過労死で異世界転生したのですがサキュバス好きを神様に勘違いされ総受けインキュバスにされてしまいました

ムーン

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休憩してからでも遅くはない

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三人でベッドに腰かける。右隣には手と顔以外の肌が見えない、マントに三角帽子も被ったウィザードらしい格好のカタラ。左隣には腰羽と尻尾を出すためという理由では説明出来ないほど露出過多な、インキュバスらしい格好のシャル。
二人に挟まれる俺は全裸。

「──って訳で、ネメシスは話し方がめちゃくちゃ悪かっただけで悪い奴じゃなかったんだ」

しっかりと服を着た二人の間で裸でいるということに興奮しながらも、ネメシスが本当に検査をしに来ただけだったと話した。

「なんだよもー、思いっ切り精霊呼んじゃったじゃん。負けたし……」

「よかった……僕、負けてしまって、兄さんに何かあったらと……すごく心配していて」

戦って損をしたと冗談交じりに嘆くカタラ。とにかく俺のことだけを気にしているシャル。二人の反応の差を感じるだけで楽しい。

「……それで、ネメスィの兄弟らしいんだよな」

「はぁ……? いや、いやいや……あのバケモンが? ありえねぇって」

「いや、その……前にネメスィの偽物が出たって話しただろ?」

ネメスィの話をしてもシャルは分からないだろう。俺はシャルに「ネメスィはカタラの仲間で、勇者で、シャルと一度戦った奴だ」と先に説明した。

「ふぅん……」

あまり興味がなさそうだ。

「……それで、兄さんはその人にどう抱かれたんですか?」

「え? ぁ、いや……あの、シャル?」

シャルの尻尾が俺の尻尾を捕らえ、俺も意識して絡め合い、ぎゅっと締め付けられ、脊椎に電流が走った。

「んゃっ……!」

カタラは俺達が尻尾を絡めていることに気付いていない。声を出すな、カタラにはまだ近親相姦までするような変態だと知られたくない。

「…………どんな声を出したんですか?」

シャルの手が顎に添えられ、親指が唇をなぞる。

「……好きとか言ったんですか?」

口から離れたシャルの手は太腿に置いていた俺の手の甲の上に乗り、指の間に指を入れてぎゅっと握ってきた。

「どこをどう触られて、どんな反応をしたんですか? 兄さん」

シャルは体をひねって俺の太腿に左手を置き、右手を俺の後ろに回して尻を撫でた。耳に吐息をかけながら太腿と尻を同時に鷲掴み、必死に押し殺していた声を漏らさせた。

「え、と……弟君ともそういう関係なんだな、サク……ま、まぁそりゃそうか、サクだもんな」

カタラが抱いている俺の印象について小一時間問い詰めたい。

「ねぇ……兄さん、俯いてないで話してください。兄さんは、ネメスィという人に抱かれて僕の時より感じたんですか?」

俺はいつの間にか勃起していた自身の陰茎に視線を注いでいる。鈴口がヒクヒクと開閉しているのは射精をしたいと俺に訴えているのではなく、何か細い物を突っ込んでくれと二人に訴えているのだ。

「ネメスィは……ほ、ほぐさずに突っ込んできて、自分勝手に腰振って、俺のこと叩いたり……する」

「……怖い人ですね」

「で、でもっ……俺、それでも感じる。がんがん……野性的に突かれて、なんか、もうっ……孕めって言われてる気がして、おなか……きゅんきゅんして。叩かれるとっ……もぉ、イっちゃう」

先走りの汁が溢れ出し、これを潤滑油に尿道を犯してくれと訴えている。

「…………僕の時より感じたんですか?」

「シャル……シャルはもぉキメセクじゃん……次元が違う、脳みそ散ってる感じするもん……シャルの精液いっぱい飲んだ後、もう寝返りするだけでも気持ちよくて、効果抜けるまでオナっちゃう……」

「僕とネメスィさん、どっちが好きですか?」

その質問は答えにくい。自分の中でも順位はついていないし、ネメスィもシャルも本音と建前を分かろうとしないタイプだ。カタラなら下にしても相手への気遣いだと分かってくれるけれど。

「……そう、答えられないんですね。じゃあ質問を変えます、こちらの……カタラさんともしましたよね。どんなセックスでしたか?」

「え、ぁ……カタラ? カタラ、は……術使ってくれる。おなか、ビリビリさせたり……ピアスみたいなのしたり。不思議な感じ……」

「なんか恥ずかしいな……な、なんだよ、こっち見るなよ」

シャルは数秒間嫌がるカタラを見つめた後、俺に視線を戻して俺の顎に手を添え、顔を上げさせた。

「……こ、ここに棒突っ込んだり、乳首ぎゅーって引っ張ってくれるのが、特に……好き」

自分の陰茎を軽く握り、挿入をねだる鈴口に気付いてもらうためにぷるぷると揺らす。

「…………なぁ、シャルっ、俺もう我慢できない。抱いて……カタラも……さ、三人で……しよう?」

陰茎から手を離し、シャルの手をそっとどかして立ち上がる。何も言わず決して動かず俺を見つめているシャルの肩を押し、ベッドに押し倒す。

「おい、サク……」

「カタラ、カタラは……服の仕組みよく分かんないから自分で脱いで」

腰羽を出すために背中側がぱっくりと空いたデザインのシャツ。そのボタンを外し、白い柔肌を俺の穢らわしい視線に晒す。薄桃色の乳首は膨らみ始めており、縦長の臍は今すぐに舌を沈めたい形をしている。

「兄さん……また、自分が責めたいとか思ってるんですか?」

絡め合ったままだった尻尾が緩急をつけてぎゅっぎゅと締め付けられ、抱かれている時のように身体が跳ねる。

「ぁんっ、ひぁっ、んゃあっ……しっぽ、しっぽらめっ、しっぽすぐイくっ……!」

背後からカタラの腕が回り、左手が陰茎を軽く押さえ、右手に握られた魔力を実体化させた半透明の棒が鈴口をくちゅくちゅと弄った。

「あっ、そっち……ひぁああんっ!」

ぬぷぷっ……と尿道に棒が挿入され、絶頂を迎えたが射精は出来なかった。半透明の棒が挿さった陰茎を震わせて余韻に浸る俺の様は情けないと言う他ない。

「兄さん、兄さんが望むことなら何でもしますよ。兄さんはどうしたいんですか? 三人でするんですね、僕は構いませんよ」

「俺も……まぁ、いいぞ。息合わせるのは無理かもだけど、弟君よく見るとサクに顔そっくりで可愛いし……でも不思議とサクほど抱きたくはならないんだよな」

やはり口と後孔に性器を挿入されるのが一番だろうか。ネメスィとカタラなら後孔に二本とも突っ込んでとねだってもいいが、シャルには極太極長極硬で突きまくって欲しい。

「……カタラはそこ座って、シャルはそのまま……二人ともとりあえず動かないで。まず……俺が、その、勃起させるから」

「してますよ」
「してるぞ」

「それでいいんだけどそうじゃなくて……俺、いつもされてばっかりだから、たまには俺が前戯したいなって」

二人は共に納得したふうに頷いたが、その視線は「お前に出来るのか?」と煽っている。俺は視線で「出来る」と答え、シャルの乳首にしゃぶりついた。
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