過労死で異世界転生したのですがサキュバス好きを神様に勘違いされ総受けインキュバスにされてしまいました

ムーン

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あなた以外に何もない

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爪先すら地面に触れさせてもらえず、掴まろうとした木からも庇われ、腹を片手で掴まれて後孔に陰茎を一気に根元までねじ込まれた。

「ふーっ……サク、大丈夫か? 慣れたつもりだが、やはり怖いよ……腹は大丈夫だな?」

容赦なく陰茎を突き入れたくせに、アルマは優しく話しかけてくる。地面や木に触れることすら許さないほど嫉妬深いくせに、俺に八つ当たりしようと思い至ることすらしない彼が好きだ。

「サク? 苦しそうだな……後ろからだと圧迫感が変わったりするのか?」

俺の身体の無事を確かめるように、アルマは人差し指で俺の腹をスリスリと撫でる。巨根に合わせて歪んでいる腹に触れられるとダイレクトに刺激が快感に変わる、性感帯を内外から擦られて無事でいられるわけがない。

「んっ、うゔぅうっ……!」

挿入時の絶頂の余韻に浸っていた俺は追加された快感に呻いた。アルマは俺が苦しんでいると勘違いしたらしく、すぐに手を止めた。何度も俺と交わって唸るような喘ぎ声も何度も聞いてきたくせに、どうして勘違いしてしまうのだろう。だから好きだ。

「ん、んん……アルマ、ぁあ……アルマの、おっきくて、おなかいっぱい……」

反り返っている陰茎は正常位の場合は腹を貫き破るように突き上げ、バックなら背骨を殴りつけるように突き上げる。どちらもカリに弾かれた前立腺をカリ首で一旦休ませ、太い幹部分で押し潰して擦って俺を絶頂させる。

「アルマ、アルマぁ……大丈夫だから、気持ちよすぎて反応出来なかっただけだから、安心して、いっぱい突いて」

「サク……あぁ、もちろんだっ」

「あっ、あぁああっ、抜けてっ、くぅうんっ……! んっ、ぅゔっ、あぁああっ! はいって、ひぃいいんっ!? ぃ、ひゅっ、ぁああっ、はや、ぃいっ……!」

抜けていく度、突き上げる度、一往復につき二回俺を絶頂させる。腰を動かし始めたばかりでアルマはまだ気を遣ってくれているが、彼も快感で余裕が薄れれば腰振りを早くするだろう。そうなったら俺に絶頂の途切れはなくなる。

「んっ、んんっ、あぁあんっ! イくっ、イくイぐイぐイっ、くぅううぅんっ!」

「……なぁ、サク。後ろからと言うのは立ってすることに限るのか?」

「くっ、ふぅゔっ……! ぅ、あぁ……? 止ま、てる……ふぅ、ふぅ……今回は、立ったままがいいなぁ……後で、して」

「分かった、次は座ってしよう」

腰振りが再開され、突き上げられる衝撃で足がぷらぷらと揺れる。前立腺も精嚢も押し潰され、アルマが腰をぶつける度にぴゅるっと少量の精液が漏れた。

「イぐっ! イくぅううぅっ! ふっ、うぅうっ、イくっ、ずっとイってりゅぅゔぅっ……! あぁーっ、しゅきっ、ごれしゅぎぃいっ! もっとっ、ぉっ、ふぅゔぅっ……!」

「……汗をかいてるな、サク。濡れたうなじがとても可愛いよ」

「ひぁんっ!? んっ、んんんぅゔーっ……!」

首をぱくっと甘噛みされてしまった、髪と肌の境目を舌でなぞられ、口が離れる瞬間にはちゅうぅっと吸われてしまった。

「……っ、締め付けが強くなったな。もう、ダメだ……出るっ」

「んぁあっ……! ぁ、あっ、ビクビク、してる……ひっ、んん……こんにゃっ、いっぱい……赤ちゃんできちゃうっ、ほんとにできちゃうのにぃ……」

俺の腹の奥に大量の精液を流し込むと、アルマは大きく息をついてその場に胡座をかいた。俺に挿入したままの陰茎は少しも萎んでいない。

「サク、どうだ?」

「ん……お腹、あったかぁい……アルマ、しゃせーの勢いすごくて、お腹の中どどどってきて……イっちゃった」

アルマに座って足を伸ばすとようやく地面に足が触れた。

「はぁ、はぁ……んんっ、アルマの、まだおっきぃ」

「あぁ、まだまだ縮まないぞ。だが……出したばかりでそう締められるのは困るな」

「だってぇ……」

挿入されているだけで多幸感が溢れるけれど、それだけでは物足りない。先程のような苛烈な快楽を求めて腰をくねらせてしまう。

「……アルマなんで座りたかったの? 腰振りにくくない? 俺のこと持ってじゅぼじゅぼしてくれる気なの? それいいかも」

オナホのように扱われるのは結構好きだ、アルマが座っていたら俺の道具らしさも増す。

「立っていたらサクを支えるので手が塞がるからな」

「ひぁっ……!」

アルマの手が太腿を撫でた。

「ん、何ぃ……俺に触りたかったの? いいよ、こっちの手も……」

両手とも太腿に乗せさせて撫でさせる。アルマは手のひらの皮膚も分厚くザラついていて、インキュバスの薄く脆い皮膚はすぐに赤くなる。

「……痛くないか?」

手首を掴んでずりずりと擦らせているとアルマが不安そうな声で尋ねてきた。暗いから俺の肌の色がどうなっているか分からないのだろう。

「ん、ん……気持ち、いいよっ」

俺は素直に答えた。アルマの肌に触れるのは弱めの垢擦りのような気持ちよさがあるのだ、インキュバスは垢すら出ないようだけれど。

「ならいいんだ。やはりサクの肌は触り心地がいいな」

「ぁ、りっ……がと。アルマの肌も、俺は……好き、だよっ」

太腿を撫でられると後孔を反応させてしまう。陰茎を締め付けて腸壁が快感を得てしまう。

「ん、ぁっ……は……」

「……サクはここも好きだよな?」

「ひゃあぅんっ!」

太腿に片手を残して乳首をきゅうっとつまんだ。内腿に滑り込んで足の付け根をふにふにと揉み、太い指で乳首の弾力を楽しまれる。

「ぁ、ぅっ、んんっ! ん、ぁあっ……は、ぁんっ……アルマ、アルマぁっ、しゅきぃ……!」

「……懐かしいな。初めて会った時もこうやってサクの胸に触れた。あの時は挿入しなかったがな」

「ん、んんっ……入れてくれて、よかったのにぃっ」

「…………思い出を大事にしたかったんだ、初めてをあの檻でこなしたら俺に抱かれる度に嫌なことを思い出すだろう?」

俺は別にアルマに抱かれる度にアルマとの初めてを連想したりしない。

「……まぁ、今言って思い出させたのも、集落での初めてはサクにとって嫌なことだっただろうが」

「俺、アルマに会ったからあの檻嫌な思い出じゃないよ。アルマの故郷だからあの場所も好き。それに俺いちいち思い出さないし」

「………………そうか。サクは、強いな」

この世界に転生して大迷惑をかけた俺の善行。生まれたばかりのシャルを救い出したことと、アルマを檻から逃がせたこと。それは邪神に利用されていたと知っても壊れ切らなかった俺の精神的支柱だった。

「泣かないでアルマ、俺幸せだよ」

「……あぁ」

オーガの集落で俺が酷い目に遭ったこと、その後俺を守り切れず俺が人間に捕まったこと、それらはアルマにとって最大の失敗だったらしい。

「ね、アルマぁ、もっと胸いじって、きゅんきゅんしていっぱい締め付けるから、アルマもイかせてみせるよ」

「……あぁ」

少し声色が明るくなった。太い指は俺の乳首を挟み、くりくりと撫で転がした。

「ひぁあんっ! んんっ、あ、ぁあーっ! きも、ちっ……ひ、んんっ、んんんっ!」

「……っ、あぁ確かに、すごく締め付けて……出てしまいそうだな」

「かりかりっ、もっとかりかりってしてっ、引っ掻くの、引っ掻くのがいいのっ! ひぁっ!? ぁ、そおっ、かりかりきもちぃいっ……!」

深爪を保っている指の先は丸く、俺の脆い身体にも優しい。アルマの力加減は完璧だ。

「ん……く、ぅ……ふ、サク、そんなに締め付けて、腰を振られたらっ……もう、出るっ」

「出してぇっ、アルマぁ……また孕ませてっ!」

乳首をかりかりと弄ってもらえた快感と興奮で腰をくねらせると、アルマは先程よりも呆気なく射精を果たした。しかし腹を満たす熱と粘つき、味の良さも濃さも変わっていなかった。
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