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使用人体験
たんじょうびのよくじつ
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誕生日の翌日、今日も雪風は仕事を休みにしたらしいので早起きをして会いに行った。昨日しっかり風呂に入れて髪も乾かして保湿などのケアもしてやって寝かせたから、機嫌よく俺を迎えてくれるはずだ。
「ゆーきーかーぜーっ、ひーくんきちゃったぞー」
ベッドの真ん中にこんもりと膨らみがある。頭まで毛布を被って眠っているらしい。
「雪風ー?」
早朝に起こすのも可哀想かと考えつつ、彼の横に寝転がる。毛布をめくるとあどけない寝顔が見えた。
「……かわいい」
写真を撮り、スマホを置く。腕枕をしてやると雪風は眠っているのにも関わらず俺に抱きつき、俺の胸に顔をうずめた。
「ん……」
抱き返すと微かに声を漏らした。イタズラ心が湧いて雪風の股間を膝で刺激する。
「んっ……ん、ん」
何度か軽く押してやれば、あとは足を動かさなくても雪風が勝手に腰を揺らして擦り付けてくる。
「んっ、ん、ぁ、ん……んっ、ん……」
足に触れる感触が次第に硬くなっていく。抱きついてくれているのは可愛いが、このままでは意識がない間に下着を汚してしまいそうなので雪風から一旦離れる。
「ぅ……? ん…………ろ、こぉ?」
ぽすぽすとベッドを叩き、既に離れている俺を探す雪風は可愛らしいことこの上ない。
「……ひ、ろぉ…………お、て、かな……で」
抵抗しない雪風に開脚させ、下を脱がして勃起してしまっている陰茎を露出させる。
「相変わらずデカいな……使ってねぇくせに。ぁー……むっ」
雪風の陰茎を根元まで咥え、彼の腰に抱きついて頭を上下させる。じゅぷじゅぷと音を立てながら激しくしゃぶってやれば雪風の足も俺に絡みつく。
「んっ、ん、ぁ……は、ぁっ、はぁっ……ぁ……あっ」
亀頭をごりごりと擦り付けさせていた喉奥に精液が放たれた。雪風の陰茎に絡まったり尿道に残ったりしている分を舐め、吸い取り、朝一番の精液を咀嚼しながらベッドに座り直す。
「んぁ……? 真尋ぉ……?」
赤い瞳は既に中途半端に開いており、俺を見つめていた。起きたようなので舌の上で弄んでいた精液を飲んで頬を撫でる。
「おはよ、雪風」
「おはよ……なんか、お前にしゃぶられてる夢見……た…………正夢かよ、このエロガキ」
雪風は服を戻すのも面倒なようで、萎えた陰茎を晒したまま枕元を探る。スマホを見つけて顔の前でロック解除すると目を見開いた。
「五時ぃ!? お前なぁ、俺は今日昼まで寝るって決めてたんだぞ」
「不健康だな」
「こちとら誰かさんのせいで腰と太腿が痛いんだよ」
「そっか……じゃあ負担かけないよう寝バックで」
「ふざけんな! せめてもう五時間寝かせろ……出てけバカ」
朝早く来過ぎたのは分かっているが、五時間は寝過ぎだ。
「二時間くらいだ。それが限度、分かったか?」
「分かった分かった。分かったから出てってくれ、お前の気配感じてるとときめいて寝にくい」
嬉しいことを言ってくれる。昨日は風呂場でぐっすり眠っていたくせに。
「はぁー……暇、だな」
雪兎からビデオ通話がかかってくるのは昼飯前、まだ少し早い。どう暇を潰そうか考えた俺の頭に浮かんだのは祖父の使用人代理という言葉。
「老人は朝早いって言うしな」
無礼な思考を根拠に祖父の元へと向かう。しかし、祖父はベッドでぐっすりと眠っていた。
「なんだ……寝てんのか」
あてが外れたが、どうせ仕事をしなければならないのでここで待つことにした。
「ゆーきーかーぜーっ、ひーくんきちゃったぞー」
ベッドの真ん中にこんもりと膨らみがある。頭まで毛布を被って眠っているらしい。
「雪風ー?」
早朝に起こすのも可哀想かと考えつつ、彼の横に寝転がる。毛布をめくるとあどけない寝顔が見えた。
「……かわいい」
写真を撮り、スマホを置く。腕枕をしてやると雪風は眠っているのにも関わらず俺に抱きつき、俺の胸に顔をうずめた。
「ん……」
抱き返すと微かに声を漏らした。イタズラ心が湧いて雪風の股間を膝で刺激する。
「んっ……ん、ん」
何度か軽く押してやれば、あとは足を動かさなくても雪風が勝手に腰を揺らして擦り付けてくる。
「んっ、ん、ぁ、ん……んっ、ん……」
足に触れる感触が次第に硬くなっていく。抱きついてくれているのは可愛いが、このままでは意識がない間に下着を汚してしまいそうなので雪風から一旦離れる。
「ぅ……? ん…………ろ、こぉ?」
ぽすぽすとベッドを叩き、既に離れている俺を探す雪風は可愛らしいことこの上ない。
「……ひ、ろぉ…………お、て、かな……で」
抵抗しない雪風に開脚させ、下を脱がして勃起してしまっている陰茎を露出させる。
「相変わらずデカいな……使ってねぇくせに。ぁー……むっ」
雪風の陰茎を根元まで咥え、彼の腰に抱きついて頭を上下させる。じゅぷじゅぷと音を立てながら激しくしゃぶってやれば雪風の足も俺に絡みつく。
「んっ、ん、ぁ……は、ぁっ、はぁっ……ぁ……あっ」
亀頭をごりごりと擦り付けさせていた喉奥に精液が放たれた。雪風の陰茎に絡まったり尿道に残ったりしている分を舐め、吸い取り、朝一番の精液を咀嚼しながらベッドに座り直す。
「んぁ……? 真尋ぉ……?」
赤い瞳は既に中途半端に開いており、俺を見つめていた。起きたようなので舌の上で弄んでいた精液を飲んで頬を撫でる。
「おはよ、雪風」
「おはよ……なんか、お前にしゃぶられてる夢見……た…………正夢かよ、このエロガキ」
雪風は服を戻すのも面倒なようで、萎えた陰茎を晒したまま枕元を探る。スマホを見つけて顔の前でロック解除すると目を見開いた。
「五時ぃ!? お前なぁ、俺は今日昼まで寝るって決めてたんだぞ」
「不健康だな」
「こちとら誰かさんのせいで腰と太腿が痛いんだよ」
「そっか……じゃあ負担かけないよう寝バックで」
「ふざけんな! せめてもう五時間寝かせろ……出てけバカ」
朝早く来過ぎたのは分かっているが、五時間は寝過ぎだ。
「二時間くらいだ。それが限度、分かったか?」
「分かった分かった。分かったから出てってくれ、お前の気配感じてるとときめいて寝にくい」
嬉しいことを言ってくれる。昨日は風呂場でぐっすり眠っていたくせに。
「はぁー……暇、だな」
雪兎からビデオ通話がかかってくるのは昼飯前、まだ少し早い。どう暇を潰そうか考えた俺の頭に浮かんだのは祖父の使用人代理という言葉。
「老人は朝早いって言うしな」
無礼な思考を根拠に祖父の元へと向かう。しかし、祖父はベッドでぐっすりと眠っていた。
「なんだ……寝てんのか」
あてが外れたが、どうせ仕事をしなければならないのでここで待つことにした。
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