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夏休み
まいおなほーる、よん
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貞操帯に締め上げられ、歯ブラシで亀頭を真っ赤になるまで磨かれた。そんな亀頭にちゅうちゅうと吸い付かれては、ついさっきまで貞操帯に禁止されていた射精を止めることなど出来ない。
「まひゃっ、出ちゃうぅっ……! ゆきしゃまっ、も。ゆるひてっ、もぉ出ないぃっ……」
「出てるじゃん」
「んぁっ、ぁあぁああっ……! 出ひ、たくっ、にゃいぃっ……」
「ポチが出したい出したい言ってたから出させてあげてるの。だから好きなだけイっていいんだよ」
陰嚢を揉みながらオナホを動かされ、壊れた蛇口のようにびゅるびゅると射精し続ける。もうかなり色は薄まってきているが、まだまだ止まりそうにはない。
「ポチってば本当に絶倫……雪風お腹破裂しちゃうよ」
「イくっ、出りゅぅっ! ぅ、あっ、ぁあぁっ……」
俺の陰茎はすっかり自分の穴の形を覚えてしまった。男に媚び、精液を搾り取る形をしていると知ってしまった。
「ぁ、あっ……ぁ、あぁ、あ……」
「……ん? もうそろそろ限界かな? あーぁベッドぐちゃぐちゃ、バケツとかに跨らせてすればよかったかな」
精嚢も陰嚢も陰茎も精神も限界をとうに超えている。俺は下半身を痙攣させたまま気を失ってしまった。
目が覚めると別の部屋のソファに裸で寝させられていた、かけられていた毛布をまとって起き上がろうとしたが、足に上手く力が入らない。
「あ、ポチ起きた。おはよ」
体がさっぱりとしているが、雪兎が俺を運んで洗って──なんて出来るわけはないし、俺はまた使用人に淫らな身体を見られてしまったのだ。
「おはようございます……」
恥ずかしさに顔を熱くしながら返事をし、とんでもないことに気が付いた。
「え……? あ、あー、あー、あー……こ、声が変っ……?」
「枯れちゃってるねぇ。ごめんね、叫ばせ過ぎちゃったかな」
「い、いえ……」
ガラガラに枯れた醜い声雪兎に聞かせたくない。治るまで話さないようにしよう、そう思っていると雪兎が俺にホットミルクを渡した。
「ちょっと待ってね」
温かいマグカップを持ったまま待つと、今度ははちみつの瓶を持ってきた。スプーン一杯のはちみつをミルクの中に落とし、クルクルと掻き混ぜる。
「美味しいよ」
「……ありがとう、ございます」
笑顔の雪兎に笑顔を返し、温かく甘ったるいホットミルクを飲む。喉に良さそうだ。
「…………ポチ、ごめんね無茶させちゃって」
はちみつ瓶を片付けた雪兎は俺の隣に座り、俺の太腿を遠慮がちに撫でた。
「そこ、軟膏塗っておいたからね」
「ありがとうございます」
陰茎を指されるのに気恥しさを覚え、毛布で隠しながら礼を言う。
「……何も気にする必要はありませんよユキ様、俺はあなたの好き勝手に弄ばれるのが幸せなんです」
「…………後遺症残るまでしないって決めてるの」
「後遺症って……明日には治ってますよ」
「ほんと?」
不安げに首を傾げる雪兎を見て俺は俺の身体を脅す、明日までに元通りに治さなければどうなるか分かっているな……と。
「ええ、治します」
「……ポチは優しいね」
こつん、と頭が二の腕に押し付けられる。
「大好きだよ」
褐色の手の甲に小さな白い手が乗り、指の間に細い指先が入り込んできゅっと握ってくれた。
「まひゃっ、出ちゃうぅっ……! ゆきしゃまっ、も。ゆるひてっ、もぉ出ないぃっ……」
「出てるじゃん」
「んぁっ、ぁあぁああっ……! 出ひ、たくっ、にゃいぃっ……」
「ポチが出したい出したい言ってたから出させてあげてるの。だから好きなだけイっていいんだよ」
陰嚢を揉みながらオナホを動かされ、壊れた蛇口のようにびゅるびゅると射精し続ける。もうかなり色は薄まってきているが、まだまだ止まりそうにはない。
「ポチってば本当に絶倫……雪風お腹破裂しちゃうよ」
「イくっ、出りゅぅっ! ぅ、あっ、ぁあぁっ……」
俺の陰茎はすっかり自分の穴の形を覚えてしまった。男に媚び、精液を搾り取る形をしていると知ってしまった。
「ぁ、あっ……ぁ、あぁ、あ……」
「……ん? もうそろそろ限界かな? あーぁベッドぐちゃぐちゃ、バケツとかに跨らせてすればよかったかな」
精嚢も陰嚢も陰茎も精神も限界をとうに超えている。俺は下半身を痙攣させたまま気を失ってしまった。
目が覚めると別の部屋のソファに裸で寝させられていた、かけられていた毛布をまとって起き上がろうとしたが、足に上手く力が入らない。
「あ、ポチ起きた。おはよ」
体がさっぱりとしているが、雪兎が俺を運んで洗って──なんて出来るわけはないし、俺はまた使用人に淫らな身体を見られてしまったのだ。
「おはようございます……」
恥ずかしさに顔を熱くしながら返事をし、とんでもないことに気が付いた。
「え……? あ、あー、あー、あー……こ、声が変っ……?」
「枯れちゃってるねぇ。ごめんね、叫ばせ過ぎちゃったかな」
「い、いえ……」
ガラガラに枯れた醜い声雪兎に聞かせたくない。治るまで話さないようにしよう、そう思っていると雪兎が俺にホットミルクを渡した。
「ちょっと待ってね」
温かいマグカップを持ったまま待つと、今度ははちみつの瓶を持ってきた。スプーン一杯のはちみつをミルクの中に落とし、クルクルと掻き混ぜる。
「美味しいよ」
「……ありがとう、ございます」
笑顔の雪兎に笑顔を返し、温かく甘ったるいホットミルクを飲む。喉に良さそうだ。
「…………ポチ、ごめんね無茶させちゃって」
はちみつ瓶を片付けた雪兎は俺の隣に座り、俺の太腿を遠慮がちに撫でた。
「そこ、軟膏塗っておいたからね」
「ありがとうございます」
陰茎を指されるのに気恥しさを覚え、毛布で隠しながら礼を言う。
「……何も気にする必要はありませんよユキ様、俺はあなたの好き勝手に弄ばれるのが幸せなんです」
「…………後遺症残るまでしないって決めてるの」
「後遺症って……明日には治ってますよ」
「ほんと?」
不安げに首を傾げる雪兎を見て俺は俺の身体を脅す、明日までに元通りに治さなければどうなるか分かっているな……と。
「ええ、治します」
「……ポチは優しいね」
こつん、と頭が二の腕に押し付けられる。
「大好きだよ」
褐色の手の甲に小さな白い手が乗り、指の間に細い指先が入り込んできゅっと握ってくれた。
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