過労死で異世界転生したのですがサキュバス好きを神様に勘違いされ総受けインキュバスにされてしまいました

ムーン

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喧嘩する元気があるなら抱いて

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シャルの手足首に半透明の枷が嵌められ、何もない空間に固定されている。身体を大の字に開かされたシャルはぽかんとしており、俺がシャルの陰茎から口を離して顔を上げると不安そうな目で俺を見つめた。

「紫色だからって調子に乗るなよインキュバス、精霊使いがどんなもんか知らねぇんだろ。精霊……つまり自然に宿る魔力の人格だ、それと話せるんだから魔力の扱いに関してはプロなんだよ」

シャルはカタラを睨み、素早く尻尾を振るう。首を狙ったそれはカタラに容易に掴まれた。

「俺はお前の馬鹿力じゃ外せないパターンの魔力で枷を作ったし、お前が尻尾にしてた人の骨も簡単に切断出来るような魔力のコーティングを剥がした」

「え……シャル、カタラを殺そうとしたのか? ダメだろそんなことしちゃ。シャル……カタラは俺の仲間なんだ、仲良くしてくれよ」

「殺そうとまではしてません……ただちょっと気を失っていてもらおうと、絞めようとしただけで……信じてください兄さん」

「確かに俺を殺す気はなさそうだったな……でもそれとこれとは話が別だ、俺の方を見ろ」

掴まれた尻尾をぎゅっと握られ、シャルが微かに身を跳ねさせる。俺を映していた真ん丸な瞳はカタラを憎しみを込めて睨んだ。

「どっちが上かは分かったな?」

「……っ!」

「誘眠の術でもかけるか? 無理だよな、術を使うには集中が必要だ。尻尾マッサージされてる今はなんにも出来ないよな」

シャルの尻尾はカタラの手から逃れようとくねっているが、両手で握られ時折に甘噛みされて力が抜けてしまうようだ。

「……っ、ん……ぅ、んっ……!」

ピンと伸ばした手足は震えている。背を曲げ伸ばししたり腰をくねらせたり、どうにか快楽から逃れようとしているようだが、無駄だ。

「解析完了。ほら、魔力的絶頂」

「……っ!?」

「…………射精はしなかったか、耐えるな」

シャルは歯を食いしばって顔を真っ赤にし、虹彩のハートを今まで見たことのない濃さにしてカタラを睨んでいる。

「ほら、ほら、ほら……あと何回耐えられる? そんな睨むなよ。何回でもイかせるぞ」

「……カタラぁ、やめてやってくれよ。シャルはいい子なんだ、言えば分かるから……もう泣きそうなんだ、やめてくれ」

紫の瞳には涙が溜まっている。まだ零れてはいないが、本格的に泣き出すのは時間の問題だろう。

「ごめんなさいしようか、弟君。ごめんなさいって言ったら許してやるよ」

「……っ! ぅ……ふぅっ、ふーっ……んっ! ん、ぅ……」

「何回もイくの辛いだろ? 射精我慢するのももう無理だろ? 無駄打ちしたくないよな、大人しくカタラさんにごめんなさいしような」

シャルは歯を食いしばり、声を漏らさないようにして連続する絶頂に耐えている。シャルが快楽のあまり泣きそうな顔になり、呼吸を荒らげて身体を跳ねさせる姿は珍しく、俺は動きを封じられた身体を快楽で嬲られるシャルに興奮してしまっていた。

「……カ、カタラ、やめてやってくれよ」

「あのなぁサク、俺「首折る」って言われたんだぞ? お前の弟一回躾け直さないとダメだ」

「躾って……そんな」

「……言い方悪かったな。でも、ごめんなさい出来ない奴はダメな奴だろ?」

シャルは生まれた時からずっと優しいいい子だ。多少暴走気味なところはあるけれど、俺に深い愛情を向けてくれる可愛い弟だ。

「……シャル、ごめんなさいしよう? 俺にはすぐ謝ってくれるだろ、謝らなくていいことでも……意地張るなよ、シャル、喧嘩売ったのはシャルなんだからな」

頭を撫でながら諭すとシャルは小さく頷き、今にも消え入りそうな声で「ごめんなさい」と呟いた。

「よし、カタラさん器大きいから許しちゃうぞー」

カタラが指を鳴らすとシャルの手足に自由が戻る。と言っても連続絶頂で力の抜けた身体はベッドの上にぐったりと横たわった。

「シャルぅ……平気か? カタラ、やり過ぎだ。シャルはこんな強硬手段取らなくても話せばちゃんと分かってくれるんだ、説得だけでも謝れたはずだぞ」

「甘い兄ちゃんだなぁ」

ネメスィに悪影響でも受けたのか、体罰が普通な環境で育ったのか……まぁ、過ぎてしまったことは仕方ない。シャルを慰めよう。

「シャル、シャル……大丈夫か? いつにも増して目が虚ろだぞ」

「………………兄さん」

「あぁ、何だ? シャル」

「…………精液、出したいです……苦しい」

十を軽く超えるだろう回数絶頂させられても射精を耐えていたのは俺のためだろうか。そんな自惚れを抱きつつ、パンパンに膨らみ先走りの汁を滴らせる性器を口に含む。

「兄さんっ……兄さん、出ますっ……!」

軽く吸った直後、口内に大量の精液がぶちまけられた。いつもに増して多い精液を吐き出す陰茎は俺の口内で跳ね回り、俺の上顎を叩いていた。

「…………っ、ふぅ……はぁ、はぁっ…………にぃ、さん……兄さん? 大丈夫ですか?」

「ん、んっ……ん、美味しかった……大丈夫だぞ? ちょっと多かったけど」

濃い精液は喉を過ぎて胃に落ちるまで感触があった。いつも以上に食道が敏感だったのは精液の濃さのせいだろうか、いや、ネメシスに食道まで犯されたからだろうか。

「兄さんが喜んでくれて嬉しいです……兄さん、兄さん、大好きです、愛してます……」

そう言いながらシャルは微笑むばかりで抱き締めてはこない。身体を起こせないのだろうか。

「ちょっと休むか?」

「はい……ごめんなさい」

「じゃあ俺カタラとしてるから、元気出てきたら混ざってくれ」

「………………分かりました」

目に浮かんでいたハート模様が薄くなる。少し機嫌が悪くなったようだ。でも納得はしてくれたようだし良しとしよう。

「カーターラー、しよっ」

「それはいいけど……お前本当に様子おかしくないか?」

「ここに棒突っ込んで。ほら、早く、早くっ、カタラぁ、早くぅ」

挿入されたがってヒクヒクと震えている鈴口を強調するために陰茎を手で持って揺らす。

「……分かった。そんなエロい顔されてエロい真似されちゃうだうだ考えてられねぇな」

陰茎から手を離して腰を突き出すとカタラに陰茎を掴まれ、挿入されている半透明の棒の先端をつつかれた。

「カタラ、早くぅっ……! ぬぽぬぽしてっ……ひぁあんっ!」

つぷっ……と実体化させた魔力の棒が尿道から抜けていく。尿道壁をぞりぞりと擦りながら、凹凸をこつこつと叩きながら抜けていく。

「ぁ、あっ、あぁああっ……ぁひっ! ひ、ん、んっ……」

完全に抜ける寸前まで行くと再び奥へ奥へと入ってくる。最後に鈴口からはみ出た棒の先端を指でピンッと弾かれた。

「んぁあっ! ぁ……ふぁあっ……カタラぁ、今の良かったぁ……」

「じゃあまた忘れた頃に不意打ちでしてやるよ」

「ゃん……意地悪、楽しみ……」

「サクは意地悪なのが楽しみなのか。じゃ、意地悪なカタラさんをお望みか?」

どんなふうにしてくれるのだろうと妄想しつつ、下腹をきゅんきゅんと疼かせながら頷いた。

「ふーん……?」

カタラは両手に拳を作り、顔の前で合わせたかと思えば肩幅に開いた。よく見れば半透明の紐が握られている。

「そ、それ……どこ縛るの?」

「どこ縛って欲しい? 縛る以外の使い方でもいいんだぞ」

「…………ま、まずは……ここ。棒だけじゃ、本当に射精しないか不安だし」

俺は陰茎を持って再び揺らした。中に真っ直ぐの棒が入れられているから、ぷるぷるとは揺らすと尿道壁を刺激される。

「ひっ、んんっ……!」

「ここな。こうでいいか?」

「ぁ……う、うん、そうっ……きゅって……ぁんっ! そぉ……きゅってするのぉ……」

亀頭の真下をキツく縛られ、紐はそこから根元に向けてくるくると軽く巻かれていく。その巻き方は緩めだ。根元では縛らずにそのまま伸ばして、両端はそれぞれ俺の手首に巻かれ、固定された。

「あんまり腕開くと締まるぞ」

手首が腰の横にある時点で既に陰茎はぎゅっと締め付けられている。きっと陰茎の真横に手を置かなければ締め付けられるのだろう。
俺は深呼吸をして覚悟を決めてから、腕を広げた。
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