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獣になろうとも
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触手で弄ばれた疲れも癒えてきた。一日しかないのだし、時間の浪費は出来ない。そろそろ再開しよう。
「ねーめしすっ」
「サク、もう大丈夫なの? ごめんね、やり過ぎたよ」
「いやいや、気持ちよかったよ。触手プレイはあのくらいハードじゃなきゃな」
「そう……? 機嫌を損ねてなくてよかった」
花がほころぶような笑顔からは先程の鬼畜な責め方は想像も難しい。
「で、考えてきたプレイって何だ?」
「あぁ、獣姦だよ。魔神王様と話してる時に思ったんだ、雄狼になって君を抱いてみたいなって」
そういえば魔神王の妻は狼を主としたキメラだったな。魔神王と猥談でもしていたのか?
「馬とヤったことはあるけど肉食獣はねぇなぁ……」
「やっぱり獣なんて嫌かな?」
「ゃ、別に……面白そうじゃん。まぁ狼じゃ馬は超えねぇよな、別にデカいとも何とも聞かねぇし」
「ふふ、イヌ科を舐めちゃ魔神王様に殺されるよ」
厳しいな。
「獣姦かぁ……せっかく会えたのにって感じもするけど、ま、どんな姿でもネメシスはネメシスだよな。今の美人さんな顔も好きだけど、どんな可愛い犬になってくれるんだ?」
「狼だってば」
「一緒だろ。っていうか……そんなに元の形離れて大丈夫なのか?」
「この姿に戻れるのかってこと? 設計図は脳に残してあるから大丈夫だよ」
不定形の彼に元の形というのも不適切だったか。大丈夫と言う割にはしょっちゅう人の形から外れているが──まぁ、設計図なんて定期的に確認するものでもないし、いいか。
「じゃ、変身するね」
「あぁ……おぉ、溶けた……お、犬っぽくなってきた……お、もふもふしてきた、毛は金色か」
粘土細工の制作を早回しで見ているような気分だった。
プレイの際には触手を生やすくらいしかしていないが、ネメスィもこんなふうに他の生物に変身できるのだろうか? プレイの幅が広がるな。あぁ、またネメスィのことを考えてしまった、今はネメシスとの時間なのに。
「ネメシス……? 会話は出来るか?」
金色の毛では狼と言うより狐だ、大型犬にも勝る巨体のおかげで狐らしさは薄れているけれど。
「…………ゔぅ」
「声は出せない感じか、声帯まで犬にしちまったんだな」
「ぐる……」
「狼だってか? どっちでもいいじゃん」
「わん!」
「犬じゃん……」
会話は出来ないらしい、魔神王の妻は普通に人語を操っていたからネメシスもそのタイプに変身するのだと思っていたけれど、目と毛が金色なだけでただの獣だ。
「もふもふ……ふふふ、毛柔らかいなぁ、気持ちいい……ん、なんだ? 何押して……あぁ、そうだな、セックスするんだよな。犬かぁ……うーん」
イマイチ興奮しないんだよな。馬とヤった時は空腹だったから仕方なかっただけで、俺には獣姦趣味はない。
触ってもふわふわの毛に癒されるだけだし、顔を舐められても懐っこくて可愛いとしか思えない、見つめ合っても「綺麗な犬だな」なんて感想しか出てこない。
「とりあえず……キス」
黒い鼻にちゅっと唇を触れさせる。俺自身の興奮を高めたいから、インキュバスの本能を呼び起こすために唾液が欲しい。
「もっと深いの……ん、毛だらけ。しにくい……」
たふっとした唇らしき部分をはむはむと甘噛みし、口に残る毛の感触や犬臭さに眉を顰める。
「わぅ……」
微かに鳴きながらネメシスが大きな口を開ける。人間の三倍くらいはありそうな口にはズラリと牙が並んでおり、搾精本能より先に原始的な恐怖を呼び起こした。
「舌切りそう……ネメシス、舌出して」
舌の長さは普通の犬と同じだ、口から垂れるほど長い。ぱくんと咥えてちゅうっと吸い、人間の形をしていた頃と変わらない唾液の味に肩透かしを食らう。
「ん……んっ、んん……」
上顎を舐められて鼻から声が漏れる。猫のヤスリのような舌ほどではないが、犬の舌にも突起があるようでザラついていた。
「んっ、やだ、もっと……」
舌を吸われてばかりなのは嫌なのかネメシスは顔を引いてしまった。慌てて人間で言うえらの部分を掴むと、むにょんと皮が伸びた。
「おぉっ……!? おぉー……これは、楽しい」
「ぐるるる……」
「う、唸るなよ……痛いのか?」
痛いわけではなさそうだが、不愉快そうにしているのでここらでやめておこう。顔から手を離すとネメシスは俺の肩に前足を置き、俺を押し倒した。
「……正常位じゃキツそうだな、バックにしようか」
「わうぅ」
どうやら先にしゃぶって欲しいようだ、股間が目の前に来た。慣れない身体だから興奮だけでは勃ちが悪いのはだろうか。
「粗チン……」
金毛がびっしり生えた陰茎はとても短い、身体の割にとかそういう話ではなく、俺の指よりも短い。
「おっきくなるのかこれ……ぁむ、ん、んん……」
あまり毛が生え揃ったものをなめたくない、俺は陰茎の先端の毛が生えていない僅かな部分を舌でくすぐるように愛撫してやった。
「ん、んっ……ん……?」
大きくなってきた。毛の生えた陰茎の先端からむくむくと毛が生えていない普通の陰茎が現れた。まるで風船が大きくなっていくようだった。
「えっ……じゃあこれ土台? カバー……?」
通常時と勃起時のサイズ差は人間とは比べ物にならない、長さも太さも倍以上になっている。毛の生え揃った部分がペンライトの持ち手のようだ。
「これならよろこんでしゃぶる……ん? 何だこれ」
陰茎の先端はも亀頭だからちろん少し膨らんでいるのだが、それに加えて根元の方もぼっこんと膨れていた。まぁ獣だから人間と形が違ったからと言って不思議がる必要はない。
「わん……わぅ、ぐるる……」
「ん? あぁセックスしたいんだな。バックでいいよな?」
四足歩行の獣の下でうつ伏せになって尻を突き出しながら、俺は言いようのない背徳感に支配された。
「んっ、ん、んん……入れにくい? はい……ぃっ、あっ! あぁんっ!」
後孔にずりずりと陰茎が擦り付けられた、 上手く挿入出来ないようなので俺自身で尻肉を掴み、穴を広げて挿入させた。今のところ人間に抱かれるのと変わらない、問題は根元の膨らみだ。
「ん、ぅうっ……! そこもっ、入れるの……? 分かった、してっ、思いっきり……!」
陰茎の根元の膨らみが後孔に押し付けられる。インキュバスの柔らかい身体はそれを受け入れ、その膨らみに前立腺を押し潰されて射精した。
「おっ……!?」
「ぐる……ぐるっ、ぐるるぅっ」
「待っ、待っひぇえっ! 今なんか変っ……んあぁっ!?」
ぐぽんっ……と陰茎の根元の膨らみが抜ける。しかしすぐに挿入され、後孔は開いたり半端に閉じたりを繰り返す。その度に前立腺を押し潰され、同時に胃の底も叩かれ、俺は低い喘ぎ声を上げる。
「んゔぅっ! ふっ、ぐぅっ……イぐぅっ! ぅ、ああぁあっ、イくっ、イぐうっ、イっぎゅうゔぅっ!」
結腸と前立腺を同時に殴られているようなものだ、すぐに連続絶頂にハマり、腹に鉛を入れられたような重い快感はどんどん膨らみ、俺のは瞼の裏に星々が瞬いた。
「イぐっ、ぅうっ、ぁひぃっ!? イっ、あぁああっ! はっ、あぁああっ……ィぐぅっ、んゔっ……根元のっ、ぼこってしたのやばいぃ……ィひぃっ!?」
腸壁を擦られていることになんて反応できないほどの快楽の中、ネメシスは俺の最奥を突き上げて射精を始めた。
「ぅあっ、あぁああっ!?」
根元の膨らみが更に膨れ、常に前立腺が潰されていることになった。当然強い快楽に常に襲われることとなり、ダラダラと情けなく精液が垂れた。
「ぁ、あっ、あぁあっ……!? 多いっ、多いってぇっ!」
どぷどぷと流し込まれる精液の量は人間とは比べ物にならない、犬は射精が長いタイプの動物らしい。
「は、ぁゔ……うぅ、おなかいっぱい、破裂するって、そんにゃにいらないってぇっ……!」
満腹を超えても尚射精は止まらない。俺は腹が妊婦のように膨れるまで解放されることはなかった。ようやく終わったかと思えば体位を超えての二回戦が始まり、俺は腹が破裂する自分の姿が想像出来た。
「ねーめしすっ」
「サク、もう大丈夫なの? ごめんね、やり過ぎたよ」
「いやいや、気持ちよかったよ。触手プレイはあのくらいハードじゃなきゃな」
「そう……? 機嫌を損ねてなくてよかった」
花がほころぶような笑顔からは先程の鬼畜な責め方は想像も難しい。
「で、考えてきたプレイって何だ?」
「あぁ、獣姦だよ。魔神王様と話してる時に思ったんだ、雄狼になって君を抱いてみたいなって」
そういえば魔神王の妻は狼を主としたキメラだったな。魔神王と猥談でもしていたのか?
「馬とヤったことはあるけど肉食獣はねぇなぁ……」
「やっぱり獣なんて嫌かな?」
「ゃ、別に……面白そうじゃん。まぁ狼じゃ馬は超えねぇよな、別にデカいとも何とも聞かねぇし」
「ふふ、イヌ科を舐めちゃ魔神王様に殺されるよ」
厳しいな。
「獣姦かぁ……せっかく会えたのにって感じもするけど、ま、どんな姿でもネメシスはネメシスだよな。今の美人さんな顔も好きだけど、どんな可愛い犬になってくれるんだ?」
「狼だってば」
「一緒だろ。っていうか……そんなに元の形離れて大丈夫なのか?」
「この姿に戻れるのかってこと? 設計図は脳に残してあるから大丈夫だよ」
不定形の彼に元の形というのも不適切だったか。大丈夫と言う割にはしょっちゅう人の形から外れているが──まぁ、設計図なんて定期的に確認するものでもないし、いいか。
「じゃ、変身するね」
「あぁ……おぉ、溶けた……お、犬っぽくなってきた……お、もふもふしてきた、毛は金色か」
粘土細工の制作を早回しで見ているような気分だった。
プレイの際には触手を生やすくらいしかしていないが、ネメスィもこんなふうに他の生物に変身できるのだろうか? プレイの幅が広がるな。あぁ、またネメスィのことを考えてしまった、今はネメシスとの時間なのに。
「ネメシス……? 会話は出来るか?」
金色の毛では狼と言うより狐だ、大型犬にも勝る巨体のおかげで狐らしさは薄れているけれど。
「…………ゔぅ」
「声は出せない感じか、声帯まで犬にしちまったんだな」
「ぐる……」
「狼だってか? どっちでもいいじゃん」
「わん!」
「犬じゃん……」
会話は出来ないらしい、魔神王の妻は普通に人語を操っていたからネメシスもそのタイプに変身するのだと思っていたけれど、目と毛が金色なだけでただの獣だ。
「もふもふ……ふふふ、毛柔らかいなぁ、気持ちいい……ん、なんだ? 何押して……あぁ、そうだな、セックスするんだよな。犬かぁ……うーん」
イマイチ興奮しないんだよな。馬とヤった時は空腹だったから仕方なかっただけで、俺には獣姦趣味はない。
触ってもふわふわの毛に癒されるだけだし、顔を舐められても懐っこくて可愛いとしか思えない、見つめ合っても「綺麗な犬だな」なんて感想しか出てこない。
「とりあえず……キス」
黒い鼻にちゅっと唇を触れさせる。俺自身の興奮を高めたいから、インキュバスの本能を呼び起こすために唾液が欲しい。
「もっと深いの……ん、毛だらけ。しにくい……」
たふっとした唇らしき部分をはむはむと甘噛みし、口に残る毛の感触や犬臭さに眉を顰める。
「わぅ……」
微かに鳴きながらネメシスが大きな口を開ける。人間の三倍くらいはありそうな口にはズラリと牙が並んでおり、搾精本能より先に原始的な恐怖を呼び起こした。
「舌切りそう……ネメシス、舌出して」
舌の長さは普通の犬と同じだ、口から垂れるほど長い。ぱくんと咥えてちゅうっと吸い、人間の形をしていた頃と変わらない唾液の味に肩透かしを食らう。
「ん……んっ、んん……」
上顎を舐められて鼻から声が漏れる。猫のヤスリのような舌ほどではないが、犬の舌にも突起があるようでザラついていた。
「んっ、やだ、もっと……」
舌を吸われてばかりなのは嫌なのかネメシスは顔を引いてしまった。慌てて人間で言うえらの部分を掴むと、むにょんと皮が伸びた。
「おぉっ……!? おぉー……これは、楽しい」
「ぐるるる……」
「う、唸るなよ……痛いのか?」
痛いわけではなさそうだが、不愉快そうにしているのでここらでやめておこう。顔から手を離すとネメシスは俺の肩に前足を置き、俺を押し倒した。
「……正常位じゃキツそうだな、バックにしようか」
「わうぅ」
どうやら先にしゃぶって欲しいようだ、股間が目の前に来た。慣れない身体だから興奮だけでは勃ちが悪いのはだろうか。
「粗チン……」
金毛がびっしり生えた陰茎はとても短い、身体の割にとかそういう話ではなく、俺の指よりも短い。
「おっきくなるのかこれ……ぁむ、ん、んん……」
あまり毛が生え揃ったものをなめたくない、俺は陰茎の先端の毛が生えていない僅かな部分を舌でくすぐるように愛撫してやった。
「ん、んっ……ん……?」
大きくなってきた。毛の生えた陰茎の先端からむくむくと毛が生えていない普通の陰茎が現れた。まるで風船が大きくなっていくようだった。
「えっ……じゃあこれ土台? カバー……?」
通常時と勃起時のサイズ差は人間とは比べ物にならない、長さも太さも倍以上になっている。毛の生え揃った部分がペンライトの持ち手のようだ。
「これならよろこんでしゃぶる……ん? 何だこれ」
陰茎の先端はも亀頭だからちろん少し膨らんでいるのだが、それに加えて根元の方もぼっこんと膨れていた。まぁ獣だから人間と形が違ったからと言って不思議がる必要はない。
「わん……わぅ、ぐるる……」
「ん? あぁセックスしたいんだな。バックでいいよな?」
四足歩行の獣の下でうつ伏せになって尻を突き出しながら、俺は言いようのない背徳感に支配された。
「んっ、ん、んん……入れにくい? はい……ぃっ、あっ! あぁんっ!」
後孔にずりずりと陰茎が擦り付けられた、 上手く挿入出来ないようなので俺自身で尻肉を掴み、穴を広げて挿入させた。今のところ人間に抱かれるのと変わらない、問題は根元の膨らみだ。
「ん、ぅうっ……! そこもっ、入れるの……? 分かった、してっ、思いっきり……!」
陰茎の根元の膨らみが後孔に押し付けられる。インキュバスの柔らかい身体はそれを受け入れ、その膨らみに前立腺を押し潰されて射精した。
「おっ……!?」
「ぐる……ぐるっ、ぐるるぅっ」
「待っ、待っひぇえっ! 今なんか変っ……んあぁっ!?」
ぐぽんっ……と陰茎の根元の膨らみが抜ける。しかしすぐに挿入され、後孔は開いたり半端に閉じたりを繰り返す。その度に前立腺を押し潰され、同時に胃の底も叩かれ、俺は低い喘ぎ声を上げる。
「んゔぅっ! ふっ、ぐぅっ……イぐぅっ! ぅ、ああぁあっ、イくっ、イぐうっ、イっぎゅうゔぅっ!」
結腸と前立腺を同時に殴られているようなものだ、すぐに連続絶頂にハマり、腹に鉛を入れられたような重い快感はどんどん膨らみ、俺のは瞼の裏に星々が瞬いた。
「イぐっ、ぅうっ、ぁひぃっ!? イっ、あぁああっ! はっ、あぁああっ……ィぐぅっ、んゔっ……根元のっ、ぼこってしたのやばいぃ……ィひぃっ!?」
腸壁を擦られていることになんて反応できないほどの快楽の中、ネメシスは俺の最奥を突き上げて射精を始めた。
「ぅあっ、あぁああっ!?」
根元の膨らみが更に膨れ、常に前立腺が潰されていることになった。当然強い快楽に常に襲われることとなり、ダラダラと情けなく精液が垂れた。
「ぁ、あっ、あぁあっ……!? 多いっ、多いってぇっ!」
どぷどぷと流し込まれる精液の量は人間とは比べ物にならない、犬は射精が長いタイプの動物らしい。
「は、ぁゔ……うぅ、おなかいっぱい、破裂するって、そんにゃにいらないってぇっ……!」
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