過労死で異世界転生したのですがサキュバス好きを神様に勘違いされ総受けインキュバスにされてしまいました

ムーン

文字の大きさ
275 / 604

淫魔は騎乗位前提の種族

しおりを挟む
頭の後ろで手首を縛られ仰向けに転がされたアルマには、巨体かつ強面ではあるが可愛いという感情が湧いてくる。

「はぁっ……美味しい。アルマ、アルマぁ……早く勃たせて、早くぅっ……」

俺の最奥で射精したアルマの陰茎は萎えてしまっている。

「ま、待ってくれサクっ……出したばかりなんだ、そんなふうにされたらっ……!」

腰をくねらせて柔らかい陰茎を蠢く腸壁で揉みほぐし、勃起を促す。いつも俺が喘がされてばかりで、アルマはそんな俺を見て支配欲を満たした笑みを浮かべていたけれど、今日は違う。

「は、ぁっ……サク、ダメだ、サクぅっ……よすぎる、サク……」

今日のアルマは快感に負けかけた情けない顔をしている。いつもは俺に見せないように気を付けていて、たまにしか見れない牙を惜しげもなく晒している。いつも真っ直ぐ俺だけを見つめている瞳をとろんとさせて焦点を失っている。

「んっ……! おっきくなってきたぁっ……アルマぁ、動くね」

「ま、待て……頼む、待ってくれ、少し間隔をっ……ぅあ……はぁっ、サクぅ……」

「やーだっ、ぁあんっ! んんぅっ! おっきぃ……はぁんっ、きもちぃ……たまんない」

一度ギリギリ亀頭が留まる辺りまで抜いて、一気に根元まで挿入させる。シャルとカタラの手助けによって自身の魔力で強化出来るようになった身体は簡単に腰を持ち上げ、簡単に腰を落とせる。

「ん、んぅっ……あぁあっ! はぁっ、すっご……奥までっ、こすってぇっ……きもちぃっ、アルマぁ、アルマもきもちぃ? アルマ?」

アルマはいつの間にか縛られた手を顔の前に移していた。

「アルマ、顔見えないよ? アルマ……ん、んんっ……! はぁっ……アルマ?」

一旦陰茎を抜いてアルマの胸の上に座り、顔を隠す大きな手をどかした。

「アルマ……えへへ、気持ちよさそうな顔してくれてる。よかった、隠してたから何か気に入らなかったのかと思ったじゃん」

半開きになってしまっている口にそっと手を入れる。鋭い牙をなぞり、生物としてのアルマの強靭さを再認識する。

「……アルマ、すっごくえっちな顔してる……そんな顔されたら疼いちゃうよ」

金の瞳は鋭さを失い、快感の虜になっている。目尻を撫でながら見つめているとどんどん気分が高まり、アルマの胸に陰茎を擦り付け始めてしまう。

「は、ぁぁ……アルマの肌、ゴツゴツして……ん、んんっ……きもちぃ」

アルマの胸の上に座って腰を振っているから、擦れるのは陰茎の生え際と陰嚢だけだ。身体を倒そうかとも思ったが、今は射精を禁止されているしアルマは目の前でぶるぶる揺れる俺の陰茎を見つめているしでこのまま続けることにした。

「ん、アルマぁ……俺のこれ、こんなに揺れちゃってみっともないでしょ……は、ぁあっ……んん……俺のこれの用途っ、みんなの、んっ……アルマの、おもちゃだからっ……はぁ、んん……」

両手首を合わせて縛った手が再び顔の前に移動する。またアルマの顔が見えなくなってしまって不満を覚えたが、縛られたままの手の隙間に陰茎を挟まれて声が漏れ、不満を忘れる。

「はっ、ぁ……ひゃああんっ! んん……!」

「サク、やはり俺は自分が優位になる方が好きな勝手な男らしい……少し復讐させてもらうぞ」

手のひらの皮膚さえも硬い。浮いた血管もカリ部分も無視されてズリズリ擦られ、それでも射精は出来なくて、気付けば泣き叫んでいた。

「ぁあぁあああっ! やらぁあああっ! 出したいっ、出させてぇっ! イきたいっ、射精したいぃっ!」

「……可愛いよ、サク。挑発的なサクもいいが、やはり身悶えするサクが最高だね」

「は、ぁぁあっ! ぁあああっ! イくっ、出るぅっ……出ないぃっ! あぁあっ、はぁああんっ……!」

鈴口から溢れるのは透明の蜜ばかりで、それはアルマの手の間で擦られる潤滑油にされてしまう。

「あぁっ、ゃ、あぁっ……ごつごつにっ、ぬるぬるされてっ、こしゅられてっ……きもちいいのにぃいっ! なんでっ、出ないのぉっ!」

「……サク、そろそろ下が限界だ。世話してやってくれ」

俺の陰茎を離し、アルマは両手を頭の後ろに戻すと余裕ある表情を浮かべた。

「は、いっ……ごほーし、します……旦那様。でも、その前にお願いがあるんだ、聞いてくれる?」

「お願い? いいよ、可愛いサクの頼みなら何でも構わない」

「……キスしよ」

「…………そんなことわざわざお願いしなくてもいいんだよ。おいで」

アルマの腹まで腰を下げ、身体を倒してアルマと唇を重ねる。自分とアルマの間に挟まった陰茎が気持ちよかったが、俺は必死に分泌した唾液を舌につたわせてアルマに飲ませた。

「ん……情熱的だね、そんななサクも可愛いよ」

「は、ぁっ……アルマぁ、もっと、もっとぉ……」

「あぁ、いいよ……なんだか甘いね、美味しいよサク」

アルマが俺の唾液を美味しいと言い始めた。インキュバスの体液に存在する媚薬効果が出始めた証拠だ。

「んぅっ……サクっ、そろそろ入れないか?」

「やだ、もっとキス……」

俺とアルマの身長差は約一メートル、アルマが腰を曲げてくれない限りキスと挿入は同時にできない。

「サク、頼むよ……んむっ!? ん、んぅ…………ぷは、サク……破裂しそうなんだ」

精液を出せなくて破裂しそうになっているのは俺の方が低い。さっき出したばかりなんだから我慢しろと心の中で毒づき、長い舌で喉の入口を舐めてやった。

「サクっ……頼む、入れさせてくれ、おかしくなりそうだ。キスしながらでいいから」

かなり焦っている、唾液による媚薬効果はてきめんだ。

「身長足りないもん……もっとキスするの」

俺だって挿入のお預けは厳しい。けれど、もっとアルマの情けない顔が見てみたいから、たっぷりと焦らす。

「喉の奥まで舐めてあげよっか、アルマ。そしたらキスだけでもしばらく我慢できるよね?」

「サクっ……煽って、いるのか? 俺を……」

「うんっ、アルマのこと挑発して焦らしてんの。禁止されてたの解放する時って気持ちいいから」

ブチッと何かがちぎれる音が響いた。何の音かと顔を上げれば、縄を巻いていたはずのアルマの両手が自由になっていた。

「へっ……!? な、なんで、アルマ……」

「奉仕すると言って自分で動いたはいいものの、いつもより良くなかったんだろう? 俺に唾液を飲ませて、俺を煽って怒らせて、激しく抱かれたかったんだな?」

縄の残骸が極太のミサンガのように引っかかっている。その手で俺の脇腹を強く掴み、挿入しながら親指で下腹を強く押した。

「ひぐぅうっ!? ぁ、あぁああっ! おなかっ、おなか、ぐにぐにぃいっ……!」

「物足りなくて当然だ、サク、お前はいつも俺に腹を掴まれているんだからな」

インキュバスの薄い皮ではアルマの手による刺激を防ぐことはできない。皮越しに内臓をマッサージされている気分だ。

「あぁああっ! イくっ、イくぅぅっ……おなか揉まれてっ、イくぅぅうぅんっ!」

絶叫と共に絶頂したが、アルマは俺の腹をマッサージする力を緩めないし、腹を持ってオナホのように俺を上下させる抱き方を辞めない。

「ぁひっ! ひぃいんっ! イぐっ、イぐぅぅっ! しゅごいっ、しゅごいおくまれっ……イっ、くぅううっ!」

俺が何度絶頂しようとアルマは自分が射精するまで決して手を止めず、この後数時間俺を絶頂させ続けた。
しおりを挟む
感想 156

あなたにおすすめの小説

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

男子高校に入学したらハーレムでした!

はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。 ゆっくり書いていきます。 毎日19時更新です。 よろしくお願い致します。 2022.04.28 お気に入り、栞ありがとうございます。 とても励みになります。 引き続き宜しくお願いします。 2022.05.01 近々番外編SSをあげます。 よければ覗いてみてください。 2022.05.10 お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。 精一杯書いていきます。 2022.05.15 閲覧、お気に入り、ありがとうございます。 読んでいただけてとても嬉しいです。 近々番外編をあげます。 良ければ覗いてみてください。 2022.05.28 今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。 次作も頑張って書きます。 よろしくおねがいします。

穏やかに生きたい(隠れ)夢魔の俺が、癖強イケメンたちに執着されてます。〜平穏な学園生活はどこにありますか?〜

春凪アラシ
BL
「平穏に生きたい」だけなのに、 癖強イケメンたちが俺を狙ってくるのは、なぜ!? トラブルを避ける為、夢魔の血を隠して学園生活を送るフレン(2年)。 彼は見た目は天使、でも本人はごく平凡に過ごしたい穏健派。
なのに、登校初日から出会ったのは最凶の邪竜後輩(1年)!? 
他にも幼馴染で完璧すぎる優等生騎士(3年)に、不良だけど面倒見のいい悪友ワーウルフ(同級生)まで……なぜか異種族イケメンたちが次々と接近してきて―― 運命の2人を繋ぐ「刻印制度」なんて知らない! 恋愛感情もまだわからない! 
それでも、騒がしい日々の中で、少しずつ何かが変わっていく。 個性バラバラな異種族イケメンたちに囲まれて、フレンの学園生活は今日も波乱の予感!? 
甘くて可笑しい、そして時々執着も見え隠れする 愛され体質な主人公の青春ファンタジー学園BLラブコメディ! 毎日更新予定!(番外編は更新とは別枠で不定期更新) 基本的にフレン視点、他キャラ視点の話はside〇〇って表記にしてます!

公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜

上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。 体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。 両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。 せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない? しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……? どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに? 偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも? ……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない?? ――― 病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。 ※別名義で連載していた作品になります。 (名義を統合しこちらに移動することになりました)

牛獣人の僕のお乳で育った子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!!

ほじにほじほじ
BL
牛獣人のモノアの一族は代々牛乳売りの仕事を生業としてきた。 牛乳には2種類ある、家畜の牛から出る牛乳と牛獣人から出る牛乳だ。 牛獣人の女性は一定の年齢になると自らの意思てお乳を出すことが出来る。 そして、僕たち家族普段は家畜の牛の牛乳を売っているが母と姉達の牛乳は濃厚で喉越しや舌触りが良いお貴族様に高値で売っていた。 ある日僕たち一家を呼んだお貴族様のご子息様がお乳を呑まないと相談を受けたのが全ての始まりー 母や姉達の牛乳を詰めた哺乳瓶を与えてみても、母や姉達のお乳を直接与えてみても飲んでくれない赤子。 そんな時ふと赤子と目が合うと僕を見て何かを訴えてくるー 「え?僕のお乳が飲みたいの?」 「僕はまだ子供でしかも男だからでないよ。」 「え?何言ってるの姉さん達!僕のお乳に牛乳を垂らして飲ませてみろだなんて!そんなの上手くいくわけ…え、飲んでるよ?え?」 そんなこんなで、お乳を呑まない赤子が飲んだ噂は広がり他のお貴族様達にもうちの子がお乳を飲んでくれないの!と言う相談を受けて、他のほとんどの子は母や姉達のお乳で飲んでくれる子だったけど何故か数人には僕のお乳がお気に召したようでー 昔お乳をあたえた子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!! 「僕はお乳を貸しただけで牛乳は母さんと姉さん達のなのに!どうしてこうなった!?」 * 総受けで、固定カプを決めるかはまだまだ不明です。 いいね♡やお気に入り登録☆をしてくださいますと励みになります(><) 誤字脱字、言葉使いが変な所がありましたら脳内変換して頂けますと幸いです。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード

中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。 目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。 しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。 転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。 だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。 そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。 弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。 そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。 颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。 「お前といると、楽だ」 次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。 「お前、俺から逃げるな」 颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。 転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。 これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。 続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』 かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、 転生した高校時代を経て、無事に大学生になった―― 恋人である藤崎颯斗と共に。 だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。 「付き合ってるけど、誰にも言っていない」 その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。 モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、 そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。 甘えたくても甘えられない―― そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。 過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。 今度こそ、言葉にする。 「好きだよ」って、ちゃんと。

悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?

  *  ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。 悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう! せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー? ユィリと皆の動画をつくりました! インスタ @yuruyu0 絵も皆の小話もあがります。 Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。動画を作ったときに更新! プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら! 名前が  *   ゆるゆ  になりましたー! 中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー! ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!

処理中です...