ポチは今日から社長秘書です

ムーン

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使用人体験

うらのおしごと、ご

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挿入してやると宣言し、一旦床に降りた俺は彼のスラックスと下着を脱がした。ボタンを全て外されたシャツだけを羽織り、机に横たわった姿は背徳的で扇情的だ。

「……美しき肉の宴」

「題名付けんな。お前が妙に俺や雪兎を美術館に飾りたがんの、親父が画家だからなのか?」

「あぁ……どうだろうな」

実父の作品は展示されるようなものでもなければ、彼自身別に美術館に行く人でもなかったし、そういったことを語られたこともない。
やはり雪風自身が美しいから俺は文明人として彼の美しさを収蔵、展示するべきではと考えてしまうのだろう。

「……いや、雪風が美人すぎるから義務感が出るんだ」

「照れること言うなよ……じゃあ、お前そのうち俺を美術館に寄贈しちゃうのか?」

「まさか。俺は義務に反抗するタイプのダメ人間だからな。美しく可愛い美術品を自分だけのもんにしちまうよ」

「えへへ……じゃあ真尋ぉ、所有者だって証拠注いで……」

どんな高名な彫刻家も再現出来なかった完璧な美脚を惜しげもなく開き、腹に触れそうなほど勃った陰茎とパンパンに張った陰嚢、淫らにぷくっと膨れた会陰に、ヒクヒクと物欲しそうに震える後孔を晒す。

「人類至宝の美術品を、大事な大事な俺の恋人を、万が一にも傷付けたら大事だからな。マーキングの前に準備しないと」

雪風の目の前に右手を持ち上げ、中指と薬指をクイクイと動かす。

「あ……! して、準備……! 早く準備してぇっ!」

ただ手を見せただけなのに興奮を加速させた雪風の後孔に指をあてがう。

「は、はやくっ、はやくぅっ……!」

後孔の縁が盛り上がり、吸盤のようにちゅうっと指に吸い付く。しかもヒクヒクと震えているのも伝わってくる。

「焦るなよ」

「ぁんっ……!」

一旦右手を離すとちゅぱっと名残惜しそうな音が聞こえた。淫らな身体を目の前にゾクゾクと寒気に似た興奮を覚えながら、右手中指に唾液を垂らした。

「ちゃんと滑りよくしないと痛いだろ?」

「痛くてもいいからはやくぅ……」

ねっとりと濡れた中指を慎重に挿入する。後孔の吸い付きはもちろん、腸壁も奥へ奥へと誘うようにくねっておりとても挿入しやすかった。

「んっ、ぁ、あ、ぁああっ……真尋っ、真尋の指がぁ……きて、るっ……!」

「痛いのはよくない、ダメだ、分かったか?」

「分かった、分かったからぁっ……! はやく、くちゅくちゅして……」

擬音語を使った幼いおねだりに我を失いかけたが、何とか欲望を抑えて慎重に腸壁を撫で、優しく穴をほぐした。

「は、ぁっ、んぁっ、あぁ……」

「雪風のお望みのくちゅくちゅだぞ、嬉しいか?」

腸壁を指の腹で優しく押し、穴が拡がりやすいようにしていく。俺の唾液と雪風の腸液が混ざった液体がくちゅくちゅと鳴っている。

「んっ……うれ、しぃ……けど、もっと強く……」

「もうちょいほぐれたらな」

「ぅー……んぁっ! ぁあ……は、ぁ……はぁんっ、んん……」

「……ゆっくりでもちゃんと気持ちいいだろ?」

「ぅん……真尋、だいすき」

穏やかな微笑みで俺への全幅の信頼を示してくれた。そんな雪風にするべきことは一つ、その信頼に完璧以上に応えることだ。
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