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今度は突起を弄り回す
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背後からカタラに抱き締められている。脇の下を通って胸の前で腕が組まれており、何だか安心感が膨らんだ。
びしょ濡れのジーンズの中から引っ張り出した陰茎を舐めしゃぶったシャルの頭を押さえつけてしまい、罪悪感に襲われた。
ずっと我慢させられていた射精を解禁され、大量の精液を漏らした俺は今、失神寸前だ。
「おー……すっげぇ痙攣してる。さっきもこんな仰け反ってたのかな、縛ると分かんないからなー」
ビクビクと跳ねる俺の身体をカタラが押さえている。胸の前で組んだ手は俺の鼓動を感じ取っているだろう。
「シャル、大丈夫か?」
精液を吐き出して萎えた陰茎をゆっくりと口から出し、顔を上げたシャルはごくりと喉仏を動かした。しかし、それでも口内に残る白濁液を俺に見せるため、大きく口を開けて舌を垂らした。
「シャル……」
「美味しかったですよ、兄さん」
真っ白に染まった舌を口内に隠し、とても精液を飲んだとは思えない無邪気な笑顔を見せる。
「ごめ……喉、思いっきり」
「構いません、兄さんは気持ちよくなれましたか?」
「……うん」
まだ頭がふわふわしている。背に感じる体温と目の前の笑顔に幸せを感じるだけで、何も考えられない。
「カタラさん、兄さんの魔力調べてみてくれませんか?」
「え? あぁ……うわっ、めちゃくちゃ減ってる。一回射精しただけでこれって……インキュバスって死にやすいのか?」
「自然発生する悪魔ですから、生物というより精霊に近いですし……まぁ、人間に比べれば死にやすいと思います。でも、今のが標準だと思わないでくださいね、今のは一回分じゃありませんでした。ね、兄さん、たっくさん出しましたもんね、僕の喉に……」
赤色に戻った舌が目の前で揺れる。もう一度白く汚したくなって、陰茎がむくむく膨らんだ。
「ふふっ……僕の口見ただけで大きくしちゃうんですね、兄さん。兄さんのえっち……また僕のお口犯したいんですか?」
シャルは自分の口の端に人差し指と中指を置き、くぱっと拡げた。二本の白い指の間を抜ける長く赤い舌、よく見える口内……熱く濡れているそこの感触を思い出した陰茎が先走りの汁を溢れさせる。
「……おいシャル、まだ俺の番だぞ」
「僕は一度兄さんに射精させてあげただけです、苦しそうでしたし……そっちの方がカタラさんとのセックスにも集中出来ると思いますよ。もう一度術をかけさせていただいたら僕はまた観客に戻ります」
シャルの指がシャルの口から離れ、反り返った俺の陰茎の真横でパチンと鳴った。
「……それじゃあ、兄さん。また後で」
わざとらしく口内を覗かせて囁くと、シャルは立ち上がって愛おしそうに歪んだ瞳で俺を見下ろす。ついさっきまで喉を犯して虐めてやりたかったのに、ヒールを履いているせいなのか女王様のように思えてしまう。
「ふふ……兄さん可愛い。カタラさん、可愛い兄さんをもっと可愛くしてくださいね」
「当たり前だ。邪魔すんなよ」
「邪魔なんてしませんよ」
シャルは上品に笑って査定士の前に向かう。査定士は困ったように笑い、組んでいた足を下ろして腕を広げる。無言のままシャルは査定士の膝に乗り、肘掛けに足を乗せ、査定士の腕に頭を置き、彼のシャツの胸元をきゅっと握った。
「……ったく、おっさんとヤってりゃいいのに」
カタラは誰にも聞こえないように小声で呟いたつもりだったが、耳のいいシャルには聞こえて不愉快そうな目で睨まれた。
「インキュバスは耳がよくて困るよ、なぁサク」
左腕は俺の胸に巻いたまま、右手で俺の耳を弾く。
「んっ……」
「ぷるぷる揺れるな」
俗にエルフ耳なんて言われる先の尖った長い耳。その耳の先端を指で弾くと、軟骨でできた長い耳はぷるんっと揺れる。それを面白がったカタラは耳の先端をピンピン弾き、俺にくすぐったい快感を与える。
「ん、んぅっ……やぁ……カタラ、耳やだぁっ」
「なんでだよ、可愛いぞ? ぷるぷる揺れて、白くて……美味そうだ」
れろんと舌で耳の縁を舐められる。身体が強ばり、太腿を擦り合わせてしまう。俺の反応が気に入ったのかカタラは続けて耳を舐める。右手はまた俺を押さえるのに戻った。
「ひ、ぅっ……ぅ、うぅ……! ひぁっ!?」
とうとう耳の先端をぱくっと咥えられてしまう。口内で唾液に浸された耳は舌にねぶられ、ぐちゅぐちゅと水音を聞かされる。
「ひ、ぁぁっ……は、ふっ……みみっ、やらぁっ……なんか、くちゅくちゅ鳴って、頭ぞわぞわぁっ……!」
俺の耳を舌で弄んでいるカタラは返事をしてくれない。そればかりか歯と頬の内側の隙間に舌を入れさせ、耳の中へと舌を伸ばしてきた。耳の縁に触れる歯の硬さ、耳の穴をねぶる舌先の器用さ、俺はもう体を震わせて快感に耐えるしかない。
「ひ、ぅ……ぁあっ、きも、ひっ……ひぃっ、ん、んん……!」
耳にばかり与えられる快感に俺の脳は蕩けていた。耳を濡らされねぶられ弾かれる快感を受け入れ、夢見心地だった。
だから、それまで俺が暴れないように押さえていただけだった手が俺の胸を愛撫した時、対応出来なかった。
「ぁひぃんっ!?」
俺の胴を捕まえた両手が俺の乳首をピンピン弾く。ついさっき耳にやられたように、尖った先端を指の腹で弾かれる。
「ひっ、んんっ、ぁ、耳ぐちゅぐちゅっ……やぁぅっ、乳首ぃっ、ぁ、あぁっ、むりっ、むりぃっ……!」
意識が飛ぶほど強くはない快感。頭の中に霧がかからないからこそ鋭く感じ取ってしまう断続的な刺激。
「ひ、ぅっ……ぁ、ふぅっ……ん、んんぅっ……!」
足をピンと伸ばし、付け根からバタつかせる。そうするとカタラの足が俺の太腿の上に乗り、胡座をかくときのように絡まった。
「や、ぁああっ! カタラっ、カタラぁっ、指とめてっ、もぉおわりぃっ!」
仰け反ってもカタラの腹筋に敵わない。当たり前だ、俺はか弱いインキュバス、背が高く筋肉質なネメスィを抱えて投げるようなカタラに力で勝つなんてありえない。
「ん……あんまり反るなよ、やりにくいだろ?」
「じゃあ指とめてよっ、乳首変になるぅっ!」
「あー、ダメダメ。うつ伏せに寝たら感じて、仰向けに寝ても毛布で感じるくらいにしてやりたいんだよ」
ぎゅっとつまんだ乳首を伸ばしながら囁かれ、濡れた耳にかかる吐息にゾクゾクとした快感を覚えながら、胸に与えられた強い快楽に絶叫する。
「ゃあぁああっ!? イくっ、乳首イくぅぅっ! ぁああっ、伸びるっ、伸びちゃうっ、やらぁあっ!」
「……やっぱりめちゃくちゃ気持ちいいことしないとヤダヤダ言うんだな、お前。焦らされるの嫌いか?」
右手が胸から離れる、まだ左手は乳首を弄っているが、伸ばしはせずくにくにと曲げるだけだ。それでも敏感になってしまった乳首には強い快感で、曲げられる度に身体が跳ねた。
「気持ちいいとここもビーンって伸ばしちゃうんだな」
尻尾が温かいものに包まれる。
「え……? ぁっ、やだ、今しっぽダメ……」
ふるふると首を横に振る。尻尾の先端をぎゅっと握られ、カタラの腕の中で仰け反る。
「……っ、ぁあぁああーっ!? ぁ、ひっ……」
尻尾への刺激で絶頂するとカタラは尻尾を離してくれた。へろへろと床に落ちた尻尾も痙攣している。
「魔力で縛っちまうのもいいけど、自分の身体でサクがビクビクすんの堪能すんのもいいなぁ。可愛い可愛い」
尻尾は脊椎の延長だ、だから握られると脊椎に直接電撃のような快楽がある。しばらくして収まってくると刺激が欲しくなる。
「かた、らぁっ……しっぽ、もっかい……しっぽ、ぎゅー、して……しっぽイき、もっかい」
「お、やっぱり強めの一発やると自分からねだるようになるな。これで腹減らしたらもっとなんだろーなー? なぁ?」
「……邪魔はしませんよ」
「融通効かねぇなぁ。ま、いいや。尻尾だな、今やってやるよ、サークっ」
床に落ちていた尻尾の先端を拾われ、目の前でスリスリと撫でられる。俺は鼓動が激しくなっていくのを感じながらカタラの頬に後頭部を擦り付けた。
びしょ濡れのジーンズの中から引っ張り出した陰茎を舐めしゃぶったシャルの頭を押さえつけてしまい、罪悪感に襲われた。
ずっと我慢させられていた射精を解禁され、大量の精液を漏らした俺は今、失神寸前だ。
「おー……すっげぇ痙攣してる。さっきもこんな仰け反ってたのかな、縛ると分かんないからなー」
ビクビクと跳ねる俺の身体をカタラが押さえている。胸の前で組んだ手は俺の鼓動を感じ取っているだろう。
「シャル、大丈夫か?」
精液を吐き出して萎えた陰茎をゆっくりと口から出し、顔を上げたシャルはごくりと喉仏を動かした。しかし、それでも口内に残る白濁液を俺に見せるため、大きく口を開けて舌を垂らした。
「シャル……」
「美味しかったですよ、兄さん」
真っ白に染まった舌を口内に隠し、とても精液を飲んだとは思えない無邪気な笑顔を見せる。
「ごめ……喉、思いっきり」
「構いません、兄さんは気持ちよくなれましたか?」
「……うん」
まだ頭がふわふわしている。背に感じる体温と目の前の笑顔に幸せを感じるだけで、何も考えられない。
「カタラさん、兄さんの魔力調べてみてくれませんか?」
「え? あぁ……うわっ、めちゃくちゃ減ってる。一回射精しただけでこれって……インキュバスって死にやすいのか?」
「自然発生する悪魔ですから、生物というより精霊に近いですし……まぁ、人間に比べれば死にやすいと思います。でも、今のが標準だと思わないでくださいね、今のは一回分じゃありませんでした。ね、兄さん、たっくさん出しましたもんね、僕の喉に……」
赤色に戻った舌が目の前で揺れる。もう一度白く汚したくなって、陰茎がむくむく膨らんだ。
「ふふっ……僕の口見ただけで大きくしちゃうんですね、兄さん。兄さんのえっち……また僕のお口犯したいんですか?」
シャルは自分の口の端に人差し指と中指を置き、くぱっと拡げた。二本の白い指の間を抜ける長く赤い舌、よく見える口内……熱く濡れているそこの感触を思い出した陰茎が先走りの汁を溢れさせる。
「……おいシャル、まだ俺の番だぞ」
「僕は一度兄さんに射精させてあげただけです、苦しそうでしたし……そっちの方がカタラさんとのセックスにも集中出来ると思いますよ。もう一度術をかけさせていただいたら僕はまた観客に戻ります」
シャルの指がシャルの口から離れ、反り返った俺の陰茎の真横でパチンと鳴った。
「……それじゃあ、兄さん。また後で」
わざとらしく口内を覗かせて囁くと、シャルは立ち上がって愛おしそうに歪んだ瞳で俺を見下ろす。ついさっきまで喉を犯して虐めてやりたかったのに、ヒールを履いているせいなのか女王様のように思えてしまう。
「ふふ……兄さん可愛い。カタラさん、可愛い兄さんをもっと可愛くしてくださいね」
「当たり前だ。邪魔すんなよ」
「邪魔なんてしませんよ」
シャルは上品に笑って査定士の前に向かう。査定士は困ったように笑い、組んでいた足を下ろして腕を広げる。無言のままシャルは査定士の膝に乗り、肘掛けに足を乗せ、査定士の腕に頭を置き、彼のシャツの胸元をきゅっと握った。
「……ったく、おっさんとヤってりゃいいのに」
カタラは誰にも聞こえないように小声で呟いたつもりだったが、耳のいいシャルには聞こえて不愉快そうな目で睨まれた。
「インキュバスは耳がよくて困るよ、なぁサク」
左腕は俺の胸に巻いたまま、右手で俺の耳を弾く。
「んっ……」
「ぷるぷる揺れるな」
俗にエルフ耳なんて言われる先の尖った長い耳。その耳の先端を指で弾くと、軟骨でできた長い耳はぷるんっと揺れる。それを面白がったカタラは耳の先端をピンピン弾き、俺にくすぐったい快感を与える。
「ん、んぅっ……やぁ……カタラ、耳やだぁっ」
「なんでだよ、可愛いぞ? ぷるぷる揺れて、白くて……美味そうだ」
れろんと舌で耳の縁を舐められる。身体が強ばり、太腿を擦り合わせてしまう。俺の反応が気に入ったのかカタラは続けて耳を舐める。右手はまた俺を押さえるのに戻った。
「ひ、ぅっ……ぅ、うぅ……! ひぁっ!?」
とうとう耳の先端をぱくっと咥えられてしまう。口内で唾液に浸された耳は舌にねぶられ、ぐちゅぐちゅと水音を聞かされる。
「ひ、ぁぁっ……は、ふっ……みみっ、やらぁっ……なんか、くちゅくちゅ鳴って、頭ぞわぞわぁっ……!」
俺の耳を舌で弄んでいるカタラは返事をしてくれない。そればかりか歯と頬の内側の隙間に舌を入れさせ、耳の中へと舌を伸ばしてきた。耳の縁に触れる歯の硬さ、耳の穴をねぶる舌先の器用さ、俺はもう体を震わせて快感に耐えるしかない。
「ひ、ぅ……ぁあっ、きも、ひっ……ひぃっ、ん、んん……!」
耳にばかり与えられる快感に俺の脳は蕩けていた。耳を濡らされねぶられ弾かれる快感を受け入れ、夢見心地だった。
だから、それまで俺が暴れないように押さえていただけだった手が俺の胸を愛撫した時、対応出来なかった。
「ぁひぃんっ!?」
俺の胴を捕まえた両手が俺の乳首をピンピン弾く。ついさっき耳にやられたように、尖った先端を指の腹で弾かれる。
「ひっ、んんっ、ぁ、耳ぐちゅぐちゅっ……やぁぅっ、乳首ぃっ、ぁ、あぁっ、むりっ、むりぃっ……!」
意識が飛ぶほど強くはない快感。頭の中に霧がかからないからこそ鋭く感じ取ってしまう断続的な刺激。
「ひ、ぅっ……ぁ、ふぅっ……ん、んんぅっ……!」
足をピンと伸ばし、付け根からバタつかせる。そうするとカタラの足が俺の太腿の上に乗り、胡座をかくときのように絡まった。
「や、ぁああっ! カタラっ、カタラぁっ、指とめてっ、もぉおわりぃっ!」
仰け反ってもカタラの腹筋に敵わない。当たり前だ、俺はか弱いインキュバス、背が高く筋肉質なネメスィを抱えて投げるようなカタラに力で勝つなんてありえない。
「ん……あんまり反るなよ、やりにくいだろ?」
「じゃあ指とめてよっ、乳首変になるぅっ!」
「あー、ダメダメ。うつ伏せに寝たら感じて、仰向けに寝ても毛布で感じるくらいにしてやりたいんだよ」
ぎゅっとつまんだ乳首を伸ばしながら囁かれ、濡れた耳にかかる吐息にゾクゾクとした快感を覚えながら、胸に与えられた強い快楽に絶叫する。
「ゃあぁああっ!? イくっ、乳首イくぅぅっ! ぁああっ、伸びるっ、伸びちゃうっ、やらぁあっ!」
「……やっぱりめちゃくちゃ気持ちいいことしないとヤダヤダ言うんだな、お前。焦らされるの嫌いか?」
右手が胸から離れる、まだ左手は乳首を弄っているが、伸ばしはせずくにくにと曲げるだけだ。それでも敏感になってしまった乳首には強い快感で、曲げられる度に身体が跳ねた。
「気持ちいいとここもビーンって伸ばしちゃうんだな」
尻尾が温かいものに包まれる。
「え……? ぁっ、やだ、今しっぽダメ……」
ふるふると首を横に振る。尻尾の先端をぎゅっと握られ、カタラの腕の中で仰け反る。
「……っ、ぁあぁああーっ!? ぁ、ひっ……」
尻尾への刺激で絶頂するとカタラは尻尾を離してくれた。へろへろと床に落ちた尻尾も痙攣している。
「魔力で縛っちまうのもいいけど、自分の身体でサクがビクビクすんの堪能すんのもいいなぁ。可愛い可愛い」
尻尾は脊椎の延長だ、だから握られると脊椎に直接電撃のような快楽がある。しばらくして収まってくると刺激が欲しくなる。
「かた、らぁっ……しっぽ、もっかい……しっぽ、ぎゅー、して……しっぽイき、もっかい」
「お、やっぱり強めの一発やると自分からねだるようになるな。これで腹減らしたらもっとなんだろーなー? なぁ?」
「……邪魔はしませんよ」
「融通効かねぇなぁ。ま、いいや。尻尾だな、今やってやるよ、サークっ」
床に落ちていた尻尾の先端を拾われ、目の前でスリスリと撫でられる。俺は鼓動が激しくなっていくのを感じながらカタラの頬に後頭部を擦り付けた。
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