いわくつきの首塚を壊したら霊姦体質になりまして、周囲の男共の性奴隷に堕ちました

ムーン

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幼馴染と海で遊んでみた

両手首にはレンと定期的に交換することになっている数珠、両足首には海に入る際には必ず着けろと社長に言われた数珠、これから着るライフジャケットには大きな御札が貼られている。

「はぁ……なんか、テンション下がっちゃう」

「ノゾムさん、足は大丈夫ですか?」

「足? あぁ……傷はあるんだけど、血は止まってるしお風呂でも染みなかったから多分平気」

昨日、海から上がる際に正体不明の髪の毛が足首に絡み付いて皮膚を裂いた。縞模様の傷は足首に残っているが、奇妙なことに既に一週間経ったような治り具合だ。

「…………社長さん、兄ちゃんがどこか知ってる……知らない、ですか?」

「兄ちゃん……あぁ、僕の秘書か。明日来ると見ている怪異への対処の準備中だよ。結界を張るための杭打ちとか、ロープ張ったりとか、投光器の位置計算したりとか……おかげで僕は暇だ、万一の危険を考えて一人で海に入るのは禁じられてるからね」

従兄に働かせておきながら自分は浜辺でゴロゴロと暇を持て余しているのか。社長への好感度はなかなか上がらないなぁ。

「そっ、そそそ、それならっ、ぼぼぼっ、僕達と一緒に遊ぶのはどうですかっ? かかっか、形州っ、あのお兄さんの一回り大きいしっ、たたた、頼りになると思います!」

「……へぇ、頼りになると思っていたのか」

「こっこ、ここ、怖いけど……ぉ、お、大きいしっ、ちち、ち、力が強い、からっ」

センパイはほんの少しだけ嬉しそうにしている。俺以外にも頼りになると思われると嬉しいのか……可愛い人だと萌えもするのだが、なんだか嫉妬してしまう。

「遠慮しておくよ、強力な札を何枚も作って疲れたんだ。少し休みたい」

既に仕事を終えていたのか、暇を持て余しているような言い草だからと好感を持てないと思ったのは訂正しておこう。

「それはそれとして暇なんだよねぇ……疲れてるけど眠れはしないし、スマホ部屋に忘れちゃったし……はぁ、ポチぃ……お話したいなぁ……」

「じゃ、じゃあ、俺達は社長の休憩邪魔しないようにさっさと海行こっ。泳ご泳ごっ」

従兄が犬扱いされているなんて知らないセンパイがポチという言葉に疑問を抱かないうちに彼の手を引っ張った。

「まっ、ままま、待ってよぉ……」

四人で砂浜を走り、そのまま海へと入る。腰まで浸かったら走るのをやめてゆっくりと泳いだ。

「昨日はヤりまくってあんまり海で遊べなかったから、今日は遊ぶぞ。明日怪異来るって言ってたし、体力残しておかないと。俺達が何かするって訳じゃないと思うけど、もしもの時にクタクタじゃ逃げれもしないからな」

「……何が来るとしても明日の晩だろう? 今日の晩眠れば十分だ」

「お、俺はセンパイと違って一晩じゃ回復しないんです!」

「一晩眠れば大丈夫ですよ」

「ぼ、ぼぼ、僕もっ、平気だと思う……」

まさか三対一の構図になるとは思わなかった。薄情者とレンとミチに向かって叫びたいが、今日も俺を抱きたいという欲望からのこの言動だと思うと反論する気をなくすどころか腹がきゅんと疼いてしまう。

「ぅ……おっ、お前らが一回イくまでの間に俺が何回イくと思ってんだよ! しかもなぁっ、射精と違って中イキは後に響くんだぞぉっ! うぅ……な、何言わせるんだよっ、ばかぁ!」

勝手に追い詰められて妙なことを口走ってしまった。三人の視線から逃れるためにザブザブと波をかき分けて浜から離れる。

「待ってくださいノゾムさんっ、機嫌を損ねてしまったんですか? ごめんなさい」

「ぁ、レン……いや、そういう訳じゃなくて、恥ずかしくて……それだけだよ」

すぅっと泳いで俺を追いかけてきたレンに腕を掴まれ、真面目な瞳で見つめられて罪悪感を覚える。

「よかった。一人で行っちゃ危ないですよ、海っていうだけで危ないのに……変なのいっぱい居るみたいですから。ま、でも、その数珠と御札があれば大丈夫そうですけど」

「うん、すごいよなこれ。強さとかはよく分かんないけど……」

「すごく強いんですよそれ。だから今日はたくさん泳げます。ノゾムさんが気乗りしないなら誰も無理強いしたりしませんから、拗ねたりしないでくださいね」

「すっ、拗ねてはないよ。恥ずかしかっただけだってば」

口元を手で隠して笑うレンの可愛らしさは少女の持つそれで、喉仏や肩幅には自然と目が向かなくなった。

「そうでしたね、ふふふ……ノゾムさん? どこ見てるんですか?」

「へっ? あ、あぁいや、レン……せっかく可愛い水着着てたのに、ライフジャケット着なきゃダメなの残念だなーって」

「やだノゾムさん、昨日と同じこと言ってる」

「そうだっけ……でも、そう思ったから」

「お部屋でたっぷり見せてあげますよ。また水着でしましょう?」

海面下、手の甲をするりと撫でられる。指の間に指が入ってきて、指の側面をすりすりと撫でた後、指先が手の甲へ引いたかと思えばまた戻ってきて俺の手をきゅっと握った。

「で、もっ……明日、怪異が……来るから」

「女物の水着を着た私はお嫌いですか……?」

手をぎゅっと両手で握られたかと思えば、首を傾げたレンの潤んだ瞳と目が合った。

「お好きですぅ!」

気付けばそう叫んでいた。茶色いタレ目の上目遣いは恐ろしいまでの魅力を持っている。

「それじゃあ夜、私と……いいですよね?」

レンはきっとこの海に住む怪異よりも恐ろしい魔性を秘めている。俺はこの美しい魔物に今晩喰われてしまうのだ。

「う、うん……」

最初に考えていた通り、明日の夜のために体力を取っておくべきなのだろう。分かってはいるのだが、疼く下腹が理性に従うことを許さない。

「さ、今は遊びましょう、あのサメも膨らませて!」

「うっ、うん!」

今晩抱くと言われた直後に気持ちを切り替えるのは難しい。けれどサメのフロートで遊ぼうという提案はとても魅力的だ。



三人で、主にレンと楽しく遊んだ。

「はぁー……楽しかった。ミチが波にさらわれた時はもうどうしようかと思ったけど」

「か、かか、帰ってこれないかと思ったよぉ……ぁ、ああっ、ありがとうねっ、形州ぅっ」

「…………センパイ」

「かっかか、形州、センパイ!」

遊びの最中、泳げないミチが浮き輪にハマったまま流されてしまったことがあった。センパイが泳いで連れ戻しにいってくれて事なきを得たが、俺とレンだけだったらミチは帰ってこれなかったかもしれない。

「センパイ水泳得意なんですね」

「…………あぁ」

「スイミングスクールとか行ってたんですか?」

「……いや、兄ちゃんが……泳げないと命に関わることもあるからって、教えてくれた」

「へぇー……なんかセンパイのこと聞くとすぐお兄さん出てきますね。なんかほっこりします」

厳つい見た目の彼が歳上の親族を慕っているというのは、なんだかとても可愛らしく感じる。これはギャップ萌えなのだろうか。

「…………ほっこり」

意外そうに、そして不思議そうに俺の言葉を繰り返すセンパイも可愛らしい。

「ふふっ……センパイって本当に可愛い人ですよね」

「……お前はたまにそう言うが、納得いっていないからな」

「可愛いですよ。なぁミチ、レン」

二人とも微妙な表情だ。センパイの可愛らしさが分からないのか? センパイの表情変化も分からないらしいし……俺がおかしいのか?

「た、たた、た、頼りになるしっ……カ、カッコいいなーくらいは思うけど……」

よく助けられているミチがそう思うのは当然のことだ。俺もセンパイは頼りになるカッコイイ人だと思っている、その上で可愛いところもあると言っているのだ。けれど誰も同意してくれない。

「可愛いはねぇわ……ないです」

素の声と話し方に戻るほど俺はおかしなことを言ったのか?

「可愛いのになー……」

多数を相手に引き下がるほど重要な内容ではないし、恋人の可愛らしいところを独占出来るというのはそれはそれで気持ちのいいことだ。

「戻られましたか皆様。今日は昨日のように花火で遊んだりせず、部屋から出ないようにしてください」

テントまで戻るとパラソルを畳んでいる最中の従兄に迎えられた。

「ただいま戻りました……あの、それどうしてですか? 怪異が出るとか?」

「元凶の強い怪異は海深くから動いていないのですが、雑魚がかなり湧いていて……念のため部屋でじっとしていてください」

雑魚とはいえ大量に居るらしい怪異には怯えてしまう。俺はすっかり落ち込んだまま部屋に戻った。
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