過労死で異世界転生したのですがサキュバス好きを神様に勘違いされ総受けインキュバスにされてしまいました

ムーン

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勇者と淫魔

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ネメスィはまずは正常位を選んだ。俺を仰向けに寝かせて足を開かせ、俺の顔の横に手をついてもう片方の手で頬を撫でる。

「ん……ネメスィ、早く入れてよ」

「一度目は触手はなしだ。二度目から触手を使う。いいな?」

今更焦らさないで欲しい。俺は尻尾をネメスィの陰茎に巻き付けて引っ張った。

「……欲しがりだな」

尻肉を鷲掴みにされ、後孔をぐぱっと開かれる。たった今まで触手に犯されていた穴は元通りにぴったり閉じていて、見た目には指さえも入りそうにないだろう。

「早くぅ……」

「分かってる、引っ張るな。尻尾外せ」

尻尾を離すと亀頭が穴に押し当てられた。処女同然の狭い穴の口はキスをするようにちゅっと吸い付き、腸壁も再び疼き出す。

「んっ……ひぁああんっ!」

「……っ、散々触手で掻き回してやったのに、随分キツいな」

「楽しみだったからぁ……んっ、んんっ……はやくぅっ、奥まできてっ、ネメスィ……!」

ネメスィの腰に足を巻き、俺の腰を掴むネメスィの手に尻尾を絡ませる。

「んっ、んんっ、ぅっ……あぁああっ! ぁ、はっ、はぁっ……奥、きたぁ……ネメスィ、もっとぉ」

太腿が腹にぴったりくっつくくらいに足を曲げ、ゆっくりと俺に覆いかぶさってきたネメスィの首に腕を回す。

「ん……本当、王道って感じ」

「……一度目だからな」

俺の腰を掴んでいたネメスィの手は俺の背へと移り、ぎゅうっと抱き締めてくれた。

「ぁんっ……」

分厚い身体と密着し、その体温に幸福感を覚える。

「ん、んっ……はやく、突いてぇ」

腸壁の疼きに勝てず、彼の耳元で甘えた声を上げる。
男に抱かれるのも、甘えるのも、声を上げてよがるのも、何もかも俺の当たり前になっている。転生した当初に嫌がっていたのが嘘のようだ。

「……ぁんっ! あっ、ぁんっ、んんっ……ネメスィっ、奥、奥もっとぉっ……ぉひっ!? ひっ、ひぃいんっ、イくっ、イくぅぅっ……ん、んっ、そぉっ、奥っ、奥ごんごんっ……」

足で必死に捕まえているネメスィの腰振りは細かい。ほとんど抜かずに奥を亀頭で細かく殴ってくる。

「きもちぃっ、きもちぃよぉっ、ネメスィ……すきっ、ねめしぃっ、しゅきぃっ!」

密着して抱き合って周囲が見えなくなった俺は、アルマへの後ろめたさなくネメスィに愛情を伝えた。

「ネメスィっ、ねめしぃっ、ドラゴンの赤ちゃんやだけどぉっ、ネメスィのならっ、産んでもいいよっ?」

「……そうか。ならっ、孕ませてやる!」

「ぁひんっ!?」

ネメスィの腰に回していた足を外され、抜き挿しが深くなる。抜ける寸前まで腰を引き、陰嚢まで咥えさせる気かと思うほどに力強く突き上げる。

「孕めっ! 夫の目の前で、間男にっ……イかされまくって、孕めっ……サク!」

ネメスィの声も途切れ途切れになる。

「ぁひっ、ひぐっ、ひぃんっ! あぁぁっ、お腹っ、どすどすきてっ、ひぃいいんっ! イくぅぅっ!」

「あぁっ……イけっ、イけ、サクっ……お前は今、俺の嫁だっ……!」

亀頭に吸い付く腸壁がめくれ上がるくらいに抜いて、その吸い付いた腸壁を押し戻して弱点を削りながら最奥に快楽を叩き込む。

「イくっ、イくっ、イくぅうっ! あぁっ、ぁああっ……やばいっ、やばいぃっ……イくっ、ふわふわしてっ、ずっとイくぅっ!」

触手に撫で回されていた時の方が当然快楽は強かった。しかし、密着しながら突かれる喜びや、いつか注がれる精液への期待は正常位のセックスならではだ。

「俺のものだっ、俺のもの……お前は俺が送ったチョーカーをずっと着けていた、大切にしてくれていたっ……だからお前は俺のものだっ!」

「ぁひぃいんっ!? イっ……くぅうっ! ああぁっ、ねめしっ、ねめしぃっ、すき、しゅきぃっ、ねめしぃっ……!」

「本当にっ、孕めばいいんだ……サク、お前は俺の嫁だ、俺のものだ、サクっ……!」

弱点をどちゅどちゅと叩かれ続け、快楽に頭がとろけて何も考えられなくなる。ただネメスィに抱きつき、キスがしたくなってネメスィの口の端を舐めた。

「サク……!」

嬉しそうに笑ったネメスィは俺の頭を捕まえ、腹の奥を叩く強さはそのままに俺の口内まで犯した。

「んっ、んぅっ、ふ、ぅうっ、んむっ、んんんっ」

ネメスィの舌よりも俺の舌の方が長い。しかし絶頂しまくっている俺にネメスィを圧倒することなど出来るわけもなく、人間らしく短い舌に口内を蹂躙された。

「んっ、んんっ……ぁんっ! ぁっ、あっ、んむっ、んんぅっ!」

キスが終わって突かれる快楽に喘ぐと再び唇を塞がれた。

「ん、ぅうっ……! ふっ、ふぅぅっ……!」

どぢゅっ……と奥深くを突かれたかと思えば、体内でネメスィの陰茎がぶるぶると震え、待ちに待った精液が流し込まれた。

「ん、んーっ……!」

幸福感に満ちて霧がかかった頭は何も考えられず、舌を吸われていても何も出来なかった。

「ふぅっ……サク、二度目からは触手を使う。いいな?」

一旦陰茎を抜かれ、腹を撫でられながら言われる。快楽のあまりに流した涙を拭い、ネメスィをよく見てみれば、背中から無数の黒い触手が生えていた。その太さも先端の形も様々だ。

「うん……」

「二度目はバック……背面座位だ、いいな」

「ん……ぁっ、鏡……」

抱き起こされてひっくり返され、胡座をかいたネメスィの膝に乗せられる。いやにベッドの際に座るんだなと不思議に思っていたが、顔を上げると自分と目が合って納得した。

「入れるぞ」

「えっ、もう……? ぁっ、はぁああぁんっ……! は、ぁっ……ネメスィ、座ったり立ったりでするとさぁ、自分の体重でぐいってきてやばい……」

「そうなのか。サク、ほら、鏡を見てみろ」

背後から顔を掴まれて鏡を見させられる。とろんととろけた顔の俺が居た。

「……俺のが相当好きと見える」

「…………イったばっかりだから、入れる前からこんな顔だったと思うけど」

「余計なことを言うな」

口のある触手が乳首に噛み付く。

「ぁひんっ! んんっ、ひどい……ん、ぅっ……乳首、きもちぃ…………ん? 歯、ある……?」

先程俺の全身を舐め回した触手には歯はなかったが、今回の触手には歯がある。

「あぁ、俺の触手も成長しているみたいだな」

「……乳歯的な?」

「的な」

「…………ネメスィ、お前シチュエーションプレイド下手くそだから普通にやった方がいいと思う」

触手は俺の前で口を開いて歯を見せびらかしてくる。確かに小さい、まさに乳歯だ。

「……生えたてだから痒いらしい。噛ませてやってくれるな?」

「さっきから赤ちゃんみたいに扱ってるけどネメスィの一部だろ? だから下手なんだってネメスィはっ……あぁんっ! んっ、ぅっ……この黙らせ方っ、性格悪いぃっ……!」

両乳首に噛みつかれて甘えた悲鳴を上げる。鏡に映る俺の姿は情けないものだ、ナマズのような見た目の気持ち悪い触手に胸を吸われて喜んでいる。

「は、ぁっ……あぁあっ……」

「そうだな、これは赤子だ。さっき中出しして孕ませて、それが生まれて乳を欲しがっている」

「ぅっ……んんっ、ん……」

触手は歯を離してちゅうちゅうと乳首を吸い始める。俺の胸の皮が三角錐型に引っ張られていく。

「ぁ、あっ……ねめ、しぃっ」

「……乳が出ないみたいだな、刺激してやらないと」

触手は大きく口を開け、乳輪ごと甘噛みした。かぷかぷと噛まれ、ピンと尖った乳首を舌で弾かれる。

「ぁ、ぁああっ……! 乳首っ、乳首ぺちぺちしてりゅっ……赤ちゃんっ、こんな吸い方しないぃっ!」

「赤子に吸われたことがあるのか?」

「……ないっ、けどぉ」

「なら分からないだろう? こんなふうに舌で攻めてくるかもしれないぞ」

乳輪を噛んだ歯に押し付けるように乳首を曲げ、そのまま舌先でぐりぐりと弄ぶ。

「いっ、ぁああっ、いゃっ、やぁんっ! 出ないっ、俺、母乳とか出ないからっ……!」

「……いやいや、魔物の習性にはまだ謎が多い。出るかもしれない」

「雄が出す生き物なんか居ねぇんだよぉっ!」

「…………そうか、なら仕方ないな。赤子なんて言い訳はやめて、俺の一部に胸を攻めさせよう」

舌の動きが激しくなる。違う、舌が割れて増えたんだ。乳輪を噛まれてちゅうちゅう吸われながら何本もの舌で尖った乳首を弾かれている。

「あぁあっ!? 乳首っ、乳首ぃっ、ィっ、あぁっ……!」

「気持ちいいのか?」

「きもちぃっ、ちくびきもちぃいっ! イくっ、イくっ、イっ…………ぁ? なんでっ、なんで離すのっ」

ちゅぽんっ、と音を立てて触手は胸から離れてしまった。濡れた胸を突き出して続きをねだる俺をネメスィは鏡越しにじっと見つめていた。
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