いわくつきの首塚を壊したら霊姦体質になりまして、周囲の男共の性奴隷に堕ちました

ムーン

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後輩達と談笑してみた

レンと話していると、センパイとミチも目を覚ました、俺が起きていることに気付いた彼らはまず俺の体調を確認し、心底安堵し、それから如何に俺を想い心配してきたかを教えてくれた。

「…………二度と、こういうことは起こって欲しくない。霊感のない俺には何も出来ない……無力感は凄まじかった。もう二度と、あんな思いはしたくない」

「か、かか、形州っ……せせせんぱいはっ! まだいいよっ、う、うう、海では一緒に戦えてたんだから……ぼく、本当に役立たず……」

二人とも無力感に打ちひしがれているようだ。そんな必要、全くないのに。

「俺は……霊媒体質になっちゃって、幽霊引き寄せて……生きてるだけで迷惑だ。ミチの言う通りセンパイは海ではすごく頑張ってくれてたし、ミチだって水とか配ってくれたじゃん。約立たずとか足でまといなんてレベルじゃない俺より、ずっとマシ」

「………………ノゾムが居ないと俺は生きていけない」

「そそそっ、そうだよぉ! ノゾムくんが居なきゃやだ! めめっ、め、迷惑なんかっ、そんなんじゃない、ノゾムくんはっ、ノ、ノゾムくんはぁっ……!」

「落ち着けミチ、声裏返ってんぞ。もち、師匠が言ってたろ? お前はなかなか表に出てこない怪異引っ張り出すのに有用だって。その体質も使いようだ。それにな、幽霊引き寄せたって俺が全部倒してやるんだから、誰にも迷惑なんてかかんねぇよ」

涙を拭うように目尻に唇が触れた。ミチが「ズルい」と叫び出して、俺の首に抱きついて俺の頬に口を押し付けた。

「…………」

センパイの視線を感じる。三白眼を通り越した四白眼での注視の迫力は凄まじい。大抵の人は怯えてしまうだろう、山道で飢えた熊に出くわしたような気持ちになるかもしれない。けれど、俺には分かる。レンとミチと同じことがしたいだけだと。恐ろしい目つきの彼の思考は「ズルい」と喚いたミチとほぼ同じだと。

「センパイ、センパイのはおでこに欲しいです」

幼ぶった媚びた話し方。録画したものを後から見せられでもしたら、多分俺は叫び声を上げてのたうち回る。

「…………あぁ」

みっともない、気色悪いねだり方だったはずなのに、センパイは俺にしか分からないくらい僅かに口角を上げた。センパイの最大限の笑顔だ。

「ありがとうございます、センパイ」

ちゅ、と額に唇が吸い付いた。俺の髪を撫でながら離れ、椅子に座り直したセンパイは俺をじっと見つめている。その目つきはとても穏やかだ、他人から見れば先程までと変わらず恐ろしく感じるだろうけど。

「…………身体はまだ動かせないのか?」

強面で表情変化に乏しいセンパイの感情表現が分かるという自負、独占欲に近いその喜びはセンパイには聞かせたくない。霊力が枯渇しているのは怪我の功名だ、表情筋も固くなっていて意図せず仄暗い喜びを顔に出してしまう心配がない。

「はい……手も足も動きません。全然力が入らなくて。あ、でも、絶対動かないって訳じゃなくて……なんかすっごい重りつけられてるような、動かすのに普段の数倍の力がいる感じです」

「…………そうか」

「大リーガー養成ギプスみたいな感じか」

「つけたことないよそんなの」

「俺もねぇよ」

センパイとミチの頭の上にハテナマークを幻視する。それほどまでに見事なキョトンと戸惑った顔だった。ミチはその表情が童顔に似合って王道の可愛さを、センパイは強面とのギャップの可愛さを、それぞれ俺に見せてくれた。

「ちょっと一つ考察が浮かんじゃったんですけど」

「何の? 養成ギプスのバネあんま意味なくねって話は語り尽くされてるぞ」

「いやその話はもうよくて……センパイ、霊感ゼロじゃないですか。今の俺と同じ状態なんですよね? この全然身体動かない感じと……」

「だ、だっ、だからこんな、ムキムキなの……?」

ミチはまるで猛獣に触れるかのように恐る恐るセンパイの二の腕に触れている。

「…………知らん。つつくなくすぐったい」

「あっごっごごっ、ごめっごっごめんなさいっ!」

「…………触りたいなら普通に触れ。腕くらいなら構わない」

「ほ、ほんとっ? ほんとにほんとっ? ききっ、聞いたよねノゾムくん如月くんっ。ぁ、あぁっ、後から怒ったら、二人に庇ってもらうからねっ」

「…………いいと言ってるだろ」

「じゃ、じゃあ……」

失礼なくらいに予防線を張るほど怖がっているのに、どうしてそんなに触りたいんだろう。ミチに触れられているセンパイも、センパイに触れているミチも、羨ましくなる。嫉妬心まで節操なしな自分に嫌悪感を抱く。

「もち……? どうした、顔暗いぞ」

「え、そう?」

仄かな自己嫌悪までレンには感じ取られてしまう。怖いような、それ以上に嬉しいような。

「身体動かないの辛いか?」

「そりゃね……」

レンは俺の手をそっと握る。手のひらを合わせて、指を絡める恋人繋ぎだ。今更照れてしまって目を逸らすと、ミチがその丸く大きな瞳をキラキラ輝かせてセンパイの腕を揉んでいる姿を見てしまった。

「す、すすっ、すごい、僕の倍くらいあるっ」

「…………」

「わっ、かか、硬くなった……太い、わぁぁ……血管浮いてる、すごい……」

俺の視線の先をレンも追い、それからふっと鼻で笑った。

「なんかシモく聞こえたな」

「しも……?」

「ん? そう思って見てたんじゃねぇのか? アレの話してるように聞こえる~って、おもちちゃんは脳内真っピンクなんだからよ」

額を突かれてからかわれて、確かにミチの先程の発言は陰茎を褒めているような言葉にも取れたなと気付き、赤面する。俺はただ二人を妬んで見ていただけなのに、レンに言われて初めて気が付いたのに、図星だと勘違いされて更にからかわれた。

「い、いいなぁ、お、男らしくって、かかっ、カッコイイよねっ……僕も、もっと鍛えた方が、ノゾムくんに……」

「それはダメだミチ!」

「わっ、な、何、如月くん……」

「せっかく可愛いのにこんな筋肉ゴリラ参考にしたら台無しっ、痛い痛い痛い痛いっ! 頭割れるっ!」

「セ、センパイやめて! レンの頭握らないで!」

センパイは舌打ちと共にレンを離し、レンは自分のこめかみをさすって小さく唸る。

「レンの言い方は悪かったけどさ、ミチ……俺も同意見だよ」

「…………俺が、ゴリラだと?」

「そっちじゃないですそっちじゃないです! ミチは鍛えない方がいいって方!」

「そ、そうなの? でも、力は強い方が男として、や、やっぱり……」

「鍛えたいならいいけどさ、俺に気に入られるためとかなら無理しないで欲しい。俺別に筋肉好きな訳じゃないし」

「ミチは女顔だからヘタにムキついてると違和感あるんだよ。つーかチビだから鍛えたところで男らしさとかねぇから、お前は童顔巨根のギャップ一本でやってけ」

可愛らしい見た目で気が弱く、吃ってばかりのミチのアレが凶悪で、よがらされてしまうの……正直、好きだ。俺は同意を示すためウンウンと頷いた。

「に、に、似合わないんだ、僕……やっぱり…………ノ、ノゾムくんが嫌ならっ、諦める……あっ? って、いうことはさっ、い、いいっ、今の僕がノゾムくんにとって、ささ、さっさ、最高っ、て、ことだよねっ?」

「ふふ……うん、そうだな。今のミチが大好きだよ、可愛くって仕方ない」

「わぁあ……! うっ、うぅ、嬉しい! が、がが、頑張って、保つ? ねっ!」

目を潤ませて喜んでいる。俺に好かれていることを実感してこんなに喜ぶほど一途な子に、俺は、堂々と浮気しているだけでなく他の男に触れただけで嫉妬までした。救いようがない。

「センパイ……? なんですか?」

はしゃぐミチを他所にセンパイがするりと俺の胴に腕を回した。たくましい腕に抱き寄せられ、胸と下腹がキュンと痛む。

「…………いや、なに……お前は持ち上げられて好き勝手に突き上げられるのも好きなのに、あの貧相な身体ではそれをしてやれないのは、可哀想にと思ってな。可愛い顔を愛でたいのなら好きにすればいい。そういう欲は俺が満たしてやるから、な」

「ぁ……! だっだだ、ダシにされたぁ! ダシにされたよ如月くぅんっ!」

「一緒にすんな、俺は霊力使えば怪力になれるんだよ。駅弁くらいお手の物」

「うぁあぁああ……! 鍛えるぅ……鍛えてやるぅっ……! ぁ、でもっ、ノゾムくんは今の僕が……! うぅ……か、形州せんぱぁい……僕とする時、ノゾムくん持ち上げてあげてぇ……」

「…………やってやる訳ないだろ」

ミチの慟哭が響き、センパイが勝ち誇った笑みを浮かべ、レンが意地悪な笑い声を上げる中、行為についての話を聞いた俺の身体は芯からの熱に苦しんでいた。
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