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幼馴染の歌を邪魔してみた
長く続く白い双丘、その両端を鷲掴みにし、割り開く。互いに密着していた左右の内腿、その吸い付くような肌を両頬で堪能する。
「あぁああぁ……!」
「人の足の間に勝手に挟まって奇声上げて……もぉ、ノゾムさんったら」
「勝手じゃないもん許可取ったもーん」
「いつでも好きにしていいとは言いましたけどね」
呆れた様子の声色だ。俺は構わずレンの内腿に舌を這わせる。先程の微笑みを俺は肯定と取った、現にレンは何も言ってこない。
「はむっ……ん、んん……!」
しっとりと吸い付くような肌に、俺は文字通り吸い付いた。ちゅうぅと音を立てる苛烈なキスをしてもレンの歌声は乱れない、やはり先程までのは偽物の喘ぎだったのだ。
「んっ、んん……ん……む…………ぷはぁっ! もう一回……!」
肉付きのいい太腿、血色のいい色白な肌、それらに夢中になった俺はレンが一曲歌い終えるまで彼の太腿を吸い続けた。
「ノゾムさん、私の歌聞いてました?」
「ん、ん……ぷはっ、あぁうん、聞いてたよ」
「やっと八十点に乗ったんですよ、すごいでしょう!」
「カラオケの採点って八十点以下出ることないと思うんだけど……」
そう言いながらレンが前に歌った曲の祭典が七十点代だったことを思い出し、慌てて口を噤む。
「……ノゾムさんはお歌お上手ですもんね」
「ご、ごめん。嫌味とかじゃないんだ……本当にただ、純粋に、八十点以下は出ない設計だと思ってて」
「ノゾムさんのお上手なお歌聞きたいです、一番得意な歌歌ってくださいよ」
「よ、よーし、分かった。歌ってやる!」
レンの太腿を吸いまくって口は多少疲れてはいるが、十八番の歌を歌うくらいなんてことない。少し不機嫌そうなレンに、高得点を叩き出すカッコイイ姿を見せて笑顔を取り戻してもらおう。
「太腿ぐしょ濡れ……もぉ、ノゾムさんったら仕方ない人」
椅子の上に戻る俺の隣でレンは足をパカっと開き、俺が舐め回した内腿を拭いている。無防備な開脚に俺の視線は釘付けになる。
「……ノゾムさん? 歌うんじゃないんですか?」
「あっ、う、歌う、歌うよ……一番得意なヤツ。えっと……キーちょっと下げないと」
「原キーで歌えないのに一番得意って言うのどうなんでしょう」
「仕方ないだろ。キー弄らなきゃ女の人の歌はキツいんだよ……」
デンモクを操作し、レンの太腿から目を逸らしてマイクを持つ。さっきしゃぶったものとどっちが大きかったかな……なんて考えてしまう。
「よし……歌うぞ、聞いとけよレン」
「ええ、真面目に歌ってくださいね」
「立って歌う」
今回こそ本気で歌ってやろうと立ち上がる。何故かレンも立って俺の後ろに回ったが、気にする暇もなく曲が始まる。
「交わ……んひゃんっ!? レンっ、何しっ、ゃああっ!? 引っ張っちゃダメっ、ダメぇっ!」
レンは服の上から俺の乳首を探り当て、つねり、引っ張った。焦らしなしの苛烈な責めに喘ぐ声は握ったまま離せないマイクに拾われ、部屋に響く。
「真面目に歌ってくださいってば、ノゾムさん」
「レンがそんなことしゅるからっ、あぁっ! 乳首っ、んんんっ! はな、してぇっ!」
「ちゃんとピアスつけてますね。リングのじゃなくて、短い棒みたいなの……ですか?」
「りっ、りんぐは……服にっ、引っかかりゅからぁっ」
ピアスの硬さと乳首の硬さを比べるように強くつまみ、ぐりぐりとこね回され、嬌声の音程を見せられる。
「そろそろサビですよ、ちゃんと歌って」
「むりぃっ……!」
「ノゾムさん、八十点以下なんて存在しないんでしょう?」
「んっ、んんぅっ……根に、もってんのかよぉっ」
まともに歌えるわけもないけれど、歌える限り歌わなければレンは納得してくれない。
「目を、とっ……んゃっ……ぁあっ! 痛気持ちぃっ……ひっ! お、しっ……ひぃんっ! ひぁああっ!? コリコリらめっ、コリコリやらぁっ!」
「歌ってください、ノゾムさん」
「ん、んぅうぅ~っ……! かっ……あっ、やだっ……! こえっ、ひ、ぃいっ……!」
「ふふっ……音程、私よりずっとぐちゃぐちゃ」
「祈っ……ぁああっ!? やだっ、カリカリむりぃいっ、イくっ、乳首イっちゃうぅっ、歌ってるのにぃっ、イくぅぅっ!」
ピアスをカリカリと引っ掻かれ、その振動が乳首に伝わり、休みない快感に襲われた俺はガクガクと足を震わせて絶頂を迎え、とうとう歌うどころか立っていることすら出来なくなった。
「ぅ、うっ……はぁっ、はぁ……はぁ……」
「……ふふっ、頑張りましたね、ノゾムさん」
レンに支えられてゆっくりと椅子に腰を下ろす。頭を撫でられてうっとりと擦り寄ると、レンは嬉しそうにくすくす笑った。
「そろそろお腹すきました、お昼ご飯に何か頼みましょう。何がいいですか?」
「へ……? ぁ……じゃあ、これ」
見せられたメニュー表からクリームパスタを選ぶと、レンはメニュー表片手に電話をかけ始めた。
「…………んっ」
じんと痺れたままの乳首はシャツに擦れるだけでも快感を覚えてしまう。下手に動けない。せめて絶頂の余韻が引くまで待とう。
「注文終わりました。ドリンクバー行ってきますね、ノゾムさんはどうしますか?」
「……俺も行く」
「私が入れてきてあげますよ?」
「一緒に行きたい」
レンはほのかに顔を赤らめ、心からの笑顔を見せてくれた。ときめきつつ立ち上がり、シャツを掴んで胸から離す。
「部屋ちょっと精液臭くない? ご飯持ってきてくれた店員さんにバレないかな」
「カラオケでヤってる人なんていっぱい居ますよ」
「マナー悪いなぁ」
「誰が言ってんですか」
「……誘ってきたのはレンの方だし」
コップに残っているのは氷が溶けた水、うっすらとジュースの味を残したそれを飲み干す。
「私のせいにするんですか?」
「レンに誘われて俺が我慢出来るわけないじゃん」
「ずっと誘ってるような顔してるノゾムさんが悪いんですよ」
「どういう意味だよ……」
「存在が十八禁って意味です」
「ひどい」
ドリンクバーに到着。俺はまず氷を入れた。レンは昼食のお供にコーヒーを選んだようで、ミルクと砂糖を取りに行った。
「昼飯に合うのにしなきゃかな……」
クリームパスタに合う飲み物って何だろう? ジュースのままでいいかな。レンに聞いてみよう。
「ねぇ君一人? 誰かと来てるの?」
「可愛いねぇー。あれ、地毛? ハーフとか?」
レンにアドバイスをもらおうと振り返ると、小柄な彼の姿は二人の男に隠されて見えなくなっていた。ナンパされるということは、やはりレンの可愛さは俺の贔屓目でも何でもなく、女装の見事さと共に本物だということだ。
「ノゾムさんっ……」
男達の隙間から茶色い瞳と目が合う。自分で追い払わずに俺に助けを求めるとは思わなかった、期待に応えなくては。
「なぁ、アンタら。俺の彼女から離れてくんない? 怖がってるからさ」
「あれ、彼氏? ふーん……」
男達は二人とも、俺より少しだけ背が低い。センパイや従兄のせいで自信を砕かれていたが、俺は背が高い方なのだ。そして喧嘩に至らない男の威嚇は大抵身長が高い方が勝つ。
「そ。彼氏。女子会してる女の子でも探して。その子は俺の」
ただのナンパなら彼氏が居ると分かれば引くはずだ。しかも金髪にピアスまみれだぞ? なんでさっさと逃げないんだ? 俺はやっぱりヘタレな心を見た目で誤魔化せていないのか?
「……こんなガラ悪いのと付き合わない方がいいよ」
「そーそ。俺にしとかない?」
「は……? おい、離れろっつってんだろ! 大人しくしてりゃつけ上がりやがって! 痛い目見たいかクソ野郎!」
喧嘩になったら俺は確実に負ける。胸ぐらを掴んで威嚇するに留めた。
「うわっ、暴力反対。ほらこんなのやめときなって、頭も悪そうだし……ろくな大人にならないって」
ムカつく、これなら殴ってきた方がマシだ。頭が悪いのは事実だ、口喧嘩でも俺は勝てない……どうしよう。
「俺らの部屋来てよ。奢ったげるから。ねっ? はい、けって~い」
胸ぐらを掴んでいなかった方の男がレンの肩に腕を回した。俺が対応するよりも先に、レンが男の顔にコーヒーをかけた。
「汚い手で触るな」
コーヒーをかけられた男はピクリとも動かない。呆然としているのだろうか?
「お前もうぜぇんだよ、ろくな大人になれなさそうなとこが可愛いんだろうが死ね」
レンはコップの底に残っていた氷を俺が胸ぐらを掴んでいる方の男のズボンの中に流し込んだ。しかし、こちらの男も動かないし何も言わない。
「はぁ……コーヒー作り直しじゃねぇかクソが。あークソムカつく、マジで殺してやろうか」
レンはぶつぶつと呟きながらアイスコーヒーを作り直している。
「レ、レン……? こいつら動かないんだけど」
「ノゾムさん最初の方はカッコよかったのに……でも、そういう決められないとこも好きですよ」
「それはっ……ごめん。ちゃんと助けたかったんだけど、俺……」
「好きですってば。ほら、部屋に戻りましょう」
きゅっと手を握られ、いつまでも動き出さない男達への疑問がときめきに覆い隠された。
「あぁああぁ……!」
「人の足の間に勝手に挟まって奇声上げて……もぉ、ノゾムさんったら」
「勝手じゃないもん許可取ったもーん」
「いつでも好きにしていいとは言いましたけどね」
呆れた様子の声色だ。俺は構わずレンの内腿に舌を這わせる。先程の微笑みを俺は肯定と取った、現にレンは何も言ってこない。
「はむっ……ん、んん……!」
しっとりと吸い付くような肌に、俺は文字通り吸い付いた。ちゅうぅと音を立てる苛烈なキスをしてもレンの歌声は乱れない、やはり先程までのは偽物の喘ぎだったのだ。
「んっ、んん……ん……む…………ぷはぁっ! もう一回……!」
肉付きのいい太腿、血色のいい色白な肌、それらに夢中になった俺はレンが一曲歌い終えるまで彼の太腿を吸い続けた。
「ノゾムさん、私の歌聞いてました?」
「ん、ん……ぷはっ、あぁうん、聞いてたよ」
「やっと八十点に乗ったんですよ、すごいでしょう!」
「カラオケの採点って八十点以下出ることないと思うんだけど……」
そう言いながらレンが前に歌った曲の祭典が七十点代だったことを思い出し、慌てて口を噤む。
「……ノゾムさんはお歌お上手ですもんね」
「ご、ごめん。嫌味とかじゃないんだ……本当にただ、純粋に、八十点以下は出ない設計だと思ってて」
「ノゾムさんのお上手なお歌聞きたいです、一番得意な歌歌ってくださいよ」
「よ、よーし、分かった。歌ってやる!」
レンの太腿を吸いまくって口は多少疲れてはいるが、十八番の歌を歌うくらいなんてことない。少し不機嫌そうなレンに、高得点を叩き出すカッコイイ姿を見せて笑顔を取り戻してもらおう。
「太腿ぐしょ濡れ……もぉ、ノゾムさんったら仕方ない人」
椅子の上に戻る俺の隣でレンは足をパカっと開き、俺が舐め回した内腿を拭いている。無防備な開脚に俺の視線は釘付けになる。
「……ノゾムさん? 歌うんじゃないんですか?」
「あっ、う、歌う、歌うよ……一番得意なヤツ。えっと……キーちょっと下げないと」
「原キーで歌えないのに一番得意って言うのどうなんでしょう」
「仕方ないだろ。キー弄らなきゃ女の人の歌はキツいんだよ……」
デンモクを操作し、レンの太腿から目を逸らしてマイクを持つ。さっきしゃぶったものとどっちが大きかったかな……なんて考えてしまう。
「よし……歌うぞ、聞いとけよレン」
「ええ、真面目に歌ってくださいね」
「立って歌う」
今回こそ本気で歌ってやろうと立ち上がる。何故かレンも立って俺の後ろに回ったが、気にする暇もなく曲が始まる。
「交わ……んひゃんっ!? レンっ、何しっ、ゃああっ!? 引っ張っちゃダメっ、ダメぇっ!」
レンは服の上から俺の乳首を探り当て、つねり、引っ張った。焦らしなしの苛烈な責めに喘ぐ声は握ったまま離せないマイクに拾われ、部屋に響く。
「真面目に歌ってくださいってば、ノゾムさん」
「レンがそんなことしゅるからっ、あぁっ! 乳首っ、んんんっ! はな、してぇっ!」
「ちゃんとピアスつけてますね。リングのじゃなくて、短い棒みたいなの……ですか?」
「りっ、りんぐは……服にっ、引っかかりゅからぁっ」
ピアスの硬さと乳首の硬さを比べるように強くつまみ、ぐりぐりとこね回され、嬌声の音程を見せられる。
「そろそろサビですよ、ちゃんと歌って」
「むりぃっ……!」
「ノゾムさん、八十点以下なんて存在しないんでしょう?」
「んっ、んんぅっ……根に、もってんのかよぉっ」
まともに歌えるわけもないけれど、歌える限り歌わなければレンは納得してくれない。
「目を、とっ……んゃっ……ぁあっ! 痛気持ちぃっ……ひっ! お、しっ……ひぃんっ! ひぁああっ!? コリコリらめっ、コリコリやらぁっ!」
「歌ってください、ノゾムさん」
「ん、んぅうぅ~っ……! かっ……あっ、やだっ……! こえっ、ひ、ぃいっ……!」
「ふふっ……音程、私よりずっとぐちゃぐちゃ」
「祈っ……ぁああっ!? やだっ、カリカリむりぃいっ、イくっ、乳首イっちゃうぅっ、歌ってるのにぃっ、イくぅぅっ!」
ピアスをカリカリと引っ掻かれ、その振動が乳首に伝わり、休みない快感に襲われた俺はガクガクと足を震わせて絶頂を迎え、とうとう歌うどころか立っていることすら出来なくなった。
「ぅ、うっ……はぁっ、はぁ……はぁ……」
「……ふふっ、頑張りましたね、ノゾムさん」
レンに支えられてゆっくりと椅子に腰を下ろす。頭を撫でられてうっとりと擦り寄ると、レンは嬉しそうにくすくす笑った。
「そろそろお腹すきました、お昼ご飯に何か頼みましょう。何がいいですか?」
「へ……? ぁ……じゃあ、これ」
見せられたメニュー表からクリームパスタを選ぶと、レンはメニュー表片手に電話をかけ始めた。
「…………んっ」
じんと痺れたままの乳首はシャツに擦れるだけでも快感を覚えてしまう。下手に動けない。せめて絶頂の余韻が引くまで待とう。
「注文終わりました。ドリンクバー行ってきますね、ノゾムさんはどうしますか?」
「……俺も行く」
「私が入れてきてあげますよ?」
「一緒に行きたい」
レンはほのかに顔を赤らめ、心からの笑顔を見せてくれた。ときめきつつ立ち上がり、シャツを掴んで胸から離す。
「部屋ちょっと精液臭くない? ご飯持ってきてくれた店員さんにバレないかな」
「カラオケでヤってる人なんていっぱい居ますよ」
「マナー悪いなぁ」
「誰が言ってんですか」
「……誘ってきたのはレンの方だし」
コップに残っているのは氷が溶けた水、うっすらとジュースの味を残したそれを飲み干す。
「私のせいにするんですか?」
「レンに誘われて俺が我慢出来るわけないじゃん」
「ずっと誘ってるような顔してるノゾムさんが悪いんですよ」
「どういう意味だよ……」
「存在が十八禁って意味です」
「ひどい」
ドリンクバーに到着。俺はまず氷を入れた。レンは昼食のお供にコーヒーを選んだようで、ミルクと砂糖を取りに行った。
「昼飯に合うのにしなきゃかな……」
クリームパスタに合う飲み物って何だろう? ジュースのままでいいかな。レンに聞いてみよう。
「ねぇ君一人? 誰かと来てるの?」
「可愛いねぇー。あれ、地毛? ハーフとか?」
レンにアドバイスをもらおうと振り返ると、小柄な彼の姿は二人の男に隠されて見えなくなっていた。ナンパされるということは、やはりレンの可愛さは俺の贔屓目でも何でもなく、女装の見事さと共に本物だということだ。
「ノゾムさんっ……」
男達の隙間から茶色い瞳と目が合う。自分で追い払わずに俺に助けを求めるとは思わなかった、期待に応えなくては。
「なぁ、アンタら。俺の彼女から離れてくんない? 怖がってるからさ」
「あれ、彼氏? ふーん……」
男達は二人とも、俺より少しだけ背が低い。センパイや従兄のせいで自信を砕かれていたが、俺は背が高い方なのだ。そして喧嘩に至らない男の威嚇は大抵身長が高い方が勝つ。
「そ。彼氏。女子会してる女の子でも探して。その子は俺の」
ただのナンパなら彼氏が居ると分かれば引くはずだ。しかも金髪にピアスまみれだぞ? なんでさっさと逃げないんだ? 俺はやっぱりヘタレな心を見た目で誤魔化せていないのか?
「……こんなガラ悪いのと付き合わない方がいいよ」
「そーそ。俺にしとかない?」
「は……? おい、離れろっつってんだろ! 大人しくしてりゃつけ上がりやがって! 痛い目見たいかクソ野郎!」
喧嘩になったら俺は確実に負ける。胸ぐらを掴んで威嚇するに留めた。
「うわっ、暴力反対。ほらこんなのやめときなって、頭も悪そうだし……ろくな大人にならないって」
ムカつく、これなら殴ってきた方がマシだ。頭が悪いのは事実だ、口喧嘩でも俺は勝てない……どうしよう。
「俺らの部屋来てよ。奢ったげるから。ねっ? はい、けって~い」
胸ぐらを掴んでいなかった方の男がレンの肩に腕を回した。俺が対応するよりも先に、レンが男の顔にコーヒーをかけた。
「汚い手で触るな」
コーヒーをかけられた男はピクリとも動かない。呆然としているのだろうか?
「お前もうぜぇんだよ、ろくな大人になれなさそうなとこが可愛いんだろうが死ね」
レンはコップの底に残っていた氷を俺が胸ぐらを掴んでいる方の男のズボンの中に流し込んだ。しかし、こちらの男も動かないし何も言わない。
「はぁ……コーヒー作り直しじゃねぇかクソが。あークソムカつく、マジで殺してやろうか」
レンはぶつぶつと呟きながらアイスコーヒーを作り直している。
「レ、レン……? こいつら動かないんだけど」
「ノゾムさん最初の方はカッコよかったのに……でも、そういう決められないとこも好きですよ」
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