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夏休み
がまんがまん、じゅうはち
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雪兎が盲導犬と赤信号の話をした時点で、鍵の間違いが故意だったことは確実だ。本当に間違えていたのに計算だったんだからねなんて言い訳をする間抜けさは雪兎にはない。
問題はそれに俺が言及していいのかということ、わざと間違えましたねと言えば雪兎は褒めてくれたのだろうか? いや、雪兎は俺に自分の考えを読んで欲しいわけじゃない、ミスリードにハマった俺を見下したかったに違いない。俺の賢さは犬の範囲を超えてはいけない。
だから、俺は対応を間違えていない。その証拠に雪兎はとても上機嫌だ。間違えていたら鍵を渡してくれなかったはずだ。
「どう? 開きそう?」
「はいっ、鍵入りました!」
「じゃあこっちおいで」
言われるがままに雪兎に着いていくと、雪兎はウッドデッキに腰掛けて俺にコップを投げ渡した。透明のそれに精液を注げと言っているのだ。
「自分でするとこ見せて」
「はいっ!」
ようやく貞操帯を外せる。ようやく痒みに侵された陰茎を刺激してやれる。俺は胸を躍らせながら貞操帯を外した。
「ぅあっ、あぁああっ……!」
金属製のそれが芝生に落ちると同時に陰茎がむくむくと膨らみ、同時に排尿のように精液を溢れさせた。じょぼじょぼと精液らしくない音がコップから響いてくる。
「はっ、はっ、ぁ、あぁー……」
「ふふっ、すっごい間抜けヅラ。イケメンさんが台無しだよー?」
「しゃ、せぇ……気持ちぃ、すっきりしてっ……ぁ、は、ぁああん……」
「んー、頭悪そうな表情とセリフ、たまんないねぇ」
とろんと蕩けてしまった瞳は雪兎の楽しげな顔だけはハッキリと映し、俺の口角を吊り上げさせた。雪兎を楽しませているという実感が自信と興奮に繋がる。
「ユキ様ぁっ、もっと見て、俺を見てくださいぃ……」
俺は膝立ちをやめて芝生に足の裏だけをつけ、曲げた足を大きく開いた。上半身を反らせば俺の身体の部位で最も目立つのが陰茎になってしまう体勢だ。
「……体幹すごいね。普通その足の角度なら後ろに手ついちゃうよ。もしかしてそのまま扱けたりする?」
「はいっ、ユキ様がご覧になりたいのでしたら喜んで!」
俺は左手を太腿に置いてバランスを取りつつ、右手で陰茎を扱いて痒みの解消と同時に快感を得て、それによる嬌声と間抜けな表情で雪兎を楽しませた。
「はっ、ぁ、あぁあーっ! イくっ、出るっ、また出ますユキ様ぁっ! ぁ、あぁっ……手止めらんないっ、気持ちぃっ、ユキ様に見られながらシコんの最高ぉっ!」
「……バカ犬」
ウッドデッキに腰掛けて足をぷらぷらと揺らしながら、俺の痴態を眺める雪兎は確かに楽しそうな笑顔を浮かべていた。
問題はそれに俺が言及していいのかということ、わざと間違えましたねと言えば雪兎は褒めてくれたのだろうか? いや、雪兎は俺に自分の考えを読んで欲しいわけじゃない、ミスリードにハマった俺を見下したかったに違いない。俺の賢さは犬の範囲を超えてはいけない。
だから、俺は対応を間違えていない。その証拠に雪兎はとても上機嫌だ。間違えていたら鍵を渡してくれなかったはずだ。
「どう? 開きそう?」
「はいっ、鍵入りました!」
「じゃあこっちおいで」
言われるがままに雪兎に着いていくと、雪兎はウッドデッキに腰掛けて俺にコップを投げ渡した。透明のそれに精液を注げと言っているのだ。
「自分でするとこ見せて」
「はいっ!」
ようやく貞操帯を外せる。ようやく痒みに侵された陰茎を刺激してやれる。俺は胸を躍らせながら貞操帯を外した。
「ぅあっ、あぁああっ……!」
金属製のそれが芝生に落ちると同時に陰茎がむくむくと膨らみ、同時に排尿のように精液を溢れさせた。じょぼじょぼと精液らしくない音がコップから響いてくる。
「はっ、はっ、ぁ、あぁー……」
「ふふっ、すっごい間抜けヅラ。イケメンさんが台無しだよー?」
「しゃ、せぇ……気持ちぃ、すっきりしてっ……ぁ、は、ぁああん……」
「んー、頭悪そうな表情とセリフ、たまんないねぇ」
とろんと蕩けてしまった瞳は雪兎の楽しげな顔だけはハッキリと映し、俺の口角を吊り上げさせた。雪兎を楽しませているという実感が自信と興奮に繋がる。
「ユキ様ぁっ、もっと見て、俺を見てくださいぃ……」
俺は膝立ちをやめて芝生に足の裏だけをつけ、曲げた足を大きく開いた。上半身を反らせば俺の身体の部位で最も目立つのが陰茎になってしまう体勢だ。
「……体幹すごいね。普通その足の角度なら後ろに手ついちゃうよ。もしかしてそのまま扱けたりする?」
「はいっ、ユキ様がご覧になりたいのでしたら喜んで!」
俺は左手を太腿に置いてバランスを取りつつ、右手で陰茎を扱いて痒みの解消と同時に快感を得て、それによる嬌声と間抜けな表情で雪兎を楽しませた。
「はっ、ぁ、あぁあーっ! イくっ、出るっ、また出ますユキ様ぁっ! ぁ、あぁっ……手止めらんないっ、気持ちぃっ、ユキ様に見られながらシコんの最高ぉっ!」
「……バカ犬」
ウッドデッキに腰掛けて足をぷらぷらと揺らしながら、俺の痴態を眺める雪兎は確かに楽しそうな笑顔を浮かべていた。
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