52 / 566
使用人体験
おしごとたいけん、よん
しおりを挟む
簡単に握ってしまえる足首を掴み、指が吸い付く白い肌に手を添える。筋肉も脂肪もないのに子供らしくふにっと柔らかい太腿を押さえ、腹と太腿を触れ合わせ、膝を曲げる。
「……っ、ふ……」
下着と肌着だけを身に付けた祖父の口から音が漏れる。腹を押さえてしまったからだろう。
「左、やりますね」
「ん」
祖父の足を動かして何をしているか? 答えは簡単、ストレッチだ。ずっと動かさずにいると血行が悪くなったりなどの不調が生じるらしい。なので祖父の意思に代わって俺の手で足を曲げている。
「……っ、ふぅ……」
足を付け根から曲げて腹を圧迫すると吐息が漏れる。幼い見た目の彼に艶やかさなんてないのに、雪兎を思い出して陰茎に熱が集まる。
「おい」
「は、はいっ」
まずい、中途半端な勃起に気付かれたか?
「足首も頼む」
「……はい」
胸を撫で下ろし、俺の手の中に収まる小さな足を握り、優しくぐるぐると回して足首をほぐす。ここで一つ注意、俺がしているのは通常のマッサージではないので「気持ちいいですか」なんて聞いてはいけない、祖父は足に何をされているか目で見なければ分からない。
「…………ふわぁ」
祖父が欠伸をし、眠たげな目を俺に向ける。このマッサージで唯一許された言葉を使うのはこのタイミングだ。
「血行よくなってきました?」
「……かもな。お前は手際がいい……まずいな、本当に眠い」
「眠っても構いませんよ」
俺を信用し切っているらしく、祖父は下着と肌着のみの無防備な姿のまま目を閉じた。構わずマッサージを続けていると寝息が聞こえてくる。
「おじい様? ガチ寝ですか?」
声をかけても目を開けない。俺はそっと太腿を撫で、灰色の下着の広い裾口から指を伸ばして尻肉をつつく。
「おぉっ……! すごいハリ、赤ちゃんかよ……いや赤ちゃん触ったことないけど」
不思議と劣情は湧かない。指を抜いて手指を消毒し、祖父の頬をそっとつまむ。
「うわ……! すごい……」
赤子に欲情する趣味がなくても赤子は可愛いと思うだろう? ズーフィリアでなくとも犬猫に触りたいだろう? それと同じだ。
「ぷにぷに~……やっべぇなぁ子供じゃん最高」
まだ下膨れが微かに残る幼い顔に触れるうち、いつの間にか俺の陰茎は萎えていた。
「はぁー……ちょっと吸っていいかな」
ぷるんとした頬に唇を触れさせようとして、寸前で留まる。
「いや、それは流石にユキ様に浮気認定されるか……? うーん……性欲じゃないんだけどな」
悩みながら祖父の横に寝転がり、赤子のようにふわふわな頬に頬擦りをする。この程度なら雪兎も許してくれるだろう。
「…………きもちいい」
指と頬で祖父の頬のぷにぷに赤子触感を楽しみ、癒され、まるで病院のような消毒液の匂いに包まれて眠りに落ちた。
目を覚ますと俺の頭は何かに包まれていた。頭の下には柔らかく細いもの、頭に乗るのは柔らかく軽いもの──対になっている、腕だ。俺は小さな子供に頭を抱き締められている。
「ん……? おじい様……?」
消毒液の匂い。そっと身体を起こすと俺の頭を抱き締めていたのが祖父だということと、俺に肩まで毛布がかけられていたことが分かった。
「おじい様……ありがとうございます」
頭を抱き締められて、毛布をかけられて──孫として認められているのだと実感して頬が緩む。
「……俺、二度寝しちゃいますね」
どうせなら祖父に起こしてもらったりしてみたい。そんな考えの元仕事をサボり、祖父の背に腕を回して眠った。
「……っ、ふ……」
下着と肌着だけを身に付けた祖父の口から音が漏れる。腹を押さえてしまったからだろう。
「左、やりますね」
「ん」
祖父の足を動かして何をしているか? 答えは簡単、ストレッチだ。ずっと動かさずにいると血行が悪くなったりなどの不調が生じるらしい。なので祖父の意思に代わって俺の手で足を曲げている。
「……っ、ふぅ……」
足を付け根から曲げて腹を圧迫すると吐息が漏れる。幼い見た目の彼に艶やかさなんてないのに、雪兎を思い出して陰茎に熱が集まる。
「おい」
「は、はいっ」
まずい、中途半端な勃起に気付かれたか?
「足首も頼む」
「……はい」
胸を撫で下ろし、俺の手の中に収まる小さな足を握り、優しくぐるぐると回して足首をほぐす。ここで一つ注意、俺がしているのは通常のマッサージではないので「気持ちいいですか」なんて聞いてはいけない、祖父は足に何をされているか目で見なければ分からない。
「…………ふわぁ」
祖父が欠伸をし、眠たげな目を俺に向ける。このマッサージで唯一許された言葉を使うのはこのタイミングだ。
「血行よくなってきました?」
「……かもな。お前は手際がいい……まずいな、本当に眠い」
「眠っても構いませんよ」
俺を信用し切っているらしく、祖父は下着と肌着のみの無防備な姿のまま目を閉じた。構わずマッサージを続けていると寝息が聞こえてくる。
「おじい様? ガチ寝ですか?」
声をかけても目を開けない。俺はそっと太腿を撫で、灰色の下着の広い裾口から指を伸ばして尻肉をつつく。
「おぉっ……! すごいハリ、赤ちゃんかよ……いや赤ちゃん触ったことないけど」
不思議と劣情は湧かない。指を抜いて手指を消毒し、祖父の頬をそっとつまむ。
「うわ……! すごい……」
赤子に欲情する趣味がなくても赤子は可愛いと思うだろう? ズーフィリアでなくとも犬猫に触りたいだろう? それと同じだ。
「ぷにぷに~……やっべぇなぁ子供じゃん最高」
まだ下膨れが微かに残る幼い顔に触れるうち、いつの間にか俺の陰茎は萎えていた。
「はぁー……ちょっと吸っていいかな」
ぷるんとした頬に唇を触れさせようとして、寸前で留まる。
「いや、それは流石にユキ様に浮気認定されるか……? うーん……性欲じゃないんだけどな」
悩みながら祖父の横に寝転がり、赤子のようにふわふわな頬に頬擦りをする。この程度なら雪兎も許してくれるだろう。
「…………きもちいい」
指と頬で祖父の頬のぷにぷに赤子触感を楽しみ、癒され、まるで病院のような消毒液の匂いに包まれて眠りに落ちた。
目を覚ますと俺の頭は何かに包まれていた。頭の下には柔らかく細いもの、頭に乗るのは柔らかく軽いもの──対になっている、腕だ。俺は小さな子供に頭を抱き締められている。
「ん……? おじい様……?」
消毒液の匂い。そっと身体を起こすと俺の頭を抱き締めていたのが祖父だということと、俺に肩まで毛布がかけられていたことが分かった。
「おじい様……ありがとうございます」
頭を抱き締められて、毛布をかけられて──孫として認められているのだと実感して頬が緩む。
「……俺、二度寝しちゃいますね」
どうせなら祖父に起こしてもらったりしてみたい。そんな考えの元仕事をサボり、祖父の背に腕を回して眠った。
2
あなたにおすすめの小説
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる