステルカラーの女子っぽい短パンに出来上がった男の象徴のテントを俺に見せた。
「……ミチ。俺も割と、そう……なんだ」
俺が太腿を見て平常心でいる訳がない。とっくの前から太腿に夢中だ。
「…………し、しし、して、いい?」
「……うん」
小さく頷くとミチは小動物のような動きで立ち上がり、俺に手を貸して立たせると肩を押してベッドに座らせた。
「あっ……」
下着を隠すには頼りないミニスカートのせいだろうか、何故か足をきゅっと閉じてしまう。
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