ポチは今日から社長秘書です

ムーン

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使用人体験

たんじょうび、なな

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胸筋と陰茎を強調するように赤いリボンを身体に巻いた。胸の上下に巻いたリボンをなぞられて期待してしまい、尖らせた乳首に白い指先が近付く。

「いやー、どうしよっかなー?」

「……っ、ふ……」

男性らしく骨張っているのに女性らしい滑らかさも持ち合わせている綺麗な指。器用そうな、実際器用なその指が俺の乳首の上でくるくる揺れる。

「ははっ、すごいな真尋ぉ。触らずに指近付けてるだけで乳首ビンッビンになったぞ」

「……うるせぇよ」

「お前の方がうるさくなるけどな」

硬く尖った乳首をより硬い爪で弾かれる。

「ひぁんっ!?」

「イイ声だな。ただでさえ白目広いのに目ぇ見開いて……怖い顔しやがって、ほんっとその目ぇ好きだわ」

「今日は誕生日だから、めちゃくちゃにイかせてやろうと色々考えてきたのに……」

「えー? なら自分をプレゼントにとかしちゃダメだろ、いじめたくなるじゃん」

雪風は優しいプレイはもちろん意地悪な責め方をしてやっても悦ぶが、俺にするのも楽しむ。流石、老若男女問わずSもMも何でもOKと宣言するだけはある。

「……っ、俺は……雪風に、こういうのされるのはっ……」

人差し指の腹で乳輪を擦られ、喘ぎ声を上げるほどではない絶妙な快感を味わう。雪風は身をよじる俺を楽しそうに見下げ、もう片方の手で陰茎に巻いたリボンに触れた。

「うわっ、汁垂らしすぎだろ。リボンびちゃびちゃだぞ」

「うる、さっ……いちいち、言うな。朝からずっと巻いてるんだから仕方ないだろっ」

「あー……そういう顔されるとますます意地悪したくなるなぁ。お前、雪兎とヤる時は演技でも嫌がった方がいいぞ? 痛いの大好きなMって反応楽しめないし」

「……雪兎とお前じゃ趣味が違う」

「拗ねるなよ、いじめてやるから」

ぐしょ濡れのリボン越しに指の腹だけで撫で回され、陰茎に痛みを感じるほどに勃起が酷くなっていく。

「今はっ、そういう、気分じゃ……」

「俺にはいじめられたくないって? 雪兎だったらキャンキャン鳴いて喜ぶくせに。ま、いいけどな。俺は真尋にならいじめられる方が好きだし……でもお前って体鍛えてるからいじめ甲斐あるんだよなぁー」

「……っ、ふ、ぅ……雪風ぇ……」

「そんな情けない顔するなよ、誕生日プレゼントさん? ほーら、そろそろちゃーんとプレゼントもらいたいからさ、準備してくれよ」

雪風は俺に跨ったままベッドに膝立ちになり、腰を浮かせた。俺の乳首と陰茎を弄るのをやめて俺の手を自分の尻に押し付ける。

「ほらぁ……真尋、プレゼント入るようにしてくれ」

自身で尻肉を掴んで割れ目を開いた雪風の後孔を手探りで見つけ、ヒクヒクと収縮している様子を指先だけで楽しむ。

「ん、ん……真尋ぉ、早く中入ってきてくれよ」

穴の縁をこねるように撫でてやると焦れた雪風が腰を揺らす。

「いじめられる方も好きなんだろ?」

「はっ、ぁ…………すき」

雪風の手を尻から離させ、雪風とは違い女性らしさの欠片もない褐色の手で形のいい尻を揉みしだく。

「ぁ、んっ……ん、真尋、真尋ぉ……すき、すき」

割れ目を開き、閉じ、ぱちぱちと小さく湿った音を鳴らす。左右の尻肉が別々に上下するように揉み、割れ目を擦り合わせて遊んでやる。

「ぁんっ、ん、ぁ……はぁっ……」

透明の蜜に濡れた自身の陰茎を扱き始めた雪風の手を掴む。

「…………けち」

「前戯中に自分で始める奴があるかよ。ほら、真面目にほぐしてやるからもうちょい我慢しろ」

股の間を通した右手の中指を挿入してやると雪風はゆっくりと目を閉じた。

「ぁんっ、真尋の指……はぁ、ぁあ……すき。形覚えてる……ん、んん……」

愛おしそうにきゅうっと締め付けて穴が俺の中指の形になっていく。俺はその形を崩すように二本目の指を挿入し、くぱっと穴を拡げてやった。

「ひぁあんっ……! ぁ、ぁあぁ……真尋ぉ、おっきぃの欲しい……」

「ん、もうちょい……いや、そろそろいいかな」

ほぐれきった腸壁に触れているだけでも楽しい。俺は三本の指を挿入して中肉の柔らかさを堪能した。

「もう入れていいぞ。あ、待て、リボンほどく……」

また騎乗位か、と思いつつ陰茎に巻いたリボンをほどこうとすると雪風が先にリボンの端を掴んだ。見えていないだろうに器用にリボンを緩め、俺の陰茎の根元をぎゅっと強く縛ってしまった。

「んんっ……! ゆ、雪風? 何すんだよ」

「俺が俺の誕生日プレゼントに何しようと勝手だろ? 今日はいっぱい注がれるんじゃなくて、パンパンに膨らんだのでいっぱいして欲しい気分なんだよ」

「……俺、何発でもイケるってば」

「ずーっとパンパンがいいんだよ」

リボンをほどくのは許さないとでも言いたげに雪風は俺の両手と恋人繋ぎをして微笑み、腰をゆっくりと落とした。そのまま挿入するだろうと考えていた俺は甘い、雪風は俺の陰茎を入れずに後孔の縁を擦り付けた。
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